川のゴミを無くすために・・・・ [2014年12月17日(Wed)]
荒川クリーンエイドは活動21年目を迎えています。
当初は、「活動10年、20年でゴミが無くなり、活動を終えることが目標」であったと、 立ち上げ時から関わる方々から耳にします。 拾い続けても無くならないゴミ 20年拾い続けてもなくならないゴミ。 拾っても、拾っても、また別の場所から流れ着いて水際に漂着してしまっているからです。 |
もちろん、年に一度でも数年間継続して活動を続けると、
以前から堆積していたゴミは無くなり、新たに漂着したものだけとなり、 比較的きれいなっているところはたくさんあります! (はじめてのクリーンエイド実施前)⇒4年間クリーンエイド継続⇒(4年後の実施前) ずいぶん減ったことがおわかりいただけるでしょうか。 しかし!これらのゴミはボランティアで拾い続けているだけで良いのでしょうか? 川ゴミを根本から減らす方法はないのでしょうか? 根本からの解決を目指すステップにきていると感じています。 川ゴミ問題の根本解決を! では、この流れ着いているゴミの根本は何でしょう? 荒川で目立って拾われるゴミの多くは、ペットボトル、食品のポリ袋、 プラスチック容器、発泡スチロール、飲料缶など 私たちの日頃利用している生活系のゴミです。 これら生活系ゴミがきちんと回収に回らず、道端や支流付近、 用水路などから支川、荒川へと流れ着いたものと思われます。 あるいは河川敷利用の際にどこかに放置されたものかもしれません。 私たちの生活から出るゴミの一部が川に入っているといえます。 だから、このような生活系のゴミが荒川で無くなるには、 私たちの日頃の生活からゴミを少なくすることを考えていく必要があります。 人・生活・社会が変わると、ゴミは減る! 例えば、荒川で拾われたレジ袋は、一部スーパー等での有料化の動きに合わせ、 2008年をピークに最近は減少傾向も見られます。 タバコの吸殻の回収数は20年間で激減しました。 私たちの生活が変われば、荒川のゴミも減っていくのです! (グラフをクリックすると拡大表示します) 連携して解決をめざす 荒川クリーンエイド・フォーラムでは、多くの方にこの川ゴミの状況を知っていただき、 共にゴミが少ない生活を目指していきたいと思っています。 森から街・川そして海へとつながる流域全体としてゴミを少なくする方策を! そして荒川だけでなく、全国どの河川でも流域全体でゴミを少なくする方策を、 多くの方々と共に考え、その対策に向かうべき時期となっています! 荒川クリーンエイド・フォーラムでは、全国川ごみネットワークとして、 全国の河川関連の市民団体と連携して、川ごみの課題の解決に向かうことを 目指して動きはじめました。 2015年1月23,24日には「第1回川ごみサミット」として東京都内で、 産官学の関係者が集まり、まずは川ゴミの課題を共有しあうことからスタートします。 ★川ごみサミットについてはこちら⇒ http://www.cleanaid.jp/news/archives/2014/11/kawagomi_summit2014.html さあ、みんなで、できることから始めて、ゴミのない未来を目指しませんか。 (いとう) ----------------------------------------------------------------------- ★荒川クリーンエイド(ゴミ拾い活動)に参加するには >> http://www.cleanaid.jp/repeat ☆寄付するには >> http://www.cleanaid.jp/acaf/prof/member/kazashite ◆荒川クリーンエイド・フォーラム トップページ >> http://www.cleanaid.jp/ ----------------------------------------------------------------------- |