荒クリ20周年記事の第2弾は、1996年発行の 『荒川粗大ゴミマップ』 から!
荒川下流マップと共に、回収された粗大ゴミの写真とデータが紹介されています。
当時、どんな粗大ゴミが回収されていたのでしょう。 さっそく中身を見てみましょう。
1996年の粗大ゴミ回収数を、2012年の結果と比べてみると・・・
1996年 2012年
1位 タイヤ(261) プラスチックケース・カゴ(139)
2位 建築廃材(92) タイヤ(129)
3位 バイク(85) 木材・角材(114)
4位 自転車(84) 傘(100)
5位 ふとん(51) 自転車・三輪車(61)
(数字は回収数)
1996年にはなかったプラスチックケース・カゴが、
荒川で最も多い粗大ゴミに躍り上がりました。
この20年に、プラスチック製品が私たちの生活の中に入り込んできた
象徴ともいえます。
タイヤは、20年経ってもなくならないゴミです。
自転車やバイクもまだまだ多いゴミです。
最近では見ることが少なくなった大型粗大ゴミと、工事関係のゴミを
見てみましょう。
1996年 2012年
建築廃材 92 54(建築工事資材)
鉄パイプ 44 - (上記にカウント)
家具 32 17
ドラム缶 16 5
エアコン 13 7
自動車 10 -
フェンス 10 -
(数字は回収数)
工事によるゴミは、今よりもかなり多かったようです。
家具や家電など一般の不法投棄も、今よりも多かったようですね。
何よりも驚くのは、自動車本体です。
堤防の上に投棄された様子が写真に残っています。
20年前に比べると、大型の粗大ゴミはかなり減ったようです。
拾い続けた成果であると同時に、ゴミを捨てにくい環境が少しずつ
広がって来ているのだとよいですね。 (星)