H24年度合同研修会[2012年11月26日(Mon)]
11月18日(日)、
育成会と福祉協会の
合同研修会が開催されました。
今年のテーマは
「障害者虐待防止法と高齢化」
青森県福祉協会の分枝会長のごあいさつです。
前半は
県運営適正化委員会の
葛西裕美氏による
「虐待防止法の意義とそのあり方」
の講演をお願いしました。
今月は毎週どこかでお会いしています。
この日も権利擁護大会のお知らせもしていただきました。
もう500名以上のお申し込みがあったそうです。
運営適正化委員会の手続きの流れから
県内の相談内容、
虐待防止法の概要、
過去の虐待事件など
幅広くわかりやすくお話しいただきました。
閉鎖的な環境が虐待につながりやすくなることもあるので、
施設も保護者もオープンな環境を一緒につくり、
さらに本人が意思決定できるような支援の取り組みを
していくことが大切ということでした。
そして午後からはシンポジウム
「親の高齢化、本人の高齢化」
知的障害者施設の立場からは
弘前市の拓光園の工藤施設長、
保護者の立場からは
青森県育成会の幾田会長、
高齢者施設の立場からは
三戸町の特別養護老人ホーム 長老園の
尾崎施設長から
それぞれ取り組みや意見などの発表をいただきました。
会場の意見で多かったのが
介護福祉サービスと障害福祉サービスを
それぞれが同じ場所で利用しながら
高齢の親と本人が一緒に住める場所がほしいということ。
共生型グループホームのような暮らし方や
自宅を改築したグループホームの設置基準を緩くしてほしいなど
親の熱い思いで活発な意見交換がされ、
この日初雪の降った青森市でしたが、
会場は熱気にあふれ、有意義な研修会でした。