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思いやり週間に寄せて〜思いを形にして伝える(全校朝会にて) [2019年05月30日(Thu)]
本校では、5月27日(月)から5月31日(金)まで、思いやり週間と名付けて、「@人権について知る活動 A人権に関する授業実践 B保護者への取り組み紹介 C職員のミニ人権学習」を実施しています。
 早速この思いやり週間を前に、24日(金)の学年集会で、各学年で人権についての講話やアイスブレーキングなどの活動を行いました。どの学年も、それぞれの講話の内容など工夫して実施していました。4年生の学年集会の場に行った時、ちょうど3人グループを作る活動をしていて、一組だけ2人組にしか出来なかったようで、担任のK先生がすぐ「校長先生いいですか」とその二人組の子どもに加わって3人グループを作って座りました。K先生は「今の様子を見て気がついたことがありますか」と、とっさの出来事を例に「思いやり」について子供たちに気付かせていました。

さて、翌週27日(月)は全校朝会での、思いやり週間についての講話です。思いやり週間は人権について考える週間ですが、子供たちにまず身近なところで、青葉小の子供たち同士のことについて考えさせようと思い、次のようなことを話したところでした。

全校朝会(思いやりの心〜思いを形にする)
1 今回のテーマ「思いやりの心〜思いを形にする」
 〇「思いやりの心」
   この言葉には,「相手のことを思う」という意味があります。友達や周りの人が置かれているその状況で,相手がどんな思いをしているか推し量るということです。それは,自分中心でなく,友達の立場に立って考えると言うことですね。友達の立場になって考えるということは,「何か困っているかもしれないなぁ。大変な思いをしているかもしれないなぁ」と想像することです。
 「思いやり」というのは,相手の立場に立って想像するだけで終わる事ではありません。こまっているかなぁだけで終わるのでなく,実際に,相手のために動くことです。「相手への思いを形にすること」です。

〇 うれしかった出来事
   そんな行動を皆さんがよくやっているのを見かけます。先月の登校途中のことでした。校長先生が朝の登校指導をしていたときのことです。ある友達が、南門近くを歩いているとき、転んでしまい、あまりにも痛くて、泣き出してしまったようです。同じ時間帯に登校していたお友だちが何人か、すぐ駆け寄って行って、「大丈夫?」「痛い?」と声を掛けていました。ある男の子は、横断歩道前で登校指導していた校長先生のところまで走ってきて、知らせてくれました。「校長先生、倒れて、立ち上がれないみたいです。」何とか助けてあげてくださいという気持ちで教えてくれたのです。その後、その倒れた友達は何とか立ち上がりましたが、それでもひざが痛くて泣き続けています。そんな時、周りにいた友達が、ランドセルや他の道具をもって、学校まで励ましながら登校していく姿を見ました。校長先生は,その姿を見て,とてもうれしくなりました。友達や下級生の気持ちになって,声を掛けたり・助けを求めたり・道具をもってあげて登校するその姿に,校長先生の心もあったかくなりました。校長先生にも小学校の時、高学年のお兄さん達からとても親切に嬉しいことをされた記憶があります。そのお兄さんたちのことは大人になった今でも覚えています。   
〇 「思いやりの心〜相手の立場に立って,相手への思いを形にする」
 みなさんも,友達や下級生,青葉小学校で一緒に生活している仲間として,「相手のことを考え,相手のために行動できる人」になってほしいと思います。今日27日(月)から31日(金)までは「第1回目の思いやり週間」です。思いやり。自分の思いを友達の立場に立って届ける。そんなことに気を付けて過ごしましょう。
 「ありがとう 伝えて広がる思いやり 言われて開く笑顔の花」この人権の花運動の標語のように「笑顔の花」をたくさん咲かせましょう。

「青葉の子らに 他者の痛みが分かり 心豊かな優しき子に成長して欲しいと願いつつ 今日も子らの笑顔に 幸せの花開く青葉小かな」

5.27思いやり週間掲示 002.JPG
Posted by 青葉小学校 at 00:00 | 職員室より | この記事のURL | コメント(0)
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