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組織基盤強化◇こどもサポートふらの(2023年度B) [2024年03月25日(Mon)]
まいどお世話になっております。あの屋でございます。
やっと春の陽気が感じられるようになりましたね。
先週の金曜日は、NPO法人大雪山自然学校が運営する企業主導型保育園
キトウシこどもの森の卒園式がありました。
この季節にしてはとても寒かったのですが、良いお天気。

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気持ちの良い青空の下の卒園式は、とても素敵でした。
みんな、おめでとう!



そして、先週の月曜日ですが、こどもサポートふらのさんの研修日でした。

今年度、組織基盤強化研修として、全5回の研修を設定。
1月と、先週が最終回の5回目でした。
(前回の報告記事はコチラ

1月、4回目のテーマは、「寄付とボランティア」。
これもあの屋にとっては、研修の定番、かなぁ。
最近は、あまり”ファンドレイザー”という肩書で、
講演や企画をするような機会がなくなってしまったので、
団体さん向けに行うのは久しぶりだったかもしれません。

今回は、能登半島地震が発生した後だったということもあり、
災害時の寄付や支援活動についてもお話しました。

発災から数週間というこの時期は、どうしても情報過多になり、
寄付や支援活動に対して、良いイメージも、悪い印象も錯綜しがち。
なにか行動したいと思うのであれば、それぞれの知識や経験、価値観に基づいて、
情報を収集したり、活動に携わることが、
被災地にとって必ず一助になる、そう信じて行動することが大事ですね。


そして、最終回のテーマは、「事業評価 入門編

そもそも『評価』とは?というお話から、ロジックモデル体験の時間に。
ロジックモデルが好きかどうかは別として、昨今の状況を鑑みると、
ここでやってみよう!時間をつくっておいた方が良いかなと。

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結構難しく考えちゃったかも?
もうちょっとワイワイやれる工夫をしたかったな


そして、まとめの時間ももらいました。

 わたしたちは 、なぜ 『 ここ 』で活動しているのか?
 そして『 ここ 』は一体どういう場所なのか? 
 あらためて、「社会のために何か役に立ちたい」と考え行動すること、
 そして、行動する人たちを支える仕組みについて知ることで、
 今後の活動や、自分自身の生活に活かせるようになりましょう!


というのが、この5回の研修のゴールでした。
まとめとしてお話したのが、「社会モデル」「合理的配慮」のこと。

環境が変われば、障害も差別も生じない

環境を変える方法、それは法制化かもしれないし、一瞬の気付きかもしれない。
物理的なことでしか変えられないかもしれないし、人間関係のことのみかもしれない。

多様な価値観を認め合おうと、多くの人が訴える世の中ですが、
その多様な価値観を包括していくのは、そんなに簡単なことではありません。
でも、皆さん自身もそうですし、活動の上でも、
子どもたちや、その親御さんとの関わる機会の多いこサポの皆さんだからこそ、
知っておいてもらいたい大事な視点だと思います。

今回、年間を通して訪問と研修の機会をいただき、本当にありがとうございました。
皆さんの感想なども聞きたかったなぁ。
こちらはまた次の機会に!

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こういった”付箋&模造紙”のワークショップも久しぶり
後半は、同行していた若君がひっついて離れなくなりました(笑)


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3/23 今年始めての発熱。でも超元気
お買い物に付き合ってもらい立ち寄ったラーメン村にて

Posted by ayano sato at 13:55
すべての人に結婚の自由を〜SDGsから見えない社会課題 [2024年03月18日(Mon)]
まいどお世話になっております。あの屋でございます。
やっと春が近づいてきたかな?と思えるような気候になってきましたね。
本日はこどもサポートふらのさんの組織基盤強化研修、最終回。
今回のテーマは、事業評価・入門編。ロジックモデルの体験会としました。
最後ということで、うちの若君も同行。久しぶりの訪問となりました。
こちらの報告はまた次回に。

そして、中富良野からそのまま旭川駅に向かい、剣淵町でのお仕事のために来旭していた
NPO法人全国移動サービスネットワーク伊藤みどりさんと再会。
いつ以来??本当に久しぶりで、とても嬉しかったです。


さて、先週の木曜日、14日に全国を駆け巡った札幌高等裁判所での判決。
報道等で目にされた方も多いと思います。

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3/15の北海道新聞(1面)



正直なところ、この問題に『ちゃんと』関心を持てたのは、つい最近でした。


札幌高等裁判所は、
憲法では同性どうしも異性間と同程度に婚姻の自由を保障している
という踏み込んだ判断を示した上で、現在の民法などの規定は違憲であると判断しました。


「結婚の自由をすべての人に」訴訟が始まったのは、2019年2月14日。
札幌、東京、名古屋、大阪、福岡での裁判が続いており、
高裁での判決は、札幌が最初です。

人と人との間の自由な結びつきとしての婚姻についても定める趣旨を含むもの
同性間の婚姻についても異性間の場合と同じ程度に保障していると考えるのが相当

同性愛者は婚姻による社会生活上の制度の保障を受けられておらず
著しい不利益を受けアイデンティティーの喪失感を抱くなど
個人の尊厳を成す人格が損なわれる事態になっている。
同性愛者に対して婚姻を許していないことは合理的な根拠を欠く差別的な扱い

婚姻の自由を保障した憲法第24条1項、法の下の平等を定めた憲法14条1項、
それぞれについて「違憲」状態であるという判決です。

同性間の婚姻を定めることは国民に意見や評価の統一を求めることを意味しない。
根源的には個人の尊厳に関わる事柄である

という言葉に頷くしかありません。

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3/15の北海道新聞(社会面)



SDGsについて、企業も行政もメディアも越えて、様々な人が語り、
小学校の授業にまで登場するようになった昨今。
その発信の裏に、”取り残されている”と感じている当事者の視点は、
どれだけあるでしょうか?

SDGsが国連で採択された時、当時の国連事務総長は、
LGBTはSDGsのすべての項目に関わる問題であり、
『誰も置き去りにしない』というSDGsのモットーに含まれている

と述べました。
しかしながら、17の目標と169のゴールに明記されていないと、
気が付かない人の方が多いのが現実です。

そして、私もその一人だったことに、気付かされました。
「事実婚でもいいじゃないか」という声もあるかもしれません。
以前は、私も深く考えずに、そう感じながら、裁判の報道を見ていた気がします。
でも、それは「いつでも婚姻ができる」という立場、
婚姻の自由が守られている状況からの発想にすぎない。
原告の皆さんとの出会いがなければ、気付けなかったことだと思います。

多くの企業や行政が、SDGsを掲げ、何かしようと右往左往し始めた昨今。
常に『制度の谷間』と向かい合っていたNPOは、
やはり『SDGsの谷間』に気づき、向き合わなければならないのではないか。

世界の20%にあたる29の国・地域では、同性婚が認められています。
子どもを持ち育てるという選択も、法的に承認されている国が多いです。
G7の中で、国レベルでの法的保障がないのは、日本だけです。
一方で、同性間の合意に基づく性行為は犯罪とする国は、69ヶ国あります。
死刑となる国もあります。
それが、SDGsを掲げつつも、性的マイノリティの課題を明記できない世界の現実です。

札幌高裁においては、国に対し、
同性婚について異性婚と同じ婚姻制度を適用することを含め
早急に議論し対応することが望まれる
と強く促しました。

この裁判が、原告の納得のいく形で、1日も早く終結すること。
そして、法整備だけでなく、多様性を認めようというならば、
”変化”を受け入れることに、柔軟であるような社会になることを望みます。

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知識ゼロ。まずこの本からスタートしました。
「図解でわかる 14歳からのLGBTQ+」社会応援ネットワーク著


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3/16の緑道


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日曜日、おばあちゃんと雪道さんぽ

Posted by ayano sato at 21:25
4750日目 大きな震災を経た年の14年目 [2024年03月11日(Mon)]
2024年1月1日。
新年の、和やかな家族との団らんの夕方に鳴り響いた緊急速報と津波警報

「新年早々、こんなことが」という言葉が交わされる反面、
1月1日だったからこそ、家族や親戚が一緒に過ごしている家庭も多く、
離れ離れになったまま、再開できない
家族を探して避難所をまわる
という『悲劇』が少しでも少なかったのではないか、ということが
私の心の中では、救いでもありました。

旭川に戻ってから、大きな災害が起きるたびに
SNSで交わされる言葉に、少しだけ胸が痛むようになり
毎年のように起こる自然災害を目にするたびに
Facebookへの投稿頻度は減り、
1月1日の震災を受けて、Facebookへの投稿はやめました。

現場に駆けつける、支援活動に参戦する、
今の生活を放り出してしまえば、可能と言えるだけの人脈はあれど
そんなことができない不甲斐なさ。

3県に3万軒作られた復興住宅。高齢化が進み、限界集落化しつつある。
今もなお、避難者として生活をしている人は3万人。この数年、数字は変わらない。
沿岸にそびえ立つ大きな壁と、一面土色の景色に
人の営みや自然の偉大さやぬくもりは感じにくい
復興という言葉の難しさを噛みしめる日々。

せめて、彼の地を思う日に

今年こそ、再来訪と再会を

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2020年3月石巻の空

Posted by ayano sato at 10:08
ごく小さなお金の『循環』をつくりたい [2024年03月04日(Mon)]
まいどお世話になっております。あの屋でございます。
長年使い続けたキーボードが寿命を迎えて、別のメーカーのものに変えて1ヶ月。
まだ慣れなくて、タイプミスが多いのが、どうにもモヤっとしております。
配列が大きく違うわけでもないのに、なんでなのかなぁ。
そのうち慣れるでしょうか…(その前に、元メーカーに戻すか?苦笑)

さてさて、3月に入ったというのに、ずいぶんと雪が降るし、寒いですね。
先週土曜日は、久しぶりに鷹栖町へ。
行くのやめようかなと、直前・最中でも悩むほどのお天気でしたが、
なんとか無事に行って帰ってこれましたあせあせ(飛び散る汗)

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本日の緑道。今日もなかなかのお天気ですね。
これを書いているときはお天気になってきました



さてさて。今日は本当に小さいつぶやきです。

地域の中でお金を『循環』させるしくみをつくる、というのは、
あの屋にとって長年の活動目標でもあるのですが、
もっともっと小さな単位での『循環』もさせたいというのも、最近の野望でした。

市民活動の団体さんは、どこもかしこも小銭持ちではないですか?
少なくとも、私が関わったところは、気づけは小銭がいっぱいというところが多かったです。
顔と顔を合わせるお付き合いは、現金のやり取りも多いもの(苦笑)
昨今の銀行事情により、硬貨の預け入れに手数料がかかるようになり、
募金箱の硬貨をどうする?というような話も聞こえてきます。

一方で、銀行の窓口が年々減少し、キャッシュレス決済が進むにつれて、
両替の手数料も値上がりしたり、なかなか手間もかかるものになりました。

というわけで、なんとかこの2者をマッチングできたら良いのになぁ、というのが、
本当に小さな野望の全貌です(笑)

むしろ、やろうと思えばすぐに出来るんですけどね。
やっと”三和緑道商店会・両替所”を開設することにしました。

うまいことお金が『循環』するといいなぁ。


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そういえば、今年も冬まつりに行ってきました


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ライトアップと爆音の音楽が気になって、じーっと見ていました


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そういえば、新庁舎の展望フロアにも行ってきました
16時を過ぎると高校生でいっぱいになります(苦笑)


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旭橋の椅子と石狩川のテーブル。これはとてもきれい
でも、やっぱりお金がかかり過ぎな新庁舎にモヤっとします


Posted by ayano sato at 11:47
あの屋のこと

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土・日・祝日おやすみ
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