助成メニューとしての『組織診断』 [2023年02月27日(Mon)]
まいどお世話になっております。あの屋でございます。
昨日の演奏会の疲れが残っていて、気だるくねむーい1日になりそうです。 仕事の疲れとは違うからだの痛みとだるさは、心地よいものでもありますよね。 今朝はだいぶしばれました。今日は車がズルズル。 これで、日中はプラス気温になるそうなので、 また道路は、ツルツル、ガリガリ、ザクザクになりそうです。 本日の緑道。 さて、先週は祝日もあり、演奏会の準備もありで、慌ただしい1週間だったのですが、 そんな中、北海道NPOファンドのご依頼で、 3団体と組織診断のヒアリングを行いました。 組織診断は、組織基盤強化を目的としたまちのプロジェクト基金立ち上げの際に、 エントリー団体向けのメニューとして作ったものでした。 その後の活用方法については、色々と意見交換する機会もありましたが、 今回は複数年度助成の採択団体を対象に行うことになりました。 組織診断については、活用方法は様々ですが、 1つの大きな目的として 『団体や活動を、立ち止まり、振り返り見直す作業』 と説明しています。 その上で、こんなポイントを理解しておいてくださいね、とも。 NPOの抱える問題や課題を抽出するプロセス 順位や優劣をつけるものではなく、組織の認知のため。 事業の成果の〇・×ではない。組織の〇・×でもない。 結果は組織が自身ために利用するもの。 評価=事実特定+価値判断 、社会の改善活動(Scriven) ただ、これまでも若干モヤモヤと悩んできたのが、 ”助成メニューとしての『組織診断』”は、どんなもんなのだろうか? ということ。 組織基盤強化への意識がある団体の場合は、導入部の良いツールになると思います。 なので、まちのプロジェクト基金との親和性はOK。 でも、そういう時期ではない、意識がない、ニーズがない状況で、 資金提供者側が用意するメニューとしては、ちょっと無理があるのかな? というのが、今回3団体のヒアリングを行っての正直な感想でした。 助成する側としては、申請書類や事業打ち合わせで知る・見るものとは、 また異なる側面を知ることができる機会になるかもしれませんが、 第三者的立場の診断者として、2時間だけのお付き合いとなる身としては、 なんともモヤっとする場面もありました。 うーん、もしかしたら助成事業の後半なら。 今後の事業継続についてどうするか、 組織としてどのように取り組むかを検討する時期なんかに行う方が、 団体さんにとっては、より活用できるのかな?とも感じました。 助成期間を使って、組織基盤強化するのか。 助成期間の後半で、事業と組織を継続していくために、組織基盤強化をするのか。 うーん、助成メニューを考える立場としては、悩ましいところかも。 そして、今回のヒアリングは3団体とも、NPO法人&任意団体ではない、ということで、 JCNEでの組織評価を含め、私自身初めての体験となりました。 組織診断もいいのですが、私としては助成対象となった事業の経緯や、 団体の皆さんのバックグラウンドが気になってしょうがない。 聞きたいところを耐え堪える時間でした(笑) そして、やっぱり初めましての団体さんとのオンラインヒアリングは、苦手。。。 オンラインの価値は存分にわかっているのですが、 やはりリアルが可能な範囲でお仕事できるのが、いまのあの屋にとっては理想です。 リアルでお会いできる機会があることを、期待しつつ、 まずは診断レポートの作成をがんばります! 23日、層雲峡の黒岳ロープウェイ乗車。 電車もバスも船も乗ったことないのに、ロープウェイは2か所目の若。 クリスタルホールの『母子室』に初潜入。 防音ではないそうで、あまり居心地の良い空間ではないかも。 『母子室』から見るステージは、良い感じでした。 次は、ホールに座って聴いてもらえるといいな。 |
Posted by
ayano sato
at 11:58