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誰一人取り残さない地域社会の創造のために、必要なもの [2023年12月04日(Mon)]
まいどお世話になっております。あの屋でございます。
今朝は、道路がツルツル!
ブレーキが効かなくて、歩道の雪に突っ込んだら、抜け出せなくなって、
近くの営業所(潟Rロナでした)の方々や、通りがかった方が助けてくれました。
ありがとうございました。気をつけます。気をつけましょう。

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本日の緑道。良いお天気。


さて、11月はなにかと研修三昧な1ヶ月でしたが、
道庁などが主催の「人権教育指導者研修会」にも参加しました。
11月24日は上川会場はクリスタルホールにて、リアル参加。
12月1日の札幌会場は、オンライン参加。

共通テーマとして『誰一人取り残さない地域社会の創造』という、
大変ざっくりとした大きなテーマが設定されており、
上川会場では『子どもの人権と居場所づくり』、
札幌会場では『LGBTQと人権』という、2会場でまったく異なる課題でしたが、
いずれも学校・教育現場が大きく関わり、
影響が大きい課題であることが、あらためてわかりました。

研修の詳細・チラシはこちらからご覧いただけます。

リアル会場では、会場全体でのワークショップや意見交換の時間もありましたが、
話題提供と鼎談は、オンライン配信があり、
参加者は様々でしたが、学校・教育・福祉関係者がメイン。

そもそもの参加対象者の設定が、そのようになっていたのですが、
企業関係の人も居たら良いのになぁと思える内容でした。
誰一人取り残さない地域社会は、『はたらくひと』の参加なしには創造できません。
まずは、こういった分断をなくして欲しいなと切実に思ってしまいました。

上川会場の登壇者の面々は、あの屋にとってはおなじみの方ばかりですが、
意外なコラボレーションが見れて嬉しかったです。

子ども食堂は、子どもとは繋がりやすいけれど、親の顔が見えにくい。
子どもにとってはアクセスしやすいけれど、
困難を抱える子どもの対応をするためには、知識も力(権限)も弱い。

重篤なケースについては、専門家が対応すること。
軽度なケースや予防は市民団体でもできる。

権限という名のもとに、個人情報という名のもとに、
次の支援のステップを進むことができない。
子育て家庭の課題を、市民はどこまで受け止めることができるのか。

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久しぶりの『清水節』。いつもながら勉強になります!


上川会場はリアル参加だったので、ワークショップにも参加。
子どもの権利を具体化する手段として「子どもの居場所」を作り上げていくこと。
じゃあ、「子どもの居場所」ってなに?というのがワークショップのテーマでした。
自分自身が社会の中でどういう役割をもって、この課題に取り組めるか、
という点までもっていけなかったのは残念。
自分たちの子ども時代の懐かしい話が盛り上がってしまうのも、
まぁ仕方がないけれど、もっとしっかり深掘りしたかったですね。


札幌会場の方は、あの屋にとっては、新たなつながりとまだまだ経験が足りてない分野。
あらためて、若年層やその周りの大人へのアプローチが重要ことに気付かされました。

恋愛という話題が増えたり、性自認のタイミングは、
学生時代でのことが多く、子どもにとって、学校は『社会』そのもの。
特に、唯一関わる大人である教師や学校関係者の方から発せられる
無意識・無自覚・無知による言葉に悩み、傷つき、
心を閉ざしてしまうことは、少なくありません。

進行の方から、「現場の先生方を責めるつもりは無いのですが」
という言葉が何度も出てきたことも印象的でした。

日本では、ダイバシティだ!多様性だ!と叫ばれ始めて久しいですが、
実現してきていることを体感する機会は、驚くほど少ないと思います。
それは、インクルージョンが出来ていないからではないでしょうか。
多様性を認める、自分とは異なるタイプの人が居ることは理解できても、
そもそも「自分のまわりにそんな人はいない」と思ってしまっていませんか。

よく、性的マイノリティの方の人数や、(手帳の有無を問わない)障害を持つ人の数が、
左利きの人の人数と同じというような例を出すこともあります。
左利きの人と一緒に食事をする、制作活動をする、旅行をする、
どんな配慮があると気持ちよい時間を作れるか、考えたことありますか?
そんな配慮なんて考えなくても、当たり前のことなんだから、という人も多いかも?
でも、実はいろいろ不便であったり(右手を怪我したときに、感じるあれです、あれ)、
右利きマジョリティ世界だから仕方がないと、あきらめていることも、
たくさんあるんじゃないかなと思います。


誰一人取り残さない地域社会の創造のために、必要なもの。
多様性への理解だけではなく、自分とは異なるものを持った人と一緒に生活する、
一緒に学ぶ、一緒に仕事をする、家族になる。
そんな道を歩むための素地は、やっぱり子どもの頃から作られることが大事ですよね。

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日曜日のお出かけは士別まで。剣淵の道の駅のボールプールで溺れる
Posted by ayano sato at 12:01
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