コレクティブ・インパクトを題材とした実務者研修 その1 [2019年11月16日(Sat)]
今週は東京出張ウィーク。
夜の旭川空港を出発するのは、もしかしたら初めてかも? 今年9月にオープンしたフードコートは、ピカピカで、メニューも席も充実。 あの屋事務所から空港行きバス停は徒歩1分。 ギリギリまで事務所に居られるので、これはこれで良いかも。 帰ってきたらすっかり冬景色&真冬日。 今回は、久しぶりにお勉強のために東京へ。 テーマは、コレクティブ・インパクト−Collective Impact(CI)です。 一定規模の特定の複雑な課題を解決するための、 異なるセクターの重要な当事者からなるグループによる、 共通のアジェンダに対するコミットメント です。はい。 とにかく、NPO界隈ではよく耳にする言葉ですが、 去年の5月に、旭川でコレクティブ・インパクトってなんぞや? というお勉強の機会を作り、様々な立場の方々と意見交換した際には、 CIが、課題解決のための『成功法』となるかはわからない。 だけどこの考え方は課題解決への『正攻法』かもしれない。 そんなまとめを自分の中で持っていました。 それから早1年半(苦笑) もう一度、しっかり学んでみようと思い、 NPO法人ETIC.(エティック)主催の コレクティブ・インパクトを題材とした実務者研修 にエントリーしました。 実践者同士で学び、 複雑な社会課題の解決に向けて協働のレベルを一段進化させる と募集要項にあった通り、研修に参加された約35人の方々との時間は、 現場&実践者目線での議論がなされる、刺激強めの場となりました。 11月6日(水)に行われた第1回めの研修は、オンラインでの参加。 この時は、ETIC.の番野智行さんによるCI概論の講義。 2回目は、海外ゲスト講師が来日して2日間のみっちり研修。 人身取引や紛争という複雑な課題において、 社会変革を目指す取り組みをリードしている、 米ヒューマニティ・ユナイテッドのマネージングディレクター、 フィリップ・サイオン(Phillippe Sion)氏。 世界中を飛び回っている(らしい)フィリップ氏 どうやらラーメン好き(らしい) (ブレブレの写真しか撮れなくて…泣) ・CIの準備 ・共通のアジェンダの構築 ・評価・測定 ・相互に強化し合う取り組み ・バックボーン組織、運営委員会の組成、コミュニティの参画の促進 ・資金 ・取り組みにかかる期間 ・インパクト といった項目について、具体的な取り組みや参加者からの質問とあわせて、 一つ一つ、丁寧に解説いただきました。 1日目終了の段階のモヤモヤタワー。 「それは明日に」という言葉とともに積まさったモヤモヤ。 もともとは、北海道NPOファンドのまちのプロジェクト基金において、 地域の団体と「協働」について語るには、どういったアプローチが良いのだろうか? というところからスタートしたCIへの関心。 2日間の講義を通して感じたのは、『実践現場』への羨望。 うーん、なんだか久しぶりの感情でした。 そして、今回の2日間での学びを5つ挙げてみましょう、 というお題に対して、出てきたのは、こちらの5つ。 今回の2日間の研修で、自分の身についたところは、 2年間お付き合いしている『評価』の世界と、 10年以上身をおいてきたロビーやアドボカシーの世界との親和性に気付けたこと。 そして、この場でも何度も出てきたPrincipleというものの重要性。 これらは、地方でも、小さいコミュニティでも、狭い課題でも、 インパクトを生むための大切なポイントだと結論づけて、 今回のところは、モヤモヤ消化とさせてもらいました。 もう1回、1月にも研修があるので、それまでにもう一段階、 実践現場と繋げられるように、また地域の『通訳』になれるように、 がんばります! そして、どなたか、アウトプットにお付き合いください |
Posted by
ayano sato
at 13:57