11月11日(日)6時。日付が変わるまでに続いたナイトトークセッションを終え目を覚ますとホテルの窓から松島に向かって射すとっても奇麗な朝日が。

楽しかった余韻を残しつつも10時に2日目の研修が始まりました。
本日の内容は「震災から1年〜未来へ向けて〜」というテーマで当事者の方から震災時に感じたことや震災を振り返って現在感じていること等のお話を頂きました。
話題の提供者は、身体障がいを持ったIさん、知的障がいを持ったSさん、精神障がいを持ったSさんの3名。聞き手には宮城・仙台障がい者相談支援従事者協会の齋藤さんとあむ大久保さん。
まず始めに3名の方からお話を頂き、その後に聞き手が質問をする形で座談会は進みました。
3名からお話を聞くことで震災時の状況(地震が起こってからの具体的な現場の様子やそれぞれの不安な気持ち等)を教えて頂き、改めて震災の怖さを感じました。同時にその時の安心や支えとなったこと等も教えて頂き、繋がることの大切さや支援のヒントも頂きました。
Sさんから「応援団(その人を支えるためのチーム)を作ることはとっても良いことだけどプレッシャーにもなる」というお話がありました。応援団を作ることでモチベーションが上がると思ったことはあってもプレッシャーになると思ったことは無かったのでとっても大切な気付きとなりました。こちらが良いと思って進めていることでも、相手にとってはそうではないこともあるのだと改めて教えてもらいました。
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座談会の様子はこんな感じ。日高のコミットから参加しているスタッフが真剣に聞いています。
本日は座談会のみで研修は終了。全てのプログラムを終えて皆さんとまた会う約束をし会場をあとにしました。研修は午前中で終わりましたが帰りのフェリーは19時半と時間があるので北海道チームで石巻見学へ。

運転は大久保さん。ナビゲーターには佐藤さん。
大久保さんの持ってきた地図を片手にカーナビの真似をしながら「この先の信号を右折です」等と得意げにナビをする佐藤さん。しかし宮城の道は慣れていなくて難しいらしく青看板をみて進んだ方が早くなる様子に全員「大丈夫かなぁ」と不安げに・・・挙げ句の果てには「地図が無くなったのでここでおしまいです」とナビを放棄!途中でナビゲートを止めてしまう佐藤さんなのでした、笑
石巻についてからは昨年来た場所やお世話になった事業所をみんなで見て回りました。

日向公園からの景色。(2011年5月15日のブログに同じ場所を撮った写真を載せてます。)
写真を比べてみるとガレキが無くなっている様子が分かります。
ここからの景色ではすっかりガレキは片付いていますが、それでも場所によってはまだガレキが残っている場所がありました。それだけの、本当に大きな大きな出来事だったのだと感じさせられ胸のあたりが締め付けられたり、1年半かけてここまで来たという先への希望のようなものも生まれたりといろいろな気持ちで石巻のまちを回らせてもらいました。
今後も僕たちにできることをしっかりと考えながら、繋がった仲間たちと一緒に前を向いて歩んでいけたらいいなと思います。
さてさて、そんなこんなであっという間に時間は過ぎて楽しかった時間はおしまいに。
最後のフェリーではここぞとばかりに盛り上がる北海道メンバーでした、笑

本当に濃密な時間でしたね!みなさまお疲れさまでした!
繋がるって本当に大切ですね。楽しんだり、刺激になったり、支えあったり、仲間になったり。
繋がることで前へと進めている自分を最近は感じています。
これからも繋がることを大切にしていきたいと感じたとっても良い研修でした。
また来年もぜひ!
(たけだ)