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今年もサンゴを植えました [2010年01月27日(Wed)]
今年度も地元のあか・げるまダイビング協会の方たちと、私たちが卵から育てたサンゴを海に移植しました。みんなと移植するのも、もう今回で4回目です。けれど、今回はこれまでとちょっと違うやり方をしました。
これまでも、なんとか簡単・確実にサンゴが移植できるように工夫してきましたが、今回は思い切ってサンゴを生やす基盤の形を変えたのです。これまでは、平らなタイルを使ってきましたが、海底に固定するときにタイルと海底の間にボンドをはさむだけでは不安だったり、かといってボンドを回りに盛り上げて埋め込むのは、手間もボンドの量もたくさん必要だったのです。そこで今回は、ピン型の基盤を使いました。
直径約1cm、長さ約6cmのピンの先にサンゴを生やしたものです。このピンにサンゴを生やし育てることができるのは、すでに実験で確かめていたので、 2008年の6月にそれをもっとたくさん作ったのです。
サンゴを育て始めてからおよそ1年8ヶ月、移植直前には大きなものでは直径10cm近くに育っていました。







生まれて約1年8ヶ月、ウスエダミドリイシはピン型基盤の上で大きく育ちました。













ピン型基盤に育ったサンゴたちは、まさに海に植えられるのを待つ苗木のようです。






そして、2010年1月21日、いよいよ移植の日です。移植場所のマジャノハマにサンゴを運び、1本1本海底の自然の穴やへこみを利用して、水中ボンドで固定していきました。全部で130本ほどです。


 サンゴの育ったピン型基盤を海底の穴やへこみを利用して水中ボンドで固定します。

さて、肝心の移植しやすさはどうだったでしょう? ダイビング協会の方たちの話を聞くと、細いピンだからボンドで埋め込みやすい、これまでよりもしっかり固定できたような手ごたえがある、ボンドが少しですんだ、など、評判は悪くないようです。ほっとしました。けれど、実は問題点もいくつか聞いているので、次はさらに良い基盤と移植方法を考えて、またダイビング協会の皆さんとサンゴを増やしていきたいと思っています。
Posted by アムスル at 12:13 | サンゴ | この記事のURL