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2005年産サンゴ [2009年02月16日(Mon)]
2005年に研究所で生まれたサンゴ、ウスエダミドリイシは、この冬で3才半になりました。1年半かごの中で育てて、2006年の冬に海底に移植したので、それからちょうど2年です。そこで、どのくらいの大きさになったか調査してきました。
中には、全体が死んでしまったもの、大部分は死んで一部分しか残っていないものなどもありますが、順調に成長しているサンゴも少なくありません。





全体や一部分が死んでしまったサンゴもいますが、
元気なものは着実に成長しています。





ものさしで計ってみましょう。元気そうなサンゴは、大体直径20cmくらいのようです。隣のサンゴとくっついてしまって、区別のつかないものもあります。今回計ったもので一番大きなサンゴは、直径約23.5cmでした。成長の速さは一定ではありませんから、正確な値ではありませんが、単純に割り算すると、年間に7cm近く大きくなったことになります。






どれが1つの群体なのかわかりにくくなっていますが、どうやらこれは3つのサンゴで、下側のものが最も大きく直径23.5cmほどでした。




去年の夏は、残念ながらダメでしたが、今年こそこのサンゴたちが卵を産んでくれるのではないかと期待しています。それが、この夏の一番の楽しみです。
Posted by アムスル at 11:51 | サンゴ | この記事のURL