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サンゴ養殖いかだの移動 その1 [2008年11月17日(Mon)]
阿嘉島の旧港内には4つのいかだが浮かべられています。
このいかだの下にはかごがいくつもぶら下がっていて、
その中にはサンゴの幼生を付着させたタイルがたくさん収められています。
サンゴがあまりにも小さいうちに野外に移植すると、
海藻に覆われたり他の動物にかじられたりして死んでしまうので、
海藻を食べるタカセ貝と一緒にかごに入れてある程度大きくなるまで育てているのです。

旧港内に浮かぶいかだ

今月から旧港内で工事が始まることになり、4つのいかだのうち3つを別の場所に
移動させることになりました。移動先は阿嘉島のとなり、慶留間島の南側の堤防の内側です。

いかだの移設海域から慶留間島の集落を望む

まずは、阿嘉島から持ってくるいかだを固定するためのロープを海底に設置しなければなりません。
海底には大きな岩や根が点在しているので、それらにロープをくくっていきます。
ちょっとの波や風ではいかだが移動しないよう、崩れたりしない頑丈で、しかもロープを結びやすい岩を慎重に選びます。それから、ロープには大きな力がかかるので、解けないようにしっかり結んでいきます。

 ロープを岩に結んでいます

         ↓↓

 一丁上がり

今回は、計6本のロープを設置しました。これでいつでもいかだを移設できます。
しかしここ数日風が強い状態が続いているので、いかだを安全に移動させるため、
今は海が穏やかになるのを待っているところです。




Posted by アムスル at 11:29 | サンゴ | この記事のURL