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移植サンゴ観察会 [2008年10月30日(Thu)]
10月27日、阿嘉小学校5,6年生のサンゴ学習の授業でサンゴの観察会をしました。
今回観察したサンゴは、研究所のいけすで育てているウスエダミドリイシです。
2本の串をいけすから持ってきて用意しました。
1本は昨年生まれたサンゴで、1年半くらいかけて5cmほどに成長しています。
もう一本は今年生まれたサンゴで、まだ3〜5mm程度の大きさです。
今年の串はまだサンゴが小さいので、見つけるのは難しかったようです。
子どもたちは顔を近づけ一生懸命探して、見つけると「あったぁ!!」と嬉しそうに声を上げていました。
基盤に付いていたイソギンチャクやサンゴの間に住んでいるカニにも興味津々な様子でした。




観察の後は、子供達から研究員への質問の時間です。
輪になって座り、研究員が話すことをノートに書いていきます。
「移植するまでにはどのくらいの時間がかかるの?」「どんなところに移植するの?」
「研究所はどんな仕事をしているの?」など色々な質問が飛び出しました。
授業でたくさん勉強してきているようでした。




サンゴの海が身近にあって、産卵観察やサンゴの勉強を授業で取り上げる学校というのは
そうそう多くはないと思います。
そんな貴重な体験ができるこの授業をいつまでも残せるように、島に住んでいる大人としてはもっともっと頑張っていかなければいけないなと思いました。
熱心に質問をする子供達をみていると、この子供達の中から未来の研究者が生まれるのではないか、
そんな期待をしてちょっぴり嬉しくなりました。
Posted by アムスル at 10:25 | 活動 | この記事のURL