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2025年08月30日

2025年8月30日土曜

29日の患者総数は68人、外国人患者は13人、19.1%であった。
国籍別ではフィリピン8人、ドミニカ、ネパール、ベトナム、インドネシア、スリランカ各1人
保険別では社保6人、国保5人、生活保護2人であった。
 外国人患者で生活保護を受けている人たちを見ていると、高齢者がほとんどで、日本人以上にこれから職を探すのは難しいと言わざるをえない。
 インドネシア人の実習生、25歳男性、前日から水様の下痢と腹痛。発熱はなし。急性感染性腸炎と診断。前日より状態は収まりつつあるとのことで便培養は行わず。
 ベトナム人女性32歳、前日に携帯電話を右足の親指の上に落として痛いと来院。見ると爪下に出血しており、腫れている。19Gの注射針で爪に穴を三か所空けると血液がかなり出て来た。日本語に難点があり、こちらの説明したいことが理解できないようなので、経過観察も兼ねて、30日土曜日、ベトナム人スタッフが勤務しているので来てもらうことにした。僕のちょっとした疑問は・・・携帯を落としてあんなに爪下の出血をおこすのか?ということ。以前は外国人労働者の外傷などについて、自分の保険で自己負担分を支払い、その自己負担分は職場が支払うという、悪く言えば「労災隠し」が横行していて、何度も職場に注意をしたことがあるので、気になってしまう。彼女の場合、白黒は付けられないが、このような保険の使い方は違法であるという認識をぜひ持ってほしい。
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2025年08月29日

2025年8月29日金曜

8月28日木曜日の患者総数は93人、うち外国人は16人、17.2%であった。
国籍別にはフィリピン7人、ペルー3人、韓国3人、ベトナム、インド、USA各1人。
保険別では社保9人、国保3人、生活保護2人、後期高齢者1人、自費1人であった。
生活保護はフィリピン人女性69歳とペルー人女性76歳。このようなケース、現在、実習生、研修生を除いた日本で働いている外国人もしだいに高齢化しており、増加傾向になる気がする。
ベトナム人女性50歳、大和市胃がん検診で内視鏡検査を施行。とくに異常所見はなかった。母親はインドシナ難民として40年近く前にご主人とともに定住を許可されて来日。10年近く前に認知症となり、日本では言葉の問題から受け入れ介護施設が見つからず、ご主人とともにベトナムに戻って亡くなった。難民としていわば「国を捨てた」彼らを受け入れる福祉制度はベトナムにはなく、それでも帰国したのは最後の時を故国の環境の中で迎えたかったからだろう。ご主人のほうがやや日本語力があったが、それでも医療機関で診察を受けることさえ、なかなかむずかしい状態だった。1年前か2年前、父親がまた日本に戻って来たと風の噂に聞いたが、僕のクリニックに顔を出してくれることはなかった。父親も介護のお世話になるような年齢になっているはずで、今はどのように暮らしているのかと訊ねてみたら・・・米国にいる親族のところで暮らしているとのことだった。米国にはベトナム戦争終了時に同国に難民として逃げたベトナム人たちがつくりあげたベトナム人コミュニティがある。そういうところで余生を送ることのほうが幸せなのかもしれない。
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2025年08月28日

2025年8月28日木曜

8月26日火曜日は患者総数79人、外国人患者は12人で全体の15.2%だった。
国籍別にはフィリピン8人、USA2人、タイ、アルゼンチン各1人。
保険別では国保5人、社保4人、自費2人、生活保護1人だった。自費の2人は米軍基地内から通院してきてくれる2人。生活保護の1人はフィリピン人女性。
 フィリピン人女性63歳、薬だけ欲しいと来院。久しぶりに名前を聞いた気がしたが、それもそのはず、前回は甲状腺機能亢進症と高血圧の薬を2か月分、処方したのが昨年の11月。それから長期にフィリピンに帰国し、戻って来たということだった。この間の薬は同じものをフィリピンで処方してもらっていたとは言う、採血もしているとは言うが、フィリピンでの処方内容や血液検査の結果は全く持ってきていない。血圧を測定すると最高血圧が110を少し下回っている。最後にやってきたときに血圧が安定せず、アムロジピンの5mgを一日2錠とかなり強く処方したことを思い出した。そして、今日の彼女の希望はまたフィリピンに戻るので薬を3か月分処方して欲しいとのことだった。国保に加入しているが、このような保険診療は危うい。医師にとっても前後がわからない処方となり、「怖い」が、患者である彼女にとっても本来、いい加減な治療になり、怖いはずなのだが・・・そして来るたびに帰国期間内の処方を長期に処方することが、国保の適正な使い方と言えるのかどうか・・・聞けば、帰国は9月の第三週とのことなので、甲状腺機能亢進症の薬と、降圧剤は量を減らして10日分のみ処方、改めて今週内に採血を行って体の状態の把握に努めることにした。
 いまや騒ぎとなっているJICAのナイジェリアやガーナ、カメルーンのアフリカ村の問題、JICAも余計なことをしたものだと思う。各国の留学生の受け入れの拠点?を定めることなんて必要なのだろうか? 第一、学びたい学校が拠点とされた市町村の近くにあるとは限らない。実習生しかり。これらの国の中にはいろいろな政治グループや民族があって主導権を争っているところもある。政府が国民の人気取りにJICAとの合意を勝手に「新たなビザで自分の国の人だけが日本で特別に働ける」などと勝手に広報するなんてことは、ごくありうることだ。このような迂闊なやり方が、参議院選挙以来続く、妙な外国人排斥運動に拍車をかける。
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2025年08月26日

2025年8月26日火曜

 夏季休暇明けの8月25日月曜日、来院患者総数は90人、外国人患者は18人、20%を占めていた。
 国籍別にはフィリピン13人、インド、オーストラリア、中国、ベトナム各1人ずつ、
 保険別では社保13人、国保4人、自費が1人だった。
自費診療の1人はここ数年は欧州で暮らしていたというインド人男性23歳、短期滞在資格であるがゆえに日本の公的保険に加入することができない。糖尿病があり、内服治療はしているのだが、最近、血液検査を行ったことがないと来院。採血を行った。
この3週間ぐらい、新型コロナの感染者が増えている。沖縄からの報告で始まったと認識された今回の波は、ここに来て増加が顕著となっている。25日は4人の感染者、1人は39歳のフィリピン人女性、クリニックの外に出てみると、同国人らしき男性と、彼女より少し若いフィリピン人女性が立っていた。3人やって来て患者は1人、いかにもフィリピン人らしいと思いながら、検査。陽性と判定が出て、すぐに外で結果を報告しようとしてわかったことは・・・男性は車を運転してきたご主人、やはりフィリピン人。これは大変と大げさに驚く表情をして彼女から離れた。もう一人のフィリピン人女性にも結果が聞こえてしまった、というより至近距離にいて親しそうに話をしていたので、肉親かと思ったら・・・なんと次もフィリピン人の発熱患者。彼女だった。同じ国の人間とクリニックのドアの前で鉢合わせしたので、話をしていただけと言う。彼女も新型コロナの検査結果を心配して待っていたが。幸いなことに初めに行った新型コロナもインフルエンザ検査も陰性だった。それはそれでよかったのだが、体が弱っているこの時期、新型コロナの感染者とごく至近距離で話をしていたわけだから、感染してしまったかもしれないと注意を促した。
 大和市胃がん検診にて内視鏡検査を受けたフィリピン人女性57歳、結果はごく一般的な老化現象の始まりだけ。良かった。
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2025年08月25日

2025年8月25日月曜

夏季休暇の日々をバンコクで過ごし、昨日帰国した。
驚いたことを少々・・・
K市に住む医師会関係の親友のお嬢さんがタイ人男性と結婚してバンコクに住んでいるが、ご主人ともどもいっしょに食事をしたときの他愛もない話の中で・・・仕事に行くのにバイクタクシーに乗ったら、運転手の男性が「今度、日本に行くんだあ、旅行で。楽しみ」と話していたという。バイクタクシーの運転手といえば、生活はもちろん、上層ではなく、中層でもないだろう。そういう人たちでも日本に旅行できるようになったことが驚いたと彼女は話していた。タイエアアジアやライオンエア、タイペトジェットなど、タイのLCCが日本路線をドル箱路線として飛んでいる。バイクタクシーの運転手が皆、マナーが悪いかと言えば、そうではないだろうが、それに近いだろう。日本を好きでいてくれることは日本人としてうれしいが、朝方の新宿で酔いつぶれている欧米系の外国人を散見していると、複雑な気持ちになってしまう。
 そしてタイの物価だ。外国人が宿泊する地域の物価は当然高い。何もが「外国人値段」だからだ。メータータクシーでもメーターを使いますなんてタクシーはお目にかかったことがない。デパートやショッピングセンターのこぎれいな店で食事すると、一回にかかる費用はほぼ日本と同じ。昔ながらの駅前のオープンエアの店でタイ料理を食べると前者に比して安いが、円安のために安いと驚くような価格ではない。都市鉄道で外国人が多く居住する中心地から30分ほど離れた駅に隣接するデパートに行ってみたら、中に入っているレストランは中心地で見たレストランと同じ、それでも土曜のレストランは座るところがないほど、各店、満席。空腹に耐えられず、ようやく空席を見つけた店に入ってみたが、費用は中心地のレストランとまったく同じ。それを満席のタイ人が食べている。タイが豊かになったと実感する。喜ばしいことだが、これから円と日本はどうなるのだろうと心配になった。
 そのタイもドルに対してバーツ高が極端になり、タイの友人によると実体経済とかけ離れているという。60歳か65歳で会社を定年になった庶民にとっては次の職探しが厳しく、ほとんど見つからないという。バーツ高のために輸出が伸び悩み、観光に訪れる外国人の数もついに減少に転じたとテレビニュースで見た。
 そもそも・・・日本の株式の30%は外国人の機関投資家が所有しているそうだ。彼らが売りに転じると、日本の経済は崩壊する。あの参議院選挙で外国人は出て行けといわんばかりに叫んでいた人たちの中には、いつのまにか、敵対する共産国家の人たちはいけないが、台湾など自由陣営の人たちはいいと言葉を変えている人たちも少なくない。日本の土地を外国人が買いあさっていて危険というなら、それはどこの外国人であっても同じはず。タイのように外国人の土地の取得については厳しく制限をすればよい。外国人が増えて、日本人の職が奪い取られるなどと妄想するなら、それはどこの国の外国人であろうと許せないはずなのに・・・おかしくはないか。
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2025年08月16日

2025年8月16日土曜

8月15日は患者総数71人、うち外国人患者21人で全体に占める割合は29.5%だった。
国籍別にはフィリピン9人、ペルー人3人、タイ人3人、USA、韓国、ベトナム、カメルーン、インド、タンザニア
保険別には社保12人、国保8人、自費診療1人。自費診療のひとりは生活習慣病で定期的に通院してくる米軍関係者。
 午後からやってきたベトナム人女性20歳、胃が気持ち悪いと来院。めまいもするという。
日本語はあまり上手ではなく、不安が顔に出ている。するとスマホを取り出した。これで・・・と言って僕に手渡そうとする。どうやらスマホの向こうの主はベトナム人の実習生のケアをしている会社らしい。そこそこ日本語は上手なのだが、誤訳されてもこちらには誤訳とはわからず、よほどやさしい日本語で話さないと上手に通訳できないだろうと心がけた。
さて、病気のことはともかく、この彼女に最後に仕事を訊ねたら、「ビルの掃除」と答えてくれた。あるビルの上からぶらさがって窓を掃除するのも?と訊ねると、それも入ると答えてくれた。そういえば、この間の参議院選挙で外国人が多くなり、日本人の仕事を奪われると訴えていた政党を思い出した。身の危険も覚悟でビルを清掃する仕事、希望する日本人がたくさんいるなら、実習生を呼ぼうとはしなかったのではないだろうか。
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2025年08月15日

2025年8月15日金曜

14日は患者総数95人、お盆で周辺では休診している医療機関が多く、初めての人も含めて多かった。外国人患者はわずかに8人、全体の8.4%。日本人患者の中には来週の僕のクリニックの夏季休暇を避けてやってきた方もかなりいた。こうなると、怖いのは明日の土曜日。お盆で仕事も休みということで、外国人患者が殺到するのではないかと心配になる。
 8人の国籍はフィリピン3人、ベトナム2人、ペルー2人、ナイジェリア1人。
 保険別では社保5人、生活保護2人、国保が1人。生活保護の2人はいずれもペルー人男性72歳と68歳。
 労働力が足りないため、日本人の子孫に限っては3代まで単純労働でも受け入れるとして、南米から大挙、日系人とその子孫がやってきてから30年近く経過しただろう。当時は30台、40台の働き盛りでやってきた人たちも今では60台後半から70台、80台となっている。故国にいる時から家庭や学校で日本語教育を受けて来た人たちにとっては日本での意思の疎通はさほど大変ではなかったろう。一方、家庭や学校で日本語教育を受けてこなかった日系人やその配偶者にとってはまさしく外国、意思の疎通はむずかしかったろう。難民として日本に定住目的で受け入れられたインドシナの人たちを見ていても、人間、30台を過ぎてから新たな言語を学習しても、上手になる人もいるだろうが、なかなか上手にならない、進歩しないという人が圧倒的に多い気がする。そのような「日本語が上手にならない」人たちがやっと見つけた職場で定年になったり、定年に近い待遇となると、その次の仕事を見つけることはほぼ絶望的である。このようなときに子供たちに頼れる人はまだいいが、それができない人たちにとっては生活保護しか生きる道がなくなってしまう。
 たしかに僕のクリニックで生活保護となっている人たちの国籍を見ると、外国人が目立つのは事実だ。政府が国家100年の計を考える時、ここまで見通して施策しないといけないということだろう。
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2025年08月14日

2025年8月14日木曜

12日の患者総数は68人、うち外国人患者は13人、全体の19.1%だった。
国籍別にはフィリピン4人、ペルー2人、モンゴル2人、インド、ネパール、タイ、アルゼンチン、パラグァイ各1人ずつ。
保険別では国保5人、社保4人、生活保護2人、自費診療2人。ただし、自費診療の2人は今回は健診で自費診療。もともとは国保を持っている。
 この自費の2人はモンゴル人の男性25歳と女性20歳、日本で結婚するためにモンゴル大使館に定められた検診を受けて、証明書をもらうために来院。内容はHIVの有無、精神疾患の有無、結核の有無の3つであった。HIVについてはイミュノクロマト アッセイの即日法で検査、20分後には陰性と判明、そして精神疾患については問診、さらに結核の有無については胸部レントゲン写真を撮影し、いずれも「なし」と判断してすぐに定められたフォームに記載して手渡した。
ところで、いつも疑問に思うのだが、結婚するのに結核やHIVが陰性であることを証明して提出しろというのはどういうことなのだろう?たしか、ベトナム人の結婚でもベトナム大使館から同じような内容の検査と証明書を求められたことがあるという記憶がある。米軍軍人の結婚でもHIVや梅毒、淋病の有無、結核の有無、さらに婦人科関係の証明書が必要だったと記憶している。以前にフィリピン人女性に頼まれて検査、書類作成を英文で行ったことがかなりの回数ある。これは軍という組織を守ろうということで理解できるが・・・軍とは関係ない民間人が結婚するのにHIVや結核の検査、ましてや精神疾患の有無など関係ないと思うのだが・・・これって国家防衛の思想の下なのだろうか?
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2025年08月12日

2025年8月12日火曜

8月9日の土曜日は患者総数54人、外国人患者は17人で全体の31.4%だった。
国籍別にはフィリピン12人、タイ2人、ペルー、ミャンマー、USA各1人ずつ。
保険別には社保11人、国保3人、自費2人、生活保護1人。
ペルー人男性25歳、左手の親指を打撲、爪下に出血して3日目、痛くてたまらないとやって来た。爪に23Gの注射針をキリのように使って穴を数か所あけて、かなりの血液が出た。しかし3日経過しているため、凝固し始めていて、血液が思ったよりは出にくい。しばらく時間を置いて、様子を見ることにした。
ミャンマー人女性55歳、前日からの発熱と呼吸器症状で来院。新型コロナの検査を行ってすぐに陽性反応が出た。前日も仕事に行っていたらしく、職場で感染者が増えないことを祈っている。この2週間、目に見えて新型コロナの感染者が増えている。当クリニックでも一日に3人から4人は陽性者がいる。
タイ人男性63歳、糖尿病の治療なので長くかかるからと言うのに、自分の考えで公的保険に加入しない人。説得にも疲れて来た。加入は義務なのに、医療費が払えるのならそれでいいかとつい、思ってしまう。
外国人医療とは関係ないが・・・帰宅の途中、南林間の駅前の一時停止の標識のあるところで危険な場面を見た。ここは北向きは一時停止はなく、南向きは一時停止があり、すぐ近くに駅前交番があって頻回に取り締まりを行っているところなのだが・・・僕が北向きに徐行し、横断歩道にさしかかる寸前、南向きに走って来たトラックがスピードを落としていたが、そのまま一時停止線を超えて来た。ちょうど、若い男性が横断歩道を歩いていて、彼はそのトラックが一時停止するものと思い込んでいたのだろう、あわてて体をひねるように避けて難を逃れた。思わず、車を停め、走り去るトラックの運転席を見たら、東南アジア系か南アジア系の浅黒い顔の男が照れ笑いのようにしているのが見えた。日本で運転しているのだから、それ相応の免許は持っているはずなのだが・・・車は凶器になりうるという。一時停止の法令がわかっていないのか、危険きわまりないと思った。
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2025年08月09日

2025年8月9日土曜

8月8日旧盆の七夕の日。思い出がたくさん。小さい頃、田舎の町であちらこちらで開催される盆踊りに出かけた。その田舎も人口が減り、当時の1/3程度に。そしてつい数日前は町の南部に接した辺りにヒグマが出たらしい。
 8日の患者総数は70人、そして外国人患者は11人。全体の15.7%だった。
国籍別にはフィリピン7人、インド、ネパール、パキスタン、タイ各々1人。
保険別では国保7人、社保4人。
午後からやってきたパキスタン人男性50歳、一度、院長の診察室に呼ばれて入ったらしいが、どうしても僕と話がしたいと言っているとのことで、カルテが回って来た。2年ぐらい前まではときどきやってきていたと思い出した。カルテの中には現在、通院している県内の大学病院で処方されているという高血圧と糖尿病の各々2つずつの薬についてのコピーと検査結果のコピーが入っていた。話し合う前に検査結果を見たが、HbA1Cが7台で高地であるほかは肝機能、腎機能の異常はなかった。
 呼んで診察室に入ってもらうと目がかなり赤い。以前から不安症的傾向はあったのだが、この1か月ぐらい、急に不安が強くなったのだという。何が不安の原因なのか、調べようといろいろと質問してみたが、日本に住んでいる家族のことではなく、どうやら仕事に関係しているらしい。そして健康。仕事がうまくいかなくて支払いができなくなったらどうしようとか糖尿病が悪化して死んだら家族はどうなるだろうとか・・・僕自身、心療内科ではないが、心を開いて話せるのが僕だけと思い、やって来たらしい。
 寝られることは寝られるらしく、鬱でもないようなので、とりあえず緊急として抗不安症の薬を処方、3週間後に来て様子を教えてくれるように頼んだ。
 ちょっと気になったのが、最近、兄弟の息子を自分の会社の社員として日本に呼んだと話したことだ。自分たちの生活だけではなく、彼の生活も保障しなくてはならない精神的負担が垣間見えた。
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