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2025年05月16日

2025年5月16日金曜

昨日の患者総数は105人、うち外国人は20人で19.0%を占めていた。
今日はデーターだけを列挙。
1. ペルー人女性62歳、生活習慣病 社保
2. フィリピン人女性55歳、生活習慣病 社保
3. フィリピン人男性44歳、生活習慣病 国保
4. フィリピン人女性59歳、生活習慣病 社保
5. フィリピン人女性16歳、湿疹 社保
6. フィリピン人女性57歳、生活習慣病 国保
7. フィリピン人女性66歳、生活習慣病 社保
8. フィリピン人女性56歳、生活習慣病 社保
9. ベトナム人男児6か月、予防接種 社保
10. 中国人男児4か月、呼吸器疾患 保険なし
11. フィリピン人女性65歳、生活習慣病 国保
12. フィリピン人女性50歳、生活習慣病 社保
13. フィリピン人女性51歳、生活習慣病 社保
14. フィリピン人女性56歳、生活習慣病 社保
15. フィリピン人男性30歳、発熱 社保
16. フィリピン人男性26歳、米軍基地内検診 保険無し
17. 韓国人男性75歳、呼吸器疾患 後期高齢者医療保険
18. アルゼンチン人男性78歳、生活習慣病 生活保護
19. フィリピン人男性11歳、血液型検査希望 保険加入なし
20. オーストラリア人男性53歳、生活習慣病 社保
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2025年05月15日

2025年5月15日木曜

13日は12人の外国人患者、患者総数は70人、ゆえに外国人患者が占める割合は17.2%であった。
 生活習慣病で通院している人が7人、相変わらず、なかなか内服方法や次回の診察時の採血についてなど、こちらが説明したことを守ってくれない。良くも悪くも、医師としては説明すべきこと、推奨すべきことなどを話し、それを守ってくれるか否かは患者に任せるしかない。そして・・・患者が守ってくれずに空腹での採血と話したのに食べて来たからとしても・・・怒ってはいけない。来てくれたということ自体が信頼しているという証なのだから。
 12人のうち、社保加入者が6人、国保加入者が3人、そして生活保護が2人、残る1人は近くの米軍基地からのフィリピン人であった。飛行機の整備関係の仕事をしているらしく、毎年、聴力検査を行って結果を会社?に提出しなければならないので来院。
 ベトナム人女性23歳は子宮頸がんワクチン接種希望で来院。数日前にも子宮頸がんワクチンを受けたベトナム人女性がいたが、彼らのコミュニティなのか、あるいは実習生の受け入れ機関なのかは知らないが、彼女たちに積極的に子宮頸がんワクチン接種を勧めているのではないかと思う。接種希望でやってくる実習生のベトナム人女性が半端ないからだ。
 スリランカ人女性38歳、バセドウ病で通院中。彼女には2か月前に次回の診察時にはやや高めの中性脂肪やLDLコレステロールに関する検査もするので空腹で来てほしいと話しておいたのに・・・食べて来た。本当にがっかりする。メモまで書いて渡したのに・・・ただ、5か月甲状腺機能の採血をしておらず、今回採血しないと次は7月になってしまうので、甲状腺ホルモンについてだけ採血を行った。
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2025年05月13日

2025年5月13日火曜

12日月曜日の患者総数は83人、外国人患者総数は10人で全体の12%だった。
 来院順にカンボジア人女性71歳社保加入、高血圧と潰瘍性大腸炎にて長期通院中。
米国籍男児1歳、呼吸器症状にて来院、自費。日本の公的保険への加入はなし。
ミャンマー人女性27歳社保加入、呼吸器症状にて来院。
ベトナム人女性20歳社保加入、子宮頸がんワクチン接種にて。来院。
フィリピン人女児9歳社保加入、呼吸器症状にて来院。
ナイジェリア人男性50歳国保加入、左の膝が痛いという。仕事との関係あり。内服薬処方
ナイジェリア人女性29歳国保加入、一か月ほど前から腹部が痛いという。視診させてもらうと腹満あり、ガスがよく出るとのこと。また便秘がひどく、3日に一回になっていると話す。ときどき腹鳴も聞こえて食後に腹痛が強くなると訴える。10か月前に日本語学校の学生として来日、将来は日本で就職し、日本で生活したいとのこと。単なる便秘なのか、過敏性腸症候群の便秘タイプなのか、どちらかと判断。後者を想定して一か月分処方し、状況を教えてもらうことにした。
ベトナム人女性24歳社保加入。2日前より左の胸が痛いと言う。触ってみてと話すと乳房のあたりを指し示すので、視診、触診をさせてもらった。全体に左右ともに乳腺が発達していて、やや硬く触れる。左の外側に痛みを感じるようだ。乳腺症を疑って、次はいつ生理が来るのかと訊ねると「5」と書いてくれた。5日後だと確認。乳腺症についてベトナム語で読んでもらった。痛くてがんが怖くなったらしい。ちがうと説明した。
ドミニカ人男性64歳国保、高血圧にて通院中。年齢から雇ってくれるところが見つからず、国保に加入している。日本語がかなり上手なのだが、労働に対する考え方が日本人のものとは異なり、心配はしていたが、定年になると次が見つからない。
フィリピン人女性34歳社保加入。不眠など訴えて来院。診察室にきれいな洋服を着てリボンをつけた4歳か5歳のお嬢ちゃんと入って来た。どちらかというと不定愁訴に近く、自律神経失調症を疑わせる。院長の判断で、よく寝られるようにと処方をしたようだった。
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2025年05月12日

2025年5月12日月曜

5月10日土曜日は患者総数52人、うち外国人は16人でほぼ31%だった。
国籍別にはフィリピン人10人、ペルー人、アルゼンチン人、タイ人、米国人、ナイジェリア人、中国人各々1人ずつだった。電子カルテを使っていると、保険区分もすぐにチェックできる。
16人のうち、日本の公的保険に加入している人が15人、加入していない自費診療の人は米軍基地関係者の38歳の女性一人であった。彼女については診療費を支払ったときにリクエストに応じていつも受診時に病名、受診日時、支払った金額を記載した英文証明書を発行し、手渡している。彼女が母国で加入している民間保険会社に支払い請求書として提出するためだ。
 15人の日本の公的保険に加入している人についてみると13人が社会保険に加入、1人が国民健康保険に加入、そして一人が後期高齢者医療保険に加入していた。
 六本木や新宿などという外国人観光客が闊歩する都心の繁華街とちがって、在留外国人が多いこの地域では国籍がちがっても社会保険に加入できるような勤務形態、すなわちフルタイムやそれに近い状況で働いている外国人が圧倒的な割合を占めることがわかる。また、国保に加入している一人については社保加入に至らぬ勤務時間形態で働いているのかもしれない。こうしてみると、皆それぞれ、日本人と同様に労働に見合う税金も支払っているということだ。
 以前から気になっているのは残された後期高齢者医療保険に加入している83歳のペルー人のことだ。彼女が気になるというより、75歳以上が加入するこの後期高齢者医療に加入している外国人が増えてきているということだ。すなわち出産から介護を含めた高齢者の分野に至るまで、外国人対応について真剣に考えねばならないということだからだ。
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2025年05月10日

2025年5月10日土曜

5月9日の全患者数は67人、外国人患者はわずかに3人。こういう日も珍しい。
3人はすべてフィリピン人女性の生活習慣病の患者。フィリピン人スタッフがフィリピン人コミュニティから全幅の信頼を置かれているからにちがいない。僕にとってはラッキーなことだ。フィリピン人患者の数は増えるばかりで・・・それでも突然、どこからか聞きつけ、まったく見知らぬフィリピン人がやってくる。住所を見ると大和市内で・・・いまだに市内にまったく見知らぬフィリピン人がいるということは我々の想像よりはるかに多い人たちが住んでいるということなのだろう。
 明日は北ベトナムの共産政府がベトナム統一に成功したことに伴い、自由を求めて旧南ベトナムから人々が小舟に乗っていわゆるボートピープルとなり、運よく外航の大型船に救助されて・・・その最初の人が日本に上陸を許可されて50年の式典がある。この式典はベトナムから難民として受け入れられた1000人を超える人たちで実行委員会を作り、受け入れてくれた日本や日本人に感謝の気持ちを伝えるという式典とのことらしい。僕も招待を受けていたのだが、数日前、連絡があり、式典で感謝状をくださるとのことだった。適当なかっこうで行こうかと思っていたが、スーツで行くことにした。今まで、10以上の感謝状や表彰状をいただいた。彼らの気持ちがこもった感謝状をいただけるとは・・・叙勲もうれしかったが、それと同じようにうれしく思う。
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2025年05月09日

2025年5月9日金曜

昨日の患者総数は108人、外国人患者は13人で全体の11.9%だった。
 国籍別にはフィリピン人9人、ベトナム人、ペルー人、ドミニカ人、アメリカ人各1人。
あるフィリピン人女性がクリニックにやってきて姉だというフィリピン人の内視鏡検査をしてほしいと頼まれたのが大型連休の前。たしか、5月の中頃に帰国するというような話だった。こういうときには単なる相談なので診察料などもらわないでいたが、時間をとって相談に乗っているのにそれでよいのかと思うこともあるが・・・長年、無料で行って来たので続けている。相談に乗った挙句、様子をみるなどそれで終わりということになるケースも少なくなく、そのような時にはお金が恋しくなる時もないわけではない。
そのフィリピン人女性が突然、やって来た。姉を検査して欲しいという。話を聞くと・・・次の日曜日に帰国するという。すると内視鏡検査に残された日にちは木曜、金曜、土曜だけということになる。こういう無理難題に近い条件を付けられると困る。朝食はと訊ねると、朝食にパンを食べたという。思い切って午後3時から検査を行うことにした。既往症を訊ねると心筋梗塞でステントが入っているという。日本に住んでいた時に近くの病院で処置を受けたとのことだった。内服薬も毎日降圧剤、脂質異常症の薬、そして血液さらさらの薬を内服しているとのことで、生検を採取すべき疾患があったとしても採取はしないことを話しておいた。
そして午後3時前に患者は来院、妹は仕事で来れないとのこと、さらに・・麻酔下でなければ内視鏡検査ができないと言われて、時間も時間だが、やむをえずに麻酔下で行った。
結果は小さな胃ポリープが二つに大きな食道裂孔ヘルニア、胃ポリープは炎症性ポリープだから心配はないと説明した。説明したのだが・・・英語が話せるというがあまり通じず。もっぱらフィリピン人スタッフにタガログ語で話してもらった。
無事に終了して結果オーライだが・・・なんとかして希望には沿ってあげたいが、すでに検査の予約が入っているなかで、3日間の間にやってほしいと制限をつけられたのはつらかった。こちらがかなり無理したことを理解してくれたらいいのだが・・・
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2025年05月08日

2025年5月8日木曜

すでに大型連休も終わってしまったが・・・5月2日は前日の大混雑とは大違い。患者総数36人で外国人患者は9人、25%だった。
 国籍別にはフィリピン人6人、韓国人、米国人、ベトナム人各1人。
 米国人男性37歳、基地関係者で日本の公的保険がなく、自費診療。内痔核で長くあり、手術の適応か否かの診断を求められた。最近もずっと症状があるというので、直腸肛門診と肛門鏡での診察を行った。程度的にはそんなにひどくなく、絶対的な手術適応はないと説明し、クリームを処方した。
 フィリピン人女性45歳、心窩部の痛みがあり、心配とやってきたのが前日。翌日午後から大型連休が始まり、内視鏡検査もずっと後になる可能性があるので、無理やり翌日午前に検査を追加で入れた。胃がん検診の受診票を当日持参したので驚いた。症状があるので急いで検査を行おうと考えたのだが、こういうケース、順序よく胃がん検診での内視鏡検査を予約し、待っていてくださる方々から見ると、おかしなことと思われるだろう。有症状なら胃がん検診で行うのはおかしい、その通りなのだ。お金のこともあり、説明はしたものの、胃がん検診の受診票を使って行った。かなりの前庭部のびらん性出血があった。心配事があったのかと訊ねると、そうだとの返事。少なくとも大きな問題ではないと話した。
 このところ、トランプ大統領の米国ファーストという考えと発言で世界が混乱しているが、歴史的に見ても世界的に景気が落ちこむこういう狂気の時代には必ず外国人排斥運動がおこる。ヒットラーのドイツもそうだった。今の日本、ユーチューブを見ても国粋主義に走るのは一部のアジテーターだけでなく、与党だけでなく、野党の政治家の中にもいるようだ。彼らの発言には外国人を過度に貶める見苦しい内容が多くはないか?ただし、中には現在の日本の外国人に対する制度の欠陥を突くものもあり、経済的に苦しむ一般大衆の共感は得やすい。このような国粋主義的な感情はいったん火が付くと留まるところを知らない。そして医療の分野については彼らが話している内容が明らかにまちがっている。こういう時でも自分が外国人医療にまい進してきた確固たる信念は変えてはいけないと思う。ただ・・・一方で外国人による迷惑行為も目に余るばかりだ。2日の夜にJAL707便でバンコクに飛んだが、機内で通路を挟んだ向こうに上半身に入れ墨のある東アジア人と思われる男性が大きな音でビデオを見、音楽を聴き、CAが再三、英語で注意しても聞き入れず、とうとうタイ人CAがipadに中国語で警告を書き込んで見せて、ようやくふてくされるように静かになった。
 GHQが基本を作った戦後日本の政治体制や制度は大きく揺らいでいる。当時では想像できないような事象が起きているのだから、当たり前といえば当たり前かもしれない。いつまでも80年前の制度が通じる世界ではないだろう。わが国の外国人への制度も一分野の枝葉の検討ではなく、木全体、幹から検討しなおすことが必要だろう。
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2025年05月02日

2025年5月2日金曜

5月の最初1日、患者総数は103人、外国人患者は23人、外国人患者率22.3%
今まで僕が診ていた患者はほとんどすべて院長が診てくれていて、楽をさせてもらっている。僕が診ているのは少しややこしい話の外国人患者と内視鏡検査が必要な患者、そして消化器疾患のややこしい話の患者。今まで拝見していた多くの患者は外国人患者を含めて院長がよく診てくれていて、ときどき、日本人そして外国人患者が僕が使っている奥の部屋まで訪ねてきてくれる。先生、元気だったあとか、先生の顔を見ないと元気にならないとか言ってくださる。そしてハグしたり・・中には椅子に座って話し込んでいく人もいる。やってきてくださる方々に感謝。
 そんな中、診察をしてほしいと言われたアフリカ某国の男性42歳、一か月前から下腹部を痛がっているとのことだった。さらに話を聞くと・・・痛みは鈍痛、そして下腹部というより陰部に近い部位に痛み。便通も異状なく、少なくとも消化管疾患ではないと判断した。さてどうしようかと考えていると、抗生剤が欲しいと言う。自分では感染症があるのではないかと思うとも言う。まずは鎮痛剤を処方してみようかとも考え、ちらっと話をし始めたら、妻が看護師で鎮痛剤はずっともらって内服しているが効果がない、その妻が病院に行って抗生剤でももらったらと話したと続ける。本当にそのような会話があったのかは確実ではないが、内服しているという鎮痛剤の名称を教えてくれた。どうやら奥様が日本人で看護師らしい。発熱も下痢もなし。念のために尿検査を行ってみたが、蛋白も糖も潜血反応も陰性、白血球もなし。どう考えても尿路系の感染症とは思えない所見。しばらく考え込んでしまったが、どうしても抗生剤をくれるまで動かない的態度にこちらが根負け、抗生剤を出さなければ、さらなる検査も受けてくれなそうな雰囲気だったので、やむを得ず、抗生剤を一週間分処方した。これで改善しなければ、もう抗生剤を欲しいとは言わないだろう。このような医療を行っている自分にやや自己嫌悪。
posted by AMDA IMIC at 13:57 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2025年05月01日

2025年5月1日木曜

5月になりました。気候はよく都心に行くとどこも外国人でいっぱいですね。
4月28日火曜日は外国人患者は10人、総患者数66人に占める割合は15.1%だった。
 内訳はフィリピン人7人、ペルー人1人、イギリス人1人、タイ人1人。
イギリス人男性56歳、久しぶりにああいえばこういうタイプの方に会った。悪い人ではないことはよくわかるが、こちらといっしょに治療をしましょうというタイプではなく、こちらに自分を理解しろというタイプ。もちろん患者にも人権があり、自分でこうしたいという気持ちはよくわかるのだが、こちらの話にあまり耳を貸してくれない。けっきょくはすべて彼任せになってしまう。日本で病気をしないように願うばかりだ。
 昨日、急用があり、銀座、新宿へと出かけた。銀座では大通りに外国人の団体客を乗せた大型バスが列をなして停まり、近くの店の警備員とバスの運転手が口論をしていた。
 新宿では日中、酒に酔っているらしい若い西洋人2人が警官にとり囲まれ、それでも大声をあげたり、あばれたりと・・・
 このような光景を目にするとオーバーツーリズムの弊害というか、日本人の感情に火をつけかねないなと思った。
posted by AMDA IMIC at 09:27 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)