インド人女性29歳、日本語が上手な同国人のご主人が付いて来た。ときどきだが、刺すような痛みが右の上腹部から背部、下腹部、大腿部にかけてあると・・・泌尿器系かと思い、検尿するが何も異常なし。念のために泌尿器科を紹介したが、昼過ぎ、担当医から何も異常がないと連絡があった。午後になり、戻って来た。インドに一時帰国した折に左の下腹痛で婦人科を受診したと、インドの医療機関での所見を書いた書類を見せてくれた。子宮本体と頸部には異常がないが、右の卵巣に小さな嚢胞があると記載されていて、CA125を定期的にチェックすべしとあった。女性の婦人科医がいる施設を紹介、そして腫瘍マーカーは画像診断でがんを疑ったときに初めて保険診療の対象となるのだということを説明しておいた。
ペルー人男性30歳、二日目前より40度の発熱、休日夜間急患診療所では新型コロナは陰性と言われたそうだが、その後も解熱せず。頭痛が強いうえに、神経内科専門の院長が診察して頸部硬直があると判断、髄膜炎の可能性があるとして近くの公立病院に連絡したうえで、行ってもらった。
韓国人女性59歳。痩せたくて、「やせ薬」としていま、話題になっている糖尿病薬を内服しているご主人からもらって内服していて・・・たしかに驚くほど痩せた。その後、数か月前に韓国に行き、ボトックスの注射としわをひきあげる手術を受けたと教えてくれたのは前回。その時も今回もマスクにつながったベールで顎から首まで覆ったものを付けていて、まるでイスラム教徒の女性を連想させる。ちらっと横から見えた印象から言うと、やせすぎてしわがむしろ目立つようになったのではないかということだ。以前はふっくら、いい意味で健康的に見えたが。何が彼女をして、美容医療へお金をつぎ込ませるのか、まったく不思議。理解ができない。
2024年09月10日
2024年9月10日火曜
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2024年09月09日
2024年9月9日月曜
フィリピン人男性27歳、来日して半年。体がだるいと訴えて親族と来院。前回が初診で肝機能、甲状腺など採血を行ったが・・・FT3がごくわずかに高い以外はすべて異常がなかった。こちらについては経過観察をしようと話した。もう一つ相談が・・・と本人から有り。髪の毛がたくさん抜けるとのこと。親族が言うには日本の仕事にストレスがあるのだそうだ。ペースが合わないというようなニュアンスだった。どちらがいいとか悪いとか言うつもりはないが、たしかにフィリピン国内での仕事の進め方とは大きくちがっているのだと思う。最近、こういう研修生や実習生の中に心身に変調を来して来院する人が散見される。
このようなことを防ぐには来日する前に、日本での就労について全員に「研修」を受けてもらうべきだろう。雑なシステム運用の結果が、こういう人たちを生み出すことになるのではないかと思うしだいだ。開業する少し前だから35年ぐらい前だろうか、近くの公立病院の外科に勤務していたとき、時間外にフィリピン人の若い女性が胃が痛いとやってきたことがあった。聞けば最近、フィリピンから来日、市内のフィリピンパブで働き始めたとのことで、男性従業員が付いて来た。内視鏡検査まで行って十二指腸潰瘍と診断し、内服薬を処方したが、あまり上手ではない英語で「仕事がつらい、規則が多すぎてつらい」と話していた。
タイ人男性54歳、高血圧で通院中、前月の採血の結果。中性脂肪が843、尿酸値が7.3、これは放置はできず、タイ人スタッフを通じて詳しい生活状況を聴取、食事療法と内服薬を処方した。
フィリピン人男性19歳、日本で再婚した母親に呼び寄せられて来日、就労するための健康診断を依頼され、施行したところ、肝機能の数値がかなり悪かったという状況。その原因を探るべく、まずはHA抗体とHBs抗原を調べたが、陰性。ここまではわかった。これ以上の検査となると、近くの公立病院の消化器科にお世話になるしかないだろうと思っていたが・・・日本の公的保険に加入していない。来日して3か月。まさか、こんな若さで医療機関のお世話になるとは思っていなかったのだろうが・・・前回、早く公的保険に加入するようにと話した。母親にどうなったかを訊ねてみた。母親はまず自分の社会保険の家族として加入できないか、自分が働く会社の社長にお願いしてみたそうだが、本人もこの会社で働くそうで、どうせ本人も独立した保険証がもらえるはずなので、いま、母親の保険に家族として入ることは面倒くさいから・・・と断られたそうだ。面倒なのかどうかとは関係ないだろうが、外国人相手にこんな対応をする社長がまだいるのかとあきれてしまった。そういう時には短い間でも国保があるとは話したが、このケースは社保加入が優先されるケースだ。
データの通りをただ診断書に書き込むと不採用になることもありえないことではないと本人と母親に話し、まずは肝機能庇護剤を自費で内服してもらい、一か月後に採血して肝機能をチェック。よくならない場合は保険に加入してから近くの公立病院の消化器に情報提供書を書くと話して、納得してもらった。
このようなことを防ぐには来日する前に、日本での就労について全員に「研修」を受けてもらうべきだろう。雑なシステム運用の結果が、こういう人たちを生み出すことになるのではないかと思うしだいだ。開業する少し前だから35年ぐらい前だろうか、近くの公立病院の外科に勤務していたとき、時間外にフィリピン人の若い女性が胃が痛いとやってきたことがあった。聞けば最近、フィリピンから来日、市内のフィリピンパブで働き始めたとのことで、男性従業員が付いて来た。内視鏡検査まで行って十二指腸潰瘍と診断し、内服薬を処方したが、あまり上手ではない英語で「仕事がつらい、規則が多すぎてつらい」と話していた。
タイ人男性54歳、高血圧で通院中、前月の採血の結果。中性脂肪が843、尿酸値が7.3、これは放置はできず、タイ人スタッフを通じて詳しい生活状況を聴取、食事療法と内服薬を処方した。
フィリピン人男性19歳、日本で再婚した母親に呼び寄せられて来日、就労するための健康診断を依頼され、施行したところ、肝機能の数値がかなり悪かったという状況。その原因を探るべく、まずはHA抗体とHBs抗原を調べたが、陰性。ここまではわかった。これ以上の検査となると、近くの公立病院の消化器科にお世話になるしかないだろうと思っていたが・・・日本の公的保険に加入していない。来日して3か月。まさか、こんな若さで医療機関のお世話になるとは思っていなかったのだろうが・・・前回、早く公的保険に加入するようにと話した。母親にどうなったかを訊ねてみた。母親はまず自分の社会保険の家族として加入できないか、自分が働く会社の社長にお願いしてみたそうだが、本人もこの会社で働くそうで、どうせ本人も独立した保険証がもらえるはずなので、いま、母親の保険に家族として入ることは面倒くさいから・・・と断られたそうだ。面倒なのかどうかとは関係ないだろうが、外国人相手にこんな対応をする社長がまだいるのかとあきれてしまった。そういう時には短い間でも国保があるとは話したが、このケースは社保加入が優先されるケースだ。
データの通りをただ診断書に書き込むと不採用になることもありえないことではないと本人と母親に話し、まずは肝機能庇護剤を自費で内服してもらい、一か月後に採血して肝機能をチェック。よくならない場合は保険に加入してから近くの公立病院の消化器に情報提供書を書くと話して、納得してもらった。
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2024年09月07日
2024年9月7日土曜
木曜日とうって変わって外国人患者が17人もいた6日金曜日。考えさせられた患者が2人。
フィリピン人男性22歳、胸が痛いと来院。同じ年頃の少し日本語が話せる男性が付いて来た。実習生で来日6か月とのこと。仕事は建設業。胸の音を聴いても異状なく、血圧も正常。念のために胸部レントゲン写真を撮影しても自然気胸などの所見はなし。心電図も異状なし。待合室を見ると、待っている間、スマホで楽しそうにゲームをしている。僕が英語で話すと戸惑ったような顔つきで、返事が返ってこない。日本語で話すと「はい」という返事は帰ってくるが。「わかりました」の「はい」ではなく、単なる相槌だ。たまたまフィリピン人スタッフがいない時間帯だったのでいろいろと聞き出すのに苦労したが、わかつたことは仕事のストレスが強い、仕事が早いと話していたこと。たぶん、メンタルの問題だろう。とくに処方はしなかったが、フィリピンでの働き方を「標準」と考えるのなら、日本の仕事はつらいのだろうと思う。
午後一番にやってきたのはベトナム人女性21歳。午前中に市内の医療機関から胃が痛いというベトナム人女性を行かせていいか?と連絡が入っていた人だ。スマホを持っていて、スマホの先には会社のベトナム人通訳がいるとのことだった。この通訳とやりとりをしていてわかったことは・・・彼女も実習生、来日して9か月。1週間ほど前から胃が痛いという。痛いところを触ってもらうと右中腹部、いわゆる胃のあたりではない。さらに訊ねていく。便の下痢状態で腹痛には波があるという。ここまで訊ねて、およそ疾患のめぼしをつけた。感染性腸炎で熱がなくても同じような症状になるが、来日してから何回か、同じような痛みがあったというので、過敏性腸症候群と推察した。会社の通訳はむずかしい医学的に日本語はわかりそうもなかったので、別の場所で働いていたベトナム人スタッフに事情を話して電話通訳してもらった。やはり僕の推察はまちがっていないと確信した。トリメブチンとビオスリー、それに腹痛時に備えてスコポラミンを処方しておいた。次回はベトナム人スタッフが来てくれる28日に来てもらおうと話したら、会社の通訳が仕事が入っていて彼女は休めない、原因はストレスですか?と問うてきた。たぶん、そうなのだろうが、せっかくベトナム語のスタッフが勤務しているという28日に「行けない」「行かせられない」という働き方のところにいるなら、そりゃストレスはたまるだろう。
ふたりについては帰国したら、翌日から症状がなくなる気がする。
フィリピン人男性22歳、胸が痛いと来院。同じ年頃の少し日本語が話せる男性が付いて来た。実習生で来日6か月とのこと。仕事は建設業。胸の音を聴いても異状なく、血圧も正常。念のために胸部レントゲン写真を撮影しても自然気胸などの所見はなし。心電図も異状なし。待合室を見ると、待っている間、スマホで楽しそうにゲームをしている。僕が英語で話すと戸惑ったような顔つきで、返事が返ってこない。日本語で話すと「はい」という返事は帰ってくるが。「わかりました」の「はい」ではなく、単なる相槌だ。たまたまフィリピン人スタッフがいない時間帯だったのでいろいろと聞き出すのに苦労したが、わかつたことは仕事のストレスが強い、仕事が早いと話していたこと。たぶん、メンタルの問題だろう。とくに処方はしなかったが、フィリピンでの働き方を「標準」と考えるのなら、日本の仕事はつらいのだろうと思う。
午後一番にやってきたのはベトナム人女性21歳。午前中に市内の医療機関から胃が痛いというベトナム人女性を行かせていいか?と連絡が入っていた人だ。スマホを持っていて、スマホの先には会社のベトナム人通訳がいるとのことだった。この通訳とやりとりをしていてわかったことは・・・彼女も実習生、来日して9か月。1週間ほど前から胃が痛いという。痛いところを触ってもらうと右中腹部、いわゆる胃のあたりではない。さらに訊ねていく。便の下痢状態で腹痛には波があるという。ここまで訊ねて、およそ疾患のめぼしをつけた。感染性腸炎で熱がなくても同じような症状になるが、来日してから何回か、同じような痛みがあったというので、過敏性腸症候群と推察した。会社の通訳はむずかしい医学的に日本語はわかりそうもなかったので、別の場所で働いていたベトナム人スタッフに事情を話して電話通訳してもらった。やはり僕の推察はまちがっていないと確信した。トリメブチンとビオスリー、それに腹痛時に備えてスコポラミンを処方しておいた。次回はベトナム人スタッフが来てくれる28日に来てもらおうと話したら、会社の通訳が仕事が入っていて彼女は休めない、原因はストレスですか?と問うてきた。たぶん、そうなのだろうが、せっかくベトナム語のスタッフが勤務しているという28日に「行けない」「行かせられない」という働き方のところにいるなら、そりゃストレスはたまるだろう。
ふたりについては帰国したら、翌日から症状がなくなる気がする。
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2024年09月06日
2024年9月6日金曜
ドミニカ人女性54歳、高血圧で通院中。先々週、突然、血圧が180まで上昇。当日、僕のクリニックが休診だったので、スペイン語の通訳がいる市内の某病院を受診したとのこと。同病院で血管拡張剤のテープを処方してもらい、貼ったら、頭が痛くなり、めまいがして血圧を測定したら、80/60まで下がっていたとのことだった。今後、同病院に通院するようにと言われたが、住まいから遠いので、今まで通り、僕のクリニックに通院したいと返事をすると、CTの検査を勧められ、腎臓に問題があると言われたそうだ。どんな問題があるの?と訊ねたが、具体的には何のことだか、わからないと話していた。このケース、彼女がこんなにこちらに来たいと言うなり、がんばって引き受けなければいけないと感じた。もうひとつ、感じたことはどうしてCTの結果を日本語でもいいので本人に渡さないかということだ。実は先週末、同病院で父親が大腸内視鏡検査を受けて、ポリープ摘出。でも一部が残っているからと再度の検査を勧められた日本人から相談を受けた。高齢の父親に再度、検査を受けてもらうべきか否か?と。その方も病理の結果など、資料を一切、もらっておらず、
これでは判断しようがないので、病理学診断の結果をいただいてきたら?と話した。昨日、受診し、病理学的診断の報告書のコピーをいただきたいと話したら、相手の医師に渡せないと言われたと教えてくれた。こういう対応はおかしなことと思う。CTの診断結果も病理学的診断の結果も患者のものでもあるはずだ。このような閉鎖的な考えが今の若い医師にもあることに驚きを隠せなかった。
スリランカ人女性61歳、特定健診の結果を説明した。故国にいる時から脂質異常症で内服治療中。そのためかどうか、まったく異常数値、異常データはなかった。
台湾人男性38歳、台湾に一時帰国。胃が痛くなり、病院で内視鏡検査を受けて胃潰瘍と診断されて内服中。帰国したあたりからときどき肛門から出血するとのこと。直腸肛門診を行うと、肛門から数センチのところに親指より少し小さなしこりを触れた。硬い便かな?と思ったが、よくよく全体を触ると、長い茎がある。いわゆる山田W型のポリープだ。表面から出血している。肛門鏡を挿入すると、ぎりぎり見える感じ。結果を説明、見にくいが、肛門鏡での写真も見せた。本日、市内の公立病院を受診するようにと情報提供書をしたためた。
これでは判断しようがないので、病理学診断の結果をいただいてきたら?と話した。昨日、受診し、病理学的診断の報告書のコピーをいただきたいと話したら、相手の医師に渡せないと言われたと教えてくれた。こういう対応はおかしなことと思う。CTの診断結果も病理学的診断の結果も患者のものでもあるはずだ。このような閉鎖的な考えが今の若い医師にもあることに驚きを隠せなかった。
スリランカ人女性61歳、特定健診の結果を説明した。故国にいる時から脂質異常症で内服治療中。そのためかどうか、まったく異常数値、異常データはなかった。
台湾人男性38歳、台湾に一時帰国。胃が痛くなり、病院で内視鏡検査を受けて胃潰瘍と診断されて内服中。帰国したあたりからときどき肛門から出血するとのこと。直腸肛門診を行うと、肛門から数センチのところに親指より少し小さなしこりを触れた。硬い便かな?と思ったが、よくよく全体を触ると、長い茎がある。いわゆる山田W型のポリープだ。表面から出血している。肛門鏡を挿入すると、ぎりぎり見える感じ。結果を説明、見にくいが、肛門鏡での写真も見せた。本日、市内の公立病院を受診するようにと情報提供書をしたためた。
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2024年09月05日
2024年9月5日木曜
雨が降って患者全体の数が少なかった3日火曜日、外国人患者数も一日6人と少なかった。
ペルー人男性71歳、いつも日本語が理解できる息子さんが付いてくる。彼らの年齢になると、新しく言葉を覚えるのは至難の業なのだろう。
フィリピン人女性43歳、寝られない、動悸がすると来院。聞けば2週間前にフィリピンにいる父親が倒れたとのこと。頭の手術をして、まだICUに入っていると教えてくれた。病気は脳出血だった。もちろん父親のことを心配しているのだが、もうひとつ彼女を悩ませているのはお金だ。手術代やICUに入っている費用など、家を売ると話していた。公的健康保険という制度がないフィリピンでは庶民ががんや脳卒中に罹患すると、放置して死ぬのを家で待つか、治療を受けて大きな借金を抱え、家を売ってもにっちもさっちもいかなくなる人生に転落するが、どちらかしかない。公的保険制度の恩恵を受けていることに感謝。
フィリピン人男性19歳、フィリピンからやってきて6か月、就職のための検診を受けたら、S-GPTが100を超え、白血球数も11600だった。このまま結果を書き込んだ書類を渡したら、会社から断られるかもしれない。とくに症状はなし。そこでまずHA抗体と白血球分画のチェックを行った。
先日、神奈川県外国人医療推進委員会が開催された。県の委員会なので、最終的には県が決めることなのだが、ぜひ、外国人にとっても受け入れる医療機関にとっても実りのある結論であってほしい。
ペルー人男性71歳、いつも日本語が理解できる息子さんが付いてくる。彼らの年齢になると、新しく言葉を覚えるのは至難の業なのだろう。
フィリピン人女性43歳、寝られない、動悸がすると来院。聞けば2週間前にフィリピンにいる父親が倒れたとのこと。頭の手術をして、まだICUに入っていると教えてくれた。病気は脳出血だった。もちろん父親のことを心配しているのだが、もうひとつ彼女を悩ませているのはお金だ。手術代やICUに入っている費用など、家を売ると話していた。公的健康保険という制度がないフィリピンでは庶民ががんや脳卒中に罹患すると、放置して死ぬのを家で待つか、治療を受けて大きな借金を抱え、家を売ってもにっちもさっちもいかなくなる人生に転落するが、どちらかしかない。公的保険制度の恩恵を受けていることに感謝。
フィリピン人男性19歳、フィリピンからやってきて6か月、就職のための検診を受けたら、S-GPTが100を超え、白血球数も11600だった。このまま結果を書き込んだ書類を渡したら、会社から断られるかもしれない。とくに症状はなし。そこでまずHA抗体と白血球分画のチェックを行った。
先日、神奈川県外国人医療推進委員会が開催された。県の委員会なので、最終的には県が決めることなのだが、ぜひ、外国人にとっても受け入れる医療機関にとっても実りのある結論であってほしい。
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2024年09月03日
2024年9月3日火曜
昨日はうれしいことがいくつかあった。
珍しいことに米軍基地からの患者が5人もいた。全員、保険外診療。
このうち、60代後半のご夫婦、糖尿病や高血圧で通院してくれていた。今回が最後で、帰国するということで、担当医に花をくださった。きれいな菊の花。日本では菊はあまりおめでたいときに使う花ではないが・・・彼らがそれを知る由もない。ありがたく気持ちをいただいた。
43歳、女性、高血圧で通院中。前回採血の結果、中性脂肪が287と高い。何も食べていないというのだが・・・ラーメンが好きと言うので、訊ねてみたら、スープもおいしくて全部飲み干してしまうらしいと分かった。ラーメンは食べていいけど、スープは飲まない方がよいと話すと、同行してきたもうひとりの女性と大笑い。おいしいよねえ、全部飲み干しているよねえと話していた。これからは飲みませんと一言。
午後の一番に日本人女性が咳、痰など風邪症状で来院。自分で新型コロナの簡易抗原検査を施行、陰性だったが、身近にインフルエンザの人が出たと聞いて心配になったという。新型コロナの検査から施行、陰性を確認してから、インフルエンザを検査したら、うっすら陽性反応が出た。この程度の症状でインフルエンザが陽性なら、今後、インフルエンザの検査を施行する目安をどのように考えればいいのか、わからなくなってしまった・・・と話したいのはこの女性のことではなかった。外で待っているときに彼女の横に米国人の男性が立っていた。昨年だったか・・・胃の具合がなんだか悪いと言うのだが、奥様が内視鏡検査を受けるようにと話しても言うことを聞かず。以前に一回、受けた内視鏡検査がつらかったのだそうだ。それまで高血圧で彼を拝見していて、奥様が「先生が説得してくれたら言うことを聞くかもしれない」とおっしゃるので、懸命に説得。内視鏡検査を施行した。すると・・胃の入り口に明らかにがんとはちがう病変が・・・とっさに悪性リンパ腫と思ったが、病理の結果は僕の勘の通りだった。それから近くの公立病院に紹介、本人がおっしゃるには化学療法を6クール終えて、病変は消失したそうだ。よかったと手を握り合った。
朝やってきたラオス人女性53歳、生命保険に加入するための審査、一通り、審査を終えてすいていたので雑談したところ、驚くべきことがわかった。クリニックから少し離れた市内でタイ料理を作っていたらしい。コロナの影響で店をたたんだが、先生のところに来るタイ人のおばちゃんに頼まれて、いつも料理を作っているよと言い出した。タイ人のおばちゃんがだれか、瞬時にわかった。2か月に一度、高血圧の診療にやってくるナコンサワン出身の70歳の女性だ。いつも来るたびにスタッフにタイ料理を持ってきてくれるのだが、自分で作ってくるのだとばかり思い込んでいた。お金を払って買ってきてくれていたのだとわかり、なんとも言えない気持ちになった。ただ、感謝。
珍しいことに米軍基地からの患者が5人もいた。全員、保険外診療。
このうち、60代後半のご夫婦、糖尿病や高血圧で通院してくれていた。今回が最後で、帰国するということで、担当医に花をくださった。きれいな菊の花。日本では菊はあまりおめでたいときに使う花ではないが・・・彼らがそれを知る由もない。ありがたく気持ちをいただいた。
43歳、女性、高血圧で通院中。前回採血の結果、中性脂肪が287と高い。何も食べていないというのだが・・・ラーメンが好きと言うので、訊ねてみたら、スープもおいしくて全部飲み干してしまうらしいと分かった。ラーメンは食べていいけど、スープは飲まない方がよいと話すと、同行してきたもうひとりの女性と大笑い。おいしいよねえ、全部飲み干しているよねえと話していた。これからは飲みませんと一言。
午後の一番に日本人女性が咳、痰など風邪症状で来院。自分で新型コロナの簡易抗原検査を施行、陰性だったが、身近にインフルエンザの人が出たと聞いて心配になったという。新型コロナの検査から施行、陰性を確認してから、インフルエンザを検査したら、うっすら陽性反応が出た。この程度の症状でインフルエンザが陽性なら、今後、インフルエンザの検査を施行する目安をどのように考えればいいのか、わからなくなってしまった・・・と話したいのはこの女性のことではなかった。外で待っているときに彼女の横に米国人の男性が立っていた。昨年だったか・・・胃の具合がなんだか悪いと言うのだが、奥様が内視鏡検査を受けるようにと話しても言うことを聞かず。以前に一回、受けた内視鏡検査がつらかったのだそうだ。それまで高血圧で彼を拝見していて、奥様が「先生が説得してくれたら言うことを聞くかもしれない」とおっしゃるので、懸命に説得。内視鏡検査を施行した。すると・・胃の入り口に明らかにがんとはちがう病変が・・・とっさに悪性リンパ腫と思ったが、病理の結果は僕の勘の通りだった。それから近くの公立病院に紹介、本人がおっしゃるには化学療法を6クール終えて、病変は消失したそうだ。よかったと手を握り合った。
朝やってきたラオス人女性53歳、生命保険に加入するための審査、一通り、審査を終えてすいていたので雑談したところ、驚くべきことがわかった。クリニックから少し離れた市内でタイ料理を作っていたらしい。コロナの影響で店をたたんだが、先生のところに来るタイ人のおばちゃんに頼まれて、いつも料理を作っているよと言い出した。タイ人のおばちゃんがだれか、瞬時にわかった。2か月に一度、高血圧の診療にやってくるナコンサワン出身の70歳の女性だ。いつも来るたびにスタッフにタイ料理を持ってきてくれるのだが、自分で作ってくるのだとばかり思い込んでいた。お金を払って買ってきてくれていたのだとわかり、なんとも言えない気持ちになった。ただ、感謝。
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2024年09月02日
2024年9月2日月曜
31日土曜日、まだ台風の余波で突然叩きつけるような雨。なのに外国人患者は多かった。仕事をしていて土曜日にしか時間が取れないという人たちや雨が降っているから外での仕事が休みになり、やってきたという人たち。
スリランカ人女性52歳、大和市特定健診で来院。新患。どうして僕のクリニックを知ったのか?と訊ねたら、同国人のご主人が通院しているとのことだった。
タイ人女性57歳、高血圧で数か月前から通院している。降圧剤を使っていて、血圧は128/84、体調もよくなり、少しは痩せたと喜んでいた。
フィリピン人男性27歳、ここ3週間ぐらい、震え、寒気、体か頭から足まで痛いという。今、痛いのか?と訊ねると、そうと答えるが、普通に椅子に座っている。咳も痰も咽頭痛もなく、下痢もない。当初より発熱もないとのこと。話していて気がついたが、手が小刻みに震えていた。彼を見ていて、なんとなく、気がついたことがあり、質問してみた。日本にやってきたのは3月で、保険証からは大企業に勤務していることがわかった。仕事は楽しい?と訊ねると、以前の仕事の方がよかった、今の仕事は失敗したらどうしようとかいつも不安になる、もともと神経質なのでと答える。それに給料が安いんですと漏らしていた。このあたりに病状の原因がありそうと推察したが、実は本当に病気がありました・・・では困るので、まずは肝機能、腎機能のほか、糖尿病、甲状腺ホルモンなどについて採血した。結果は来週の土曜日に再診で説明すると話すと、それまでに具合が悪くなったらどうしよう?と言う。かなり精神的に追い込まれているのだと感じた。
フィリピン人男性19歳、同国人の母親が連れて来た。フィリピンに残っていた息子を連れて来たので働くために健康診断をしてほしいとのこと。予約もなくいきなりではあったが、受けた。
フィリピン人男性41歳、会社での健康診断の結果を持参していた。尿酸値が7.8と高く、LDLコレステロールもやや高い。後者は食事療法で、前者には処方を行った。
タイ人女性46歳、しばらく来なかったが、チェンマイの実家に帰っていたとのこと。亡くなった日本人のご主人の家族といろいろともめごとを抱えていて、いつもご主人の写真をバッグに入れている。弁護士を依頼していて、精神的にもきつい時期があり、眠剤とアルプラゾラムを処方していた。今回、帰国した時に病院を受診したと薬を見せてくれた。中を診て驚いた。鬱の薬、抗てんかん薬、眠剤と山ほどの薬が入っていた。とくに精神科については通訳がついての診察はむずかしく、ある意味、帰国しての受診は理想的なのだが・・・
以前にタイにいるタイ人の知り合いがバンコクの某病院の精神科を受診した際に、かなりヘビーな投薬がされていて、驚いたことを思い出した。タイにも保険診療があるが、日本の制度のようなこの薬はこの病気じゃないと使えないとか、そういう制度上の規制はないのではないかと感じた。
スリランカ人女性52歳、大和市特定健診で来院。新患。どうして僕のクリニックを知ったのか?と訊ねたら、同国人のご主人が通院しているとのことだった。
タイ人女性57歳、高血圧で数か月前から通院している。降圧剤を使っていて、血圧は128/84、体調もよくなり、少しは痩せたと喜んでいた。
フィリピン人男性27歳、ここ3週間ぐらい、震え、寒気、体か頭から足まで痛いという。今、痛いのか?と訊ねると、そうと答えるが、普通に椅子に座っている。咳も痰も咽頭痛もなく、下痢もない。当初より発熱もないとのこと。話していて気がついたが、手が小刻みに震えていた。彼を見ていて、なんとなく、気がついたことがあり、質問してみた。日本にやってきたのは3月で、保険証からは大企業に勤務していることがわかった。仕事は楽しい?と訊ねると、以前の仕事の方がよかった、今の仕事は失敗したらどうしようとかいつも不安になる、もともと神経質なのでと答える。それに給料が安いんですと漏らしていた。このあたりに病状の原因がありそうと推察したが、実は本当に病気がありました・・・では困るので、まずは肝機能、腎機能のほか、糖尿病、甲状腺ホルモンなどについて採血した。結果は来週の土曜日に再診で説明すると話すと、それまでに具合が悪くなったらどうしよう?と言う。かなり精神的に追い込まれているのだと感じた。
フィリピン人男性19歳、同国人の母親が連れて来た。フィリピンに残っていた息子を連れて来たので働くために健康診断をしてほしいとのこと。予約もなくいきなりではあったが、受けた。
フィリピン人男性41歳、会社での健康診断の結果を持参していた。尿酸値が7.8と高く、LDLコレステロールもやや高い。後者は食事療法で、前者には処方を行った。
タイ人女性46歳、しばらく来なかったが、チェンマイの実家に帰っていたとのこと。亡くなった日本人のご主人の家族といろいろともめごとを抱えていて、いつもご主人の写真をバッグに入れている。弁護士を依頼していて、精神的にもきつい時期があり、眠剤とアルプラゾラムを処方していた。今回、帰国した時に病院を受診したと薬を見せてくれた。中を診て驚いた。鬱の薬、抗てんかん薬、眠剤と山ほどの薬が入っていた。とくに精神科については通訳がついての診察はむずかしく、ある意味、帰国しての受診は理想的なのだが・・・
以前にタイにいるタイ人の知り合いがバンコクの某病院の精神科を受診した際に、かなりヘビーな投薬がされていて、驚いたことを思い出した。タイにも保険診療があるが、日本の制度のようなこの薬はこの病気じゃないと使えないとか、そういう制度上の規制はないのではないかと感じた。
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