某欧州の若い女性、留学生だとのこと。数日前に体重が減っているから胃の検査を行ってほしいと支援者らしい日本人から電話があった。別の医療機関で血液検査などを受けたとのことなので、ただちに内視鏡検査を行うのではなく、まずは先の医療機関で行った検査結果を見せてくださいと話した。それらしい女性がやってきたのは午後になってから。聞けば来日直前につきあっていた男性との別れがあり、朝は食事をしなくなり、3月以来、体重が10キロ減ったという。見せてくれた血液検査の結果では、血糖値が70で、GFR Creatが65、ほかに肝機能など異常な所見はなかった。しばらくこのデーターを見ながら、彼女を前にして考えた。採血と食事との関係を訊ねると食後3時間で採血したのだとこと。食後、3時間にしては血糖値が70と低すぎるし、65以上が正常範囲内であるGFR Creatも20台前半という年齢を考えると低すぎる。これらについての説明を行い、あらためて空腹時の採血をさせてもらうことの了解を得た。普通体形のお嬢さんなのだが、よくよく考えると10キロやせても今の体形ということは、以前はもっとふくよか・・というより肥満体形に近かったのだろう。先の血糖値もGFR Creat もやせた結果なのか、原因なのかもよくよく考えねばならないし、動悸がすると訴えていたこともあり、甲状腺機能のチェックも必要、今の栄養状態をみるためにアルブミンも調べておこうと思う。拒食症である程度、やせてしまうと、それからあせって食べようとしてもなかなか食欲が湧かないことがある。動悸も自律神経失調症のような気がすると、それと疑うには甲状腺ホルモンの血液検査のほかに心電図で異常がないことも確認しなければならないだろう。最初の医療機関ではうまく英語が伝わらなかったと彼女が話していたが、これだけのことをまちがいなく伝えるにはある程度の英語力は必要と思う。
ベトナム人女性33歳、左の上腕の皮下に埋め込まれた避妊用のチューブの摘出術施行。同じベトナム人のご主人が付き添って都内からやってきた。触診で扇状に二本挿入してあった。できるだけ小さな創で抜去しようと思うのだが、扇のかなめが少し距離がある。二本の間を5ミリほど切開し、皮膚をずらしながら二本摘出まで5分かかったかかからないか・・・外科医でよかったと思う瞬間。抜糸で医療機関を受診する必要がないようにアロンアルファでとめておいた。
先週の木曜に取材に来たNHKの方からメールあり。来週火曜の夜6時からの首都圏ニュースで放映されるとのことだった。時間のある方はぜひご覧いただきたい。
2023年07月15日
令和5年7月15日土曜
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2023年07月14日
令和5年7月14日金曜
フィリピン人男性65歳、本年初頭に脳出血で緊急入院。入院中に脳動脈瘤があることが判明、医師からは開頭してのクリッピング手術を勧められていたが、怖くて決心がつかず。何回も意見を求められた。医師の勧め通りのクリッピングがよいと僕の考えを述べた。それから数か月経過した昨日、手術を終えて無事に退院し、あいさつに奥様とやってきた。元気そうでほっとした。今後も以前通りに血圧をコントロールしていくことにしたが、以前のようにいい加減な通院はしないようにと釘を刺した。
ぺルー人女性34歳、めまいと吐き気がするという。これだけでは何の病気かわからない。高血圧や消化管の疾患、メニエールや新型コロナだって否定はできない。まず、クリニックの中に入ってもらってよいという決断を下し、診察室で詳しい症状を聞くと、下痢はしていないが、いつもより便が柔らかいとのこと。ここで吐き気を伴う急性感染性胃腸炎の軽いタイプと診断できた。やはり母語で訊ねるとさらなる情報がわかるようだ。
ベトナム人男性20歳、吐き気と下痢。彼も感染性腸炎でかつ脱水が進んでいる。点滴をするところまではベトナム語医療用語集でなんとか切り抜けたが・・・さらに詳しい説明をしようとベトナム語スタッフに電話連絡したところ、連絡が取れず・・・どうしようかと思ったところでひらめいた。たまたまだが・・・隣のベッドで熱中症で点滴を受けていたのが、中国系ベトナム人でインドシナ難民として日本に定住している81歳の女性だったのだ。頼み込んで彼女に通訳してもらった。もちろんむずかしい単語は使わずに。
フィリピン人女性48歳、介護職だという。会社の新型コロナ抗原キットで陽性。どうして検査を行ったのか、なにか症状があったのか?と訊ねてもはっきりとした返事はなし。フィリピン人スタッフが駆けつけて来て理解できた。同じ介護の職場にいるフィリピン人が僕のクリニックで新型コロナ抗原検査陽性と判定され、以後、施設で全員の抗原検査を毎日行っていたところ、陽性に反応が出たということらしい。新型コロナも予防接種を受けた人ならこの程度の疾患になってきたのかと感慨深く思った。
ぺルー人女性34歳、めまいと吐き気がするという。これだけでは何の病気かわからない。高血圧や消化管の疾患、メニエールや新型コロナだって否定はできない。まず、クリニックの中に入ってもらってよいという決断を下し、診察室で詳しい症状を聞くと、下痢はしていないが、いつもより便が柔らかいとのこと。ここで吐き気を伴う急性感染性胃腸炎の軽いタイプと診断できた。やはり母語で訊ねるとさらなる情報がわかるようだ。
ベトナム人男性20歳、吐き気と下痢。彼も感染性腸炎でかつ脱水が進んでいる。点滴をするところまではベトナム語医療用語集でなんとか切り抜けたが・・・さらに詳しい説明をしようとベトナム語スタッフに電話連絡したところ、連絡が取れず・・・どうしようかと思ったところでひらめいた。たまたまだが・・・隣のベッドで熱中症で点滴を受けていたのが、中国系ベトナム人でインドシナ難民として日本に定住している81歳の女性だったのだ。頼み込んで彼女に通訳してもらった。もちろんむずかしい単語は使わずに。
フィリピン人女性48歳、介護職だという。会社の新型コロナ抗原キットで陽性。どうして検査を行ったのか、なにか症状があったのか?と訊ねてもはっきりとした返事はなし。フィリピン人スタッフが駆けつけて来て理解できた。同じ介護の職場にいるフィリピン人が僕のクリニックで新型コロナ抗原検査陽性と判定され、以後、施設で全員の抗原検査を毎日行っていたところ、陽性に反応が出たということらしい。新型コロナも予防接種を受けた人ならこの程度の疾患になってきたのかと感慨深く思った。
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2023年07月13日
令和5年7月13日木曜
フィリピン人女性33歳、咳や痰でやってきた。新型コロナの抗原検査を行って陰性。「ああ、よかった。これで葬式に出られる」と言うので、フィリピン人スタッフに聞いたところ、先日、肺がんで亡くなったフィリピン人男性の娘さんだった。今日の朝、フィリピン人スタッフから携帯に電話あり。彼の葬式に出席するので、午前中、少し遅れますとのことだった。彼の母親も患者なので、彼女のメンタルが心配になった。このようにフィリピン人スタッフが地域のフィリピン人コミュニティと強くつながっているので、相談も多いし、具合が悪い人もなんとか最悪の手前で治療につなげられている。
フィリピン人男性53歳、高血圧で受診しているのだが、かなりの頻脈があり、市内の循環器専門病院を紹介した。血圧測定の後に「今日はひとつだけ、薬がいらない」と言う。なぜなのか?と訊ねたら、翌日、同病院に入院してカテーター検査を受けるそうで、医師から「この薬は飲まないで欲しい」と言われたとわかった。彼は脂質代謝異常や高尿酸血症などで数種類の薬を内服している。プリプラノロールのこととはすぐにわかったが、患者が伝言を伝えることを忘れることだってありうる。このような大切なことは患者に伝言として託すにはふさわしくない。簡単なメモでもよいから医師から医師へ確実に伝える方法を選択してほしい。
イタリア人男性54歳、窓口でパニック障害だと話しているという。僕自身、心療内科が専門ではない。この手の疾患は緊急、あるいは準緊急な場合しか対応しないのだが・・・とりあえず診察室で話を聞いてみることにした。すると・・・音楽家の彼は新型コロナの流行の中で音楽家としての仕事がなくなり、今は建設業、要するに肉体労働をしているそうだ。そういう環境でときどき動悸がしたり、息苦しくなるのだと言う。どんどん彼に話してもらって、彼の根底にあるものを理解しようとしたり、あるいはどのような検査が必要かを考えていく。すると・・・イタリアにいる家族が見るに見かねて、飛行機の片道チケットを送ってきて、その搭乗が明日だという。飛行機に長時間乗るのがとても怖いので、診断書を書いてほしいと言い出した。ここまで聞いて、ようやく彼の欲するところが理解できた。要するにチケットをキャンセルして別の日に振り替えるには医師の診断書が必要ということなのだと。診断書は何語で書くのか?と訊ねると、考え込んでいる。では診断書はどこに送るのか?と訊ねたら、イタリアの家族に送り、家族から飛行機会社に転送するとのこと。飛行機会社はどこ?と訊ねると、これがすぐにはわからず、スマホでなにやら検索して見せてくれたのが中国南方航空だった。これでは日本語ではなく、英語で書かなくてはだめだろうと言うと、英語でお願いしますという返事。それから英文証明書をパソコンで打ってプリントアウトするのに10分はかからなかったが・・・最後まで治療の話にはならなかった。
フィリピン人男性53歳、高血圧で受診しているのだが、かなりの頻脈があり、市内の循環器専門病院を紹介した。血圧測定の後に「今日はひとつだけ、薬がいらない」と言う。なぜなのか?と訊ねたら、翌日、同病院に入院してカテーター検査を受けるそうで、医師から「この薬は飲まないで欲しい」と言われたとわかった。彼は脂質代謝異常や高尿酸血症などで数種類の薬を内服している。プリプラノロールのこととはすぐにわかったが、患者が伝言を伝えることを忘れることだってありうる。このような大切なことは患者に伝言として託すにはふさわしくない。簡単なメモでもよいから医師から医師へ確実に伝える方法を選択してほしい。
イタリア人男性54歳、窓口でパニック障害だと話しているという。僕自身、心療内科が専門ではない。この手の疾患は緊急、あるいは準緊急な場合しか対応しないのだが・・・とりあえず診察室で話を聞いてみることにした。すると・・・音楽家の彼は新型コロナの流行の中で音楽家としての仕事がなくなり、今は建設業、要するに肉体労働をしているそうだ。そういう環境でときどき動悸がしたり、息苦しくなるのだと言う。どんどん彼に話してもらって、彼の根底にあるものを理解しようとしたり、あるいはどのような検査が必要かを考えていく。すると・・・イタリアにいる家族が見るに見かねて、飛行機の片道チケットを送ってきて、その搭乗が明日だという。飛行機に長時間乗るのがとても怖いので、診断書を書いてほしいと言い出した。ここまで聞いて、ようやく彼の欲するところが理解できた。要するにチケットをキャンセルして別の日に振り替えるには医師の診断書が必要ということなのだと。診断書は何語で書くのか?と訊ねると、考え込んでいる。では診断書はどこに送るのか?と訊ねたら、イタリアの家族に送り、家族から飛行機会社に転送するとのこと。飛行機会社はどこ?と訊ねると、これがすぐにはわからず、スマホでなにやら検索して見せてくれたのが中国南方航空だった。これでは日本語ではなく、英語で書かなくてはだめだろうと言うと、英語でお願いしますという返事。それから英文証明書をパソコンで打ってプリントアウトするのに10分はかからなかったが・・・最後まで治療の話にはならなかった。
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2023年07月11日
令和5年7月11日火曜
ドミニカ人女性52歳、新型コロナ抗原検査陽性。発熱はごく軽度。陽性と話すと驚いていた。
ぺルー人女性81歳、高血圧で通院中、日本語がわからないのと耳が遠くなってきているためと思うが、いつも受付で「薬」とだけ言うらしい。処方してあげるのだが、気になってしょうがない。こういう医療を忙しさにかまけてしていてはいけないと自分を戒める。
ベトナム人男性20歳、技能実習生。前日より「体の具合が悪い」と訴えていると受け入れ会社の女性が付いてきた。クリニックの外で新型コロナの抗原検査を行った。結果は陰性。
外で待っている間もずっとスマホでゲームをしているとスタッフが教えてくれた。陰性と判明してからクリニックの中で説明。熱中症を疑い、点滴をすることを説明、納得してもらった。付き添って来た会社の女性にいろいろと話しを聞くと・・・・受け入れてから、よくわからない体調の悪さやなんで?と思うような理由で仕事を休む人が多くて、どうしていいのか、困っているということであった。僕からみると、「よくある話」だが、日本の受け入れ側の会社としてはどうしてよいのか、わからないのだろう。仕事に対する考え方などなど、技能実習生が日本にやってくる前に、現地でオリエンテーションを行う中で彼らにわかってもらわねばいけない内容だと思う。すなわち技能実習生制度という制度の根幹の問題ではないだろうか。制度を民間の委託事業にするとあやしげな制度で終わってしまう。日本の就労人口がさらに少なくなり、外国人労働者に頼ることが多くなるというのに、こんなやり方でいいのだろうか。
ぺルー人女性81歳、高血圧で通院中、日本語がわからないのと耳が遠くなってきているためと思うが、いつも受付で「薬」とだけ言うらしい。処方してあげるのだが、気になってしょうがない。こういう医療を忙しさにかまけてしていてはいけないと自分を戒める。
ベトナム人男性20歳、技能実習生。前日より「体の具合が悪い」と訴えていると受け入れ会社の女性が付いてきた。クリニックの外で新型コロナの抗原検査を行った。結果は陰性。
外で待っている間もずっとスマホでゲームをしているとスタッフが教えてくれた。陰性と判明してからクリニックの中で説明。熱中症を疑い、点滴をすることを説明、納得してもらった。付き添って来た会社の女性にいろいろと話しを聞くと・・・・受け入れてから、よくわからない体調の悪さやなんで?と思うような理由で仕事を休む人が多くて、どうしていいのか、困っているということであった。僕からみると、「よくある話」だが、日本の受け入れ側の会社としてはどうしてよいのか、わからないのだろう。仕事に対する考え方などなど、技能実習生が日本にやってくる前に、現地でオリエンテーションを行う中で彼らにわかってもらわねばいけない内容だと思う。すなわち技能実習生制度という制度の根幹の問題ではないだろうか。制度を民間の委託事業にするとあやしげな制度で終わってしまう。日本の就労人口がさらに少なくなり、外国人労働者に頼ることが多くなるというのに、こんなやり方でいいのだろうか。
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2023年07月10日
令和5年7月10日月曜
タイ人男性55歳、高血圧にて3回目の診察。血圧は順調に下がってきて130/80。こうなると、正常に戻ったとして降圧剤をやめたり、いい加減に通院をする人がいる。彼にはなぜ通院して降圧剤を内服する必要があるのか、説明をしておいた。日本語がそれなりにわかる外国人の場合、こちらもほっとして日本語で話し、「はい」とか「わかった」と言われるとわかってくれたのだなと思いがちだが・・・・これが落とし穴で、タイ人やベトナム人やフィリピン人など、通訳スタッフの協力のもとにその国の言語で説明をするとわかっていない場合がかなり多い。彼の場合、中性脂肪が470と極めて高い。正常限界は149だ。放置するといずれ、動脈硬化が進み、さらに血圧が高くなる可能性が高い。説明すると、すぐに薬をくれと言う。リクエストの通りに薬を処方すると、食事の改善は絶対にしないと断言してよいので、彼の大好きなカルビは控えるようにと話した。
タイ人女性50歳、上記男性に比較してしまうと、彼女に理解をしてもらうことはさらに難しい。僕のタイ語ではなく、タイ人スタッフにタイ語で説明してもらっても理解力が低いのだ。おまけにぼそぼそと思いついたように話す。いつもやってくると、こちらの説明が本当に理解できたか、一抹の不安がつきまとう。
僕のクリニックにやってくるタイ人はバンコク出身の都会人や旅行者ではない。ほとんどの患者の出身地はイサーンと呼ばれる東北タイ。貧しいと一概には言えないが、行ってみるとやはり貧しいというか、つつましい生活をしている人たちが多い。一台のバイクに家族5人が乗ったり、小学生と思われる年頃のこどもがバイクを運転していたりと驚かされる。お祭りがあるとラムシンという軽快な音楽が朝までとどろくように鳴り響き、酒が入るともめごとも少なくない。イサーンの中でも北と東を中心にラオス系の人たちが多く、顔つきを見てもそれとわかる。それもそのはず、タイとラオスが戦争をしてラオスが負けてタイに領土を奪われるまで、イサーンはラオス領であった。イサーンの人たちが話すイサーン語はほぼラオス語だ。そしてイサーン南部はカンボジアと国境を接しており、クメール系の人たちが住む集落が多い。おとなの中にはカンボジア語を話す人が少なくないし、話すことはできないが、話の内容は理解できるという人はかなり多い。
ついつい、脱線してしまったが、二日目の実習にやってきた北里大学看護学部の学生に最後に僕のクリニックの感想を訊ねたところ、患者の目を見て話しているところが印象に残ったと言われた。当たり前のことが印象に残るとは・・・・患者が日本人であれ、外国人であれ、誤解なく説明や気持ちを理解してもらおうと思うなら、目を見て話すことは基本中の基本なのに。
タイ人女性50歳、上記男性に比較してしまうと、彼女に理解をしてもらうことはさらに難しい。僕のタイ語ではなく、タイ人スタッフにタイ語で説明してもらっても理解力が低いのだ。おまけにぼそぼそと思いついたように話す。いつもやってくると、こちらの説明が本当に理解できたか、一抹の不安がつきまとう。
僕のクリニックにやってくるタイ人はバンコク出身の都会人や旅行者ではない。ほとんどの患者の出身地はイサーンと呼ばれる東北タイ。貧しいと一概には言えないが、行ってみるとやはり貧しいというか、つつましい生活をしている人たちが多い。一台のバイクに家族5人が乗ったり、小学生と思われる年頃のこどもがバイクを運転していたりと驚かされる。お祭りがあるとラムシンという軽快な音楽が朝までとどろくように鳴り響き、酒が入るともめごとも少なくない。イサーンの中でも北と東を中心にラオス系の人たちが多く、顔つきを見てもそれとわかる。それもそのはず、タイとラオスが戦争をしてラオスが負けてタイに領土を奪われるまで、イサーンはラオス領であった。イサーンの人たちが話すイサーン語はほぼラオス語だ。そしてイサーン南部はカンボジアと国境を接しており、クメール系の人たちが住む集落が多い。おとなの中にはカンボジア語を話す人が少なくないし、話すことはできないが、話の内容は理解できるという人はかなり多い。
ついつい、脱線してしまったが、二日目の実習にやってきた北里大学看護学部の学生に最後に僕のクリニックの感想を訊ねたところ、患者の目を見て話しているところが印象に残ったと言われた。当たり前のことが印象に残るとは・・・・患者が日本人であれ、外国人であれ、誤解なく説明や気持ちを理解してもらおうと思うなら、目を見て話すことは基本中の基本なのに。
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2023年07月08日
令和5年7月8日土曜
ぺルー人女性56歳、咳と痰があると来院。昨年、新型コロナに罹患したことがあり、カルテにその記載があった。新型コロナの抗原検査を行いたいと話すと、ええっまたあ!と言われた。結果は陽性。こんな症状でcovid 19 ですか?と驚いたように言う。ワクチン接種を受けていると、この程度の人もたくさんいますと答えた。
ドミニカ人女性53歳、高血圧で通院中。初診からしばらくは信頼されていなかったのか、なにかにつけてやたらと質問が多く、「面倒な患者」の一人だったが、いつのころからか、笑顔で楽しく受診してくれるようになった。昨日もしばらくおしゃべりして帰って行った。
フィリピン人女性52歳、県内の遠方から来院。クリニックの外に座り込んでいて具合が悪そう。発熱と呼吸器症状あり。どうしてこんな遠くまでやってきたのか?とフィリピン人スタッフが訊ねると、「みな、断られた」とのことだった。医療機関にいくつか問い合わせをしたが、診てもらえなかったということだろう。話しているうちに理由がわかってきた。発熱しているからという理由だけで断られたのではなさそうだということが・・・・英語はほぼ通じない。日本語もダメ、通じるのはタガログ語だけなのだ。この状態で、どうして中長期滞在のビザを持って生活しているのか、不思議に思うくらいだ。新型コロナの抗原検査で陽性。電車でやってきたと言う。五類だから、今は電車に乗っても構わないはずだが・・・人が少ない車両に乗って、マスクをしっかりしているようにと話した。こういうケース、やはり住居の近くで診てあげてほしい。
午後になり、悲しい知らせ。昨年の秋に会社の健診で肺がんを疑われ、その後、確定診断となり、某病院で化学療法を受けていたフィリピン人男性が急に亡くなったのだという。奥さんも含めて一族、僕のクリニックを受診しているので知らせてきたのだろう。どういう組織型の肺がんかは知らないが、途中の経過や化学療法を受けていたことや僕のクリニックを高血圧で受診していたときのこと、そういうことを含めて考えると単なる扁平上皮癌や腺癌ではなかったのだろう。
タイ人女性46歳、不眠や体調の悪さで受診、自分が経営している仕事のことを考えると寝られなくなるときがあり、睡眠不足になると胸が苦しくなるのだそうだ。胸部レントゲン、心電図では異常なし。とりあえず、眠剤とニトログリセリンのテープを処方してみた。彼女のレストランも新型コロナ流行の影響を大きく受け、客数が減り、経営にも四苦八苦していたようだ。気持ちがわからないではない。
ドミニカ人女性53歳、高血圧で通院中。初診からしばらくは信頼されていなかったのか、なにかにつけてやたらと質問が多く、「面倒な患者」の一人だったが、いつのころからか、笑顔で楽しく受診してくれるようになった。昨日もしばらくおしゃべりして帰って行った。
フィリピン人女性52歳、県内の遠方から来院。クリニックの外に座り込んでいて具合が悪そう。発熱と呼吸器症状あり。どうしてこんな遠くまでやってきたのか?とフィリピン人スタッフが訊ねると、「みな、断られた」とのことだった。医療機関にいくつか問い合わせをしたが、診てもらえなかったということだろう。話しているうちに理由がわかってきた。発熱しているからという理由だけで断られたのではなさそうだということが・・・・英語はほぼ通じない。日本語もダメ、通じるのはタガログ語だけなのだ。この状態で、どうして中長期滞在のビザを持って生活しているのか、不思議に思うくらいだ。新型コロナの抗原検査で陽性。電車でやってきたと言う。五類だから、今は電車に乗っても構わないはずだが・・・人が少ない車両に乗って、マスクをしっかりしているようにと話した。こういうケース、やはり住居の近くで診てあげてほしい。
午後になり、悲しい知らせ。昨年の秋に会社の健診で肺がんを疑われ、その後、確定診断となり、某病院で化学療法を受けていたフィリピン人男性が急に亡くなったのだという。奥さんも含めて一族、僕のクリニックを受診しているので知らせてきたのだろう。どういう組織型の肺がんかは知らないが、途中の経過や化学療法を受けていたことや僕のクリニックを高血圧で受診していたときのこと、そういうことを含めて考えると単なる扁平上皮癌や腺癌ではなかったのだろう。
タイ人女性46歳、不眠や体調の悪さで受診、自分が経営している仕事のことを考えると寝られなくなるときがあり、睡眠不足になると胸が苦しくなるのだそうだ。胸部レントゲン、心電図では異常なし。とりあえず、眠剤とニトログリセリンのテープを処方してみた。彼女のレストランも新型コロナ流行の影響を大きく受け、客数が減り、経営にも四苦八苦していたようだ。気持ちがわからないではない。
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2023年07月07日
令和5年7月7日金曜
昨日は北里大学看護学部の学生実習あり。外国人医療の現場での実習ということで、で教員引率の4人が朝からやってきた。ところが・・・・ジンクスは活きていた。同じく朝からNHKテレビの収録があった。メインは皮下埋没型避妊チューブの摘出術の取材なのだが、話は外国人医療、とくに日本における外国人医療の問題点は何か?など具体例を挙げての多岐にわたる取材だった。そのジンクスだが、開業以来、テレビの取材がある日はなぜか、外国人患者が少ない。昨日もいつもの木曜日にしては少なかったが、それでも内視鏡検査のフィリピン人や皮下埋没型避妊チューブ摘出のベルー人、高血圧のブラジル人やオーストラリア人、さらに小児科にフィリピン人やベルー人が来てくれて、10人を少し超える人数ではなかったかと思う。学生実習は明日の土曜日もあり、土曜日はかなりの数の外国人患者がやってくるだろう。
内視鏡検査を行ったフィリピン人については本人から取材を許可してもらった。挿入時に咳き込んだり、苦しがったりしたら、取材陣を前にかっこうが悪いなどと思っていたが・・・希望によりサイレースを1/10に薄めて静注して麻酔下に行ったところ、あっさり挿入でき、一度もげっぷなどもすることなく、終了した。
同じく、ぺルー人女性から取材の許可をもらって皮下埋没型避妊チューブの摘出を行うところを取材してもらったのだが・・・局所麻酔を行うあたりで彼女が怖いを連発。腕を動かすのでマークをつけた場所からチューブが移動してしまい、多難なことになりはしまいかと心配した。5ミリ以下の切開を加え、5分もかからずに摘出できた。ほっとした。切開創は縫合して寄せておいてアロンアルファを使用、すぐに縫合糸は抜いて抜糸は必要なしにしておいた。これなら抜糸をするために僕のクリニックや住まいの近くのクリニックに行く必要はない。彼女に抜去したい理由を尋ねたところ、挿入して3年過ぎたら抜去するようにとぺルーの医療機関で言われたのに、それを過ぎてしまったからだと教えてくれた。県の西部からなぜ、僕のクリニックにやってきたのかを訊ねて驚いた。近くの病院を受診したところ、「ここではやっていないが、やっている医療機関を教えてあげる」と言われ、僕のクリニックの電話番号などをもらったそうだ。
内視鏡検査を行ったフィリピン人については本人から取材を許可してもらった。挿入時に咳き込んだり、苦しがったりしたら、取材陣を前にかっこうが悪いなどと思っていたが・・・希望によりサイレースを1/10に薄めて静注して麻酔下に行ったところ、あっさり挿入でき、一度もげっぷなどもすることなく、終了した。
同じく、ぺルー人女性から取材の許可をもらって皮下埋没型避妊チューブの摘出を行うところを取材してもらったのだが・・・局所麻酔を行うあたりで彼女が怖いを連発。腕を動かすのでマークをつけた場所からチューブが移動してしまい、多難なことになりはしまいかと心配した。5ミリ以下の切開を加え、5分もかからずに摘出できた。ほっとした。切開創は縫合して寄せておいてアロンアルファを使用、すぐに縫合糸は抜いて抜糸は必要なしにしておいた。これなら抜糸をするために僕のクリニックや住まいの近くのクリニックに行く必要はない。彼女に抜去したい理由を尋ねたところ、挿入して3年過ぎたら抜去するようにとぺルーの医療機関で言われたのに、それを過ぎてしまったからだと教えてくれた。県の西部からなぜ、僕のクリニックにやってきたのかを訊ねて驚いた。近くの病院を受診したところ、「ここではやっていないが、やっている医療機関を教えてあげる」と言われ、僕のクリニックの電話番号などをもらったそうだ。
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2023年07月06日
令和5年7月6日木曜
フィリピン人女性45歳、久しぶりに来院。かかとが痛いと言う。痛風?と心配しているが、明らかにちがう。整形外科の領域の病気で僕が診てさしあげられる領域のものではないと思うので、整形外科を受診するようにと話した。彼女の考えでは、自分でもどこを受診してよいのかわからなかったので、とりあえず、僕のところに来たということだった。このようないわゆる「とっかかり」にと、僕のクリニックを受診する外国人は少なくない。たしかに何の専門家を受診してよいのかわからないし、直接、専門家と思われるところを受診しても、言葉が通じるとは限らない。このような場合、話だけ聞いて、〇〇先生のところへ行ってごらんで患者が納得してくれる場合は費用を一切、いただかない。事務からはまたですか、先生的に愛想が尽きたような反応をもらう。だって会って話して時間を使ったのでしょと。それでも「これは〇〇の分野で〇〇先生のところに行ったら」でお金をもらう気にはなれない。これは日本人患者に対しても同じ。その代わり、申し訳ないが、こういうケースでは紹介状も書かない。紹介状を書くということは診察したことになり、初診料をもらわなければならなくなるからだ。こんなことを33年も行って来たわけだ。ちりも積もれば山となるのだろうが、地域の方々に愛されているからこそ33年も続けてこられたわけで・・・・恩返しの一種というべきか?
アルゼンチン女性57歳、新型コロナの抗原キットで陽性。発熱もごく軽度、えええええっと驚いていた。
アルゼンチン女性57歳、新型コロナの抗原キットで陽性。発熱もごく軽度、えええええっと驚いていた。
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2023年07月04日
令和5年7月4日火曜
一日で6人の新型コロナ感染者が出た。朝から日本人も外国人も発熱または呼吸器症状で来院する人が後を絶たず。結局、外国人はフィリピン人女性56歳だけが陽性だった。自宅で二回、抗原検査を行って陰性だったそうで、検査を行うと告げたときにはかなり不満そうだった。検査を行った時期の問題や検体採取の棒を鼻腔のどこまで挿入できたのかによって、感染していても陰性と出てしまうことがある。案の定、結果は陽性だった。
タイ人女性46歳女性、体調が悪いとやってきたが、とらえどころのない症状。本人が更年期障害でしょうか?と訊ねるのだが、可能性はあってもそうですとは言えない。朝食も接種してきたと言うので、きょう、改めて空腹で来院、血液検査などを行うこととした。
インド人男性47歳、めまいがすると来院。英語で話しかけても、日本語が返ってくる。どうやら英語はあまり話せないらしいとわかった。インド人でも英語を上手に話せない人はときどきだが見かける。血圧を測定すると160/100。高血圧と考えて処方を一週間分だけ行い、次回は採血を行うので朝食を食べずに空腹で来るようにと話しておいた。
31歳男性、胃が痛いと受付からのメモに書いてあったが・・・・診察室で聞いてみると、痛いのではなくて、胸骨柄の一番下からさらに足側に5ミリ程度の直径の柔らかい表面平滑で可動性のあるしこりが二つあり、これが気になるとのことであった。直感的に思ったのは脂肪腫、少なくとも悪性疾患とは考えられない所見だ。この点を話すとようやく笑みがこぼれてきた。イラン人だが、オーストラリアで育っているそうで某国立大学の研究生・・・中東ではイランだけがペルシャ語で他の国はアラビア語だよねと話すと、そうそうとそれからイスラムやイランについていろいろと教えてくれた。同じ境遇の女性同伴でやってきたが、彼女はオーストラリアより日本がいい、帰りたくないと話していた。いいのは食べ物やセキュリティ、交通の便だそうだ。
タイ人女性46歳女性、体調が悪いとやってきたが、とらえどころのない症状。本人が更年期障害でしょうか?と訊ねるのだが、可能性はあってもそうですとは言えない。朝食も接種してきたと言うので、きょう、改めて空腹で来院、血液検査などを行うこととした。
インド人男性47歳、めまいがすると来院。英語で話しかけても、日本語が返ってくる。どうやら英語はあまり話せないらしいとわかった。インド人でも英語を上手に話せない人はときどきだが見かける。血圧を測定すると160/100。高血圧と考えて処方を一週間分だけ行い、次回は採血を行うので朝食を食べずに空腹で来るようにと話しておいた。
31歳男性、胃が痛いと受付からのメモに書いてあったが・・・・診察室で聞いてみると、痛いのではなくて、胸骨柄の一番下からさらに足側に5ミリ程度の直径の柔らかい表面平滑で可動性のあるしこりが二つあり、これが気になるとのことであった。直感的に思ったのは脂肪腫、少なくとも悪性疾患とは考えられない所見だ。この点を話すとようやく笑みがこぼれてきた。イラン人だが、オーストラリアで育っているそうで某国立大学の研究生・・・中東ではイランだけがペルシャ語で他の国はアラビア語だよねと話すと、そうそうとそれからイスラムやイランについていろいろと教えてくれた。同じ境遇の女性同伴でやってきたが、彼女はオーストラリアより日本がいい、帰りたくないと話していた。いいのは食べ物やセキュリティ、交通の便だそうだ。
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2023年07月03日
令和5年7月3日月曜
7月1日土曜の朝9時に内視鏡検査が予約となっていた米軍基地内に住むアメリカ人女性16歳、時間になっても現れない。初めての内視鏡検査を受ける外国人患者にはあまりよくない思い出がいくつかあり、来てくれないという状況に少しほっとしていた・・・・その時、2年前に胃が痛いと来院、内視鏡検査で十二指腸潰瘍と診断し、薬物療法でよくなったベトナム人47歳が来院。2年前とまったく同じ症状なので、内視鏡検査をしてほしいとのこと。幸い、ベトナム人スタッフが勤務している土曜日だったので、言葉の問題はない。予約していたアメリカ人女性がやってこないので、かわりに行おうか?と思った瞬間、受付からアメリカ人女性と母親が40分遅れてやってきたと連絡があった。
大きな病院で時間時間で動き回るところなら、40分も遅れてやってきたらキャンセル扱いされるかもしれないが、僕のクリニックはそのような大きな組織ではない。まず、米国人女性から検査を行うことにした。しばらくして前処置を終えた看護師が僕のところにやってきた。胃の動きを止めるためにスコポラミンを注射したが、この注射だけでめそめそと泣き始めたので、検査は大変ですよ、きっとと言う。内視鏡室に行ってから、再度、彼女に内視鏡検査を受けるこつについて話した。無理やり押し込むなんてことはしないからと約束。マウスピースから口腔内に挿入、つばを飲んでと英語で話して喉が動くのに合わせて内視鏡を軽く押すとあっというまに食道に入ってしまった。食道、胃、十二指腸と観察し、ピロリ菌検査のために生検するころには僕の目を見てピースをしてくれてほっとした。ピロリ菌は陰性、十二指腸球部の前壁に潰瘍瘢痕があった。後で診察室で内視鏡検査のフィルムをお見せしながら、説明。前回、処方の薬で症状も消失していて、念のために一か月分、処方してこれで終わりとした。母親がとても喜んでくれてほっとした。
続けてベトナム人男性の検査を行った。ベトナム人スタッフに言葉を助けてもらいながら、こちらも簡単に挿入できた。ピロリ菌はすでに2年前に除菌済み、十二指腸潰瘍はなかったが、前庭部と幽門部直前のタコいぼ状胃炎が目立ち、いくつか出血していた。たぶん、この病変が症状を形作っているのだろうと内服薬を処方した。
順調に診療も終わりに近づいた頃、ブラジル人女性来院。息子さんが付き添って来た。彼女も大和市胃がん検診で内視鏡検査希望。生まれて初めての内視鏡検査だそうで、ピロリ菌検査の意味も説明した。予定は1か月後、何事もなく、終わりますように。
大きな病院で時間時間で動き回るところなら、40分も遅れてやってきたらキャンセル扱いされるかもしれないが、僕のクリニックはそのような大きな組織ではない。まず、米国人女性から検査を行うことにした。しばらくして前処置を終えた看護師が僕のところにやってきた。胃の動きを止めるためにスコポラミンを注射したが、この注射だけでめそめそと泣き始めたので、検査は大変ですよ、きっとと言う。内視鏡室に行ってから、再度、彼女に内視鏡検査を受けるこつについて話した。無理やり押し込むなんてことはしないからと約束。マウスピースから口腔内に挿入、つばを飲んでと英語で話して喉が動くのに合わせて内視鏡を軽く押すとあっというまに食道に入ってしまった。食道、胃、十二指腸と観察し、ピロリ菌検査のために生検するころには僕の目を見てピースをしてくれてほっとした。ピロリ菌は陰性、十二指腸球部の前壁に潰瘍瘢痕があった。後で診察室で内視鏡検査のフィルムをお見せしながら、説明。前回、処方の薬で症状も消失していて、念のために一か月分、処方してこれで終わりとした。母親がとても喜んでくれてほっとした。
続けてベトナム人男性の検査を行った。ベトナム人スタッフに言葉を助けてもらいながら、こちらも簡単に挿入できた。ピロリ菌はすでに2年前に除菌済み、十二指腸潰瘍はなかったが、前庭部と幽門部直前のタコいぼ状胃炎が目立ち、いくつか出血していた。たぶん、この病変が症状を形作っているのだろうと内服薬を処方した。
順調に診療も終わりに近づいた頃、ブラジル人女性来院。息子さんが付き添って来た。彼女も大和市胃がん検診で内視鏡検査希望。生まれて初めての内視鏡検査だそうで、ピロリ菌検査の意味も説明した。予定は1か月後、何事もなく、終わりますように。
posted by AMDA IMIC at 09:13
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