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2021年12月28日

令和3年12月28日火曜

熱傷で2か月半ぐらい、包帯交換を繰り返しているフィリピン人女性47歳、年末にさしかかって明日から一週間の年末年始の休診・・・この間をどうしようかと思ってきたが、ここに来て加速度的に皮膚がはってきた。熱傷の場合、治癒傾向が出るまでに時間がかかる。それは褥瘡の治療と同じでこんな治療をしていて大丈夫なのかと患者が思うぐらいに長く時間がかかる。そしてひとたび治癒傾向が見え始めると一日一日、こんなにちがうのかと目を見張るぐらいよくなっていく。彼女の場合も2か月半を経過してようやくここにたどりついたという感じだ。この分なら1月5日の新年最初の診察日には治癒しているかもしれない。朝、久しぶりにカンボジア人のご夫婦が来院。タイのカンボジア国境に近いサケオ県にあったカオイダンのカンボジア難民キャンプから、彼らが定住目的でインドシナ難民大和定住促進センターに入所したときからのつきあいだからもう34年ぐらいになるだろうか。奥様は慢性疾患でずっと通院してくれている。ご主人はヘリコバクター・ピロリの除菌療法のあとの呼気テストのための来院。もう患者と医師という関係ではなく、気の知れた友人同士という関係だ。彼らと話をしながらリラックスしている自分がいる。夜、インターネットニュースを見ていたら1月1日から台湾への入国が厳しくなるとの見出しがあった。こういうところの記事は略していたり、自らの解釈を加えたりとあてにはできないので、台湾の在日大使館に相当する機関のホームページをのぞいてみた。すると「1月1日よりPCR検査は搭乗日を除いた2日前までのものとする」とあった。気をつけないときっと搭乗日を除く48時間以内でなくてはだめとか、勝手な解釈をする空港関係者が現れかねない。よく読むと現行については「搭乗日の3日前まで」と書いてあって「72時間以内」とは書いてない。だから現行、「72時間以内でなければだめ」というのも「勝手な解釈」なのだ。勝手な解釈で搭乗許可をするとかしないとか、あるいは旅行代理店が客に言うのはやめてほしい。僕の言うことより当然だが、旅行関係者の話したことを信用するからだ。さて、「3日以内」が「搭乗日を除く2日以内」となって何が違うのか、しばらく考えてしまった。何がちがうのだろう?
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2021年12月27日

令和3年12月27日月曜

きょうは外国人医療と関係がないことをひとつ。健康保険を使う時の支払いの基になる診療報酬点数は原則として2年に一回、4月1日より改正となる。ところが今回、岸田総理の肝いりで新型コロナに関するPCR検査と抗原検査の点数が1月1日から大幅にダウンとなる。そのようにした理由について総理はたくさんの人に検査を受けてもらいやすくするようにと語っているそうだ。たしかに一部、テレビで大々的にPCR検査の宣伝を行っているコロナ太りのような医療機関もあるが、最前線で文字通り、体をはって戦っている「通常の医療機関」にとっては冷や水を浴びせるような決定だった。というのもPCR検査を外部の検査会社に委託する医療機関がほとんどなはずで、その検査会社が設定した価格がそもそも極めて値段が高いのだ。だから診療報酬点数を大幅に下げるというなら、同時に検査会社に価格の値下げも指示しなければおかしなことになる。具体的にはPCR検査については1月1日から現行1800点が1350点になり、4月1日からは700点になる。1点が10円換算していただくと価格がわかる。1350点になると医療機関がリスクを抱えながら検査を行ったことについての利益はなくなり、700点になると逆に検査を行えば行うほど、1検体6000円に近い赤字となる。当然のことだが、検査会社の価格の交渉をし、検査会社がそれに応じて価格を下げてくれないと外部委託のPCR検査の数は大幅に減少するだろう。またスマートジーンなどの簡単なPCR検査の機械を購入して自院でPCR検査を行っている医療機関では検査のための試液を購入する価格が変わらないとすれば、ほぼペイしないことになり、こちらも検査数を減らしていかざるをえなくなるだろう。
 抗原検査についていえば一般的に医療機関が自院で行う抗原検査は簡易抗原検査と呼ばれるものであるが、このキットを卸の問屋から購入した時の価格が僕のクリニックでは一人分4850円であるが・・・・1月1日より保険点数600点が300点になる。4850円で購入したものを3000円で「売る」ことになる。完全な逆ザヤだ。現にさまざまな医療機関からの情報では1月1日からは即日で結果が出る抗原検査は自院では行わず、結果が翌日になる外部委託のPCR検査に切り替えようという動きがある。外部委託のPCR検査はその価格について検査会社と交渉できるが、簡易抗原検査のキットについては卸の問屋との価格の交渉がむずかしいからだ。また、卸の問屋もそれ相応の価格でキットを作っている会社から買っているからだ。僕のクリニックではこれから箱を開封していないキットはすべて卸の問屋に引き取ってもらうことにした。
 価格を安くしていく方向についてはまちがってはいないと思うが、この点数改正が発表されたのが12月の第一週。あまりにも唐突な決定は現場を混乱させ、結果的に新型コロナとの戦いにいい影響があるのかどうかがわからない。為政者はこのあたりをしっかりと考えてことを運んでほしい。
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2021年12月25日

令和3年12月25日土曜

この出入国規制が一段と厳しい中、年末のためか、帰国のためにPCR検査と英文書類を求めてやってくる人が急増している。昨日もベトナム人、インド人、ガーナ人の一家、ナイジェリア人、フィリピン人、カンボジア人が来院。その中で初めてのケースがあり、もう少しで過ちを犯すところだった。夕方、もう診療が終わる5時まで30分という頃になってやってきたカンボジア人女性についてだ。看護師がこのカンボジア人女性について、3日前に会った友人が新型コロナに感染しているとその後にわかったと言うので、クリニックの外で待ってもらっていますと教えてくれた。いつものように彼女のパスポートのコピーを取り、それを見てカルテを作成し、外に出てPCR検査を行った。この時点で彼女自身も「行ってもだいじょうぶかなあ、行くのやめようかなあ」などと話していた。PCR検査用の検体を採取し、検査会社に提出。カンボジアへの入国には英文書類を、医師と搭乗者のサインの部分を除き、すべてプリントアウトしなければならないので、パソコンでその作業を行って作成、もし結果が陰性ならすぐに渡せるようにしておいた。そしてきょう、朝の7時に検査会社から連絡があり、彼女を含む昨日PCR検査を提出した9人全員が陰性だったことが判明した。
そしてここで極めて基本的で重大なことに気がついた。日本渡航医学会が使っている英文書類のフォームの中に「この2週間の間に新型コロナ陽性の人とclose contact はありましたか?」という項目があるのだ。彼女の場合は当然、「yes」だ。そして書類の問題だけでなく、医学的に考えても新型コロナの潜伏期が最大2週間と言われているので、今回のPCR検査が陰性だからといって感染していませんとは言い切れない。すなわち、このケース、状況を聞いた時点で感染を否定するためにPCR検査を行うことは意味があり、すべきであった。しかし、海外渡航はできないということを言うべきだったのだ。慣れとは恐ろしい。大きな過ちをもう少しで犯すところだった。さきほど、彼女に電話、内容を話すとわかってくれた。PCR検査の費用以外については返金する旨も話しておいた。
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2021年12月24日

令和3年12月24日金曜

フィリピン人女性34歳、帰国のためのPCR検査と英文診断書を求めて来院。英文書類に手書きを始めたところ、横から「あのお、ドクター、プリンティングしないとだめと言われたのですけど・・」と口を挟む。数日前にもフィリピン人の帰国のための書類を書いたし、その方が搭乗できなかったとの連絡もないので、「そんなわけはない」と一蹴したが・・・フィリピン航空側から言われたのだという。航空券を買った旅行会社が「念のために・・」と余計なことを言う時がある。たとえば、どこの旅行会社かは知らないが、英文書類の一番下にクリニックの名称、住所、医師の名前など印刷し、さらに医師のサインを手書きしているにもかかわらず、「赤の印鑑を押してもらわないと乗れない」とベトナム人と韓国人の客に説明、そんなはずはないのにせがまれて印鑑を押したことがある。ところが、今回の件、このフィリピン人女性はフィリピン航空のホームページからチケットを買ったが、そこに書いてあったと言う。そんなばかなと思い、在京フィリピン大使館のフィリピンに帰国する人に必要な手続きと書類というページをあけて確認してみたところ、案の定、「英文書類は手書きではいけない」とか「プリンティングしなければいけない」という文字はどこにも書いてなかった。それでもあまりに本人が不安がるので、その場でプリンディングして書類を作成した。ほかの医師からも同じような話を聞いたことがある。米国行きのPCR検査についてはオミクロン株感染の広がりに伴い、「72時間以内」から「前日に行うこと」と変更になった。それなのに航空会社のチェックインカウンターで「24時間以内」でなければだめとしているらしい。「前日」とは文字通り、前日であって、搭乗が夜の8時とするなら前日の午前9時にPCR検査を行えばそれは搭乗の35時間前ということになり、「24時間以内」の検査ではないからだめということだ。ところが米国CDCのホームページには「24時間以内」ではなく「搭乗の前日」と英語で明記してある。仲間の医師はこのようなトラブルがチェックインカウンターで相次いでいるという話を聞き、CDCのホームページをコピーして英文書類とともに持っていてもらったそうだ。やはり同カウンターでPCR検査が24時間以内だからのせないと言われたが、持参したCDCのホームページのコピーを見せたところ、渋々搭乗させてくれたそうだ。旅行会社や航空会社は勝手な解釈をして搭乗できるかどうかの判断をすべき立場にはない。相手国を代表する大使館、領事館の表示通りに行ってほしい。
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2021年12月23日

令和3年12月23日木曜

なんと来週の土曜日はもう元旦である。考えてみたら1月16日で開業して32年になる。あっというまの32年だ。理想だけを追いかけると往々にして夢がかなわなくなることがある。理想や夢と、それを経営しながら実現していくということは別だからだ。理想や夢のためにジャンプしても、ジャンプした先に飛びつくものがなければ奈落の底に落ちかねない。僕自身は親戚中に医師もいないし、もちろん開業医もいない。日本人も外国人も同じ地域住民として受け入れるという理想を掲げてそれを体現すべく、思い立ってから開業の日を迎えるまでわずか半年だった。本当にそのようなニーズがあるのか、背中を押してくれたのはインドシナ難民として定住目的で日本政府が受け入れ、大和定住促進センターに入所していたカンボジア人、ラオス人の存在だった。今でも病や相談事で僕を訪れてくれる。そしてもうひとつ、背中を押してくれたのは当時、勤務していた大和市立病院の僕の診ていた日本人の患者だった。文字通り、地域の人たちだ。彼らのインドシナ難民に対する態度等を見ていて、外国人を同じ地域住民として診る医療機関を作ったとき、日本人の地域住民にも受け入れられるだろうと確信したのだ。そしてなにより、外国人からも日本人からも信頼され、病のときは僕のところに行こうと思ってもらえるように医師としての精進をした。どんなに高邁な理想を掲げようと、医師としての力量が低ければ、信頼もされないし、通院もしてくれない、すなわち医療機関として経営が成り立たなくなる。こうした結果が今につながっていると思う。開業した翌年にAMDA国際医療情報センターを設立した。その時も同じような思考過程で考えた。ニーズは多く、しかし、目に見えて外国人の役にたつものでなければ長い組織運営はできないはず。とくに僕はいつもクリニックで働いているので、AMDA国際医療情報センターについては陣頭指揮は執るものの、現場で指揮を執ることはできない。本当にたくさんの人たち、とくに通訳相談員として事務局職員として働いてくれる人たちの神輿に載せてもらってここまでやってきた。ときどき、AMDA国際医療情報センターと入れてインターネットで検索を行う。名前が妙なところで使われていたり、誤った記載がないかどうか、チェックするためだ。これは僕のクリニックについても同じ。そして市町村や都道府県自治体のホームページに単なる一NPOであるセンターの名前が掲載されているのを見たとき、こらえ切れないうれしさを感じるとともに、この31年をいっしょに歩んできた同志であるセンターの歴代の通訳相談員や事務局職員への感謝の気持ちでいっぱいになる。
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2021年12月21日

令和3年12月21日火曜

海外渡航の方が外国人2名を含めて7人来院。2名の外国人はパキスタンへの帰国、いつもなら直行便がバンコクなどでの乗り換えらしいが、今は新型コロナで飛行停止になっている路線も多く、ドバイ経由ということでものすごく西まで飛んで、ものすごく東まで戻ってくることになる。故郷までこんなに遠いとは思わなかったと話していた。日本人は同じ会社の人が5人、インドへ。社命なのでしょうがないとはいえ、日本を背負って大変だなと思った。先日、糖尿病で近くの糖尿病専門医を受診し、内服薬の処方まで受けているのに、「ときどきしか内服していない」と言い、何が何だかわからないフィリピン人女性61歳がやってきた。今回はフィリピン人スタッフを入れての話なので、これですっきりすると期待していたが・・・・前回は糖尿病の内服薬を「ときどき」内服していたと日本語で話していたのに、タガログ語で訊ねると「毎日、内服していてときどき忘れてる」と答える。ほかにも前回を否定する言葉がいくつもあり、何が何なのかわからない。きっと糖尿病の専門医も「何が何だかわからない」状況で診察しているのだろうと推察した。前回の空腹時血糖値とHbA1cは全くの正常値、しかしながら尿糖が2+、持参した11月の職場での健診結果を見るとほぼ同じ結果だ。血糖値を下げる薬の影響がいかほどなのか、まったくわからない。それに血糖値やHbA1c が正常なのに尿糖が2+ってもしかして腎性糖尿病ではないのか?とも考えてしまう。おまけに聞けば、この1週間から内服薬は止めているという。これ以上、話を聞いても進展がないと考え、ここでお願いをした。病状を正確に知るには時計の針を元に戻すしかない。糖尿病の内服薬をこのままストップしてもらい、1月の頭に空腹時にやってきてもらって採血をしてみることにした。専門医をこのまま受診し続けることは危険と考え、とりあえず、1月のその結果が出るまでは通院しないように頼んだ。
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2021年12月20日

令和3年12月20日月曜

18日の土曜日の外国人患者総数は24人、土曜としてはごく平均的だ。日本人患者を合わせた総数は70人。それにしては疲れすぎた感が強い。その理由はわかっている。近くの米軍キャンプからやってきたご夫婦。ご主人は糖尿病と高血圧、奥様は高血圧という受付での話だったが、実際に聞いてみると、「こういう薬を飲んでいて、同じものが欲しい」とおっしゃったのは・・・メモの紙を見せてくれた。メモの紙を見せてくれただけ助かる。やはり日本のお薬手帳は優れていると思う。見せてくれたメモには4つの薬が書いてあって、一つ一つをスマホで調べていく。すると、一つは降圧剤、残り3つは心身症、うつ病など心療内科領域の薬であることがわかった。これはもう僕が手を出してはいけない分野だと確信し、降圧剤だけは処方できるが、残りの薬は専門外なので処方できないことを告げた。では降圧剤だけでよいという返事だったので、同じものを処方した。朝、混み始めたときにこのやりとりはけっこうなストレスだ。ベトナム人スタッフがやってきてくれた日だったので、ベトナム人6人。不愉快だったことが一つ、帰国のためのPCR検査と英文書類を求めてやってきたベルー人の二人連れ。PCR検査も陰性で英文書類を受け取りにやってきたのだが・・クリニックの前に路上駐車していた。市から委託された監視員がそれを見つけて受け付けに注意をしてくれたらしい。普通ならそのままシールを貼られて点数とお金を取られるところだが、医療機関なので大目に見てくれたのだろう。看護師が本人に注意し、路上駐車は絶対にしないでほしいと話したところ、「あなたね、うるさいよ」と言って逆切れしてきた。こういう人は往々にして相手の文化や習慣、法律を無視するタイプだ。トラブルなく他国に住むのはむずかしいだろう。本来なら問答無用でアウトなのに・・・
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2021年12月18日

令和3年12月18日土曜

今日は楽しい話。フィリピン人女性5人にインフルエンザ予防接種を行った。4人は診察もあり、1人は予防接種のためだけに来院。やってきたのはばらばら、いっしょに来たわけではない。そして新患はひとりもいない。ここがみそ。みな、長年の顔見知り。予防接種を行う直前に「きょうはお尻に打つよ、さあお尻を出してもらおうかなあ」と言う。すると、誰一人として真剣な顔で悩んだり、いやだという人がいない。みな、「ハイ、ドク、いいよ」と言いながら、笑い転げている。僕が冗談を言っているのを知っているのだ。笑い転げているうちに腕をつかんで、はい、接種終了。「はやい」とか「痛くない」と言ってくれる。ときどき、こういう僕のいたずら心が顔を出す。フィリピン女性で高血圧でやってきた人、コレステロールや中性脂肪が高い人、そして太ってしまった人や「やせた」と自称する人など・・・診察が終わると、「どれどれ」と言いながら彼らが座っている椅子を回転させて後ろ向きにする。そして後ろからぷくっとしたおなかを両手でなでなで。「やだぁ」と言いながら笑い転げるのは先と同じ。「お代官様には隠せないよ、脂肪ついたよね」と言うと、「だってクリスマスだもん」という返事。フィリピン人のマリガヤンパスコ(メリークリスマス)は9月から始まる。そして12月ともなると、あちらこちらで連日のようにパーティ。今年も行っているのかな? それにしてもこういう行為は普通はセクハラだろう。あの嬉しがり方は何なんだろう。誤解されないように新患や若い女性には決して行わない。フィリピン人の男性の場合はおなかを前から撫でて、「ほら、食事療法しようね」などと話す。後ろから両手でなでなでするとそういう高尚な趣味があるのかとあらぬ疑いをかけられそうだから。こちらもみな、大笑い。そうそう、女性の場合、〇〇はリンゴが似合っているよと言うと、勘のいい連中はにらみつけるそぶりで「ドク、またそんなこと言って、バボイじゃないよ」と反応する。バボイはタガログ語で大豚、豚の口にリンゴといえば連想するのは豚の丸焼き、タガログ語でレチョンだ。クレスマスやお祝いの席の定番のごちそう。これってセクハラ+パワハラだろう。こうして僕とフィリピン人患者の楽しい時間は過ぎていく。
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2021年12月17日

令和3年12月17日金曜

熱傷で包帯交換中のフィリピン人女性、たぶん通院し始めてから2か月は経過したはず。ようやく授傷部位にも治癒傾向が見え始めた。包帯交換すると前日、包帯交換したときに塗ったエキザルベがくっついていて受傷部位が乾いてきているのかどうかがわからない。そこで明日までと限定してエキザルベを塗らずに、ソフラチュールを貼ってその上から包帯で巻いてみた。しばらくして外来のソファーにまだ座っている彼女を発見、どうしたのかと訊ねると、「痛い」と言って泣いていた。かなりの痛みにも耐えてきた彼女なので、これは尋常ではないと判断、再度、診察室に入ってもらっていつものようにエキザルベを塗ってソフラチュールを貼った。こうするとやはり痛みが軽減するようで、僕の試みも時期的に少し早すぎたのだろう。かわいそうなことをした。
 外国人ではないが、昨日のこと、5日前から軽度の発熱と風邪症状の方が来院。新型コロナの抗原検査を行ったところ、陽性だった。濃厚接触者の状況を訊ねてみたら、娘さんが同じころから発熱、ご主人は昨日から軽度の発熱、さらに13日に会ったというこの方の母親が昨日よりごく軽度の発熱とごく軽度の下痢をしているという。全員、濃厚接触者で早く検査すべきと話した。娘さんがすぐにやってきたので抗原検査したところ、陽性。母親とご主人はPCR検査を行い、本日の早朝に判明した結果が二人とも陽性。家族内クラスターだ。予防接種を受けていたのは娘さんと母親、本人とご主人は受けていなかった。全員、軽度の症状のため、ご主人は会社へ、娘さんは学校に登校していた。この程度でも医療機関を受診すべきことを一般の方にもわかってもらわないといけないし、医師はこの程度でも新型コロナを疑って検査を行わないといけない。しかし、罹患してもこの軽度なら2類感染症でよいのかどうか、オミクロンのこともあるが、議論になりそうだ。
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2021年12月16日

令和3年12月16日木曜

ナイジェリア人男性42歳、帰国のためのPCR検査と英文書類を作成してほしいと連絡があったのが月曜日、聞けば水曜日の夜の10時に乗るという。今までなら72時間以内である月曜日に検査して、PCR検査が陰性なら火曜日に渡すことでよかったのだが・・・このオミクロン株の件で48時間以内の検査に変更になったのだと教えてくれた。こういう変更はある日、突然先方の政府により行われるので把握しにくく、貴重な情報だ。すると月曜の夜の10時以後・・・ということは早くて火曜日の朝の検査ということになる。するとPCR検査の結果が判明するのが水曜の朝。水曜日は休診なので渡せない。すなわち僕のクリニックでは対応できないということだ。これに対応できるまちがいない選択は当日、空港にある医療機関で検査を行い、英文書類を書いてもらうことしかない。そのように話すと、それができない、これでは飛行機に乗れないとパニックになっているのが電話でもわかる。推察だが、米国入国に要する検査が従来の「72時間以内の検査」から「前日以後の検査」と変更になったのが10日ぐらい前、これもオミクロンへの対応としてであった。前日以内に検査して結果を見て書類を書くとなると、通常の医療機関で受けることは難しい。僕のクリニックでも受けられるのは月曜に検査を受けて火曜日に渡して火曜日に乗る、木曜日に検査を受けて金曜日に渡して金曜に乗る、金曜日に検査を受けて土曜日に渡して土曜日に乗る・・とこれらのパターン以外は×である。ややこしい。まちがいがないのは空港の医療機関でその場で検査を受けて数時間後に結果を英文で書いてもらうしか確実な方法がない。しかし、空港での検査にもたしか予約に定員があったはず。米国行きの人が殺到したらきっと予約はパンク状態になり、予約できない人が出てくるはず。このナイジェリア人のケースはこのようなケースなのかもしれない。あるいは他を問い合わせるのは面倒くさくて僕のクリニックで書いてもらおうと粘っているのかもしれない。前者なら気の毒というしかないし、前者ではないと否定する材料がない。この水曜日、遠出をしなければならないので僕自身が出てきて手渡しすることができない。断ろうかと指示を出そうとしたら、フィリピン人スタッフが書類を預かっておいて、PCR検査が陰性なら自分がクリニックに出てきて渡しますが・・と言ってくれた。上記の事情も鑑みて、彼女の好意に甘えることにした。昨日の朝8時に判明した結果は陰性、彼女に伝えて無事に手渡ししてもらった。
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