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2021年05月31日

令和3年5月31日月曜

29日の土曜日の診療。2カ月ほど名古屋に出張していたが、その間に血圧が上昇したと言う。たしかに170/110ぐらい、2カ月前に処方していた薬は毎日欠かさず内服していたそうだ。やむをえず、処方薬を変えて、もう少し強く降圧効果が得られるようにしてみた。インドシナ難民として定住目的で日本政府に受け入れられたカンボジア人女性70歳、住んでいるところの役所の新型コロナワクチン接種コールセンターに何度電話してもかからないとのこと。ときどきやってくるご主人ともども僕のクリニックで接種してもらえないかという相談。彼女はおよそ1カ月に1回通院してきてくれるので、「だいじょうぶ、ここで受けられますよ」と言うと、よほど意外に感じたのか、すごく喜んでくれた。隣のY市在住なのでこの場で予約リストに加えてあげてもいいのだが、次の予約開始が6月1日の朝と決めているので、ほかの人たち同様、当日の朝、直接クリニックに来るか、あるいは電話で予約を取ってもらうことにした。午後1時に診療を終えてから引き続き、2ラインで36人のワクチン接種を開始。80代の人が圧倒的に多いので、付き添いの人は外で待ってもらった。小児科と外科の待合室に座っていただいて、医師2名が 接種を受ける人のところに行って接種する方法 を選択したので、前半の18人については15分程度で終了、しばらく休んでいただいて後半の18人と交代、やはり15分程度で終了した。この中にインドシナ難民として定住目的で日本政府に受け入れられたベトナム人のご夫婦の姿があった。奥様は認知が進んで最近はクリニックに来てくれないが、久しぶりに目があったが、お子さんに手を引かれたその目はうつろで、僕を認識しているようではなかった。ご主人ともども無事に接種を終了。30日の日曜日の朝、前日にPCR検査を受けた人達にいち早く結果を知らせてあげようとクリニックにやってきた。幸い、陽性者はゼロ、検査を受けたうちの一人、ベトナム系タイ人に電話をして結果が陰性だと教えてあげた。喜んでくれた。電話を切ろうとすると「ちょっと待って」と言う。続けて自分のワクチン接種について、いつごろできるかと質問してきた。市内在住で年齢は55歳、本人が言うにはすでに本人宛に役所から予診票と接種券が入った黄色い封筒が送られて来たという。たしか、55歳の人の予診票の配布は7月中旬以後と役所から聞いていた記憶があるので、「それはちがうものだろう」と言うと、「いや、これに間違いない」との返事。今日の月曜日、その封筒をクリニックに持ってきてくれるように頼んだ。中味の確認のため。あとで知り合いの市の職員に電話して訊ねたら、「それはありえない」という返事だった。
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2021年05月29日

令和3年5月29日土曜

スリランカ人男性27歳、胃が重苦しいとやってきた。食後に胃液があがってくるようだと訴える。カルテを見てまたか?と思った。性別のところ、女性に○がついている。またかと思った?と書いたのはときどき受付スタッフが性別の欄を間違って記載してしまうことが、稀にあるからだ。看護師に受付に伝えるように指示、診察を終えて、とりあえず薬を処方し、カルテは受付事務に戻っていった・・・と思ったら僕のところに戻って来た。看護師が言うには・・本人が持ってきた保険証はまちがいなく、これですと・・・その保険証の名前はカルテと同じ、女性と書いてある。そして本人の在留カードもいっしょにあった。在留カードが本物とすると在留期限は切れていない。しかし、彼が持参したのは他人の保険証、そして他人の名前で受診しようとした。明らかに不正行為だ。保険証には男女の性別が記載されているが、日本語だけで書いてあり、彼にはわからなかったのだろう。性別の記載をなくそういう意見の方もいるようだが、こんなところで役にたつとは・・・受付で彼に詰問したところ、急いでいたので妻の保険証を持ってきてしまったということだが、これは怪しい。たぶん、彼自身は不法滞在ではないが、公的保険に加入していないのだろう。その理由は病気でもないときに掛け金を支払うのがいやだということだと思う。今回は胃の軽い病気程度でよかったが、手術をするなどということになると自費診療が保険点数の10割という医療機関であっても支払えない、すなわち未収問題につながりかねない。なぜこんなことになってしまうのかというと、我が国では外国人も含め、公的保険に加入する資格のある人は加入が義務とされているのだが、加入しなくても罰則がない、そういう義務であるということだ。破ってもお咎めがないならそういう方向に走る人もいるだろうし、それを見ていて、同じ方向に走る人もいるだろう。訪日外国人については医療機関での未収を防ぐために政治の世界でいろいろと動きがあるようだが、在留外国人についてもなんとかしなければいけないだろう。
 このケース、けっきょく受付で全額自費、保険点数10割計算で支払ってもらい、彼が自分自身の保険証を持ってきた場合には返金すると伝えた。
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2021年05月28日

令和3年5月28日金曜

またまた・・・午後3時から局所麻酔下に皮下埋没型避妊チューブを抜去するはずだった某アジアの国の女性・・・時間になっても現れず。千葉から車で来るという予約時の話だったのだが・・・キャンセルのときは必ず連絡を入れてほしいということも伝えたのだが・・・昨日は午前中の診察に胃の具合の悪い人がいて緊急に午後に内視鏡検査を行わなくてはならなくなり、3時からのこの手術のことなど配慮して、午前中だけのパートの看護師にお願いして午後も出勤してもらったのに。こういう出来事はけっこう堪える。疲労感がますし、モチベーションが下がる。あらためて再度、抜去してほしいという連絡が来たら、拒否してみたいという気持ちも芽生えて来る。誰にぶつけていいかわからないいらいら感。
 昨晩は神奈川県下18医師会のうち、横浜市医師会と川崎市医師会を除く16郡市医師会で構成する相模医師会連合会の代議員会。新型コロナの流行で代議員全員が集まれない状況なので、理事である各郡市医師会長は集まり、他の代議員は書面会議というハイブリッド形式で行った。この相模医師会連合会所属の会員数は横浜市医師会の会員数を少し上回り、神奈川県医師会の中の最大グループである。2年間、会長を務めたが、規定により会長は一期2年と定められているので、昨日の代議員会で会長を退き、次の2年は監事ということになった。大和市医師会長を25日に退いて同顧問となったので、これで二つ、大きな重い荷物を降ろしたことになった。
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2021年05月27日

令和3年5月27日木曜

ペルー人男性45歳、2日前に友人と遠くのY市の同国料理店で食事をしたとのこと。帰宅後、夜中に吐き気、嘔吐、痒み、朝になって体に細かい発疹があることに気がついたが、一日様子をみていたが、よくならないと来院。何が原因かはわからないが、アレルギーと考え、処方を行った。
新型コロナのワクチン接種は開始当初は「原則として医療従事者が最初」「医療従事者の接種が終わらないと一般高齢者の接種はさせない」「終わってから一般の85歳以上の高齢者」「次に65歳以上の人」「接種は原則として住民基本台帳に記載のある市町村で、ただし学生や主治医のいる人はそのかかりつけでもよい」というのが大原則であったはずだが・・・接種会場を訪れない予定者がいて、ワクチンを無駄にすることがないように・・という厚労省の見解で、そのような場合、会場を手伝っている人にも接種を行ってきたが・・さらに一週間ほど前に65歳以上の接種対象者が見つからず、接種液を廃棄したことに河野大臣が怒り、「ワクチンを無駄にするな」と掛け声をかけてからは、そのような場合は65歳以下でも予診票がなくても接種券がなくても接種してよいという方向となっている。大和市においては予診票は無記名のものが2回目接種用に医療機関に大量に送付されており、それを使えば予診票の件はクリア、そして接種券についてはその旨を市役所の担当に連絡してくれたらすぐに送付すると言っており、こちらもクリア。するともはや「65歳以上」というのも単なる原則論であり、市町村を跨いでも「一日でも早く日本に住んでいる人たちの中に接種希望者にワクチンを接種する」ということが至上命題で、その方向に向かっていればなんでもありということに事実上、なってしまっているようだ。
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2021年05月25日

令和3年5月25日火曜

フィリピン人女性41歳、職場でトラブルがあり、寝られないと言っているとフィリピン人スタッフが教えてくれた。診察室で話を聞くと・・・学校の英語の教員を務めているそうだが、男性の英語教師に教え方が下手、発音が変と言われたとのことで、寝られないし、寝ていて、突然不安にかられて飛び起きるとのこと。僕の想像だが、もしかしたら日本式に英文法を教えていくことはきっと苦手なはずで、さらに発音がもしかしたらどこかフィリピン人の英語なのかもしれない。ただし、彼女に課せられた英語の使命とは「英語で話をすること」を教えることであり、文法を教えることではないのだろう。いずれにしても彼女はいじめを受けていると認識しているようであった。事実は学校に問い合わせるか、その男性教諭に聞かなければわからないが、今は僕の立場でそんなことをする必要もあるまいと判断。ZOLPIDEM 5ミリを就寝前に、さらに不安を取り除くためにALPRAZOLAM 0.4ミリを一日3回食後で処方した。ナイジェリア人男性、高血圧で拝見していたが・・この一週間、血圧が110を切るほどに低下、動悸がひどいという。心電図を撮ると脈拍が100を超えていて、上室性頻拍症も疑えるということで、そのまま市内の循環器専門病院に紹介状を書いて行ってもらった。
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2021年05月24日

令和3年5月24日月曜

隣のA市からやってきているタイ人女性74歳、診察が終わった後に新型コロナのワクチン接種について少し話をしたところ・・・高血圧だから接種はしてはいけないとタイ人の友人から聞いたとのこと。こういう話が独り歩きするから困る。高血圧だから接種はできないというのはまちがいであること、接種はA市でもいいが、言葉の問題があるので僕のクリニックでもいいこと。予約の採り方についても話したところでようやく笑顔が見えた。日本人でも接種の場所とか予約の採り方とかわからないことだらけ。言葉がわからない外国人にとっては何をどのようにしていいのかわからないのも無理はない。聞けばもう予診票と接種券が入っているだろう封筒が役所から届いているとのことだった。
 昨日、日曜日の朝、クリニックにやってきてPCR検査を土曜日に受けた方に結果を電話で報告、その後、ワクチン接種をした日のうちに総務省に個別データーを報告するためのVRS用のタブレット端末の初期設定を行った。これが極めて面倒で大変だった。この読み取り用の端末、総務省より全国の接種を行う医療機関に配布、貸し出されたものだ1週間ほど前に市役所主催で説明会が開催された。一週間、放置していたが、今週の金曜から僕のクリニックでも接種が開始になるので、それに備えて初期設定をまずはしておこうと思い立った。日曜とか水曜とか休診日にゆっくりと腰をすえてやらないと気が散ってやる気にならない。オンにしてみたが、説明会で配布された資料に出てくる最初の画面にならない。しばらく画面とにらめっこ。そして気がついたこと、それは配布された資料はVRSのシステムの初期設定であって、タブレットそのものの初期設定がその前の作業としてあるということだった。唸りながら、3時間かかってようやく「いつでも使える」という状況にたどり着いた。それにしてもこの読み取り機、接種場所、接種日時、ワクチンの種類、ロト番号、接種した医師の名前がいっしょに取り込まれる。僕のクリニックのように医師が二人の場合は一人の医師が接種を行った分を取り込んでから、一度閉じて医師の名前のところを変更して書き込み、それからまた接種された人のデーターを読み込まねばならない。面倒くさいこと、はなはだしい。
 そして最後にショックなことをひとつ、昨日全ての作業を終え、クリニックのホームページを更新しようと作業を行ったら、404エラーが出て閲覧することができない。2カ月ほど前に先回りしてサーバーとドメイン使用の支払いをしようとしたら、自動振り替えになっていますと赤で表示があったので、そこで支払いを中止したのだが・・・未払いになってしまったのだろうか? その後、近くの公立病院のワクチン担当者に連絡を取ったところ、病院のホームページも403エラーが出てその理由がわからなかったが、職員ががんばって1時間半で復旧したというので、しばらくして再度、クリニックのホームページを開こうとしたが、できなかった。きょう、連絡しなくては。
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2021年05月22日

令和3年5月22日土曜

午後になりアメリカ人男性27歳来院。北のS市にある米軍基地所属の方で、米国で常用しているジェイゾロフトが足りなくなり、来院したとのこと。まず、僕のクリニックがメンタルの専門医療機関ではないことを説明。その上で処方箋を書くことはできることも説明。書いてほしいとのことで、書きながら看護師に頼んで、近くの調剤薬局何軒かに電話してもらって在庫があるかどうかを尋ねてもらったが、どこもなし。精神科がある市内の公立病院の門前薬局ならあるのでは・・と電話してもらうとジェイゾロフトとジェネリックのセルトラリンの両方があるというので、本人の意思を確認、セルトラリンを処方してくれるように頼んだ。残念ながら彼が常用している50ミリの錠剤がなく、25ミリと100ミリの錠剤があるとのことなので、25ミリ一日一回2錠として処方した。彼にはこの調剤薬局までの道を説明しておいた。その後、やってきたフィリピン人女性23歳がミステリアス。採血の結果を聞きに来たと言うのだが・・・カルテを出してみると脂質代謝異常で採血したのは昨年の11月末、もう半年を経過している。この結果を今、聞いて何の意味があるのだろう?といぶかしく思いながら本人を診察室に招き入れた。結果を話すとうれしそうにしている。この結果を聞くのはついでのことで、何か本題があるにちがいないと思い込んでいたが・・・話し終えるとリュックをしょって帰ってしまった。
 65歳以下の外国人の予防接種について、数日前に8月か9月の土曜日を外国人の接種日として打とうと書いた記憶があるのだが、方針変更。土曜は当初は午後1時から2時で36人、6月中旬からは48人を行うつもりだが、たぶん、外国人はこの数を超えるだろう。それに日本人の接種を遅らせるわけにもいかない。そこで8月か9月の日曜1日を外国人接種の日として行ってはどうかと考え始めている。第二回はその3週後の日曜日。スタッフには迷惑をかけるがそれは待遇面でカバーするしかないだろう。
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2021年05月21日

令和3年5月21日金曜

ベトナム人女性30歳、右の上腕皮下に埋め込まれた避妊用チューブを摘出するための予約が午後2時半に入っていた。本人と付き添いのベトナム人女性が到着したのが午後2時、カルテに記載された現住所を見て驚いた。静岡県静岡市清水とある。外科医師としての3年目の1年間を静岡日赤病院で過ごしたので懐かしい。驚いたのはそんなことではなく、遠方からやってきたということ。近くの8つの医療機関に問い合わせをしたが、全て断られたとのこと。この避妊法は日本では許可となっていないので、言われても何のことかわからない医師が多いのは事実だろうが、局所麻酔して、皮膚切開、あとはチューブをひきずり出すだけなので、小外科の心得があれば、どこでも誰にでもできる手技だ。チューブの先端の位置に印をつけて局麻を行い、4ミリ程度切開を加え、探ってひきずり出すまで約4分かかるかからないかぐらい。あっけなく終わってしまった。縫合すると抜糸のために近隣の医療機関を受診し、自費診療で支払わねばならないのでスリーエムテープで創を留めて終わりとした。そのまま静岡に戻るという。昨年末ぐらいから抜去で訪れる外国人が急増してきた。ベトナム人、中国人、韓国人、ミャンマー人、オーストラリア人、米国人、ガーナ人等。近くて県内の遠方地域、多いのは都内、千葉、埼玉県、そして静岡に大阪からわざわざ、たった10分程度の小外科オペを受けるためにやってくる。気の毒でならない。それとともにこの避妊チューブの抜去について雑誌に投稿したら原稿を依頼されたが、すでに20年か。そんな長きに渡って啓蒙活動を行っているというのに・・・一向に広がらない理解と受け入れに言葉が見つからない。
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2021年05月20日

令和3年5月20日木曜

昨日水曜日、午後4時から日本医師会外国人医療対策委員会にwebで出席した。なんでも便利になったものだ。それにweb会議の場合、出席者は原則muteにして参加するので、なかなか発言しにくい。そのためか、質問が少ない。しにくいのだろう。それでも核心的な質問は出る。会議全般の時間運営はしやすいと思う。
 さて昨日は最後にワクチンパスポートの話が出た。いよいよ日本政府も重い腰をあげようとしているようだ。ワクチン接種が原則、市町村の事業なので市町村で発行する方向らしいという情報は得てはいたが、市町村で発行するとまたぞろ形式がちがうとか、そんなことになったらどうしようかと心配はしていた。このワクチンパスポート、海外渡航のときに相手国に入る際にあれば入国後の隔離がないなどのいわゆる「優遇措置」を受けるということなので、当然英語での表記だろう。このあたりも表記が統一されなければと気にはなっていた。そして、きょう朝、起きてyahoo newsを見たら、「政府、ワクチンパスポートを採用する方針を固めた」と書いてあった。それによるとやはり実際の発行業務は区市町村役場だそうだ。政府が国として行うと決めたということは区市町村を超えて、全国統一の書式、フォームということだろう。ここまではよいが・・・
 心配は二つ。一つは海外に行く必要性も予定もない人まで役所に押しかけたら、申し込みから発行までにえらく時間がかかってしまうのではないか、海外にビジネスに出かける人がタイミングよく受け取れないのではないかということだ。もうひとつはもっと深刻。何をもって役所でワクチン接種を行いましたと認定するかということだ。接種したときに渡されるワクチン接種確認書なのか?これを紛失したらどうなるのか?そしてワクチン接種システムであるVRSなのか? 各接種医療機関に無料配布されたタブレット端末で、ここで接種したワクチン記録のバーコードを読み取るとデータは厚労省に直結するというものなのだが。これはつい先日もニュースでG-MIS HER-SYS V-SYSと ワクチンに関連して医療機関でインターネットにて報告、登録するシステムがあまりにも現場の医療機関に重荷になっており、さらにVRSが加わると、とてもじゃないが対応できないという声が噴出していると報じられたばかりだ。僕も本当にそう思う。システムつくりはいいが、現場の負担が重すぎる。このような中で医療機関がVRSを使って接種当日、あるいは直後に厚労省にデータを送るかどうか。これを送らないとシステム上は接種を受けていないことになりかねない。
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2021年05月18日

令和3年5月18日火曜

午前中に海外渡航でPCR検査した方が10人、発熱などで感染を疑ってPCR検査を行った方が10人、午後の診療もあるので、いったい何件になってしまうだろうと心配したが、その後、PCR検査は5件、抗原検査が1人という結果に終わった。見かけの一日の売り上げは多いが、検査会社に支払うPCR検査の代金を考えると憂鬱になる。一件あたり1万8千円近く、12月1月には検査会社への支払いは500万円に近づき驚いたが、今月もそれに近い金額だろうと思う。困ってしまうのは保険に未加入の人たちの検査だ。自国の民間保険に加入しているという人たちは窓口で建て替え払いをしても、簡単な英文の領収書を書いてあげると、後に民間保険会社から彼らの銀行口座に振り込みがあるので大きな問題はない。問題は民間保険にも加入しておらず、日本の公的保険にもなんらかの理由で加入していない人たちだ。たとえば不法滞在となっている人たちは日本の公的保険に加入したくても加入資格がないので入れない。公的保険の掛け金を支払うのがいやだから加入資格はあるものの加入していないという人たちは母国に送金しているという人たちを中心に多い。彼らの場合は公的保険に加入しようと思えばいつでもできるのだが、加入時に過去に加入可能であった最長5年間の掛け金を支払わねばならず、それができないから「やっぱり公的保険には加入しない」という選択をすることになる。公的保険に未加入でなおかつ民間保険には加入していないという外国人を診察することは「やらねばならないからやる」が、「できるならやりたくない」というのが診ている医師の本音だろうと思う。すべき検査や治療と医療費を天秤にかけながらの診療、そして絶対的に所持金が不足しているらしいと気がついたときに、どうしたらよいのかと自問自答してしまう。昨日の南米系の男性の場合が典型だ。発熱もあり、PCR検査を行いたいが、日本の公的保険に未加入、海外の民間保険にも加入しておらず、不法滞在ではないものの長期にわたって自分の意志で公的保険に加入しない状況が続いている。こういうケースで医療機関が赤字を被るというのは明らかにおかしい。人道上という言葉では乗り越えていけない。悩んだ結果、まずは経過をみることにした。このようなケース、なぜおこるのかというと公的保険に加入する資格のある人は日本人でも外国人でも加入することが義務になっているのに、それは「罰則のない義務」だからだ。罰則をつけるか、あるいは住民基本台帳に掲載するときやその後の「指導」を厳しくして、そもそもの公的保険の意義を守る努力を行政等が行うしかないだろう。そうでないと来る国際化社会が無秩序への序章となりかねない。それはきっと人種的ヘイトを生みかねず、さらに日本という社会を分断しかねない。
posted by AMDAcenter at 09:30 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)