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2020年10月31日

令和2年10月31日土曜

ここ数年、毎月やってくる高血圧で受診している日系アルゼンチン人男性59歳、いつも通りに夜勤明けにやってきたのかと思ったが・・・今回は薬を2カ月分欲しいと言う。理由を聞いて驚いた。いまは栃木県で働いているそうで・・きょうは家に久しぶりに帰ったこともあってやってきたと教えてくれた。その直後に日系フィリピン人男性65歳、来院。彼も高血圧で毎月やってくる。今回だけ3カ月分の薬が欲しいと言う。理由を聞いたら、不況で千葉県の「奥の方」で仕事しているからと答えてくれた。コロナの不況はやはり弱い立場の人を直撃しているのかと改めて思った。帰国するためのPCR検査と英文診断書を求めてやってきたガーナ人女性40歳、パスポートを忘れてきたとのこと、なぜ?と尋ねると、予約を取ったのが同国出身のご主人で、そんな話は聞いていないという。パスポートは必ず持ってきてくれるよう話したとスタッフが言う。その通りと思うが証拠がない。面倒だが、明日書類を渡すときに持ってきてもらって書類に書き込みすることにした。時間がかかるがやむをえない。すると今度は受付でなにかトラブルになっているようで、話を聞いてみると・・・お金が足りないとのこと。やはりご主人から費用を具体的に聞いていなかったという。ご主人に電話すると、費用は聞いていないと答えるが、そんなことはありえない。「おまけ」をするわけにはいかず、結局、近くのATMで下してくるのを待つことになった。フィリピン人女性65歳、診察室に入るなり、喉が痛く、痰があり、昨晩は頭が痛かったと訴える。体温を計測すると36.9度。頭が痛かった昨晩は37度を超えていた可能性が高い。問診を書いてもらうわけだが、それをチェックしたスタッフに注意、あわてて彼女が座っていたあたりも消毒、こちらもフェイス マスクに手袋という姿でPCR検査のための検体採取を行い、その直後にクリニックの外に出てもらい、今日の早朝に判明する検査結果が陰性であってから治療を考えることにした。
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2020年10月30日

令和2年10月30日金曜

フィリピン人男性、目が痛くて見えないと来院。フィリピン人スタッフが対応し、僕に指示を仰ぎに来た。これは明らかに眼科の専門医を受診すべき。いくら、こちらで言葉が対応できるとしても、この手の専門外の疾患を診ることは結局は患者に迷惑をかけることになる。そう、話したらわかってくれたので、近くの眼科の場所を教えてあげた。アジアの某国の女性58歳、肺がん検診で胸部レントゲン写真を撮ってもらいにやってきた。現在、午前中は通常診療に特定健診、発熱者の対応に胃ガン検診の内視鏡検査と多忙で、午後は2時から3時まではインフルエンザの予防接種、だから午後3時から5時に来てほしいと事前に話しておいたら、その通りにしてくれた。こういうケース、こちらも助かる。同じ国からやってきた女性45歳、つい先日やってきた。会社の健診を受けたところ、バリウムの胃透視でなにか指摘されたそうで、結果の書類を見せてくれた。それで胃の内視鏡検査の日取りを設定して、待合室で待っていてもらったところ、会計の窓口の方から彼女の大きな声が聞こえてくる。日本語で、「きょうは健診の結果を診てもらい、検査を予約しただけなのに診察料を取るのはおかしい」と抗議しているという。不当なことをしているわけではない。健診機関は精密検査に医療機関に行きなさいと勧め、彼女はその通りにやってきた。私は彼女の持ってきた健診の結果を見て、内視鏡検査が必要と判断した。保険診療でカバーされるべき診療であるからして、医療費を請求しただけだ。彼女の頭の中には体を触るとか、聴診するとか、薬を出すこと、そういうことが診療であって、どういう方向に検査をすべきなどという「判断すること」は診療には入らないという観念があるのだろう。弁護士でいうなら裁判所に行って弁護したり、示談のために相手方と会って話すことは業務だが、そのために書類を作成したり、どのように相手方と交渉するかというスケジュールや作戦を考えることは業務ではないと言っているに等しい。同じ国出身でも、長く日本に住んでいてもこうもちがうのか・・・そういえば、ずいぶん前にやってきたときもなんだかそういうことでもめたことを思い出した。それならなぜ、また僕のクリニックにやってくるのだろう、不思議だ。もしかしたら彼女は、相手が言うこと、なすことに納得できない場合、このような態度となる人なのかもしれない。いちいち、説明しても不愉快さが残る。
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2020年10月29日

令和2年10月29日木曜

フィリピン人の発熱患者が二人、一人は34歳女性、北隣のS市から。もう一人は37歳女性、市内から。軽い風邪症状あり。保険診療で新型コロナのPCR検査を行った。結果が判明するまでは疑似症ということになるので、外出は控えるように厳しくフィリピン人スタッフから伝えてもらった。結果は陰性。アメリカ人女性52歳、特定健診で来院。昨年までは仕事をしていた事業所で健診を受けていたが、今年はこの新型コロナ騒動で解雇され、保険が社保から国保に変更となり、はじめて地域の医療機関で特定健診を受けることになったと話してくれた。ネパール人女性26歳、右の前腕が脹れて痛いと来院。見ると膿瘍が形成されている。切られるのか?とおびえているようだったので、注射針で膿瘍の先端をカット、圧迫するとかなりの膿が出てきた。このドレナージと抗生物質でよくなるだろう。聞けば市内の専門学校で学んでいるとのこと。外国人の学生がかなりいるらしく、人口23万ちょいの市にも外国人を受け入れている専門学校があると知って少し驚いた。夕方、ハワイ州の知事が11月12日から日本人はハワイ到着後、隔離はしないとの声明を正式に出したと聞いた。条件は搭乗72時間以内に行ったPCR検査が陰性であることだそうだ。年末年始の大型連休を控え、観光で経済を成り立たせている国や地域としては苦肉・・というより生き残りのための策だろう。これを契機に旅行者を取られまいと東アジア、東南アジアのコロナがあまり流行していない地域とは隔離を前提とする行き来が始まるのではないかと思う。渡航医学会から渡航のためのPCR検査と英文診断書の作成の医療機関リストについて、経産省傘下のシステムに一元化して渡航医学会としては手を引くという趣旨のメールが来た。たしかにリストアップしている医療機関のほとんどが同じというリストを2つの組織が持って公表している現状はなんだか変であるし、ここまで話が大きくなると一つの学会事務局が管理し、新たな諸外国の動きに対応するのは難しいだろうと思う。
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2020年10月27日

令和2年10月27日火曜

ナイジェリア人男性、カンボジア人女性、タンザニア人男性、パキスタン人男性、帰国のためのPCR検査と英文診断書の作成を依頼された。カンボジアについては医師のサインを除く全ての書類を打ち出さねばならず、面倒くさい。タイとベトナムについては入国後14日間隔離されるホテルの名称と住所も書き込まねばならず、こちらも面倒くさい。慣れてきたので間違うこともないが、こんなことがいつまで続くのだろう? 米国で治験を行っている大手の製薬会社による新型コロナのワクチンの完成が早ければ11月中にも・・という記事を読んだのが2週間前。イギリスで治験を続けてきた大手の製薬会社の新型コロナワクチンのほうは副作用報告で治験は現在、ストップしているという。こういうことがなければ年内にも販売許可が下りるかもしれない。すると我が国でも年明けて2月か3月にはワクチン接種も開始され、「PCR検査と英文診断書」狂想曲もあっというまに終焉となる気がする。早くそうなってほしい。今夜は年末年始の発熱患者に対する市の救急医療体制についての話し合い。なにしろ市内で発熱しても診てもらえないという「発熱難民」を出すわけにはいかない。昨夜、中国地方の某看護大学から人を介して外国人医療の講義を依頼された。ZOOMでの講義となる。便利だが、使い慣れていない分、心配でもある。
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2020年10月26日

令和2年10月26日月曜

24日の土曜日の診療開始直後、24日のブログに書いたベトナム人女性から電話があった。
看護師が対応してくれたが、内容は「大学病院に行ったが、もう来るなと言われた、どうしたらいいだろう?」ということだった。これには僕も返答ができない。彼女が今、薬を処方してもらっている心療内科は僕の専門外の分野、僕が口出ししてはいけないと思う。そして紹介した某大学の脳神経科には、紹介状の返事によると「彼女がこちらでの診療を望んでいないから」、彼女の口によると「もう来るなと言われたから」、これで終わりということになってしまった。もともとが僕の専門外の分野だから、僕ができることは実際の薬の処方を行うなどという治療ではなく、どの専門科を受診すべきか、そしてそれならどこの医療機関を受診すべきかという情報をさしあげるというか、要するに「仲介人」的立場でしかない。彼女にすがられてももはや打ち手がないというのが答えだ。こんなことを電話で話しても通じないだろうと思い、とりあえず次のベトナム人スタッフの来院日に来てくれるように話してもらったが・・・いったい僕に何ができるのか、頭が痛い。
  新型コロナの関連では神奈川県では11月2日の午前9時から「発熱等診療予約センター」が稼働することになっている。発熱したが、診てもらえる医療機関が自分で探せない時に0570-048914に電話すると、あらかじめ発熱等診療医療機関に指定された医療機関に先方が診察してもらえるかどうかを尋ね、OKなら医療機関の名称等を教えてくれるというシステムで午前9時から午後9時までの毎日運用となる。また、新型コロナに関するさまざまな相談に関しては新型コロナ感染症等用ダイアル0570-056774で平日9時から午後5時まで、感染の不安がある方、健康・医療に関係すること、COCOAや濃厚接触に関するタイ合わせについては音声ガイダンスの1番で24時間対応するそうだ。二つともけっこうな制度ではあるが、日本語が話せない、理解できない人たちはどうしたらいいのだろう? こういう時にいつも「しょうがない」と言う言葉で取り残されるのが外国人。何度話したらわかってもらえるのか?
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2020年10月24日

令和2年10月24日土曜

先週の土曜にやってきたベトナム人女性、下半身に力が入らず、自力歩行が困難、心療内科的疾患だけなのか、疑問に思い、当日、某大学の脳神経科に予約を取った。僕が何かを話そう、質問しようとしても、さえぎって自分の言いたいことを力を込めて話し始め、待っていてもとうとうと続けるなど、「普通」でないことはわかるが・・ 当日はベトナム人スタッフが勤務している日でもあったので、彼女に手伝ってもらいながら、自覚症状、他覚症状について詳細に聞き取りし、情報提供書に記載した。この患者の受診報告が昨日届いた。何の病気だったのだろうか? ベトナム人スタッフに手伝ってもらって、今までとはちがう何か結論が出たのだろうかと期待して封をあけて読んで・・・落胆した。数行の短い文章で過去に受診歴があること、倦怠感などあり、神経内科的疾患とは思えないこと、本人が同科に通院することを望まないのでこれで打ち切りにすると書いてあった。以前からこの医師に診てもらったことがあり、なんらかのトラブルがあったのか、そうとも受け取れてしまうような内容だ。もしかしたら、筋肉組織が弱くなる疾患とか、いわゆる難病が隠れているのでは・・と思って専門医に診てもらったわけだが・・・自分の科の領域のものでなければ、考えられる診療科にお願いするなどということはなく、単に「本人がいやがっているからもう何もしませんよ」的な書き方としか受け取れない。ではもし本人が通院をいやがっていなかったらどういう展開になったのだろう? 情報提供書の中にあった「脳神経科的には異常がない」という言葉と矛盾するのではないだろうか? 異常がないなら、望むと望まないにかかわらず、「終わり」のはずだから。心療内科的疾患だと推察するなら、現在の心療内科の治療が適切かどうか、当該診療科に紹介するのが筋ではないだろうか。患者が再度、僕のところにやってきても、僕がなにかしてあげられることは一つもない、ないどころか、きっと困り果てるだけだろう。
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2020年10月23日

令和2年10月23日金曜

マダガスカルに帰国するという一家4人がPCR検査と英文診断書を求めてやってきた。PCR検査の結果以外は用紙に記入してしまうのだが・・・パスポートを拝見すると、皆、名前が長い。長すぎる。4人分をカルテがたくさん並んでいるときに書いていると、時間がどれぐらいかかるかわからないぐらい長い。こういうときにあわてて書くとスペルを間違えるかもしれない。ということでパスポートのコピーを録らせてもらい、肝心なところだけの記入で切り抜けた。県医師会の会長会がテレビ会議で行われるために4時40分ごろ、クリニックを出て医師会に向かった直後にスタッフから電話あり。火曜の夕方にやってきたケニア人女性が頭痛が続いていてやってきたという。たしか右側だけ痛いということで近医にて偏頭痛の薬を処方されていたが、痛みが拍動性ではなく、血圧も正常、頭痛があっても働けるというので緊張性頭痛を疑って筋肉を柔らかくする薬を処方したが・・・それでも痛みが止まらなかったとのことだ。聴き取ってもらうとCTもMPIも受けたことがないとのことだったので、平日に再度来てもらい、近くの総合病院に電話して検査の予約をしてもらうことにした。
会長会でのこと、11月から神奈川県は独自の新型コロナの対策として発熱した県民がどこを受診してよいのかわからない場合に備えて、受け入れ医療機関の紹介を行う発熱ダイヤルを開設する。24時間対応だとのことだが・・・素朴な疑問は・・日本語がわからない人はどのようなサービスが受けられるのか?ということだ。これについては県からは一切の説明がなかった。医療については内外平等という原則にたつ我が国にあって、何度も何度も事あるごとに主張しているが・・・プロジェクトをたてる場合、日本語が理解できないという少数者がその対象の中に含まれているということを忘れてはいけないはずだ。日本語の話せない人たちが置き去りにされるような枠組みでは困る。何度、力説してももたもやこういうことになる。大げさに言えば・・・いえ大げさに言わなくても立派な人権違反と言えるだろう。ぜひ解決策を示してほしい。
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2020年10月22日

令和2年10月22日木曜

数えてみたら帰国のためのPCR検査と英文の診断書を求めてやってきた外国人のほかに1
6人もの外国人患者を拝見したというのに・・・全く印象に残っていない。それもその
はずでほとんどの人が「薬だけでいい」と処方だけで帰ってしまったからだ。スタッフ
を通じて何人かに訊ねたら、医療機関に来るのが怖いからだそうだ。新型コロナに感染
するかもしれないと言いたいのだと思う。2月から続くマスメディアの恐怖の報道で本
当に怖くなってしまったのだろう。正しいことを伝えないと世の中がおかしくなってし
まう。そんなに怖いものなら、なぜにGO TO TRAVELとかGO TO SHOPPINGやら行うのか、
不思議。矛盾している。本当に怖いものなら、経済の支援も大事だが、まずは人命のは
ずだ。だから政府もうすうす、矛盾に気がついているのではないだろうか。

2月ごろからの第一波の重症化率と8月以後の第二波の重症化率は明らかに違って、際立
って低くなっている。それなのに新型コロナを二類感染症に指定したままでいいのだろ
うか? 二類感染症に指定されているから、無症状でも軽症状でも陽性とわかると2週間
隔離されてしまう。隔離されてしまうとその人にとっては重大事だ。仕事に行けなくな
る、そしてその人の家庭でも仕事場でも次の感染者を探すべくPCR検査狂想曲に巻き込
まれてしまう。場合によっては職を失ってしまう。それだけではない。二類感染症に指
定されているから、保険診療でPCR検査を行うにも厚労省との契約が必要となり、契約
していない医療機関を受診して保険診療でPCR検査を受けることができない。また契約
した医療機関にとっても大変な負担となる。11月1日から厚労省による発熱者対応の医
療機関の認定が始まる。発熱患者を拒否することなく診る医療機関はA.新型コロナとイ
ンフルの両方を検査できる医療機関、B.新型コロナは検査しないが、インフルの検査は
行う、C. 新型コロナもインフルも検査はしないが、発熱患者は診る と3つに分類され
る。僕のクリニックはAにアプライしているが、困るのは認定されると毎日、新型コロ
ナの感染者が出たかどうか、何人、どういう人たちにPCR検査を行ったのか・・・現在
は保健福祉事務所が行っているような作業を医療機関がパソコンを使って、原則毎日行
わねばならない。こんなことのために時間を使い、人を使う余裕などない。さらに指定
の医療機関では新型コロナのために広い病棟と職員の確保を行っておかねばならず、こ
れは明らかに地域医療を脅かし、病院の経営を脅かしている。

例年、インフルエンザに亡くなる方が4000人を超えている、一方、新型コロナで亡くな
った人の数は我が国ではまだ幸いなことに1600人台だ。現在の新型コロナの重症化率を
考えると、インフル並みに五類感染症に変更するべきだろう。すると書き連ねた問題点
の多くは解消するはずだ。
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2020年10月20日

令和2年10月20日火曜

海外へ行くためのPCR検査と英文診断書にまつわる3題。朝、海外へ行くためのPCR検査と英文診断書が欲しいと日本人ですという男性から電話あり。なんでもカンボジア人の奥様と成田空港に行ったら、奥様は飛行機に乗れたが、本人はPCR検査を受けていなかったため、乗れなかったとのことだった。こんな時期に海外へ行くならPCR検査が必要なぐらい、飛行機のチケットを買う時点で知っているはず、おかしな人だなあと思っていたら・・・その人物は午後になって現れた。県内在住、カルテの名前は日本名だが、明らかに風貌が日本人ではない。カンボジア人?と尋ねると、「そう」という返事。インドシナ難民としてこどものころに日本にやってきたのだそうだ。僕が嘱託医を務めていたインドシナ難民大和定住促進センターを僕が嘱託医になる2年前に退所していた。要するに帰化しているものの、自分はカンボジア人だからカンボジアに行くのにPCR検査は不要だと思い込んでいたというわけだ。結果としてカンボジア国籍の奥様だけ、乗って行ってしまったとのことだった。次の話、インド人25歳、突然、診察室に入って来て驚いた。でもどこかで見た顔、彼の順番となって改めてカルテを見ると数週間前に帰国のためのPCR検査と英文診断書の作成をした人物、なぜまた来たのか、いぶかしく思っていたら・・飛行機が飛ばなくなってしまったからだそうだ。やむをえず再度PCR検査を行った。費用が気の毒に思うがいたしかたない。さらに次の話。各国の入国に関する手続きや書類が刻々と変化していく。たとえば・・・カンボジアに入国するには10月1日搭乗からPCR検査の陰性証明書は医師のサイン以外はすべて手書きはだめということになった。既定の用紙に手書きなら簡単だが、いちいち、パソコンで入力してプリントアウトしなければならず、ややこしい。昨日はカンボジアに渡航する人が8人やってきたので、診療が5時に終わってから残って書類の作成、途中で睡魔に襲われ、終わったのが7時半。既定の用紙といえば、経産省の担当官から中国入国のための中国大使館指定の医療機関にアプライするかどうか、するなら手伝うとの連絡をいただいた。どうやら経産省のビジネストラックのための医療機関リスト掲載の医療機関にその意志を確認し、同省から中国大使館に一括推薦するらしい。いくつかの同意が原則で、その中にはPCR検査と英文診断書作成の費用についての記載もあった。さらに中国大使館指定のPCR検査陰性証明書に記載することとあるので、パソコンを使いインターネット検索であちこち、調べたらサンプルしか出てこない。内容は他国に共通して使用している用紙より記載が簡単であった。そうなら他国に共通な陰性証明書でもいいではないか・・何も特別に意味のある内容ではないので・・・サンプルを見て作ることにした。このようにいろいろな情報が錯そうしていて搭乗する人も医師も混乱している。カンボジア入国の書類の件、ある人は「医師のサインは青い色で」と言い、ある会社からは「カラーの書類らしいけど、だいじょうぶか?」と言われた。そんなことはあるまいと思いながらも心配になり、カンボジア大使館のホームページを読んでみたら、「PCR陰性証明書は医師のサイン以外は手書きはだめ」とは書いてあったが、「カラーで作成」とか「青でサインを」とか、そんなことはどこにも書いてはなかった。
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2020年10月19日

令和2年10月19日月曜

10日前に息子さんと北隣のS市からやってきたベトナム人女性69歳、17日の土曜日は僕のクリニックにベトナム人スタッフがいるということで一人でやってきた。前回は息子さんが通訳しようとするのだが、ご本人が体のいろいろなところについて言いたいことを言いたい放題で、何がなんだかよくわからなかった。精神科の薬を飲んでいると書いた紙を持っていて、その紙について尋ねたら、現在のかかりつけ医がこの紙を持って僕のクリニックに行け、そこなら言葉がわかるはずと話したそうだ。症状は下腹部痛、頭が痛い、腰が痛い、頻尿ということで、検尿を行ったら尿の混濁がひどい。とりあえず抗生剤を投与し、10日後、ベトナム人のスタッフがいる日に来てほしいと頼んでおいた。ここまでが前回の話。やってきてまず、検尿を行い、前回の結果と比較してみたら・・混濁はまったく消失、頻尿もなくなっていた。残っていた症状は頭の痛み、手足のしびれ、そして下半身の脱力感でこちらは半年前から徐々にひどくなっているという。確かに診察室に入って来るとき、体のふらつきと下半身が支えてあげないと倒れるのではないかと思うぐらい、力がない。どうもヒステリ―のような印象は受けないし、精神科を受診して薬をもらっていると聞いたが、精神科疾患だけでは説明がつかない気がしてならなかった。やはりここは脳神経科―以前の神経内科を受診して本当に神経関係の疾患がないのかを診断してもらわねばいけないと某大学病院の脳神経科の診察を予約した。この人のケースなど、言葉がわからないゆえにしっかりとした問診が取れない典型だ。ベトナム人スタッフがいなければ僕にもどうすることもできなかったかもしれない。厚労省は日本医師会を通じて都道府県医師会単位で、電話通訳会社数社の中から一社と契約を結ぶように「指導」しているようだが、利用するともちろんお金がかかる。この女性のようなケースはご本人が受話器を手放さないタイプなので、費用はかさむことだろう。現在の医療機関の財政状況や外国人一人を診察することにより、電話通訳の費用の負担分、日本人を診察するより安くなってしまうという、こういう状況では民間会社の電話通訳を利用せず、AMDA国際医療情報センターの医療機関限定の無料電話通訳を利用しようと問い合わせてくる医療機関が絶えないのはやむをえないだろう。民間会社の電話通訳を依頼すると費用がかさむし面倒くさい、そう考える医療機関がAMDA国際医療情報センターの無料電話通訳の存在を知らないとすると・・・「適当な」診療に終始してしまうことが目にみえるようである。すると患者の不満、いらいらが募るということになる。
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