CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2020年07月31日

令和2年7月31日金曜

海外へ帰る人、出かける人の波がいよいよ大きくなり、うねりを感じるようになってきた。昨日はそういう関係でPCR検査を行った人が7名。パキスタン人男性33歳、ラホールに帰るそうだが、日本語が達者な友人に連れられて予約なしでやってきた。PCR検査と英文診断書についてはホームページに英語で書き込んであるのだが、読んでくれたのかどうか・・上海に帰国する中国人男性38歳、検査を受けるためにやってきた日本人の中にずっと気がかりだった旧知の男性がいて、ここまでやってきてくれたことに感謝、うれしかった。午後になり、欧州の某国出身という女性から英語でPCR検査と英文の診断書を求める電話があった。今、京都にいるとおっしゃるのでびっくり。明日、東京に行くので3日に受けて4日にまた京都に戻り、その後、関空から帰国するとのこと。綱割りのようだが、大丈夫かと思ったが、本人が大丈夫と言うので受けておいた。朝一番に初診のフィリピン人男性40歳、足の指が痛いと来院。見ると右足の母指の付け根が脹れていて、やや熱感がある。痛風発作だろうと考え、コルヒチンを処方。たまたま何も食べていないというので尿酸をはじめ、採血をした。今月は今日までにすでに260人の外国人患者、今日一日で何人まで数字が伸びるだろう。
posted by AMDAcenter at 08:56 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月30日

令和2年7月30日木曜

タイ人女性53歳、帰国目的で飛行機に搭乗するための英文書類の作成を行う。全くの日本名であったが、パスポートでは姓名の「名前」の部分がタイ人の名前。ゆえに日本名は通称名と思われる。在留カードにはその通称名の記載があった。この点については何度もいろいろなところで書いたが、ややこしい。インドネシア人女性21歳、帰国のためのPCR検査と英文書類の作成。この数日、タイに帰国するタイ人の書類を書いているが、タイは自分の国民についてはPCR検査の施行を要求してはいない。バンコクの空港に到着時にPCR検査を行い、それから14日間は指定の場所で外部との接触を断つ形ですごすことになるらしい。これは理にかなっている。タイは現在、海外からの短期の訪問は不可能な状態にある。そうであるなら、外国人の入国者についてもタイ人と同じように、「搭乗72時間以内のPCR検査」を義務付けず、飛行機に搭乗してよいという英文の診断書だけでよいと思うのだが・・短期滞在なら72時間以内のPCR検査もそれなりに意味があるかもしれないが。学問的にまちがいなくこれが一番正しいという案がないのだろう。そうこうしていくうちに各国の観光業は壊滅的打撃を受け、とくに観光が産業に占める割合が多い国ほど経済が悪化、失業者が増え、治安が悪化するだろう。どこの国にも感染者はいるし、どんなに努力しても感染者がゼロになるという国はないだろう。すると現在の各国の考えでは永遠に国境を閉じていなければならなくなる。いかに感染者と区別してお互いに人の行き来を再開するか、そのように考えて行くべきだろう。
posted by AMDAcenter at 09:39 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月28日

令和2年7月28日火曜

総計13人の外国人患者。久しぶりに少なかったと感じてもこの数字。インドネシア人男性30歳、日本人女性と結婚して5年以上経過しているはずだが、なかなか日本語が上手にならない。たぶん、家庭で使うような会話はできるのだろう。肘が痛いと来院。受付から聞いた時には整形外科の分野かと思ったが・・とりあえず拝見することにした。診ないで他院に行ってもらうのは失礼なことと感じたので。左の肘を見ると、脹れている。明らかに炎症があり、触ってみると液体が貯まっている印象。右もおかしいとのことで、右側を拝見すると同様に炎症を起こしており、中心に黄色に露出した部分がある。両側、同じ原因による感染と考えるのが普通だが、どのようにしたらこのように両側に感染がおこるのか、わからない。とりあえず、左は穿刺、血性の膿が6ccほど引けた。これを培養に提出。右は消毒した。抗生物質が必要だが、起炎菌は不明。とくに左は閉鎖された膿瘍であり、どのように解釈してよいのか、考え込んでしまう。一応、レボフロキサシンを処方。培養の結果を待つことにした。左側はもしも再度、血性膿瘍が貯留するようなら、今度は切開排膿すべきだろう。それにしてもなぜ、両側にこのような感染がおこったのか・・・理由を尋ねても、「仕事」と言うばかり。仕事は何?と尋ねると、「ブロック」と答える。建築作業ということだろう。もしかして糖尿病とか感染症に弱い基礎疾患があるのかとも疑ったが、カルテをめくると4月にメンタルな問題で受診したときに採血した結果が貼ってあった。それによると血糖値は80台。とてもいま、糖尿病を疑って再度採血というようなデーターではなかった。それにしても理解ができない。
posted by AMDAcenter at 08:56 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月27日

令和2年7月27日月曜

連休があけた25日の土曜日も外国人患者数25人、朝一番にアメリカ人女性57歳がクリニックの前に並んでいるとやってきた職員が朝の挨拶がてら、教えてくれた。日本人のご主人がいっしょに来ていますと。もともと精神科疾患があるためか、ときどきとらえどころのないことを言う。この職員はご主人と話をしたそうで、連休の23日、24日腹痛がひどく、救急車に二回乗った、便が出なくて苦しいと話していたらしい。特定健診の予約が朝一番に5人も入っているのに、彼女を拝見し始めたら時間を取られて大幅に遅れ、そのあとの内視鏡検査3人の時間にも影響が出ることを恐れた。そこでこの女性とご主人はまずは奥のベッドで休んでもらい、特定健診を5人終えてから、ゆっくり拝見しようと考えた。ようやく時間が出来て見に行くと、彼女は体を横にしてぐったりしていた。上を向いてもらって観察すると腹部が少し脹れている。腹鳴はあまり聞こえず、撫でるように下腹部を触っているのにどこというわけでもなく痛がる。もしや腹膜炎?と推察して、末梢血、CRPを計測すると、白血球数は1万を超え、CRPは25以上で計測不能と出た。前日、二つの救急病院で血液検査を行ったか、ご主人に訊ねたところ、行ったけどデータを持ってくるのを忘れた、医師には精神疾患のせいではないか、通院中の精神科の病院に行くようにと言われたとのことだった。あわてて近くの公立病院の外科の救急担当医に電話で連絡、事情を話したところ、受け入れてくれた。昨日の日曜日、この件が気になってしょうがなく、夕方になってご主人の携帯に電話を入れてみた。やはり腸管の穿孔で腹膜炎をおこしていて、緊急手術で人工肛門を作ったそうだ。先生のおかけですと礼を言われた。便が出ないということだったので、二つの救急病院で浣腸をしなかったかどうか、訊ねてみたが、しなかったとのこと。某クリニックで大腸内視鏡検査を受けたのが18日、腹痛が出現したのは22日ぐらいで23日は「ものすごく」痛がっていたとのこと。何が原因なのか・・・便が出ないという主訴は、すでに腹膜炎が始まり、そのために腸管が麻痺性イレウスになり動きが悪くなって便が出なかったのだろう。それなりに日本語が話せても、こういう状況になると医師と疎通ができる適切な日本語が出てこないという外国人ゆえのハンディキャップと精神疾患を抱えているために、そういう色眼鏡で見られやすいこと、それがこのケースだろう。ただし・・・血液データーと触診すなわち体は嘘はつかないということだ。
posted by AMDAcenter at 08:59 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月25日

令和2年7月25日土曜

21日の火曜日も平日にしては底が抜けたように外国人患者の姿が多かった。帰り際に職員が「先生、きょう、日本人と外国人患者と半々ぐらいの印象でした」というぐらい。それはオーバーとしてもいつになく、外国人患者の存在が大きかったということだろう。30年前に開業したとき、外国人患者といえば、インドシナ難民として日本に定住し始めたカンボジア人やラオス人などインドシナ難民大和定住促進センターに入所していたおよそ1200人の人たち、勤務医時代にこのあたりで見かけたアジアの人たちを想定していた。インドシナ難民出身者はいずれも日本の公的保険に加入を許可されていたが、ただ貧しくつつましやかな生活をしていた。アジアからやってきた人たちも例外ではないが、中には公的保険に加入しておらず、もしかして不法滞在か?と思われる人たちもいた。ゆえに自費診療費も保険10割りとし、クリニックの収支は日本人患者に依存し、外国人患者については未納を生んで、クリニックの収支の足をひっぱらなければいいぐらいに考えていた。ゆえに、厚労省の外国人観光客の医療について検討する会や日本医師会の外国人医療対策委員会の、とくに短期滞在の人たちの医療についての話を聞くと、違和感に浸ることもあった・・・それが今や、先の職員の言葉に代表されるように・・クリニックの収支に重要な位置を占めるようになっている。インドネシア人女性23歳、近隣の市から初めての来院。帰国するためのPCR検査と英文の診断書を希望。母親がいっしょについてきた。二人とも、日本語がとても上手、それも敬語の使い方が完璧で驚いた。肌の色が真っ白なので、もともとは華僑系ですか?と尋ねると、「いえ、まったくのインドネシア人です」という言葉が返って来た。米軍基地内に住むタイ人女性33歳、タイに帰国するために英文の診断書を希望。米軍の基地内に診療所があるのに、なぜここまでやってきたのか・・・尋ねるのを忘れた。フィリピン人男性35歳、左の前腕にやけどがあると初めての来院。拝見するとすでに時間が経過して、皮膚が「ぐちゃぐちゃ」になっている。聞けば一週間は経過しているとのこと。工場で勤務中の怪我ゆえに労災が適用されるはずなのに、「会社から自分の保険を使って、自己負担分だけ、領収書を見せてくれたら、後で払うと言われた」とのこと。彼にはこれは労災であって彼の保険で支払うべきことではないということ、下手をすると労災隠しになりかねないことを話し、理解の上で自費診療とした。こういうケースを労災として処理しなければ、彼らの職場の改善も今のままということになり、これは働く人にとっていいことではない。けっきょく外国人患者総数は22人、フィリピン人8人、ペル―人5人、イギリス人2人、ボリビア人、カンボジア人、タイ人、メキシコ人、インド人、インドネシア人、タンザニア人
・・・都心ではない、都心か電車で40分程度の郊外にあるというのに・・りっぱに「国際クリニック」だと自画自賛。
posted by AMDAcenter at 08:42 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月21日

令和2年7月21日火曜

南米に帰国するために搭乗72時間以内の英文の診断書とPCR検査結果が必要というボリビア人男性、県内の遠方より来院。金額は税込み28470円、彼にとって安い金額ではないだろうが、いただくこちらも気を遣う。PCR検査自身が高額なのでいたしかたないといえばいたしかたないが、やむをえない旅をするのにこのような金額がかかる事態がいつまで続くのだろう。今日は本人が仕事で来られず、友人が取りにくるとのことだった。タンザニア人男性27歳、手をドアに挟んで怪我をしていると来院。友人がきつく局所を包帯で縛っているが、それでも血が染まっている。大声で痛がるのを抑えて、包帯を取って局所を見て驚いた。いわゆる手の甲、親指側に2センチ×2.5センチぐらい、皮膚が欠損となっている。一時的に縫合するには欠損が大きすぎるし、出血があり、本人が痛がってそれ以上、見せてくれないし・・で、ソフラチュールを使い、エキザルべを塗って、局所を乾かすことにした。きょう、再度傷のチェック。創を長径の方向にもう少し伸ばして長径に沿って両側を切除、少しずつ縫い合わせたらうまく全体が縫えるかもしれない。2週間前にめまいや頭痛で顔色も悪く、ぐったりしながらやってきたアフリカ人女性32歳、いろいろな医療機関を受診したらしく、さまざまな検査結果を見せてくれたのが前回。症状からメニエールを疑い、処方してみた。だめなら耳鼻科へお願いしようか、いや耳鼻科ではないかも・・・と悩んでいたが、昨日、診療終了間際に笑顔でやってきた。歩き方も力強く、顔色もよく・・処方した薬を内服したら、とてもよくなったので、しばらく続けたいとのこと。こういうとき、本当にほっとする。
posted by AMDAcenter at 08:55 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月20日

令和2年7月20日月曜

先週から明らかに外国人患者の数が急増している。月曜こそ7人だったが、火曜は18人、水曜はいつもの休診日で木曜が19人、金曜が17人、そしておととい土曜日が21人、先週は梅雨の雨降りがひどかったのに・・・計82人で新患が9人、やはり新患も多い。それにつれて・・・ではないが、日本の医療機関に慣れない・・というか、日本の習慣に慣れない・・・と言ってはいけないのか、本人の個人的な問題なのか・・  先週の月曜か火曜にインドネシアに帰るというインドネシア人の女性から日本語で電話があった。その電話には診療中の僕自身は対応しなかったが、対応に慣れている看護師が話し、その直後に内容を聞いた。帰国に際して英文の診断書とPCR検査が必要だ、そちらでできるかという質問だったそうだ。飛行機が飛ぶ72時間以内に書いたものが必要だとは話し、いつの飛行機か?と問うと「まだわからない」という返事だったので、飛行機が決まったらまた連絡してほしいと伝えたそうだ。これはいつも行っている作業、僕もそのように話すし、彼女が対応して同じように説明しているのをいつも同じ部屋の中で聞いているからまちがいがないと思う。ところが・・・18日の土曜日、13時に診察を終えて、職員一同ほっとした数分後、電話が鳴った。受付時間外で電話を取らなくてもいいのだが、診療終了直後であったので、診療した患者からか?と思い、電話を取るように指示した。すると、「インドネシアに火曜に帰るので、これからPCR検査を行ってほしい」とのインドネシア人女性からの電話。ああ。あの女性だなと直感的に理解した。すでに診療時間は終了し、検査会社の集配の人も行ってしまった。火曜の夕方に乗るのなら月曜に検査でも間に合うと思い、何時の飛行機かと尋ねると「朝のフライト」と答える。それでは土曜のうちに検査を受けなければならないが、すでに診療も終えているし、検査会社の集配も終わっていることを伝えたところ、「72時間以内なんてことは聞いていない」とこちらの説明に問題があるようなことを言いだし、「それじゃ飛行機に乗れない」とわめきはじめた。72時間以内のPCR検査や診断書が必要ということは、そもそも医療機関側が伝えるのではなく、飛行機会社かあるいは大使館から伝えられているはずだ。それを「聞いていない」と言い張るとは・・・たまたま土曜の午後、用事がなかったので、愉快ではなかったが、すぐに来れるかどうか、訊ねてもらった。すると、住所は徒歩で15分程度のところ。すぐさま、来るように伝え、それから検査会社の集配が戻って来ることができるかどうかを確認させた。戻ってこれないなら、適切な指定のところまで僕が運ぶつもりで。それから30分ほどしてイスラムのペールを被った女性が4歳ぐらいの女の子の手をひいてあらわれた。検査はすぐに終了、にこにこして帰っていったが・・・こちらは
看護師、事務職員を残しているので、時間外勤務代を支払わねばならない。他人のせいにして「すみません」「ごめんなさい」の一言もなし。かの国で、こういう行動が当たり前、日常茶飯事なのかどうかは知らない。しかし、このようなやり方では日本で生きていくのはつらいだろう。
posted by AMDAcenter at 09:01 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月18日

令和2年7月18日土曜

イギリス人男性26歳、北隣のS市から来院。受付で足になにかができていると話しているという。なにかができているなら整形外科より外科の僕の範疇かも・・と思って受け付けた。診察室で診ると、右足首のやや上方にいわゆる湿疹状の病変があり、辺縁が発赤している。2カ月前よりあり、痛みはなし、さほど痒くはないそうだ。瞬間的に皮膚科的疾患と思った。単なる湿疹なのか、白癬のような真菌の感染か? 近くの皮膚科を紹介しようとしたら、日本語がわからないのでいやだと言い出した。ここで治療してほしいと続ける。こういう場面はあまり好きではない。自分の専門でもないのに、診療せざるをえない状況に追い込まれることだ。湿疹ならステロイド入りの軟膏を使うだろうし、白癬ならそれ用の軟膏を使うだろう。まちがった場合、どちらが病変に悪影響を与えるかを考えた結果、まず真菌症と考えて治療することにした。2週間分の軟膏を処方、2週間後に来てもらい、「これでよくならなければ次は皮膚科に行く」ことを約束してもらった。インド人男性24歳、4月に一度来院。そのときはHIVチェックでやってきた。今回、またHIV チェックをしてほしいとのこと。なぜ?と尋ねると、4月ごろから37度前後の発熱が持続的ではなく、ときどきだがそのたびにしばらく続くという。体温測定すると、たしかに37.2度ある。ここはまずはHIVの即日検査を行わなければ話が進まないと考え、施行。20分後に判定は陰性と出た。それから「どうして発熱が続くのか」という矢のような質問。病気ではなくても体温が高い人がいるということも話したが、末梢血や血液分画など血液検査を行い、本当に疾患があるのかないのか、調べる必要があると話した。日本の保険証を持っているかと尋ねると、持っていると答えるので、それなら・・と保険診療に切り替えようとしたら・・今日はいい、帰ると一言。終わってしまった。
 夜になってこのところの新型コロナ感染者の急増を受けて、各診療所の医師に注意を喚起するため、医師会が行うPCR検査や新型コロナに関する今後の医師会の対応など、理解をしていただくための医師会主催の会を行った。約80名以上の医師が参加してくれた。PCR検査の事業についても2カ月続けた結果の報告、費用その他の問題などわかっていただけたものと思う。
posted by AMDAcenter at 08:46 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月17日

令和2年7月17日金曜

ベトナム人男性33歳、片言の日本語でおなかが痛くて、痛くて足が上がらないと来院。たしかに歩き方が前かがみでおかしい。ベッドにようやく休んでもらい、腹部を触診するとマクバーニー、ランツという急性虫垂炎のときに痛くなる箇所に典型的な痛みあり。腹膜刺激症状もある。発熱も軽度にあり。採血してみると白血球数は2万を超え、CRPは15を超えている。急性虫垂炎で腹膜炎をすでに併発していると考えるのがふつうだろう。市内の北部に位置する病院の外科で受け入れてもらった。ここまでどうやってきたの?と尋ねると「バイク」との返事。きっと段差で揺れるたびに腹痛が半端なく強かったはずだ。病院までの道のりを説明して送り出した。特定健診の予約が8人もいるというのに・・・朝の混雑している時間帯にフィリピン人女性43歳、来院。就職のための健診を行ってほしいと言う。通常はこのような検診は予約で行う・・・というのも受け付けてもらえるかどうか、電話で事前に問い合わせてくれるケースが圧倒的なので。その際に、検査内容が僕のクリニックで実施できるかどうかをチェックし、およその金額をお知らせし、その上で受けたいとおっしゃる方には日程を調整し、血液検査がある方には水以外は禁飲食でいらっしゃるようにとお話しする。このフィリピン人女性、用意がいいことに本人が言うには「きん飲食」でやってきたとのこと。ここまで言われると受け付けざるをえなかった。
 きょうの夜は大和市医師会で今後の新型コロナに対する検査体制、対応について市内の全会員医療機関の医師または代理者に集まってもらい、話し合いを行う予定。この新型コロナウィルス、なんだか変。第二波と言われるぐらい、感染者が急増し、昨日は全国で440人を超え、自粛解除後の最多となったというのに、亡くなった方はあまり増えていないし、重症者の話もあまり聞かない。PCR検査で陽性と判定された人に検査結果を伝えようとしたら、職場にいた・・などというニュースが流れると、多くの人はこの陽性者の行動についてなんて奴だとお思いになるだろうが、僕は別の思いにかられる。感染していても職場で働いているほど、無症状あるいは風邪程度の軽症なのだろうと。僕自身、新型コロナの学術的専門家ではないが、臨床の現場や全国の統計、感染者の状況は圧倒的に無症状、軽症者が多く、とくにここ一週間程度の死亡者が極めて少ないというのは事実である。この事実から言えるかもしれないことは・・・新型コロナの毒性が3月4月5月に比較して極端に低下しているのではないかということだ。現在、新型コロナウィルスの感染症は二類感染症に分類されており、したがって感染が明らかになると症状にかかわらず、法律上、隔離の対象となる。こういう人で病院があふれかえったら、手術もほかの病気の入院も控えねばならず、また新型コロナの患者を収容しきれずに医療崩壊になるだろう。その多くが無症状、軽症だとしたら、なにかおかしくはないだろうか。
posted by AMDAcenter at 09:04 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年07月16日

令和2年7月16日木曜

アフリカ某国出身の男性、帰国するそうで英文の診断書を求めてやってきた。付き添いに同国人の男性が付いてきた。熱をチェックし、症状があるかないかチェックし、胸部の呼吸音を聴いて、あとは英文診断書のフォームに記載するだけ。本人は英語しか話せず、付き添いの男性は日本語がそれなりに上手。このあたりに同国の出身者は自分たち二人しかいないと言う。「いいや、そんなことはないよ。僕の患者さんで一家3人いる」と告げると、目がまんまるになっていた。カンボジア人女性81歳、インドシナ難民出身、もう30年拝見している。この一家のすべての人を拝見していると言っても過言ではない。大和市の長寿健診を施行。いつまでも健康でいてほしい。ヨーロッパの某国の男性31歳、HIVの即日検査で来院。心配なことがあってからどれぐらい経過しているのかと問うと「3カ月」ということだったので、検査を施行。検査キットを見てもらいながら、どのようになったら陰性、どのようになったら陽性と判定するのかを説明。20分後に検査結果の説明。再度、検査キットを見てもらいながら、抗原も抗体も陰性、ゆえに陰性と説明した。こういう説明方法は日本人に対しても、もちろん行っている。ただ、「陰性です」と結果だけを伝えると、後で心配になり、「あれは自分のだったのか」とか「陰性と聞いたけど、本当に陰性でいいのか」とか、そういう電話をいただくからだ。事前に説明せず、検査キットも見せず、結果だけを告げると、自分の目で確認していないので、疑念が募るのだろう。
posted by AMDAcenter at 08:55 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)