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2020年04月30日

令和2年4月30日木曜

28日の夕方、診療をほんの少し早く切り上げ、大和市役所の敷地内に設けられたPCR検査の会場に到着。まず、防護衣を着た。その上で電話ボックス型の防具の中に入り、防具に取り付けられた長いゴム手袋に両手を通して、この手で検体を採取することになる。防護衣としてもゴム手袋を着けているので、ゴム手は二重ということになる。5時をすぎたあたりからPCR検査を医療機関から予約した人がやってきた。2時間で7人、時間をゆったり取り、感染予防の上から、会場でまちがっても人の列ができないようにした。午後7時に無事に終えたが、緊張していたのか、仕事量以上に疲れた気がした。僕の印象だが、具合の悪そうな人はあまりいないように見受けられた。昨日29日の祭日、再び、AMDA国際医療情報センターの高田馬場オフィスで新型コロナウィルスに特化した電話相談を受けているスタッフの激励に行ってきた。ひっきりなしに電話がかかっていたが、やはりPCR検査に係る相談が多いような印象を受けた。それにしても帰国者・接触者相談センターは役にたっていないようだ。長時間、電話をかけてもつながらないという苦情があり、ちょうど僕が行ったときにセンターからも電話していたが、1時間、かけてもつながらない。これじゃ意味はないだろう。このようにつながらない原因の一つはPCR検査に至る過程について誤解している人が多いとの印象を受けた。相談者の中にPCR検査を受けたくて電話したが、つながらないという人が複数いたが、本人が患者とは限らないとして・・・緊急に具合が悪ければ、事情を話して救急車を呼ぶしかない。それほどではなく、翌日まで待てるような状況なら、翌日になってからかかりつけ医または近くの医療機関に電話して病状を話せばよい。受診してよいのか、あるいは発熱外来が設けられている地域であれば発熱外来に行けばよいのか、教えてくれると思う。この時に大切なことは症状が発熱だけなのか、ほかにも症状があるのかということだ。胸苦しさ、咳、痰、鼻水、喉の痛み、味覚や嗅覚障害など何もなく、ただ発熱だけであれば新型コロナは否定的だろう。僕のクリニックでもよくあることだが、「発熱しているが受診していいか?」と言われ。よくよく訊ねると、下痢しているとか、ほかの疾患を示唆しているケースも少なくない。こういう場合はもちろん「普通」に拝見している。要するに相談者、患者の頭の中に「発熱」だけがこびりついてしまっているというわけだ。ほかの症状も必ず話してほしい。最後にひとつ、日本ではPCR検査は行政検査であろうと医師会が行い始めた検査であろうと、まずは医療機関を受診し、医師の診察を受けないとそこに進めないシステムとなっている。だからPCR検査を受けたいので、帰国者・接触者相談センターに人々が直接電話をするというのは意味がないということになる。そういう人はまずは医療機関に行くことだ。これだけで帰国者・接触者相談センターの電話が少しは早くつながるようになる気がする。
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2020年04月28日

令和2年4月28日火曜

少しずつ時間をおいて3人のバングラデシュ人が来院。皆、息子がついてきた。最初の一人に質問してことがわかった。親族訪問で日本にやってきたらこのコロナ騒ぎで帰れなくなってしまったという。バングラの大使館が依頼して明日、バングラ航空のチャーター便が出ることになり、それに乗って帰るための英文の診断書が必要なのだそうだ。一人の隣の市、二人は川崎市からやってきた。どうしてこんなところまで来たのか?と訊ねると、在日大使館に訊ねたら、なんとかの相談センターの電話番号を教えられ、そこに電話をしたら書いてくれるだろう3つの医療機関の名前を告げられ、ここが一番近いからと来たそうだ。バングラにはAMDAの主要な支部があり、活動歴も長く、支部長のナイ―ㇺ医師をはじめ、仲良くしてもらっているし、僕自身、ダッカに行ったことがある。こんなことを話すだけでも目を輝かせて親しみを現してくれる。無事に帰り着きますように。診療終了後、今日から大和市医師会と大和市が始めるPCR検査の会場と設備を点検してきた。これならだいじょうぶだろうと確信して帰って来た。それでも細心の注意で任にあたります。
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2020年04月27日

令和2年4月27日月曜

25日の土曜日、日本人の患者が少ないので、よけいに外国人患者が目立ってしまう。総計16人、フィリピン人7人、ペル―人6人、ナイジェリア人、インド人、カンボジア人各1人。フィリピン人男性57歳、うつ状態でパキシルを使い、一週間ごとに適正量をチェックしてきたが、一日一回3錠でようやく、「普通に」笑顔が見られるようになってきたし、顔の表情も生き生きしてきた。小児科を受診したフィリピン人の生後10カ月のあかちゃん、どうやら発育障害があるらしい。こういう診療になるとやはり通訳をしてくれるだれかがいないと難しい。フィリピン人スタッフがいてくれてよかったと思う瞬間。今日は夕方5時に診療を終えたら、市役所の敷地内で明日から始まるPCR検査の防護具、防護衣の点検に行ってくるつもり。ぶっつけ本番で初日の明日、担当するには怖すぎる。安全のためにも何事も事前のチェックが必要だ。
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2020年04月25日

令和2年4月25日土曜

大和市医師会と大和市との合同事業として、28日火曜日からPCR検査を行うこととなった。ここまでは話し合って決めればよいことなのだが・・・参加医師会員の募集、参加医師会員への検査当日の流れの説明、医師会医療機関への検査に至る流れの説明・・・こういう文書を書かねばならない。つい、悪い癖で会長である自ら、こういう文書を作成してしまう。事務局は本来の事務局の仕事、新型コロナ対応の別の仕事、そして昨年5月からの2年間は相模医師会連合会事務局としての仕事があり、なおかつ、今どきは毎年、医師会総会の準備で多忙だからである。昨日は朝6時にクリニックに到着し、8時50分に診療を開始するまでにこれらの文書を書き上げた。ただ、準備はこれだけでは終わらない。検体採取という感染のリスクを伴う行為を行わねばならないので、補償のために日本医師会緊急支援チームであるJマット、県医師会Jマットで出動するための用意、休業補償のためにさらに民間保険に加入する書類にサインをしなければならない。しかも実際任に就く数日前にはこれらを終えていなければならない。幸いなことに開業医130人近くのうち、21人が手を挙げてくれた。彼らの気持ちに心から感謝。きっと手上げの医師は少ないだろうと悲観的な見方をしていた市役所の職員も驚きと喜びを表明してくれた。地域の医療は自分たちで守るという我々の士気は高い。担当理事に誰がいつ任に付くかという順番を決めてくれるよう、お願いした。事務手続きが煩雑で多すぎる。市役所のスタッフに手伝ってもらわないと医師会の事務職員だけで間に合わないのではと心配になる。
 今までのPCR検査は保健福祉事務所に置かれた帰国者・接触者相談センターを通じてのみ受けられる行政検査であった。それが各地で医師会がPCR検査を保険診療で行おうとしているし、すでに始めているところもある。PCR検査を受ける方法が2つになったわけで、さらに医師会が行う方法は、発熱外来を作って、そこを受診した人のなかで必要と思われる人に行う方法と、発熱外来は行わず、各医療機関で発熱患者を診察し、そこで必要と思われる人に別の時間に別の場所で検査を行う方法とがあることになる。外国人にとってはこれまたややこしい。AMDA国際医療情報センターに、発熱している患者がPCR検査を受けたいと相談電話がかかってきたとき、その地域で医師会がどのような検査方法を採っているのか、あるいはいまだに行政検査だけなのか・・・。手っ取り早いのは地域の医師会に訊ねることか、または実際に医療機関を受診することしかないだろう。医師会員なら知っているはずなので。
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2020年04月24日

令和2年4月24日金曜

午後になってやってくるのは外国人ばかり・・・・ベトナム人男性、片言の日本語で痔が悪いと訴える。生活保護だったので、また昼休みだったので、午後の診察開始の時間までに近くの市保健福祉センターに医療券を取りに行ってもらった。2時すぎて診察。すると椅子に変なかっこうでなよっと座っている。痛くて「普通に」座れないのだそうだ。ベッドで肛門を拝見すると、内痔核が脱肛となって全周性に出ている。こうなる肛門のところでしめつけられてうっ滞してさらに脱肛がひどくなる。キシロカインゼリーを付けて手で戻そうとしたが、肛門内に戻らない。最終的には手術しかないと近くの公立病院に受け入れを打診、しばらく待って承諾をいただいて、行ってもらおうと話をしたら・・・前日、救急車で同病院に行って、本人が言うには救急車を使ったと医師や看護師他に責められて怖いから、もうあそこは行きたくないとのこと、電話に出た地域医療連携室の人に本人の話した通りのことを本人談として話した。事実はわからないから。そこで座薬なども処方されていた。やむをえず、次に市内の民間病院に連絡を取り、受け入れてもらった。場合によってはサドル・ブロックをして、その上で用手整復、その場合には一日入院が必要になるという。早く来てほしいとのことで、この話をしたら、今日は一銭もお金を持ってきていないので行けないとのこと。呆然とした。すると僕のクリニックにやってきた理由は何なんだろうと。お酒はやめるように話したが、最終的には手術が必要だろう。ペル―人男性51歳、市内の上記の別の病院からスペイン語で診察ができるか?と電話があった。承諾してから30分ほどでそれらしき人物が来院。のどが軽く痛くて、熱は36.4度。鼻水があるが、咳、痰、呼吸困難もなし。めまいがすると言う。きっと新型コロナを心配しているのだろうと思い、念のためにレントゲン写真を撮影しようと廊下の椅子に座って待ってもらっていたら、「狭いところは怖くなる」と泣きそうな顔で言う。レントゲン写真を撮影するのをあきらめて、再度診察、単なる上気道炎と診断し、めまいの薬も処方した。すると・・ポケットの中から処方箋2枚と薬を何個か取り出した。市内の2つの医療機関ですでに診察を受けているが、医療機関側がスペイン語を理解できないことが不安を増長させていると気がついた。さらに、思い込みが激しい。めまいと頭がときどき痛いというので、血圧を測定すると160/100、これではめまいや頭痛もありうると話したら、朝は130ぐらい、今だけと返事が返ってくる。けっきょく、トラネキサム酸とベタヒスチンを処方、さらに不安に対してアルブラゾラムを処方した。アルブラゾラムについて、これは何?と訊ねるので、トランキライザーと教えてあげると安心したように、ようやく微笑んだ。
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2020年04月23日

令和2年4月23日木曜

 重要―PCR検査の検体採取を行ってくださる医師会員を募集いたします。参加意志のある会員は医師会事務までこの文書の最後の申し込みの部分に記載し、ファックスにてお申し出ください。
         
公社) 大和市医師会会長 小林米幸



先に報告したとおり、大和市医師会は大和市との共同作業として来週の適切な日より、PCR検査を行うことといたしました。このPCR検査は現在、保健福祉事務所の帰国者・接触者相談センターを介して、帰国者・接触者外来で行われる行政検査とは異なり、保険診療となり、受検する方にも金銭的負担が生じます。したがって、その前提として、各会員医療機関で診察を受け、担当医の判断でPCR検査が必要と判断した方のみが検査の対象となり、診察を行った会員医療機関で保険点数を算定していただくことになります。

検体採取に参加してくださるについて現時点での調整中事項を含め、条件について書き記します。

日時 4月第4週の開始日よりとりあえず1カ月間の月曜から土曜
時間  およそ午後5時から7時程度の2時間を想定
場所  大和市役所敷地内を想定
業務  検体採取のみ。事務手続き等は大和市役所職員1名が行います。
日給  有給であり、危険手当を含むものとして検討中です。
補償 日本医師会災害医療チームの一員として活動していただきますので、日本医師会Jマット、神奈川県医師会Jマットの補償が受けられます。ほかに休業保険等についても検討中です。
※ 大和市はすでに市内病院に対して検体採取について人員を派遣してくださるよう、交渉を進めていて、およそのめどが立っています。医師会員が担当しなければならないのは、一週間に2曜日、事業が1カ月で終了すると仮定すると、8人程度が必要と考えられます。担当曜日については先生方の希望を優先してくれるよう、大和市に働きかけます。

参加希望カード  お名前           年齢  歳 医療機関名
         参加可能な曜日をマルで囲ってください。 月、火、水、木、金、土

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2020年04月21日

令和2年4月21日火曜

ネパール人男性22歳、やはり自室に戻ると胸が苦しくなるという。やむをえず、近くの公立病院の内科にお願いすることにした。タイ人女性28歳、県内西部の某市から来院。連絡先がホテルになっていた。観光で帰れなくなったのか、ホテルで働いていたが、タイ人観光客が来なくなり、帰国を決断したのか、帰国するよう説得されたのか・・・いずれにしても帰国に際して飛行機に乗るための英文の診断書が必要と来院。来院時、受付で英語で話していたらしい。診察室の椅子に座ってから僕がタイ語で話しかけると、目がまん丸になり、タイ語で「タイ語、できるんですねえ、うれしい」と。それからずっとタイ語で会話しながらよもやま話をした。今、バンコク市内の彼女が住んでいるオンヌットも生まれ育ったシェーンワッタナーもよく知っていて、彼女もにこにこ、でも唖然とした顔をしていた。その直後に中国人の若い夫婦が来院。ご主人が発熱していて、受診していいか?と連絡があったのが1時間前。38度を超える発熱がこの5日ぐらい続いているそうで、熱を記録したメモを見せてくれた。咳はごくまれに、痰はなく、鼻水ものどの痛みもないという。はたと考えてしまった。本人たちも新型コロナが心配だと言うが、発熱以外の症状が乏しい。採血してみるとCRPが少し上昇していて、ウィルスの感染としてはなにか変。男性なので腎盂炎ということはないと思うし、腎盂炎ならもっと激しく発熱するはず・・・患者であるご主人が「げっぷみたいになにかが上がってくる」と話し始めて、もしやと思い、この一週間、下痢がないかどうか尋ねてみた。すると奥様のほうが「下痢って便が水のようになること?」と逆に質問してきた。そうと答えると、それならありましたとのこと、細菌性の急性感染性胃腸炎ならすべてが一致する。ビオスリーやアセトアミノフェンなど処方しながら、昨日は何を食べたの?と訊ねると、奥様から間髪を入れずに「ビーフ」との返答。元気がないから栄養を付けてあげようと思ったそうだ。こりゃ食事療法についても説明をしなくては・・と思い、水分補給も含めて話しておいた。
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2020年04月20日

令和2年4月20日月曜

胸が少し苦しいと東京の相談センターにまで電話した米国人男性24歳、住まいを訊ねたら、僕のクリニックの近くということでそのセンターから診てもらえないか?と電話があった。どうぞと返事をしてから1時間ぐらいで本人が現れた。一見、息も苦しそうではないが、検温すると37度を少し超えている。しかも、体温を計測したことがないので。いつから発熱していたのかがわからない。胸部レントゲン写真を撮影してみると、「どうかなあ、念のため、呼吸器の専門家に診てほしい」程度の所見。それからが大変だった。この地域を管轄する保健福祉事務所に電話してもだれも出ず。そういえば土日の体制は平日と異なり、県のほうに電話をするんだったっけ・・と思い出し、県の新型コロナの土日の対応番号に連絡をしてもまったくつながらない。1時間を経過しても、つながらない。これでは機能しない、役にたたない。現在の保健福祉事務所、県を通しての新型コロナを疑う人の診療の流れは完全に破たんしている。近くの公立病院に電話してもつながらない。こうなると島流しにあっているようなもので、どうしようもない。患者をそのままにすることもできず、困り果て始めたころ、ようやく公立病院の救急外来の担当医と連絡が取れた。事情を話したところ、診てくださるというので、すぐに送り出した。担当医からは英語はあまり話せないと聞いたので、万が一のことばの支援は僕のクリニックで行うことを確約した。それから2時間ぐらい、新型コロナの感染を疑うような所見ではありません、ゆえにPCR検査は行いませんでしたという担当医からの電話をいただいた。ありがたい。
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2020年04月18日

令和2年4月18日土曜

ネパール人男性22歳、3週間前に胸が痛いとやってきて、今回が3回目の受診、胸部レントゲン検査も末梢血もCRPも異状がないし、上気道炎のような症状もない。今回、とうとう「白状」したが、新型コロナ感染が怖くて怖くて、テレビなどでこの名前を聞いただけで動悸、息苦しさ、喉のつまり感など出現するとのこと。2回目の来院のときから、自律神経失調症か?と疑っていたが、当たらずとも遠からずと納得した。最後は笑顔で帰って行った。在日韓国人女性61歳、診察が終わると真剣な眼でこちらを見ている。そして・・「先生、あのね、先生のところでコロナが出たって本当なの?」と訊ねてきた。息子さんが「どこか」で聞いてきたそうだ。その理由というのが・・・僕のところは外国人患者が多いから・・・という「噂」だそうだ。噂は恐ろしい・・というより腹がたつ。本人があずかり知らぬところで、陰険に広まっていくのだから。言い訳や弁解、正直に説明する機会も与えられぬまま、だれの責任なのか?ということも「大衆」という名前に置き換えられてうやむやになって深く進行していく。こういう非常事態になると、自分と異なるものに対しての不信感が増幅され、攻撃の対象となるのも不愉快だ。日ごろは「国際交流」や「国際親善」が大切なのに、「外国人が多いから危ない」とは。常識ある人が冷静に考えたらすぐにわかることだが、いまや新型コロナは海外渡航歴があるとか、そんなことは見つけるヒントにはもうならない。
ひとつだけ笑ってしまったのは在日韓国人の方に「外国人は・・」と言われたことだ。最後に彼女が「それはひどい。みんなにそんなことないって言ってやるわ」とつぶやいてくれたことが救いか。大和市医師会でも早期にPCR外来を開設しようとしている。その前提として会員医療機関でまずは発熱患者を診てほしいと話している。いやがる医療機関も当然あるだろう。義務など負わせることはできない。一抹のリスクを承知で、それでも私たち医師が発熱患者を受け入れるのは医の倫理と地域の住民を守らねばという開業医としての使命感だ。それに対する住民からの反応が差別とうわさ、風評被害に経営の悪化では、モチベーションがあがるわけがない。感謝してほしいなどとは思わない。我々医師にとっては当たり前のことを粛々と行うだけなのだから。ただ、温かい目で見てほしい、それだけである。
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2020年04月17日

令和2年4月17日金曜

夕方4時をすぎたころ、フィリピン人からフィリピン人スタッフの携帯に電話あり。仕事場から新型コロナの検査を受けてこいと言われたとのこと。もう少し詳しく話を聞いてもらったところ、建築現場で働いていて、そこで14日前に日本人の作業員が陽性になったとのこと。それで接触があったと判定された人はみな、仕事を休んでいたわけだが、2週間をすぎて、いつ働き始めていいか?と会社に訊ねたら・・・・検査を受けて陰性ならいいと言われたとのことだった。インフルエンザのときも、インフルエンザが陰性だということを検査してもらってこいと職場の上司に言われたからとやってくる人が少なくない。インフルエンザの検査をする、しないは医師の判断によるわけで、明らかに「ちがう」という人に職場が「やれ」というのは行き過ぎ、まちがった行為だと思う。今回はそれと同じような依頼だが、ひとつ決定的にちがうのはインフルエンザの検査とちがって、新型コロナのPCR検査は現在のところは保健福祉事務所の帰国者・接触者相談センターと連絡を取り、帰国者・接触者外来を受診する許可をもらい、さらに同外来で診察した医師がPCR検査が必要と判断した場合しか、検査を受けることができないということだ。すなわち、彼にとってPCR検査を受ける術はないということになる。その彼だが、まったく何も症状なし、元気なので、就労許可の診断書を書いて、会社に持って行くよう話した。
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