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2020年03月31日

令和2年3月31日火曜

久しぶりに困ったケース、午後からタンザニア人男性35歳来院。右の手関節部をドアに挟んで脹れているが、そのほかに胸も痛いという。咳も痰も発熱もないので、まずは近くの整形外科で診てもらうように話した。しばらくして局所に処置をしてねらって帰って来た。胸が苦しいのは先週あたりから、その時にも上気道炎の症状、発熱はない。深呼吸すると痛みが強くなるというので、肋骨や筋膜の問題かと思うのだが・・・なにしろ英語があまり通じない。そして確信犯的にコロナを疑っている。やむをえずに胸部写真を撮影したが、やはり全く異常はなかった。整形外科よりロキソニンが処方されていたので、これでようすを見ることにしたが、納得がいかないようす。1年半前に来日したそうだ。タンザニアという国はHIVの患者が多い国と記憶している。HIVの検査もしておくべきかと思ったが、なにしろ話がややこしくなりそうだったので、具合がよくならないときは再度来院するように話し、その時にHIVの検査についても話そうと考えた。
困った話といえばもうひとつ、28日にNHKの取材があった。テーマはなかなか外国人に対して、新型コロナを心配したときに多言語で情報を提供する相談窓口がなく、単なる風邪でも新型コロナの感染を心配して僕のクリニックにやってくる外国人が少なくないという話だ。決して受診した人の中に新型コロナの感染者がいたということではない。しかし・・・この時期、NHKでは取材に際して診療時間内にクルーに院内に入らぬようにしているそうで、土曜の診察時間中、外国人患者へのインタビューもクリニックの玄関先で、そしてクルーは1時の診療時間が終わるまでずっとクリニックの玄関近くにいた。すると、日本人患者が僕のクリニックでもとうとうコロナが出たかと受付で大きな声で言ったと職員に聞いた。玄関先は小田急線沿いで電車からも取材らしい人がいるのがよく見えると職員が言っていたっけと思ったら・・・昨日、近くのスポーツジムに通っている女性患者から電話があった。こばやしさんで新型コロナが出たとうわさする人がいるけど、ほんと?と。ただちに否定したが、ははーん、こういうことで風評被害が出るのだなと思った。そのせいかどうかは知らないが、昨日は午後になって数人しか患者が来院せず。僕の出身地の北海道栗山町の出身者でつくる東京栗山会が持っている東京近郊在住者のメーリングリストで、会長が土曜のNHKテレビニュースをご覧になったらしく、このニュースについて会員に送った内容が・・・・僕のクリニックでは6か国語で新型コロナの外国人を診療していると書いてあったので仰天。そうではなく、どこに相談すべきとか、どのようにしたら検査が受けられるのかとか心配で聞きにわざわざ、僕のところに来る人がいて、そういう人に情報提供しているということで、新型コロナの患者を診ているということではありませんと書いて送って、すぐに訂正版がメーリングリストで送られて来た。気がついたからよかったが、「勝手に」解釈されてしまうケースが絶対にあるはずで、困ったものだ。
posted by AMDAcenter at 14:01 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年03月30日

令和2年3月30日月曜

ベトナム人のお坊様、相当にえらいお坊様で医療滞在ビザであるがんの治療中とのこと、自分が生きている間にサンスクリット語やバーリー語の仏教経典をベトナム語に翻訳することを仕上げてしまおうと日夜、目を使っていたら、目が見にくくなってきたので、どこか眼科の先生を紹介してほしいと支援者のベトナム人男性が連れてきた。この支援者の男性は以前からよく知っている人なので、近くの眼科医を紹介して診てもらったところ、単なる疲れ目、目の使い過ぎとドライアイとわかった。タイ人男性34歳、帰国のための英文診断書を求めて来院。某有名自動車会社の実習生だそうだ。日本人は外出自粛勧告とやらで、少なかったが、外国人患者は19人、ベトナム人スタッフがやってきた日でもあり、内訳はフィリピン人8人、ベトナム人6人、タイ人2人、ペルー人2人、ネパール人1人。ベトナム人女性83歳、認知症が進んでいる。ご主人はもう自分にはどうにもできないし、こどもに迷惑をかけられないと言う。別居のこどもさんたちの話では母親には問題がなく、父親が一人で騒いでいるよう・・・というようなことを言っているようだが、現実はご主人の苦悩が正しいと思う。同居すれば問題はひとつ片付くのだが、同居すると、たぶん父親と母親の生活保護が消えてしまうのが、彼らにとっての問題なのだろう。今後は往診してほしいという希望と聞いたが、ベトナム人スタッフを連れての往診は不可能、日本語能力は父親、母親ともにほとんどないので、日本語での往診はあまり意味がなさそう。八方ふさがりだ。こういう状態、インドシナ難民として彼らを合法的に受け入れたときから想像ができたはず。国や難民事業本部はどう考えているのだろう?
posted by AMDAcenter at 11:03 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年03月28日

令和2年3月28日土曜

昨日も書きました、英文の診断書。一人目は某有名企業の技能実習生、帰国して再度の来日の予定はないそうだ。住所を見て気がついた。数日前にその企業の担当者から日本語で問い合わせがあった。二人目は午後からやってきたジンバブエの男性51歳、新型コロナウィルスの感染はまだエジプトを除くアフリカにはあまり広まっていないと話していた。彼らにとって故国に帰国するのがよいのかどうかはわからないが、日本にいても故国の情報は入って来ても、日本国内の情報、たとえば検査を受けるのにはどのような手順を踏んだらよいのかとか、どこに相談したらよいのか、とくに母国語での相談ができるのかどうかという情報が全く入ってこない・・・こういう状況では不安ばかりが募るのだろう。メキシコ人女性35歳、もともとバセドウ病にて故国でヨード治療を受けたところ、甲状腺ホルモンが下がりすぎ、今は甲状腺ホルモン剤を内服している。半年ぶりに甲状腺ホルモンのチェックにやってきた。薬はメキシコの家族から送ってもらっているそうで、こういうケース、コントロールができているかどうか、判断しにくいときがある。話しているうちに、「最後にひとつ、聞いていい?」と言い出した。どうぞと答えると・・「数日前に発熱と咳があった、これってコロナの可能性ありますか?」と尋ねられた。そこで気がついた。やってきた理由の一番はどうやらこの質問にあったらしい。すでに解熱しており、ちがうだろうと話した。
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2020年03月27日

令和2年3月27日金曜

昨日の朝、書いた内容はまちがい。タイ人は今でも入国はできる。本日からタイ航空が飛ばないだけ。朝のうち、隣の市に住むタイ人一家3人の英文診断書を書き、続いてインドネシアに仕事で渡航する日本人の英文診断書を書いた。朝からペルー人、フィリピン人の発熱の患者を診た。もちろん患者もマスク、僕もマスク。これなら万が一、患者が新型コロナの感染者でも濃厚接触とはみなされない。フィリピン人女性は日本人のご主人が近くの保健福祉事務所の帰国者・接触者相談センターに電話したところ、「新型コロナの疑いはない」と言われて、近くの医療機関に行くように指示を受けたと話してくれた。患者の話なので、一方的に解釈することはできないが、なぜ、新型コロナではないと言い切れるのかが不思議だ。近くの帰国者・接触者外来で行えるPCR検査は一日4人が限界と聞いた。できるだけ、まわさないようにして防波堤に意図的になっている気がしてならない。ペルー人男性は一昨日から38.5度の発熱、解熱傾向にはあるが、今回の治療でよくならなかった場合はまずは電話で相談してくれるように頼んだ。やはり、外国人が新型コロナについて母国語で相談するところがないのが大問題だ。国際国家の名が泣く。インドネシア人男性36歳、心身症で1月末から処方中だが・・・再就職が決まったが、就労して数日でやはりやめてしまったのか、会社側から言われたのか、「行かなくなった」と。奥様から長々、ここに至る状況など書いてあった。近くの心療内科と精神科の病院に紹介状を書いた。
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2020年03月26日

令和2年3月26日木曜

この数日、タイに急遽、帰国するタイ人の英文診断書の件で電話がかかってきたり、実際に診断書を書いたりしたが、もうないだろう。タイ政府が今日26日から3週間、「鎖国」政策を施行すると24日の午後になって発表。これで入国する人は日本人を含めた外国人、そして帰国のタイ人、全ての人が入国できなくなってしまった。この政策は3週間続くそうだ。タイ航空も今日から日本の間の全便停止。それも羽田、―成田、関空などメインの空港との間は5月いっぱい運休、札幌などについては9月いっぱいまで運航停止だそうだ。JALのホームページでは羽田との一往復はずっと飛んでいるそうで、他は4月末まで運休とのことで方針がちがっている。昨日は日本医師会生涯教育―日医e-ラーニングの収録撮りがあった。45分で話を終えねばならず、かといって短いのも困るそうで40分は話してほしいとのこと、当日の撮影も、その前の準備もプロが「指導」してくださったおかげで、1時から4時の予定が、3時半ぐらいで終えることができた。ぜひたくさんの日医会員に見ていただきたい。
posted by AMDAcenter at 14:11 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年03月24日

令和2年3月24日火曜

朝から問い合わせの電話が数件、タイ人や日本人でタイに渡航希望の人からの診断書についての電話だ。タイ大使館に電話をしたら、僕のクリニックに連絡をしなさいと言われたという人もいた。日本人の件については都内の某企業病院からも問い合わせ。新型コロナについての検査で陰性を証明し、その結果と検査データを添えて書き添えなければならない。国内ではPCR検査は新型コロナの感染を疑う場合に限り、保健福祉事務所の相談窓口での許可のもとに、発熱外来を受診し、医師の判断で行うことになっている。したがって、渡航のためにPCR検査を行えるという状況ではない。なお、タイ航空のホームページにあったタイ観光庁の書式にはPCR検査とは書かれておらず、「検査法」を書き込むようになっている。3月16日ごろ、発売になったというが、イミュノクロマトグラフィアッセイ法による検査キットを使えば検査は同法では感染してから検査結果に陽性が反映されるのに2週間近くはかかると言われており、近々の感染状況はわからない。それでも1キット10人分ぐらいは置いておいたほうがよいのではと思った。10時すぎたころにタイ人のカップルが現れた。航空機の乗るのは数日後だが、まずはタイ大使館に帰国のための書類を提出するときに英文診断書が必要だそうで、フォームは決まっていないとのことなので、前記のタイ航空の書式を少し変更して書いた。これとは別に航空機に搭乗する72時間以内に作成された英文診断書の提出をチェックインカウンターで求められ、ない場合は発券されないことになるので、再度、帰国便が決まったら書かねばならない。この英文診断書だが、通常英文診断書を作成すると、診察料も加えると6千円近くになるのだが、今回は千円+消費税で書くことにした。人の弱みに付け込むようなことはしたくないから。夕方になり県内の某大学から電話あり、タイ人の学生を帰国させたいので航空機に乗るために診断書を書いてほしいとのことだった。
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2020年03月23日

令和2年3月23日月曜

フィリピン人男性41歳、胃が痛いとやってきたのが10日前、すでに当日の内視鏡検査の予約が2名入っていたのに・・・当日は食事をしてきており、午後からも時間がないということなので、とりあえずプロトンポンプ インヒビターを処方して、3人目ということで、むしろ遅い時間よりはと一番初めの時間帯に予約を入れたのに・・・来ない。いくら待っても来ない。1時間半を経過し、次の予約の患者の検査を施行しなければならない時間になってやってきた。フィリピン人スタッフから話を聞いてもらったら、寝坊したのだとのこと、がっかりさせられる。彼が住んでいるのは県内でも比較的遠方。それでも予約を入れるときに何度も何度も遅れないようにと、予約時間の30分ほど前には来るように話しておいたのに。彼自身陽気なほうではないし、年齢の割に日本語は全く上達しない。日本人の子孫と認定された家族の一員なのだが、こういう時間にルーズであることと日本語力を重ねて考えると日本に在留する資格はあっても、日本に適合してやっていけるかどうか、疑問符がつく。それでも仕事を探すのが大変なフィリピンよりはいいということなのだろう。内視鏡検査の結果は十二指腸潰瘍。さもありなんという気がした。
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2020年03月21日

令和2年3月21日土曜

日本人の患者が少ない中で、やはり外国人患者が多かった17日、フィリピン人女性40歳、風邪をひいて来院。コロナが怖いと言うが、とくに発熱もない。不顕性感染も否定はできないが、現在の厚労省のルール上で判断すると、不顕性感染の場合は自宅療養しなさいということなのだろうと理解、いわゆる風邪薬を処方しておいた。こういうケース、言い出せばきりがない。ペル―人女性67歳、コロナが怖くて外に出られないと訴える。やはり真実というか、実情を知らないと恐怖が先走ってしまうのだろう。マスコミを含め、毎日発症者数を伝えるのであれば、毎日、軽快したり治癒している人の数も伝えてほしい。そうでないと累積の数ばかりを目にすることとなり、これはいかがなものか?と思う。ところで国境の壁がいずれの国も高くなり、外国人にとっては海外脱出がしにくい環境となってきた。だからこそ、ますます日本国内の情報が彼らにとって大切であり、一言、どこかに相談しようとしても外国語で受け入れているところがない。こんなことがいつまでも続いていいわけがない。なんとかなることを祈っていたところ、遠くに小さな光が見えて来た。
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2020年03月17日

令和2年3月17日火曜

フィリピン人男性42歳、フィリピン人の奥様と小学校低学年のお子さんを伴って来院。話を聞いているうちに僕の守備範囲の病気ではないと気がついた。風邪もひいているが、メインの話は眼科の領域。昨年の11月あたりからパソコンを見ていると目が赤くなってくると言う。携帯で撮影した写真を見せてくれた。たしかに眼球結膜が発赤している。それに右側のほうに水が見えるという。これがよく意味がわからず、フィリピン人スタッフと聞きだすのに四苦八苦した。要するに・・・水玉のように丸くて水だから色は透明なのだという。すでに眼科を2件受診していて、持参した点眼薬をみるとドライアイと診断されたと推察した。こんなにややこしい通訳をだれが行ったのかと訊ねると、予想通り、小学校低学年の息子さんだった。通訳に日本の幼稚園、小学校に通うこどもを連れてくる人は多くはないが、少なくもない。しかし、これらのこどもたちに適切な翻訳、通訳ができているとは思えない。なぜならこどもはこどもなりの日本語しかわからないから。聞きだせたことを情報提供書としてしたため、市内だが少し離れた地域のよく性格も知っている眼科医に電話連絡し、そのまま受診することができた。こどもが通訳に付いてくることのもう一つの弊害はそのために学校を休むこと、簡単に学校を休むと、「簡単に」勉強のスピードから取り残され、いずれ学校に居場所がなくなるのではないかという心配でいつも見ている。こどものほうが日本語の習得が早いからなのだろうが、こういう心配はインドシナ難民の人たちで経験済みだからだ。
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2020年03月16日

令和2年3月16日月曜

タイ人女性60歳、下痢と発熱、感染性腸炎と診断、彼女のタイ語がよくわからない。たまたま土曜日でタイ人スタッフが来てくれる日でよかった、ガーナ人男性44歳、少し発熱と風邪症状、心配しているのはやはり新型コロナの感染。この程度では違うだろうし、万が一、そうであっても入院するとか、そういうことではなさそうなので、通常の風邪の治療でいいだろうと話した。土曜の夜から持病の前立腺肥大に炎症が起きて、前立腺炎と思われる症状あり。土曜の夜は手持ちの抗生剤を内服、きのうは朝から休日夜間急患診療所にて抗生剤の点滴注、少し熱があったようだが、今日の朝はほとんど症状が消失していた。というわけで今日はこれで終わり。
posted by AMDAcenter at 10:16 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)