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2020年02月28日

令和2年2月28日金曜

とうとう・・・というべきか、3月29日に予定されていた日本医師会臨時代議員大会も新型コロナウィルス肺炎の問題で中止となった。これは日本医師会にだけ言えることではないが、臨時代議員会で議論決議されるはずだった次年度予算案の承認など、どうなるのだろう? 一方で3月14日の神奈川県医師会の臨時代議員会は定款等の改正の件もあり、開催されることになった。昨日の県医師会会長会でもダイアモンド・プリンセスへのDMATやJMATの派遣について報告が行われたが・・・以前からブログに書き込んだ件について質問させてもらった。とくにこういう緊急時に外国人に対する広報、相談窓口が国家として、また都道府県レベルで行われないのは、怒りを通り越して落胆してしまう。外国人に対する広報としては厚労省のホームページの中に英語等での広報があるということだが・・それは一方通行であって、外国人ひとりひとりの心配も悩みも異なり、だからこそ、相談できるところを探しているというのが現実だろう。訪日外国人医療に絡んで、厚労省のいうところのワンストップ窓口は日本語だけの対応であり、外国人の利用を想定してはいない。こういうことでいいのだろうかと正直、思う。
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2020年02月27日

令和2年2月26日木曜

スペイン語しか話せない人の検診を行ってくれるかという問い合わせが市内の国際化協会からあった。検診の内容は比較的簡単であったので、可能と答えたところ、午後になってそれらしき人物がやってきた。ペル―人男性26歳、たしかに話せる日本語は「日本語はできません」という一言だけ。英語はできますか?とスペイン語で訊ねてみたが、できないと言われた。順調に検診は終わり、診断書を書いて、即日、手渡しできた。韓国人女性62歳、つい最近、韓国に行き、プチ美容整形を受けて帰って来たらしい。今の韓国の新型コロナウィルスによる肺炎の急増を受けて、もしかして日本に帰れないかも?と思ったそうだ。タイ人女性43歳、胸が苦しい、寝られないと来院。以前にも不眠で受診したことがある。胸の苦しさというので、話を聞いてもいまいち、よくわからない。念のため、心電図をチェックしても全く以上なし。雑談しているうちに「故郷の母親が日本の新型コロナウィルスによる
肺炎の増加を心配して帰ってこいと言っている」と教えてくれた。タイは現在、国民に日本へ行くことについて渡航自粛勧告を出している。こういうことを知っての上の母親の発言だろう。そういえば、東日本大震災の直後も帰国する外国人が少なくなく、そのまま帰ってこない人もいたことを思い出した。故郷の家族の心配に応えるように帰国する、その彼らの背中を押してしまうのは日本における母国語での情報の欠落だろう。東日本大震災のときも今回も、在住外国人や訪日外国人に的確な緊急情報を伝える日本側の努力が完全に欠落していると思う。これでは国際化の名前が泣く。大げさに言えば、人権違反ともいわれかねない。今のこの世の中、インターネットなどで母国等から情報を得ることはできるが、東日本大震災の時で言えば、どこに行けばガソリンがあるとか、地域の電気の回復はいつごろになりそうとか、今回の新型コロナウィルスによる肺炎に関しては具体的な相談をどこにしたらよいのかとか、疑って医療機関を受診する場合はどうしたらよいのかとか、そういう地域密着型の情報については全くというほど配慮されていないのが外国人と言っても過言ではないだろう。恥ずかしい、いや恥ずべきことだと思う。日本が先進国に分類されるそうだが、それは経済的側面からだけの話なのだろう。
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2020年02月25日

令和2年2月25日火曜

インド人男性42歳、断続的に拝見してもう5年ぐらい。断続的と書いたのは高脂血症や高尿酸血症や高血圧でなかなかこちらが思うように治療が進まない。横浜市在住なので近くの医療機関へ情報提供書を書こうとしても、僕のクリニックでいいからと言われてしまう。今回、血圧が高いとやってきたが、測定してみると140を少し下回っており、まずは採血してコレステロールや中性脂肪など見て、数日間の血圧を測定してなにかに記載して見せてもらうことにした。驚いたのは彼のひげ、伸びっぱなしでわけを聞いたら、ヒンズー教の習慣で父親や母親が亡くなった場合、喪があけるまでの1年間、ひげは剃ってはいけないのだと教えてくれた。髪の毛は?と訊ねると、本来は髪も切ってはいけないのだが、会社勤めなので、髪は切っているということだった。初めて聞いた。フィリピン人女性56歳、昨年の9月に忙しくて来れないというので、求められるがままに降圧剤を2カ月処方し、それっきり。血圧が上がっていて、採血もしてほしいと言う。以前と同じ降圧剤を処方しながら、ひとしきりお説教。何も食べていないというので採血をしようとしたら、朝の6時半にアイスクリームを食べたと言い出した。しかし、この機会を逃すと次、いつ採血できるかわからないので、不満ではあるが、結果は「3時間前にアイスクリーム一個食べた」ことを頭に入れて読むことにした。それにしても慢性疾患の管理がずさんな人が多すぎる。毎回、注意しているのに。それもただの注意ではなく、理由を延々と述べて注意しているのに。
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令和2年2月22日土曜

フィリピン人が続けて4人、「花粉症」と言ってやってきた。日本人にも目のかゆみ、鼻水を訴える人が急増してきた。まだ2月の後半というのにインフルエンザはこの3週間ほど、診た記憶がない。もともと今年はインフルエンザが流行っていなかったのに、例の新型コロナウィルスの件で巷で手洗いを励行するようになり、一段と少なくなったのかもしれない。ジンバブエの女性、健診の結果を取りにやってきたが、何の異常もなかった。オーストラリア人男性47歳、いつもの高血圧と高尿酸血症の治療に来院。午前中に診察した日本人の高齢女性に「先生のところはいろいろな人が出入りするんだから、先生が罹らないように気をつけてよ、頼りにしてるんだから」と言われた。「いろいろな人」とは外国人を意味するのだろう。そういう段階ではないし、第一、僕のクリニックはもともと旅行者の患者はいくなはないが、極めて少ない。中国人の患者も近隣に住んでいる人、せいぜい10人以下。まあ、こんなことを書いてもわかってはくれないだろうが。社会がピンチのこういう時に人の価値観、行動が試される。いつも口で言っていることが実践できるかどうか・・・それは国から都道府県、市町村に至る行政も同じ。それぞれ、その社会の成熟度という言葉に置き換えてもいいかもしれない。
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2020年02月21日

令和2年2月21日金曜

フィリピン人62歳女性、高血圧で内服中、先月の採血の結果、LDLコレステロールが198、高いと告げたら、本人は嬉しそうに「前回より下がっている」という。カルテをめくると前回の結果が貼ってあって、たしかに207と記載がある。これって差はない、コレステロールが高いと動脈硬化が強くなって・・・・・・と話していたら、「悪いものは何も食べていない」と答える。そこで一つ一つ、食品の名前をあげて、確認をしてみた。すると・・卵は毎日2つ食べるとのこと。どうして?と訊ねたら、同僚の日本人女性に「卵は体にいいからたくさん食べて、テレビでも言ってた」と言われたとのこと。それは食べすぎだと忠告、次回、きた検査をすることにした。ジンバブエ人女性31歳、日本の会社で働き始めるそうで、会社指定の項目の検査と証明書を書いてほしいと来院。一昨日、彼女からクリニックに電話があり、およその費用と採血が項目にあるので禁食で来るように話しておいたので、全てがスムースに進んだ。ナイジェリア人男性52歳、初めての来院。大和市の住民になったらがん検診のお知らせとクーポンが来たと嬉しそうにやってきた。
 横浜市の相鉄線沿いのクリニックで新型コロナウィルスによる患者が出たとマスコミに報道されたらしい。医療機関の名前もすでに報道されている。これから2週間休診にするそうだが、この期間が過ぎたら患者は戻ってくるだろうか? 職員の給与も支払わねばならず、もし場所を借りていたら家賃も支払わねばならず、財政基盤がぜい弱なクリニックなら倒産しかねない。こういうケース、このままにしていていいのだろうか?
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2020年02月20日

令和2年2月20日木曜

タイ人女性56歳、診察室に入るなり、「咳と痰、鼻がかゆくて鼻水が出る、熱はない」と話す。日本には長期に滞在していて、最近の渡航歴もない。熱を計測すると36.7度、高熱ではないが、正常範囲ではない。いつもの診察をまず行った後、新型肺炎が心配なの?と訊ねると、「そう、怖いからね」と話す。彼女もそれなりに日本語を話すので、最寄りの保健福祉事務所の相談電話番号を教えてあげた。それにしても、彼女たち、外国人が相談する窓口が設置されないのはどういうことなのか? 日本人が心配になることは外国人も心配、当たり前だろう。こういう「緊急時」になると、彼らの存在を忘れたような対応に終始するのは遺憾だ。何のための国際化や共生の話し合いなのか? 各地でこういう動きがあるのに、結論としては何も変わらない。自虐的にいえばそういうことだが、これはそんな皮肉で終わらせてよいことではない。SARSが流行したとき、AMDA国際医療情報センターはいち早く、外国人のための電話相談を始めた。すると、「ある公」から問い合わせがあった。この「ある公」が外国語の相談電話に関して業務委託をしたいという話だったが・・・しばらくしてAMDA国際医療情報センターで対応しているなら、「ある公」として同じような相談電話事業を行う必要はないので・・・という返事だった。今回はその時のことが脳裏に残っていて、「お手並み拝見」のつもりで黙視していたが、何も行われないで過ぎようとしている。共生社会や国際化の文字が泣く。
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2020年02月18日

令和2年2月18日火曜

フィリピン人女性46歳、高血圧で通院中。次回、採血させてもらおうと「ごはんを食べないで来てね」と話したら、「おかずはいいの?パンはいいの? 先生」と言われた。漫才やコントではなく、本気の話。相手が日本語をそれなりに話せ、理解できる場合にこういうことになる。もし日本語が全く話せなければ英語で「何も食べて来ないで」というか、英語が話せない場合はフィリピン人スタッフに何も食べてこないようにとタガログ語で説明してもらう。きのうのようにフィリピン人スタッフは小児科で通訳している場合、それなりに日本語で診察ができる相手のとき・・・・それでも難しい単語は避けて話すので「食事」という単語は使わずに「ごはんを食べないで」と話してしまったところが、冒頭のような会話になったのである。気をつけなければいけない。慣れという油断は禁物だ。診察時間が終了する5時に女の子を連れたフィリピン人女性が飛び込んできた。「血圧が180ぐらいある、数日後に会社の検診があるので下げてほしい」と言う。検診でひっかかると医療機関に行けと言われ、行かないと何度も何度も行くように催促される。そういうことがいやなのだろうとカルテを出してみたら、1年前に来院歴がある。その時も血圧が190/110で、降圧剤をまずは10日分処方したのに、その後全く来院していない。ある意味、確信犯だ。再度、降圧剤を処方しながら「こんな小さな子がいるのに、倒れたらだれが面倒みるの? フィリピンの家族にお金を送れないどころじゃないよ」と説教してしまった。新型肺炎の広がりに伴い、厚労省は医療機関にいつ行くべきか等、受け付ける相談センターをオープンしたとテレビで報道していた。見ていたら、詳しくは厚労省のホームページから・・とアナウンサーが話していた。いつも思うのだが、どうして直接、相談センターの電話番号を教えないのだろう。テロップで流せばいいのに。だれもがインターネットを使えるわけではない。とくに高齢者はインターネットの検索もスマホでの検索も苦手だ。しかも、外国語対応はできているのか?
このように事業を展開するとき、新型肺炎の罹患に関しては年齢も国籍も関係がないのだから、公の仕事としては日本に住んでいるすべての人に情報が届くよう、全ての人が情報にアクセスできるような方法を考え、実践することが求められる。今回のように厚労省のホームページから探してくれというのでは、高齢者や日本語が話せない、読めない外国人は省かれてしまう。
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2020年02月17日

令和2年2月17日月曜

15日の土曜日、やけに外国人患者が多いと思ったが、診療終了後に調べてみたら患者総数は70人、うち外国人は25人で35.7%を占めていた。3人に1人以上が外国人・・・大都会東京のど真ん中ではなく、新宿から小田急で45分程度、渋谷から田園都市線で40分程度のところにあるクリニックでである。開業当初、よく「大和市なんてところでどうして国際クリニック?」などと言われたが、これはもう「立派な」国際クリニックだ。町田市からやってきた中国人男性、シンガポールの大学で働くための健康診断に来院。話は事前に聞いていたので、必要な検査を終えて、英文診断書を書き上げて渡した。海老名市からのベル―人、座間市からのフィリピン人とこの3人が新患。患者の国籍はフィリピン人12人、ペルー人4人、ベトナム人2人、韓国人、中国人、アルゼンチン人、パラグァイ人、ナイジェリア人、メキシコ人、ラオス人各1人であった。診察終了後に市内の国際化協会の入っている建物へ。2時から日系を中心に南米からの人たちが作っているグループに招かれての健康講話を依頼されていたので。集まった人たちは30名を超えていてびっくり。予防接種等、我が国の医療制度に対する質問かと思っていたが、皆、自分の病気に関する質問で、さながら医療相談であった。中に4人ほど、以前にクリニックで診たことがある人たちがいた。帰りに通訳を兼ねてくれたグループの代表の女性から交通費をと渡されたが、お断りして返した。
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令和2年2月15日土曜

フィリピン人女性51歳、先日、風邪ひきでやってきて、内服薬を処方した。またやってきたということは症状が改善しない、または悪化したのかと思ったが、「普通に」診察室に入って来て「普通に」話を始めた。溶接など行っている職場で働いているそうだが、その職場から2週間は休めと言われて、収入がなくなってしまうので、僕に診断書を書いてほしいとのことだった。最初は何の話か、よくわからなかったが、ピンと来た。新型コロナウィルスの感染の件だろう。彼女は2月3日にフィリピンから戻って来て、その後にごく軽度の発熱と咳と痰が出て、本人も新型コロナウィルスを心配し、フィリピン人スタッフに僕のクリニックを受診してよいかどうか、電話で問い合わせをしてきた。念のために保健福祉事務所の電話相談番号を教えて話を聞いてもらうように指示し、彼女はその通りに行動した。保健福祉事務所で電話を受けた相談員は新型コロナウィルスの感染を疑わないと判断、僕のクリニックを受診してもよいと返答し、2月6日に受診した。僕もごく普通の風邪と診断し、内服薬を処方、症状は「完璧に」治まっている。こういう経過があるのに、彼女の会社が「2週間は来るな」と言ったのは、明らかに新型コロナウィルスの潜伏期が最長2週間であるという報道に起因していると考えられる。このような、医療に適切な知識のないものが、非科学的な判断をし、「被害者」を作り出し、その生活を脅かすケースは許されるものではない。
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2020年02月14日

令和2年2月14日金曜

火曜日が祭日、水曜日が休診日だったためか、昨日は朝から大忙し。とくに午前中はトイレに行く暇もないほど忙しく、外国人患者は9人。フィリピン人2人、ペルー人2人、アメリカ人2人、カンボジア人2人、そしてナイジェリア人1人。内視鏡検査の患者もフィリピン人。初めてで怖いから麻酔を使ってねと言われ、サイレースを1/10に薄めて静脈注射し、注射器を捨てて、振り返ったらもう寝ていた。何事もなく、10分程度で終了、アネキセートを静脈注射し、すぐ目が覚めたが・・・終わったよというとキョトンとしていた。ナイジェリア人男性は初診、見覚えのあるアフリカ人女性がいっしょに診察室に入ってきた。彼女はケニア人、そうだよねと話しかけると笑いながら「うん」と答える。どうやら彼女が犯人とわかった。何の犯人かというと、北隣のS市から通院しているナイジェリア人が4人ほどいるが、初診のときは必ず彼女が付いてきた。僕のクリニックを宣伝し、場所がわからない初診の人に付き添ってくる・・別に付き添ってきた人と特別な関係ではなさそう。恥ずかしそうな笑顔を振りまいて帰って行く。夜になって保健福祉事務所の人たちとコロナウィルス対策の話し合い。医師会の担当理事と対応。「いずれ、新型肺炎を疑うキーワードから武漢も中国も関係ないよ」という三次感染、四次感染を心配するような状況になるのではないかと話したら、今日の朝のニュースで現実になったと知った。いずれ、この新型肺炎も「通常のウィルス肺炎のひとつ」になって落ち着くのだろう。
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