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2019年06月29日

令和元年6月29日土曜

パキスタン人男性49歳、近隣の市から来院、日本語がかなり上手なのに日本の公的保険に加入していない。まさか、不法滞在じゃあるまいし・・と思って聞いてみたら、いつも健康だから保険料すなわち月の掛け金を支払っていなかったので、保険が使えなくなってしまったと返事が返ってきた。こういうケース、いわゆる出稼ぎの外国人の中に多いケースだ。いつも健康ですと言っても、あの巨体ではいつ病気になってもおかしくはない。そして入院を必要とされるような状態になれば、医療機関で医療費の未払いという経営上の問題を引き起こす可能性が極めて高いと言わざるをえない。こういう人たちに公的保険に意義や加入が義務であることなど、納得して掛け金を支払ってもらえれば、在留外国人についての医療費の未納問題の患者側の因子、すなわち半分は・・いやいや70%ぐらいは解決すると思われる。ベトナム人女性42歳、一昨日から左頸部が赤くなってきた、虫に刺されたらしいという。触診ではたしかに熱感がある。抗生物質レボフロキサシン500mgを一日一回内服として一週間処方。熱い風呂での入浴や飲酒は血液循環がよくなり、蜂窩織炎を悪化させる可能性があるので控えるよう、局所を冷やすようにと伝えた。
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2019年06月28日

令和元年6月28日金曜

フィリピン人女性21歳、父親と来院、47歳の父親は高血圧で通院中、ひとしきり、お嬢さんの方の風邪ひきを拝見してから、お嬢さんに父親がきちんと薬の内服を続けるように話してほしいと頼んだ。今回も薬を飲み終えて1カ月も経過してからの受診で、血圧は180/100まで上昇していた。なんだか毎日こんなことを書いている気がする。タイ人男性58歳、乾癬と外痔核でときどき来院する。今回は風邪ひきを訴え、診療を終えて、調剤薬局に行ってから、いつもの薬もいっしょに欲しかったと言ったらしく、戻って来た。タイ語で楽しく話していたのに・・・いつもの薬も欲しいと言うのを忘れちゃったと・・午後3時に診療を終えて、横浜へ。4時から相模医師会連合会の理事会、5時から県医師会会長会へ、終え続けて県医師連盟の会議。疲れ果てたのか、午後10時に横になって起きたら、いつもより1時間も遅い午前7時だった。目覚ましは鳴った形跡があるのに・・
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2019年06月27日

令和元年6月27日木曜

ベトナム人男性45歳、胃が痛いと来院。どこが痛いのか?と訊ねると、指で示したのは、おへその上下、痛みに波があるという。前日の夜から出現したようで、吐き気もある。ごく軽度の発熱もあり、感染性胃腸炎と診断した。どうやら胃の内視鏡検査を覚悟して来院したらしく、そういう検査は必要ないと話したら、急に笑顔になった。ナイジェリア人男性50歳、高血圧で通院中、2週間前に内服薬が終わってしまったと話してくれた。血圧測定すると180/100、やはり高い。いつも薬を服用することで改善しているのだから内服をやめるとまた高くなるよとは話しているのだが・・。血圧が高くなるとなんらかの症状が出るひとはまだいい、症状が出ると心配してやってくるから。症状に乏しい人ではこれがない、だから来なくなってしまう可能性が高い。こんなムンテラを毎日繰り返しているのに、また毎日言わねばならない29年間である。
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2019年06月25日

令和元年6月25日火曜

フィリピン人女性18歳、学校での健康診断の日に休んでしまったらしい。胸部レントゲン撮影を行い、結果についての証明書をもらってこいと学校に言われて来院。どういう事情があったのかは知らないが、学校で受ければきっと安かったものを。自費診療が保険換算で10割とはいえ、初診料プラス胸部レントゲン撮影プラス診断書料で8千円から9千円の間はかかったはず。無駄な出費だったと思う。カンボジア人女性52歳、いつからか僕とあまり無駄口を利かなくなってしまった。難民として日本にやってきたカンボジア人の人たちは皆、よく知っているのだが、彼女は難民として日本にやってきたわけではない。あることで僕が諸事情に詳しいと気がついたのだろう。必要なことだけを話すと帰って行く。きのうはご主人といっしょに来たはずなのに、診察室にいっしょに入ってくることはなかった。HBs抗原が陽性で将来の肝臓がん発生を心配しているのだが、採血を勧めると「いいです」と断られてしまう。心の中が読めない。タイ人女性55歳、ひとしきり診察が終わった後、近隣の子連れのタイ人女性が失踪したと教えてくれた。僕も何回か口を訊いたことがある女性だ。タイ人は頼母子講のようなものが好きで、毎月、ひとりいくらとお金を出し合って、そのまとまったお金を順番に受け取ることになっている。順番というか、事情を抱えて困っている人が優先らしいのだが、詳しいしくみはわからない。そのお金、60万余を持ったままいなくなってしまったそうだ。原因は商売で借金がかさんだことらしい。マンションの家賃も半年分ぐらい踏み倒してしまい、保証人となっていた日本人男性が全額も支払う羽目になったらしい。ひとしきり、話し「あーあ、○○もお金盗られたよ」と嘆いて帰って行った。
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2019年06月24日

令和元年6月24日月曜

フィリピン人男性57歳とフィリピン人女性50歳のご夫婦、同じ会社に勤務していて会社での検診の結果を持ってきた。ご主人は血糖値とコレステロールが高く、奥様は中性脂肪とコレステロールが高い。再検を行って会社からの用紙に記入しなければならないのだが、朝食を食べてきてしまったと言う。採血は一週間後の土曜日に行うことにして、帰ってもらおうとしたその時、ふと気になった。この会社の検診って空腹時に受けたのかどうかと・・・訊ねてみたら、「朝、食べて行った」と気軽な返事が返ってきた。以前にもフィリピン人で会社の検診のその朝、食べて行ってしまった人がいた。日本人の従業員は食べずに受けたわけだから、会社で聞いてはいたのだろうが忘れたのか、あるいは会社で言われた注意事項が日本語でわからなかったのか・・・訊ねてみてよかった。食後4時間での採血だったそうだ。フィリピン人女性37歳、体がだるく、動悸がするというが、計測すると頻脈ではない。念のために肝機能を調べようと採血を提案すると、急にそわそわしだした。顔に「怖い」と書いてある。そして採血時、看護師が手を触ると汗がぐっしょり。不測の事態に備えて、後ろから軽く支えつつ、採血は無事に終わった。藤沢市からやってきた初診のアメリカ人女性、単なる風邪ひき、こんなところまでやってきてもらって申し訳なく思った。外国人受け入れ拠点診療所に認定されると、このように周辺の広い地域からやってくることになるのだろうか。米軍基地で働いているというアメリカ人男性42歳、同じく初めての来院、皮膚がんなのかケラトーシスなのかの診断のために体の一部の皮膚を切除、病理学的組織診断は術後3週間でわかるという。日本の感覚では長すぎる。病理学診断のために標本を米軍関連の遠方まで送るのだろう、きっと。10日を経過して抜糸をしてもらったら傷が開いてしまったとのこと、包帯を外してもらうと、幅が2.5センチ以上に開いていて、両側の皮膚の下をはがして縫わないと再び離開してしまうだろうと判断した。まずは病理の結果によってはさらなる治療があるかもしれないので、それまでは傷をきれいにしておくことに専念し、
結果ががんではなくてケラトーシスなら形成外科に依頼しようと話して納得してもらった。
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2019年06月22日

令和元年6月22日土曜

パキスタン人女性27歳、近隣の市から来院。排尿を開始するとき、終わりころに痛みがあると来院。はじめは女性の医師がいいと小児科にカルテがまわったようだが、検尿の結果、あまり尿が汚くないという理由で、僕のところにカルテが来ることになった。名前を呼んでもらうと、茶色のヒジャブを被った「若いであろう」女性が入って来た。日本語はまったく話せない。ヒジャブを被った状態で、困ることは顔の細かな表情や顔色などわかりにくい。同じパキスタン人のご主人がいて、彼が「男性の医師でもいい」と僕が診ることについて「許可」してくれたようなのだが・・・パキスタン人の診察は過去に160人も行っているのだが、同じパキスタン人でもヒジャブを被った人は最近、一人診察しただけで、診察の経験がそもそもあまりない。その一人はどうやらこの患者の知り合いらしい。宗教的に忠実な人たちなのだろうと思うと、体に触ってよいものなのか、ほかに何か、タブーがあるのか、久しぶりに戸惑ってしまった。とりあえず、尿道系の感染症と考えて、抗生物質を処方した。
昼休みに往診に行こうと受付を通りかかると、1歳ぐらいの女の子をだっこしたパキスタン人のご主人らしい人と彼女の姿を見かけた。ご主人が来ていたのならいっしょに診察室に入ってもらったほうが宗教上のトラブルは少なくなるだろうと思った。その場でご主人に訊ねて許可をもらうことができるから。
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2019年06月21日

令和元年6月21日金曜

フィリピン人女性54歳、近隣の市から来院、呼吸が苦しいと言うので、胸部レントゲンを撮影、とくに異常はなかったし、心音にも血圧も異状なかった。東南アジアからやってきた人を診察していると、結核が心配になり、胸部レントゲンは撮影してみようという気になる。後で訊くと、15年以上、フィリピンには帰国していないと。それでも公的保険に加入しておらず、また自称の名前の苗字は日本名、たぶん、通称名だろう。本名だとすると定住ビザを持っているはずだし、それなら公的保険に加入できるはず。だから通称名だと思う。こういうケース、これ以上のプライバシィーは聞けないが、大病を患ったらどうするつもりなのりだろうとつい、気になる。同じくフィリピン人女性54歳、なにげなく測った血圧が180を超えていると蒼くなって来院。かわいい小学生のお嬢ちゃんがついてきた。血圧を測定すると、たしかに180/110と高すぎる。降圧剤を10日分だけ処方し、次回は採血もするので食べずに来てもらうことにした。ベル―人女性54歳、LDLコレステロールがどうしても下がらない。最近発売になったロスバスタチンとエゼチミブの合剤を使うことにした。外国人が少ないなと感じた一日、数えてみたら僕が診察したのは8人だった。
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2019年06月20日

令和元年6月20日木曜

アメリカ人男性38歳、症状は逆流性食道炎で前医からプロトンポンプの処方を受けているのだが、内視鏡検査を受けたことがなく、行ってほしいということで来院。のどの麻酔だけで何事もなく、内視鏡検査を終えることができた。この年齢にしては食道裂孔ヘルニアが大きい。逆流性食道炎の所見はなかったが、内服を続けているためだろうと判断した。フィリピン人男性66歳、つい先日、高血圧で降圧剤を処方したばかりなのにやってきた。腹痛と下痢、発熱はなし。昔からストレスが加わるとこういう症状が出現するそうで・・たぶん過敏性腸症候群と思うと答えた。トリメブチンとビフィズス菌製剤を処方。今回は会社を代わったら、職場でストレスを感じるそうだ。ベル―人女性49歳、以前から鉄欠乏性貧血があり、通院歴がある。今回は職場の検診で血色素が8.5、動悸もすると来院。血清鉄や不飽和鉄結合能も採血、まずは一か月分の処方と使用上の注意を行った。
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2019年06月18日

令和元年6月18日火曜

昨日の誕生日、昼休みに近隣の医師会長が青いバラの花束とケーキをわざわざ持ってきてくれた。親友に感謝。そして驚いたことに・・フィリピン人の男性患者がものすごい量の焼きそばを作って持ってきてくれ、それに続いてフィリピン人の女性患者が普通に食べたら50人分はあろうかという大きさのバースディケーキを運んできてくれた。日本人の患者からメロンを一個いただいた。幸せ。ありがたい。地域の皆さんに感謝。インドネシア人男性28歳、2週間ほど前に仕事中に高いところから落ちて打撲で来院。これは労災なので、会社に言うようにと話したが、「会社が全部お金を支払ってくれる」と言うばかり。彼の社会保険を使って診療し、自己負担分だけ会社が支払うというのは労災扱いではない。今回は、左手の中指の第二関節が腫れ上がっていて、仕事中にケガをした後なのだそうだ。とするとこれも労災のはず。前回についてはその後、会社からなしのつぶて。労災の書類が届く気配がない。こういうのを悪質な労災隠しというのだろう。事務から会社に電話をしてもらい、労災である旨、話したが、どうなることやら。「使われている」ほうの実習生は弱い立場で、「先生が労災と言っていた」とは言えないのだろう。こんな事例が続くと海外からの実習生にあきれられ、彼らが来なくなってしまうだろう。フィリピン人女性19歳、某大学の1年生、卒業したらCAになりたいと話していたのが1年前、きょうはどうしたの?と訊ねると、黙って左の頬を見せてくれた。ひっかき傷のような赤い線が皮膚に残っている。友達と遊ぶということで義理の父親が怒って服で彼女を叩き、ジッパーが当たったところが赤くなったそうだ。診断書がほしいと言うので、なぜ?と訊ねたら、警察に行くという。今までにも母親を叩いたり、暴力が激しく、耐えられないと話してくれた。エキザルべを塗り、診断書はいつでも書けるからと話した。お金、もらわなかった。傷には塗り薬があるが、彼女の傷ついた心を治す薬はなかなか見つかりそうもない。ハグして帰ってもらった。
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2019年06月17日

令和元年6月17日月曜

とうとう、今日17日、70歳になってしまった。振り返ってみると、はじめて外国人患者の担当になったのは慶応病院の2号棟4階、たぶん卒業して4年目だと思う。ブルガリア人男性だった。たしか内痔核で手術したと記憶している。英語が堪能で当時は共産圏だったブルガリア人にしては陽気な方だった。退院なさった後、ブルガリア ワインをごちそうするので自宅に来てほしいと言われた。行ったらそこで麻酔をされてどこかに運ばれるなんてことはないだろうと思いながらも、共産圏国家の人を初めて訪ねることに一抹の不安はあった。神宮の自宅マンションには奥様とお子さんがいてとても楽しい時間をすごさせてもらった。あいにく、僕は当時からアルコールに弱く、関心もなく、いただいたブルガリア ワインがおいしいかどうか、質問されても「おいしい」というしかほかに表現ができなかった。二回目も同じく慶応病院の今は取り壊されてしまった1号棟4階の個室に入院していたアメリカ人男性だった。日本人女性と結婚していたこの男性は膵臓がんの末期で、病室に行くといろいろと質問されるのが苦痛だった。この方は日本の公的保険に加入しておらず、費用が大きくなり、奥様が嘆いていたのを覚えている。まとまって外国人医療に接することになったのは大和市立病院外科に勤務してインドシナ難民大和定住促進センターの無料の嘱託医となった1987年からだろう。あれからもう、32年、32年間、日本人も外国人も地域住民として差別なく受け入れることを自分のクリニックで実践し、その意義や受け入れのポイント等を機会をとらえては原稿を書いたり、講演会に出させていただいたり、マスコミに取り上げていただいたりしてきた。もう、70歳。今までずいぶんいろいろな賞をありがたいことにいただいた。でも僕が一番うれしい、そして誇りたいことはあのとき、難民として日本にやってきたカンボジアやラオス、ベトナムの人たちがいまだに僕を訪れてくれることだ。
posted by AMDAcenter at 09:03 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)