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2019年05月31日

令和元年5月31日金曜

午前中、事務職員が受話器を持って診察室に入って来た。「先生、タイ語しかわからない人だそうですが、風邪をひいたらしく、診てもらえるか?と電話が入っていますが、どうしましょうか?」と言う。どこから電話なのか?と訊ねると「インターナショナルなんとかです」と答える。そんな組織は知らない。訪日外国人に関係している旅行会社なのか、あるいは保険会社なのか・・・・いずれにしても風邪ぐらいなら症状を聞いて薬を出してその薬の説明ぐらいはタイ語でできるので「いいよ」と話したが・・・きのうは来なかった。こんな「田舎」ではないが、都心から電車など交通機関で40分程度のところまで旅行客がやってくるとしたら恐ろしい。恐ろしい理由は診るのがいやということではなく、ここに来るまで診てくれるところがないという受け入れ医療機関の「貧困さ」だ。またまだこんな状況なのだなと思い知らされた。よく考えてみたら、ここは東名高速の横浜町田インターから車がすいていたら15分程度、大型バスは来ないだろうが、小型のバンで旅行中というなら高速を降りて立ち寄っても不思議はないと思った。それにしてももうひとつの問題は「インターナショナルなんとか」と聞いた受付の問題。電話の相手がだれかはよく確認しなければならないといつも話しているのに。
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2019年05月30日

令和元年5月30日木曜

一昨日、フィリピン人スタッフが休暇を取った。フィリピンから妹が親族訪問で遊びにきているからなのだか・・・気がついたらフィリピン人患者がいつもの日に比べて異様に少ない。下痢でやってきた男性と以前から甲状腺機能亢進症で拝見している女性のみ。患者はいつも彼女の携帯電話に電話して、時間や都合を調整してやってくるようなので・・・彼女の休暇明けが恐ろしい。こういう信頼関係が築けているのはひとえに彼女の人柄だろう。さきほど書いた甲状腺機能亢進症の女性、カルテをみると最後に1カ月処方してからほぼ2カ月が経過している。薬がなくなってしまったはずだよと話しかけると、「そう」と答える。一時帰国と言ってくれたら帰るまでのつなぎの処方をしたのにと思う。せっかくコントロールしたのに。採血してようすを見させてもらった。彼女にこういう話をするのは何回目になることか・・・そのたびに機能亢進症が悪化し、コントロールに苦労したのに。
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2019年05月28日

令和元年5月28日火曜

藤沢市からやってきたベトナム人男性58歳、記憶をたどってみたら20年以上前に拝見したことがあるが詳しくは覚えていない。3カ月ぐらい、食後におなかがごろごろとすると言う。一日中、ごろごろすることもあるそうで、腹部にはしこりも触れず、栄養状態もいい。大腸がんは否定できないが、第一に考えるべき疾患は過敏性腸症候群と思われる。ここまで日本語でゆっくり話したが、完璧に理解できたというようすではなかった。とりあえずトリメブチンを処方した。フィリピン人男性50歳、このところ、1カ月ぐらい、おなかの音がきこえるという。診察の結果、やはり過敏性大腸症候群を疑えると思った。仕事やプライバシーできついことが続いていると。日本人にも過敏性腸症候群は少なくないが、外国人患者に関していえば、もっと率が高いような気がする。土曜日に陰部の膿瘍でやってきた英語が話せるカンボジア人女性、当日は近くの公立病院に情報提供書を書き、月曜までの3日分の抗生物質を処方したのだが・・・11時15分に僕のところにやってきたので驚いた。訊けば公立病院に行ったところ、今日は英語が話せる先生がいないので診ることができない、通訳を連れてくるようにと言われたとのこと。これって30年前に僕がこの公立病院の職を辞したときの状況とまるで同じだ。市内には国際化関係の市が資金を出している法人もあり、そこの通訳が定期的に入っているはず。それに彼女と話す程度の英語なら多くの医師はできるはずなのだが・・・陰部は腫脹して腫れ上がっており、切開排膿が必要かどうかという状況、場所が婦人科の領域でなければ僕自身が行ってしまうのだが・・・訳を話して再度、受け入れてくれるように頼み、午後になってなんとか診ていただいた。
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2019年05月27日

令和元年5月27日月曜

フィリピン人技能実習生3人、4月13日に検診を受けて、そのあと、受け入れの事業所が何も言ってこないので、すっかり忘れていたが、25日の土曜日、3人とも会社の人に連れられてやってきた。ほぼ6週間もほったらかしにしたわけで、なんでもないからよかったが・・こういう受け入れ事業所があり、困ってしまう。慣れていないといえば慣れていないのだろうが、検診の趣旨は技能実習を始めてよいかどうかということなのだから、結果を聞く前に始めていたということになる。制度を厳守しないといけないと思うが。ベトナム人の高齢のご夫婦、特定健診で来院。胸部レントゲン写真は肺がん検診で撮ってもらいたいという。忙しい時、肺がん検診は午後とか後日にしてもらうのだが、再度出かけてくるのが大変そうで撮影してさしあげた。そういえば、特定健診は予約制にしているのだが、予約なしだった。フィリピン人女性43歳、胃がん検診で内視鏡検査施行。生活保護なのだが、フィリピンから幼い子供3人とご主人を呼び寄せたそうだ。どういう在留資格で日本に滞在しているのかは知らないが、生活保護ということは定住ビザを持っているということだろう。どのようにして定住資格を取ったかというと、おそらく日本人との結婚で・・・離婚によりもとの名前に戻ったのだと推察される。こういうケース、呼び寄せを人道上と言い切っていいのかどうか、ときどき考えてしまう。
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令和元年5月25日土曜

横浜市内からやってきたフィリピン人女性57歳、ときどき胸が苦しいという。あれだけ太っていればさもありなんと思いながら血圧を測定すると150台/90台であった。胸部レントゲン写真は異状なく、心電図にも異常なし。採血をさせてもらおうと話したが、朝食を食べてきたとのことなのでやめて次回にさせてもらうこととした。いつもの血圧は?と訊ねると、測ったことがないのでわからないとのこと、とりあえず降圧剤を処方して1週間後に再検させてもらうこととし、それまでは自宅での血圧を毎日測定して教えてくれるようにとお願いした。気のせいではないと思うが、この数カ月、今までより少しばかり遠方からやってくる外国人患者が増えて来たような気がする。ベル―人女性、いつもの診察が終わると、「これなあに?」とバッグからなにやら紙を取り出して見せてくれた。息子さんの学校から家庭に宛てた手紙で、「健康診断で心房調律なので医療機関を受診して相談するように」という内容が書いてあった。簡単なスペイン語で説明、「そう、よかった」とほっとした顔つきになってくれた。患者が持ってきた家族や友人の健康診断の結果を説明してほしいとせがまれるなんてことはよくあること、息子さんの診察代はね・・・なんて野暮なことは言わないことにしている。
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2019年05月24日

令和元年5月24日金曜

昨日は午前中の診療を終えた直後、後ろ髪をひかれるような思いで駐車場に急いだ。午後2時から日本医師会の外国人医療対策委員会に出席するためだ。万が一にも遅刻することはできないとあわてて出たのだが、高速道路がすいていて1時半には到着できた。会議の内容は主に昨年度話し合ってきた内容を中間答申としてまとめたものの確認と今後の活動の内容であった。中間答申は厚労省の訪日外国人の医療等に関わる検討会での厚労省の素案に対する提言が盛り込まれている。とくに今後、大切となるのは厚労省がいうところの都道府県単位のワンストップ窓口の具体的な検討だろう。本当に都道府県単位で必要なのか?経費はどこからどう出るのか? 機動力のある組織なのか? だれからの相談を想定しているのか? こんなところが問題になると思う。行政や医師会をはじめ、さまざまな外国人に関連する組織が集まって「対策委員会」のようなものをつくっても、きょう今、外国人患者のことで困っている医療機関になにか、提言できるとは到底思えない。また日本の医療機関側だけの相談を受けるだけでよいのか?医療機関でのトラブルを少なくすることが目的なら、もう一方の当事者である外国人の側の日本の医療に関する疑問や、医療機関とのトラブルを受け付けなければ意味が薄れると思う。この場合は当然ながら多言語での対応が必要となり、相談員にも経験が必要とされるだろう。想像される姿はまるで今のAMDA国際医療情報センターそのものであると思う。
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2019年05月23日

令和元年5月23日木曜

タイ人女性59歳、体のしびれが強く、とくに左半身に強いという。日本語は「ほぼできない」状態で、どうして生活保護になっているのかが不思議。「不思議」の理由は生活保護であるということは日本に定住または永住しているということだからだ。定住、永住権を取得するためには日本人と結婚したとか、なにがそういうことがなければ認められないわけであって、それであの日本語力というのは理解ができない。近くの公立病院の脳神経内科で診察してもらおうと情報提供書を書いたが・・生活保護なので受診のためにはまずは市役所に行って受診券をもらってこなくてはならない。その話を何度も日本語でもタイ語でもするのだが、まったく理解してくれない。とうとう、土曜日に来てくれるタイ語通訳のうちのひとりに電話してしまった。それでもあまり理解ができていないようであった。要するに理解ができないのは言葉のためだけではなく、理解力が落ちているのだろうと判断せざるをえなかった。スリランカの2歳のお子さん、同国の両親に連れられて隣のZ市から来院。予防接種を施行、僕のクリニックでは隣接するZ市とA市のこどもの定期予防接種も受けられることになっているので、外国人の人たちは助かったと言ってくれる。ここまで来るのに随分とかかった。こういう動きはぜひ全国に広まってほしい。
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2019年05月21日

令和元年5月21日火曜

お昼直前になり、ラオス人男性35歳、県内遠方より来院。母親に見覚えがあった。昔、僕がインドシナ難民大和定住促進センターの嘱託医であったころにセンターに入所して来た一家だ。だれに聞いたのか、34年という年月を経ても、インドシナ難民出身者がなにかの時に覚えていてくれて頼って来てくれる。うれしい。彼自身はアルコールによる肝硬変で吐血歴もあり、県内の某大学を受診中という。きょうは点滴をしてほしいと言うのだが、病状も何も把握できず、どうしていいのかがわからない。詳しく話を聞いていくと大学病院には半年に一回通院しているとのことで内服薬もないようだとわかった。体調が悪い、だるいというので脱水のためと考え、通常の点滴だけを行った。彼の住んでいるところからこのクリニックまでたぶん車で1時間近くかかる。定期的にやってくるには遠い距離だ。そして彼の点滴を始めた12時数分前にやってきたパキスタン人男性44歳、初めての来院。めまいと気持ちの悪さと頭の中になにか痛みがあると言う。すでに数件の医療機関を受診していて、神経内科ではMRIも撮影していて異常なしとの診断、耳鼻科も受診、処方されていた薬をみるとめまいの薬、そして安定剤、睡眠導入剤を始めとして数種類あり、これでは何がなんだかわからない。英語でまくしたてるので、しばらく話を聞いていて、こちらがまとめ役になってしまう。こういう専門医を受診していてよくならずに来院したというケースは頭が痛い。専門医のほうがその専門分野について僕より知識があるのは疑う余地がないからだ。パキスタン人の友達に僕のクリニックに行くようにと勧められたそうだが、その友達がうらめしい。話を聞いていくと耳鳴りもあることがわかった。症状的にはメニエールに近い気がした。とくに発展途上国からの患者に多いのは、症状をうまく整理して話せない人が少なくなく、この患者の場合もそれに近いうえに、英語でまくしたてるので、専門医であってもうまくコミュニケーションが取れなかった可能性がある。とりあえず、メニエールの薬を2週間分だけ処方、以前の処方薬は寝られなくて処方してもらったという睡眠導入剤以外は一度止めてくれるように話した。気がついたら12時を30分以上過ぎていた。
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2019年05月20日

令和元年5月20日月曜

土曜日にしては患者の出足が遅いなと思っていた18日、10時半をすぎてから猛烈に込み始めた。けっきょく両科併せて19人の外国人患者が来院した。内訳はフィリピン人11人、ぺル―人3人、ベトナム人2人、カンボジア人、ナイジェリア人、パキスタン人ひとりずつ。ナイジェリア人男性は先日の血液検査で血糖値が高く、HbA1Cもやや高めだったので、早めに結果を教えてあげようと呼び出したのだが・・・衝撃的な一言を聞いてしまった。当日、飲食しないで来たと言うので「安心して」採血したのだが、ジュース等飲んだのだそうだ。こういうことは当日、教えてもらえたら、採血を次回に変更したかもしれないし・・・無駄な検査に終わってしまった。パキスタン人女性、1カ月ほど前から左の背部から側腹部にかけての腹痛が止まらないという。すでにCT検査で腹腔内には異常がないと言われており、血液検査にも異常がない。正直、どのようにしたらよいのか、こちらも悩んでしまった。とりあえず湿布をしてもらい、様子をみることにした。今日の朝、6時半ごろ、クリニックに来る途中のコンビニでダイエットコーラを買おうと車を駐車スペースに停めたら、隣にバンが停まっていて、ドアがあいていて、タガログ語が聞こえて来た。座席に数人ずつ行儀よく女性が座っていて、これから仕事に行くらしい。視線を感じたのでよく見たら・・・患者でやってきている人が2人、僕のほうを見て笑っていた。こういう小さな郊外の都市ならではのこと。
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2019年05月18日

令和元年5月18日土曜

タイ人女性48歳、高血圧で通院中、東北タイ、メコン河を挟んでラオスをすぐそこに臨むノンカーイの出身、しばらくタイの話で盛り上がった。食べ物がおいしいそうだが、セミとおたまじゃくしの話になったところで打ち切った。たぶん次に出てくるのはバッタだろう。インド人男性28歳、肛門の痛みとティシューに付着するぐらいの出血。前回も内痔核で診察している。あまりに恥ずかしがるので問診から3カ月前と同じと判断して処方した。フィリピン人女性51歳、顔つきがけわしい。会社の健診の結果を持っている。「E」が付いているところがあると教えてくれた。心配なのだと。血色素量が相当に低い。階段をあがるとき、やはりひどく疲れるそうだ。鉄剤を処方。内服の前後30分はお茶を飲まないように、そして便が黒くなるから心配しないようにと話した。オーストラリア人男性、すっかり日本語が上手になり、日本語で会話。会社のことやお嬢さんのことなど。
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