CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2020年12月08日

令和2年12月8日火曜

11月の来院外国人患者とそれを加えた1990年1月16日開業以来の外国人患者統計を整理してみた。開業してから毎診療日、やってきた外国人患者をノートに記載し、月が改まるとできるだけ早く前月までの統計を出す・・というアナログ的作業の繰り返しなのだが。その来院外国人患者を毎診療日記載したノートもすでに86冊目となった。小さな積み重ねだが、自分が今までなにをしてきたのか、だれに褒められたり、だれに感心されたり、そんなことは期待もしていないし、興味もない。自分が生きて仕事をしてきた証としてだけの価値しかないだろうし、それで十分だと思う。この20年11カ月でクリニックを訪れた外国人患者の新患としての総数は9700人、延べの総数は76947人となった。国籍は94か国にのぼる。
新患総数を多い順にただ羅列しておく。
フィリピン 1947人、ペルー 1692、タイ 1491、ベトナム 736、カンボジア 470、
USA 414、ブラジル 402、中国 302、アルゼンチン 264、スリランカ 226、
ドミニカ 204、インド 197、パキスタン 185、韓国 180、ラオス 179、カナダ 60
イギリス 60、ナイジェリア 52、オーストラリア 51、台湾 48、ガーナ 45、     ネパール 45、バングラデシュ 35、コロンビア 33、マレーシア 32、 
インドネシア 32 、タンザニア 32 、パラグァイ 26、イラン 24、ドイツ 22
メキシコ 17、ボリビア 16、ロシア 15、ケニア 13、フランス 12、エジプト 12、
香港 11、シンガポール 9、スペイン 9、ジンバブエ 9、ミャンマー 7
ニュージーランド 7、ポーランド 6、イタリア 6、スエ―デン 5、モンゴル 5、 エチオピア 4 、パナマ 4、ジャマイカ 4、マダガスカル 4、ウクライナ 3、
トルコ 3、ニカラグア 3、南アフリカ 3、ギリシャ 3、
以下 2の国、カメルーン、旧ユーゴスラビア、エクアドル、ルーマニア、ベネズェラ、マカオ、ミクロネシア連邦、ベルギー、北朝鮮、サウジアラビア、オランダ、アイルランド、ノルウェー、マリ、セネガル、
以下 1の国、スイス、リベリア、ベラウ共和国、モロッコ、東チモール、ギニア、チャド、
ブルガリア、マルタ、イスラエル、アルジェリア、モザンビーク、ナンビア、アンティグア、オーストリア、チェニジア、コートジボアール、コンゴ、ブルキナファッソ、ホンジュラス、
シリア、ポルトガル、グァテマラ、エルサルバドル。
posted by AMDAcenter at 09:06 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年12月07日

令和2年12月7日月曜

5日の土曜日、久しぶりに帰国のためのPCR検査の外国人はゼロだった。飛行機が飛ぶ予定がないとこういうことになる。数日前、ベトナムのある市内で久しぶりに新型コロナの市中感染者が見つかった。ベトナム政府は即日、商業飛行の中止を決定し、翌日からとした。もしかして飛ぶことになっていた便もキャンセルとなり、この便に搭乗するためにPCR検査を行い、英文の証明書と搭乗のための健康診断書を書いてもらっていた方は、便は飛ばず、次回便が飛ぶ72時間以内に再度、PCR検査と上記の書類を指定の医療機関で書いてもらわねばならず。時間とお金を無駄にすることになってしまった。イギリスやアメリカでは今月、もうすぐファイザー製薬開発の新型コロナウィルスワクチンの接種が始まる。日本でも来年の早い時期、たぶん2月か3月には同社のワクチン接種が始まる予定のようだ。長い暗闇のトンネルの向こうに光が見えて来た。それももう遠くのことではない。ワクチン接種については一般的には圧倒的に多くの人が受けないと意味がない。共産国家ではワクチン接種も国家の命令で義務とされるのではないだろうか。たしか米国でも小児の定期予防接種は義務化されているはずだ。病気を撲滅しようとすれば「義務化」することが必要だろう。しかし、日本の予防接種は小児の定期接種を含めてすべて努力義務である。もう、10年以上前の話だが、市内の保健福祉事務所から電話があった。結核で排菌している患者を診てほしいと言われたので驚いた。当時の結核予防法の下では排菌している患者は「命令入所」すなわち強制的に病院に入院して隔離しなければいけないはず。どうして外来で診てほしいと言うのか、訊ねてみた。そして返答に驚いた。結核予防法で「命令入所」とあっても、本人が拒否すれば人権上の観点から、入院せずに自宅にいてもいいというのだ。周囲への感染が広がったら、感染させられたほうの人権はどう考えたらよいのだろう。いつの時代にも一個人の人権を優先すべきか、そこから発生する周囲への負の連鎖を断ち切って社会という集団を守ることを優先すべきか・・・きっと結論が出ないに違いない。しかし、重大な感染症から社会を守ろうとしたら、きっと統制社会のほうが有利なのだろう。中国やベトナムにおける新型コロナ感染対策が示している通り。
posted by AMDAcenter at 08:47 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年12月05日

令和2年12月5日土曜

金曜は帰国のためのPCR検査を行い続けた一日だった。インドネシア人男性26歳、某超有名国立大学の留学生、親族に不幸があり、一時帰国するとのこと。セネガル人男性30歳、県内遠方から来院。先月からセネガル人数人の検査と診断書を書いたが、皆、背が高い。これについて尋ねてみたが、セネガル人は皆、背が高いそうだ。177センチの僕は僕の世代としては背が高いほうだが、彼らは皆、180センチ以上だ。夕方になりセネガル人がまた一人、今度は埼玉県からやってきた。セネガルといえばパリ・ダカールラリーが有名でこの話で盛り上がった後、ライオンはいる?と尋ねてみた。笑いながらの「動物園にいる」という返事でスタッフ一同大笑い。フィリピン人女性65歳、市内の介護施設に勤務、風邪症状があり来院。熱は36.8度、感染症の熱は上がったり下がったりするし、大人の36.8度は「熱がない」とは言えないだろう。PCR検査を行った。新橋の駅前に2900円台で唾液からのPCR検査を行う「会社」が現れたそうだ。受検者には対面ではなく、インターネットかなにかで結果を伝えるそうだ。厚労省は陽性と判明した人に医療機関や保健所に連絡するようにと呼びかけているそうだが、これって変だろう。陽性と判明した人に努力義務として届け出るようにと言えば、こういうところで検査を受ける人は無症状なわけで、届け出て無症状なのに14日間隔離されるなら届け出ないという人もいるだろう。陽性の場合は管轄の保健福祉事務所に検査機関が届けるというのが筋ではないか? 「陽性の場合は保健福祉事務所に情報提供することに意義はありません」という一文に賛成することが検査を受けることの条件となるべきだろう。そうでなければ「やりっぱなし」になりかねない。
posted by AMDAcenter at 10:26 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年12月04日

令和2年12月4日金曜

一昨日、日系のペル―人らしき女性二人が帰国のためのPCR検査と英文書類を求めてやってきた。診察室に入ってもらうと彼女たちとは別に知り合いの日系ペル―人の女性が入ってきた。この女性は胃が痛いとか胸が苦しいとか、年に一回か二回やってくる患者で、たぶんもう15年以上の知り合いだと思う。聞けば女性二人は彼女の離婚したご主人の姉で、小さいころからかわいがつてくれた、そういう間柄だそうだ。今回は親族に不幸があって一時帰国するのだそうだ。一人は近隣の市、もう一人は東京都下の相当遠方の市に住まいがあるそうだ。付き添ってきた彼女にどうして僕のクリニックにやってきたのか、訊ねてみた。するとペル―大使館で示された指定の医療機関一覧を見ていたら、僕のクリニックがあったので・・と答えてくれた。たぶん、経産省のTeCOTの医療機関リストだろう。その元になっているのは渡航医学会のリストだ。ぺちゃぺちゃと楽しそうにおしゃべりし、話しかけてくるので英文文書を作成していてスペルや記入欄を間違いそうになる。昨日、早朝に判明したPCR検査の結果は二人とも陰性で、さらにこの結果を用紙に書き込み完成、9時すぎに付き添いの彼女が受け取りに来た。「先生のところでできてよかった、みんなに言っておくね」と言って帰って行った。このあたり、ものすごくたくさんのペル―人が住んでいる。こういう人たちに僕のクリニックでPCR検査と英文書類作成ができるとわかると大変な混雑になりかねず、困ったことになったと思ったが、ペルーでは今でも新型コロナの感染症が猛威を振るっていて、さらに職を失う人が多く、治安が悪くなっているという。こんな中、わざわざ帰国する人はそうそういないだろうと思っていたところ、昨日、横浜市内でも遠方からやはり日系のペル―人の女性が帰国のためのPCR検査と英文書類を求めてやってきた。年のころは一昨日の二人とほぼ同じ、ラテンの典型のような非常にのりのいい女性だった。なぜここまで来たの?と尋ねると、「友達に紹介された」とのこと。どうやら一昨日の彼女たちのようだった。僕の心に一つだけひっかかっているのは料金だ。PCR検査と英文書類で税込み28470円というのは他の医療機関と比較して相当に安い価格なのだが、長年、在留ペル―人を診療してきて患者も極めて多い僕から見ると、彼らにとってはこの「28470円」でも大変な金額なのだ。彼らにこの金額を請求するのは忍びないが、それでもやむをえない。これがあまり来てほしくない理由だ。
posted by AMDAcenter at 09:07 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年12月03日

令和2年12月3日木曜

発熱してPCR検査を行ったアイルランド人男性、カンボジア人女性はともに陰性だった。よかった。もし擬陽性や陽性なら電話口でその意味、今後のことを説明しなければならない。同じような説明を保健福祉事務所も行わなければならないはずだが、今でも外国人が感染したとき、濃厚接触とか隔離とか自宅療養とか、どのように説明しているのだろう? 12月1日より新型コロナウィルスに係る厚労省の電話相談コールセンターが多言語されたと聞いた。英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語は365日午前9時から午後9時まで、タイ語は365日午前9時から午後6時まで、ベトナム語は午前10時から午後7時までだそうだ。相談者とオペレーターに加え、外国語が話せるオペレーターが3者で話すトリオフォンだそうだ。この相談者というのは外国人患者サイドのことを指しているのか、日本の医療機関で外国人に説明を要する場合に日本人医療従事者も利用できるのか、そういう細かいことがわからない。東京都も11月であったか、多言語での相談を開始したと聞いた。いろいろなところにいろいろなサービスがあるのはいいことだが、これらのすみわけというか、どのようなサービスを具体的にしてくれるのか、ぜひ教えてほしい神奈川県では11月初めから発熱センターというコールセンターを作り、発熱している、喉が痛い、咳が出る、このうち一つでも症状があり、なおかつどこの医療機関を受診してよいかわからない、あるいは受診を断られた場合、事前に登録されている発熱患者受け入れ医療機関にセンターが電話を入れ、受け入れ医療機関と受け入れ時間を調整し、相談者に伝えてくれる。すばらしい制度であるが、外国人の場合は日本語で相談できることあるいは日本語で助けてくれる人が身近にいることが利用の条件となってしまい、ハードルは低くはない。日本語が話せない人が厚労省のそのセンターに電話を入れた場合、発熱センターの存在を教えてあげ、なおかつ間に入って通訳してくれたらと思うのだが、そこまでのサービスは難しいのだろうか?
posted by AMDAcenter at 09:08 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年12月01日

令和2年12月1日火曜

昨日書いたスリランカ人に振り回された一日。昼休みに彼から電話あり。自分は陰性で院長と話をしたいからメールアドレスを教えてほしいと言う。たまたま英語が話せる受付スタッフが対応したので、「院長の個人的なメールアドレスを教えることはできない、午後2時をすぎたらフィリピン人スタッフが戻って来るので、それ以後、電話をしてほしい」と話してもらった。その直後に彼が搭乗するはずだった航空会社から彼について連絡があった。要はPCR検査の結果は陰性なので、チケットを振り替えてくれという話だが・・・ということだった。どうやら彼が自分は陰性であると誤解して行動していることがわかった。それから2回ほど彼から電話があったが、要領を得ない。無症状であることが彼が陰性と思い込んでいる理由かと思った。土曜日にやってきたときに、検査結果の速報を見せて解説をして渡したのに。夕方になって今度は彼の代理のスリランカ人から電話があった。話をしてわかったことは検査速報の用紙に彼の結果の隣に「基準値」という項目があり、そこに「陰性」と書いてあることをもって自分の結果は陰性と思い込んでしまったらしいとわかった。基準値とは異常がない場合の結果のことで、要するに「感染していなければ陰性」と書いてあるというわけだ。これについても説明を英語で行ったのに・・・ここまで話して代理の男性がようやくわかってくれた。土曜にやってくるタイ人スタッフからの紹介で朝のうちにタイ人3人の帰国のためのPCR検査を施行した。タイ人がタイに帰国する際にはPCR検査は必要ないはずで、英文の健康証明書をプリントしてサインをして渡したものでいいはず。このようにして複数のタイ人が帰国しているということを事前に話したが、念のためにPCR検査を受けておきたいとのことでやってきた。検査が終わって帰り際に金額を尋ねるので、タイ人スタッフから伝えてあるものと思ったが、英文書類の作成料込みで28470円と伝えると怪訝そうな声が返って来た。午後になり、タイ人スタッフからラインで連絡があり、3人のうちの一人は日本の健康保険に加入しているので安くなるのではないか?と本人が話しているとのことだった。日本の健康保険には病気のときに利用できるのであって、帰国のためのPCR検査は病気のために行うのではないので保険診療にはならないのだということを伝えてもらった。昨日はPCR検査29件施行、うち発熱患者は9人、帰国や海外に出かける人が20人。
posted by AMDAcenter at 08:59 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年11月30日

令和2年11月30日月曜

土曜のブログに書いた帰国のためのPCR検査を行ったスリランカ人男性、検査を行ったのが金曜の午後だったか・・・結果は土曜のブログを書いた直後に手元に届いた。というより検査会社から電話があった。うっすらと陽性が出ているという。再度、提出してくれたらもう少しはっきりすると言われたが、飛行機に乗るのが日曜の朝、結果を見てからでは間に合わない。それだけではない。再度、検体採取して検査を行うと費用も再度請求しなければならない。時間的に手っ取り早い方法はクリニックの内部で抗原検査を行うことだ。結果は15分ではっきりする。しかし、抗原検査とPCR検査の正確度など考慮するとそこまでして再検査をする意義があるのかどうかは疑問だ。本人の健康や感染の広がりを防ぐという観点からは陽性と判断して今回の帰国は取りやめるべきと最終的に判断し、本人に電話をかけた。本人とは英語で話したが、かなり呆然としている印象を受けた。後で地域の保健福祉事務所から指示があるから待機するようにと話したが、その際に言語の壁はないのだろうか? 指示がはっきりと理解されなければ混乱をきたすし、感染の広がりを許すことにもなりかねない。PCR検査が陰性になるには長ければ3週間はかかるだろう。感染して10日もすれば他人に移す感染力はすでにないと言われているが、感染していた「残骸」が体内にあるとPCR検査は陽性に出てしまう。こういう状態でもPCR検査が陽性なら、英文診断書に陽性と書かざるを得ないので、飛行機には乗れないということになるわけだ。気の毒には思うが、やむをえない。この一週間でPCR検査陽性者が3人、そのうち彼とフィリピン人女性は無症状の感染者。これからも帰国や海外出張のためのPCR検査を行わねばならないだろうが、今回のようなケースも考え、発熱者に対する対応と同じ対応をしなければならないだろう。
posted by AMDAcenter at 09:24 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年11月28日

令和2年11月28日土曜

某国の男性40歳、クラミジアの抗体検査がIg G, Ig Aともに陽性、本人が気にしていた梅毒反応はRPR, TPHAともに陰性だったが、それから約3週間、結果を聞きに来てくれない。2回ほど電話を入れて、昨日、ようやく来てくれた。クラミジアが陽性であることを検査会社の結果を見ながら説明、その意味についても説明した。アジスロマイシン250mg 4 個を一回で内服するよう、処方。近くの調剤薬局に電話して水を出してもらい、その場で内服したことを確認してくれるように頼んだ。以前にこのように内服の仕方を十分に説明したにもかかわらず、一日1回として4日で内服し終えたケースがあったからだ。これでは効果がないし、再度、保険診療で抗生剤を処方することはできないからだ。スリランカ人男性31歳、帰国のためのPCR検査と英文書類を求めて来院。PCR検査の結果だけ今日、書き込めるようにして書類を作成していたら、付き添いでやってきた同国人の男性が「名前がちがう」と言い始めた。英文書類には「名」「姓」の順で書き込むようにフォームが定められているのだが、「パスポートの通りでなければ乗れない」と訂正を要求する。たしかにパスポートには「姓」「名」の順で記載されている。しかし、この数カ月、フォームの通りに書き込んで飛行機に乗れなかった人は一人もいないので、そのように説得しても全く聞き入れず・・・どうしても納得しないので、時間をかけてまた書き直した。どちらでも「乗れない」ということはないと思うが、こちらの言うことに全く耳を貸そうとしない。外国人患者を診療していてこのようなことはまれではないが、久しぶりに壁を感じた。ナイジェリア人男性、夕方の飛行機に乗るために朝の9時すぎに書類を取りに来ると言っていたのに・・現れない。とうとう、午前の診療が終わってしまった。12時を30分も過ぎて入り口のドアを揺する人がいて受け付けの職員が出て行ったら、彼だった。診察時間外なので午後2時まで待ってほしいと伝えると、それでは飛行機の乗れないと話したとのこと。それならなぜ午前中の診療時間内に来なかったのか?と尋ねると、「山梨県から来たから遅れた」と話したとスタッフが教えてくれた。後者は「嘘」である。カルテの住所は山梨県だが、前日、PCR検査を行ったときに、「これから山梨に帰るのか?」と尋ねると「相模原市の友人の家に泊まるから」と答えていたので。この2つのような事件が「普通」の医療機関で発生したら・・・これだけで外国人を診るのはいやと言われてしまうかもしれない。
posted by AMDAcenter at 10:17 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年11月27日

令和2年11月27日金曜

ひとつ、ショックな話。24日の火曜日に「入職のために必要」ということでPCR検査を行った7人のフィリピン人、1人の日本人のうち、フィリピン人1人が陽性だった。25日水曜は休診日だったが、前日のPCR検査の結果を一刻でも早く心配している受検者に知らせてあげたいといつものようにクリニックに来ていた。この結果を初めて検査会社から聞いた時には、同日に検査した発熱者4人のうちの一人の間違いではないかと検査会社に問い合わせたが、間違いありませんという返事をもらった。速攻でこの陽性者の自宅に電話を入れたところ、いっしょに受けた唯一の日本人のご主人が電話口に出て来た。奥様が陽性で、あなたは陰性と伝えると「やっぱり」と言う。「やっぱり」とはどういう意味ですか?と尋ねると、「あれっ、先生、何も聞いていないのですか?」と逆に質問された。わかったことは「入職」ではなく、職場に感染者が一人いて、会社から念のために全員、PCR検査を受けて陰性証明書をもらってくるように、それまでは働かせないと言われたとのことだった。こういう情報は正確に事前に教えてくれないと困る。正確に教えてくれたらPCR検査を拒否するなどということはない。それならに用意、準備はしたうえで検査するだろう。スタッフがやってきてから当時の受け入れのときの状況を確認。スタッフへの感染等については極めて可能性は低いと判断したが、コロナに感染した人、あるいは感染することへの偏見が情報を隠そうという行為に結びついたのだろう。この件があって、スタッフ全員、常時、フェイスシールドを必ず着用するように指示した。この陽性のフィリピン人女性は全くの無症状者、こういう人が増えているのだろう。昨日は発熱したアメリカ人男性にPCR検査、保険診療で支払いは2000円以下なのだが、この金額の持ち合わせがないと聞いて驚いた。よほど動転していたのか・・・そしてタイ人男性51歳、クリニックに入って来て受付で頭が痛くて体調がよくないと話したとのこと、もしやと思ってすぐに診察室へ入ってもらった。タイ語で咳は?と尋ねると「ある」、痰は?と尋ねると「ある」、色は?と尋ねると「黄色」、咽頭通もあるとのこと。熱は?と問うと「ないと思う、体温計ないし」と言うので測ってみると37.5度。新型コロナに感染している可能性があることを伝え、PCR検査を行った。働くために日本にやってきている外国人、日系人の多くはアパートに家族と片寄せあって暮らしており、こういう環境で一人が感染したら、簡単にクラスターが発生するだろうと心配になった。
posted by AMDAcenter at 08:52 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)

2020年11月26日

令和2年11月26日木曜

フィリピン人女性26歳、故郷の祖父の健康状態が悪く、しかもコロナで簡単に行き来ができない状態。そのために寝られなくなったらしい。その祖父も先週亡くなったとのことだが、寝られない状態が続いていて、朝になるとめまいがして仕事に行っていないと話してくれた。詳しく話を聞いたところ、睡眠導入剤を内服するのが午前3時ごろとわかつた。そんな時間に内服すれば朝はふらふらとなっていて仕事に行けないというのも不思議はない。会社からは長く休んでいるので診断書を提出せよと言われてやって来たと理解した。こういう働き方、休み方をしていると解雇されるのではないかとこちらが心配になってしまう。診断書には睡眠導入剤の内服時間を適切にすることで定時に就労できる可能性が高いことを書いておいた。ナイジェリア人男性53歳、帰国のためのPCR検査と英文診断書を求めて来院。来院したのはいいが、受付でパスポートなど書類を作成するための資料を確認しようとしたら、パスポートがないことが判明。自宅に置いてきてしまったとのことで、取りに行ってもらった。フィリピン人の男女8人、藤沢市や大和市から来院。就労するのにPCR検査が陰性である証明書が必要と言われたとのこと。仕事の内容は尋ねなかったが、こんな時代になるとは・・・早くワクチン接種が始まってほしい。するとこんなばかげたこともなくなるだろう。外国人医療とは関係ないが・・・県の発熱センターから診察を受け入れてほしいと電話があった患者が3人、看護師に受け入れOKを伝えて、その後やってきた該当者を診察した。ご本人たちはPCR検査を受けることが前提のように考えてやってきたようだが、一人目は発熱のほかに歯肉の痛みがあり、白血球数とCRPをチェックしたところ、白血球数は13000、CRPは1.2 であった。これはもう細菌感染、たぶん歯肉の炎症と思われるので、紹介状にこれらを記載して歯科に紹介。二人目は咽頭痛と高度の発熱、さらに痰があるとのこと、問診で痰は風邪の時のような痰ではなく、喉が痛くてつばがうまく出せないようなものとわかったので溶連菌感染症を疑ってキットで検査したところ、溶連菌陽性であった。ゆえにPCR検査を行わず。最後の一人は発熱に風邪症状、念のためにPCR検査を行った。
posted by AMDAcenter at 09:48 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)