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2021年01月12日

令和3年1月12日火曜

コロナに振り回されたこの連休。なんとかしなければ・・・今までは前日の夕方までに検査会社に提出すると翌朝には結果が届いていたのだが、この一週間ぐらいで状況が一変。倍倍ゲーム的に結果判明までの時間が伸びている。もちろん原因は感染の拡大といわゆる濃厚接触者の急増による検体の増加である。たぶん、どこの検査会社でも同じ状況だろう。困るのは医療機関と検査を受けた人たちで、結果を待つ人たちは一様に不安を抱え、陰性と診断が下るまで、陽性者のように「自宅待機」に近い生活をしているものと推察する。ましてや、現況のごとく2日後に検査結果が陽性と判明した場合、この間の周囲への感染はどうであったか?と心配になる。年末から当院で陽性と判明した人たちはたぶん50人を超えているだろう。この間の外国人の感染者も27人を数え、フィリピン人やベトナム人のクラスターを発見、ほかにスリランカ人等、数人を見つけた。この連休、いつ検査会社から連絡が来てもよいように検査を受けた人達の連絡先が記入されているカルテのコピーをいつもかばんに入れ、夜の8時半に検査会社から結果連絡が携帯のSNSに届いたときには陰性者も含めて、17人に順次、電話で報告、陽性者には自宅で待機するように話した。フィリピン人の結果についてはフィリピン人スタッフに結果を連絡、彼女から本人に結果を伝えてもらっている。さらに翌朝、クリニックにやってきて感染法に定められた発生届を保健所にすみやか提出している。こういう作業をしていると土曜も日曜も休診日の水曜日もすべてコロナ関連、もっと具体的にいうとPCRの結果がいつ判明するかに翻弄、束縛され、自分の時間が全く持てない。これはもう医師がひとり、または数人の医療機関の規模ではハンドリングできない状況だ。看護師だけでなく、事務スタッフも疲れ切って、昼休みが取れない状況だ。
今後のことを考えると、抗原検査、とくに感度がPCRとそうは変わらないという定量抗原検査キット導入を至急考えねばならないだろう。定性簡易キットと異なり、定量の抗原検査キットを読み取るためには専用の読み取り機が必要となる。価格も気になるところだが、発症してから6時間程度で診断がつくなら導入の意義は大きいだろう。困るのはPCR検査という単語があまりにも有名になってしまい、会社、事業所でPCR検査を受けて陰性という証明書をもらってこないと働かせないというところが多いことだ。この数日、PCRではなく、発症時間、接触してからの時間を考慮して抗原検査を行おうと患者に話したところ、PCR検査ではないのか?とあきらかに不審そうな顔をした人、不満げな言葉を投げつけてきた人が跡を絶たない。医師が医学的見地に基づいて判断しているのだから、信頼してほしい。
こんな状況だから有症状であるいは濃厚接触者でPCR検査を受けた人達については全員、自宅療養していてほしいと伝えている。症状が悪化したら連絡、また救急車へ連絡することと話している。
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2021年01月09日

令和3年1月9日土曜

8日は朝から前日、新型コロナの抗原検査陽性のベトナム人の勤務する会社の関係者がPCR検査を希望して大挙してやってきた。まずは保険診療となるのか自費になってしまうのか、状況を聞いた。12月29日、30日に会食をしたという人が13人、同じ部屋で生活をしているという人が4人、この4人については濃厚接触者という認識で保険診療してもよいだろうと考えた。さらに前日のベトナム人が症状が出現してからすでに3日経過しているということを思い出し、抗原検査を行うことにした。抗原検査を行ったもう一つの理由はこのところの患者急増により、検査会社のPCR検査が飽和状態を超えてしまい、前日までは翌日の早朝に結果が判明していたのが、翌日の夜になっても判明しない、一部はさらに翌日に積み残しになっていると検査会社の関係者から聞いたからだ。一部の政治家やマスコミ、医療関係者はたくさんの人がPCR検査を受けて・・などと煽るが、心配だから受けるとか会社に復帰するために会社から義務付けられているから受ける、田舎に帰る前に受けて来るように言われたとか・・・このような理由で病に関係なく、受ける人が増えると、本当に病気でPCR検査を受ける人にとっては迷惑な話だ。結果が遅れ、すなわち治療が遅れるからだ。もし、遅れてもいい、それまで自宅療養していれば・・というならいっそのこと、新型コロナを二類感染症からはずしてインフル同様の五類にすべきだろう。どうも厚労省や政府の言っていることと、行っていること、あるいはそういう状態にしていることに矛盾があるような気がしてならない。こんなに緊急事態なら超法規的措置でワクチン接種を急ぐべきだろう。欧米ではすでに副作用報告等出そろっているわけだから。なにをこれ以上、時間をかけているのか、不思議でたまらないし、不満だ。あんなにテレビでおどろおどろしい報道ばかり繰り返し、政府関係者が緊急事態を宣言したら、光が見えない中でだれもが鬱になってしまう。光が見えていることは強調すべきだし、早く実行すべきだろう。
 話がそれてしまったが、同居している4人に抗原検査をおこなったところ、全員が陽性。驚いて、残る29日と30日に会食をした人たちも保険診療に切り替えて抗原検査を行ったところ、13人中7人が陽性だった。計11人のうち、ベトナム人が6人。会社内クラスターと言っていいだろう。今日も関係者が検査にやってくる。そういえば県から濃厚接触者は同居家族だけとするという一報が入った。なぜ?と思ったが、これは保健福祉事務所で濃厚接触者と認定する人を絞り、保健所でさばききれなくなっている「濃厚接触者」の検査を急ぐ目的だと確信する。これは医学的判断ではなく、政治的判断だろう。濃厚接触者とはこれこれしかしかじかの人たちだが、すでに保健所ではさばききれないので、医療機関でも濃厚接触者を受けて入れて検査をしてほしいと要請するのが筋だろう。医学に政治をからめるのは医学を曲げることになる。
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2021年01月08日

令和3年1月8日金曜

新年の通常診療第一日目の昨日、大混乱の一日だった。外国人受診者は26人、外国人を含む受診者総数が128人。やはり新型コロナの関連が多く、PCR検査施行が29人、簡易抗原検査が5人でうち、陽性者が3人。それにしてもどうしてお金にまつわるトラブルが多いのだろう。受付が混雑していたこともあり、海外渡航のためのPCR検査と英文書類作成のためにやってきたナイジェリア人男性56歳、会計の計算ができたので、窓口で名前を呼んだところ、いない。何度呼んでもいないというのでカルテに記載している携帯番号に電話したところ、もう居住地である隣のS市に帰ってきてしまったという。なんで?という気持ちでいっぱい。見ると会計ができていないカルテが10人分ほどたまっていたので、会計のコンピューター担当を一番作業が早い事務員に交代するよう指示した。「なんでも順番」は一見、民主的に見えるが、作業の効率がせかされる場面で杓子定規に行っていたら、こういうことがありえる。これで翌日、僕が診察室で彼に英文書類を手渡すと、会計をスルーして帰ってしまったら費用を支払ってもらう機会がなくなってしまう。このように会計せずに帰ってしまう人は彼が初めてではない。今までは当日のうちにクリニックに戻ってきて支払ってもらっていた。スタッフが戻ってきてくれるように話したところ、もう自宅の近くに戻って来たからと拒否したそうだ。時間の経過を考えると、本当に自宅の近くに戻ってきてしまったかどうか、怪しいが、しっかりとした事務作業をしなければ、このような「口実」を与えてしまう。もう一件はフィリピン人女性47歳、軽度の発熱で来院2日前からとのことなので新型コロナの抗原検査を行ったところ、陽性。処方箋を書いて受付に渡し、会計が終わったら発生届を記載して保健福祉事務所に提出しようとしていたのに・・・・いつまでたっても会計が終わらない様子。寒い外で待っているので見るに見かねて、どうしたのか?と事務に受付に訊ねたところ、日本の公的保険には加入しているが、保険証を忘れたと言っているという。費用は薬代も含め、保険外診療では2万5千円ぐらいになってしまう。きっと払えないだろう。医療機関を受診し、PCR検査を受ける可能性は高いと本人も自覚してやってきているのに、なぜ保険証を持ってこないのか不思議だ。これでは医療機関に迷惑をかけることを前提としていると推察さぜるをえなくなってしまう。彼女の場合、自宅待機になる可能性が強く、すると支払いに来ることができるとしても2週間後。支払ってくれる保証はどこにもない。国民健康保険をやめて社会保険に加入しているというので勤め先を尋ねて、わけを話して保険番号を尋ねるようにと指示をした。本来なら病気のことは個人のプライバシィーだが、新型コロナの場合、勤務先にはいずれわかることと思ってのことだ。それから20分も経過したころ、スタッフから報告があった。どうやら社会保険ではなく、建設国保らしい、だから今日は確認できないと。どうしましょうか?と尋ねられ、やむをえないので今日の手持ちの金額の中で預かっておくようにと伝えた。保険証番号を伝えてくれた時点で返金することも伝えておいた。
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2021年01月07日

令和3年1月7日木曜

年末年始、12月29日から1月3日まで海外渡航者と発熱者のためにクリニックを開け、診療を行った。1月2日に見つけたフィリピン人のクラスターに関連して3日の夕方にも複数のフィリピン人から問い合わせがあった。できるなら4日も5日も対応してあげたかったが、クリニックのスタッフも疲れ切っており、後ろ髪を引かれる思いで4日から6日まで休みを取った。4日の朝は前日のPCR検査の結果を患者に通知するために早朝、クリニックにやってきた。フィリピン人2人を含む3人が陽性だった。連絡を終えてから一度帰宅、午後5時から医師会立診療所でPCR検査の当番、休みではない休暇一日目。5日は朝、AMDA国際医療情報センターに立ち寄った。思った通り、外国人からの新型コロナに関連したより具体的な相談が多くなってきているとのことだった。日本人にとってもわかりにくいが、自宅療養中に症状が悪化した場合、どうしたらよいのかとか濃厚接触かもしれないが、どこで検査を受けたらよいのかとか・・・保健所の相談機能がうまく働いていないのではないかと疑わせるものが多い。この点ではクリニックのあるこの地域を管轄する保健福祉事務所の機能がオーバーフローになっているらしいのとほぼ同じ、これはきっと感染者が多数見つかっている地域での共通の問題点なのだろう。早急に体制を立て直すにはどうしたらよいのかを考えねばならないだろう。5日は休養のために都心のホテルで一泊。運転して地下の駐車場に入って驚いた。通常なら満車で駐車スペースを見つけるのが大変なのに、半数近く車が止まっていない。一瞬、駐車場を間違ったかと心配になったぐらい。そして最後の砦、早くすみやかにワクチン接種が始まることを期待したい。
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2021年01月04日

令和3年1月4日月曜

きょう4日から3日間、休診。ようやく休み、しかし昨日のPCRの検査結果を患者に知らせるため、また海外渡航の方に英文書類を手渡すためにクリニックに来ている。一昨日のPCR検査で陽性8人の中にフィリピンパブで働く女性がひとりいた。彼女に陽性を告げてから同じ店で働くフィリピン人女性から次々に電話があり、2日前から軽度の発熱があった人には抗原検査を施行。3人が陽性、PCR検査を提出した中で同じパブで働くフィリピン人女性3人が陽性、完全にクラスター発生。彼女たちのまわりにさらなる濃厚接触者がいるはず。こんな時期に休暇を取るのは後ろ髪をひかれる思いだが、クリニックのスタッフにも十分な休養を取ってほしいので、善後策をフィリピン人スタッフから彼らに伝えてもらうことにした。昨日のこと、抗原検査を行って数分で陽性反応が出て、陽性であることを告げたのだが、フィリピン人スタッフが後で言うことには、みなPCR検査を受けてから結果が出るまで一日は時間がかかることを知っているので、不思議だと話していたという。フィリピン人スタッフが抗原検査とPCR検査の違いなど、説明してくれたと聞いた。急いでいて二つの検査の違いを説明していなかったことに気がついた。
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2021年01月03日

令和3年1月3日日曜

こんな日があるのか・・・2日の受診者総数は32人、うち17人が外国人。帰国のための検査に訪れる人、そしてお店の客が新型コロナに感染したと判明し、やってきたフィリピン パブの従業員複数、みな鼻水、咳、軽度の発熱等あり。さらに1日に受診し、PCR検査で新型コロナと判定されたフィリピン人女性の濃厚接触者と判定されたフィリピン人家族などなど。やはり言葉の壁は厚いようだ。11時ごろ、発熱センターからシンハリ語しかわからないスリランカ人が発熱しているが、診てくれるか?と電話があった。本人とはシンハリ語の通訳を介して話しているのでと言う。間に何人かの人間が入ると時間はかかるし、ややこしくなる。PCR検査の会社の集配が12時半にはやってくるので、早くしたい。そこで本人から直接、連絡が欲しいと話した。こういう人たちはほんの少しでも日本語がわかることが多いから。それにスリランカならごく簡単な英語はわかるだろうと思った。11時45分ごろ、再度発熱センターから電話があった。待っている旨を伝えたが、通訳と連絡が取れないとか、よくわからないことになっていた。12時15分ごろ、それらしい人物が車を降りてクリニックの前にやってきたので、外に出て行って話したところ、友人だと言う。本人はそのあたりまで来ているはずというが、12時半まであと5分もない。集配の人に待ってもらうわけにもいかないし・・・と思ったときに、その友人が「来た」と叫んだ。なんと本人は車を運転してやってきた。名前など最低限のことを聞いて、PCR検査をしてしまおうと思ったが、発熱して3日目という話を聞いて気が変わった。3日経過していれば簡易抗原検査でも判定できるのではないかと。鼻咽頭から検体採取し、キットをセット、数分で陽性反応が出た。本人だけでなく、やむをえず、友人にも新型コロナに感染していることを伝えた。濃厚接触者が多数いるような気がした。ところでカルテができあがってきて、名前を見たら、明らかにイスラム教徒の名前。スリランカでイスラム教徒と言えば、ほとんどがタミール人だ。スリランカの多数派である北インド系のシンハリ人は仏教徒、少数派の南インド系のタミール人はヒンズー教徒、ヒンズー教徒には厳しいカースト制度という身分制度があるので、低いカーストの人たちは村ごとイスラム教徒に改宗した。イスラムには階級制度がないからだ。要するにこのケース、発熱センターがシンハリ人と誤解したことからごたごたが始まったのだと思う。きっとスリランカを検索するとシンハリ人と出て来たのであろう。彼の友人に訊ねたらところ、彼はシンハリ語は全くわからないというわけではないが、ほとんど理解できない程度、やさしいゆっくりした英語ならわかるということだった。こういうケース、たぶん僕のほうが詳しいので、一切、任せてもらいたい。PCR検査を行ったのは32人中28人、さらに簡易抗原検査が1人。すごい日だった。午後1時にクリニックを閉め、午後2時から午後5時まで休日夜間急患診療所のインフルや新型コロナの抗原検査の当番へ。3時間で検査を受けたのはわずか3人、いずれもインフルも新型コロナも陰性。患者そのものが25人程度だった。
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2021年01月02日

令和3年1月2日土曜

海外渡航と発熱患者だけ受け入れるつもりでいたが、朝、クリニックにやってきた直後の7時半ごろ、電話の着信があり、受話器を取ってみたら、英語で「きょう、診てもらえますか?」とのこと。どうしたのですか?と尋ねると、おなかが痛いという。発熱はないとのことなので、9時から10時の間に来てもらうことにした。海外渡航のナイジェリア人のPCR検査を6人済ませたころに現れたのはインド人男性31歳、近隣のA市からだった。食事をする前に痛い、食べるとすこしよくなる気がすると言う。これだけなら胃酸が高い状態、十二指腸潰瘍を疑うが、痛いところを触ってもらうと、「朝はこっち、今はこっち」とおへその周りや、左右の下腹部を指さす。一昨日、A市内の医療機関を受診したところ、この薬をもらいましたが、内服しても効果がありませんと言いながら、見せてくれたのはネキシゥムとイルソグラジンだった。消化性潰瘍を疑ったのだろう。どういう病気を疑うと言われたのかと訊ねたら、日本語がわからず、説明が全くわからなかったと教えてくれた。ベッドに上がってもらい腹部の触診、聴診を行うと、腹鳴が亢進している。所見から考えられるのは急性感染性腸炎だろう。下痢をしていなかったかどうかを尋ねると、腹痛が始まった22日ごろには水のような下痢をしていた、現在は下痢はないとのことだった。食事について尋ねると、食欲が落ちたことはあまりなく、ずっといつものように食べていたと答えてくれた。インド料理だからカレー?と尋ねるとそうだとのこと。インドのカレーは高カロリー食だ。これは感染性腸炎に罹患したあとの食事療法がうまくいっておらず、長引いているだけだろうと推察した。痛みも強弱強弱するというので、これまでの話を英語で説明、食事療法について説明、最後に腹痛時のためにスコポラミンを処方して終えた。元旦は帰国するナイジェリア人6人を含めて、外国人の受診者は10名、受診者総数は18名。海外渡航のほかにPCR検査は発熱患者が5人、無症状の濃厚接触者が4名、いずれも結果はきょうの早朝に判明する。最後にやってきた男性は発熱してすでに3日を経過しているので簡易抗原検査を行ったところ、速攻で陽性反応。発熱センターに彼が相談したのが31日の夕方、同センターから当院に受け入れ打診があったのが1月1日の午前11時ごろ。同センターへの電話問い合わせが急増して対応が遅れているそうだ。また近隣の保健福祉事務所から陽性者についての問い合わせあり、その時に「前日、陽性で発生届が出された人について30人には当日連絡できず、本日に積み残した」と教えてくれた。陽性者が早く早くと自宅で指示を待っているのに、それが翌日になってしまうとは・・・患者や濃厚接触者の急増で発熱センターの機能も保健福祉事務所経由の機能もオーバーフローですでに崩壊していると言って過言ではないだろう。対策は2つ、一つは二類感染症に指定されているために発生する法的に行わねばならないことのうち、必要ないことを省くこと、さきほどの発熱センターの件やとくに保健福祉事務所の件だ。二類感染症を外してインフルエンザと同じ五類感染症とすることで解決するだろう。もう一つはワクチン接種を可能な限り、急ぐことだろうと思う。
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2021年01月01日

令和3年1月1日金曜

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。昨日の大晦日、10人にPCR検査を行い、この結果は今日、あと1時間ほど、午前8時半には判明する。そのほか、発熱して数日を経過した人に限定して早く診断をつけるために簡易抗原検査を行った人が3名、そのうち2名は陽性ですぐに保健福祉事務所に新型コロナの発生届を提出した。外国人の受診は12名、渡航のための来院やタイ人、アルゼンチン人など通常診療していると勘違いして訪れた人もいた。横浜の保土ヶ谷からやってきたフィリピン人女性41歳、数日前から発熱。昨日、近くの医療機関を訪れたところ、医師かいないとか、外国語での対応はできないのでほかに行ってくれと言われたと、なんだかよくわからない。新型コロナの簡易検査を行ったが、陰性、中に入ってもらって採血したところ、白血球数は25000を超え、CRPは器械で測定不能と出る。熱は39度、その割に苦痛感がなく、スタスタと歩き、スマホを見ている。細菌感染を疑った。痛みが右の季肋部にあり、胆のう炎を疑ってエコーを行ってみたが、胆のう自身がよく見えない。近くの民間病院に連絡し、受け入れてもらった。昼近くに韓国人の患者が、こんな時期に働いてくれてありがとうと韓国料理の惣菜を持って差し入れに来てくれた。30日にも、29日にも日本人の患者がわざわざお菓子を持って激励に来てくださった。物をいただいたからうれしいのではなく、地域の人たちの心に感謝。
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2020年12月31日

令和2年12月31日木曜

30日の診療、午前9時から午後1時の結果は・・・患者総数12名、うち新型コロナ検査施行は10名、PCR検査が9名で簡易抗原検査が1名、PCR検査9名のうち、海外渡航が6名、有症状者が3名で全員が県の発熱外来からの受け入れ依頼者。簡易抗原検査の1名も有症状者で結果は陰性、インフルも陰性、右の耳下腺から頸部の腫れを考えると、いわゆるおたふくかぜではないかと思った。外国人は4人、海外渡航の6人のうちの3人。バングラデシュに帰国する青年と夫婦でパラグァイに帰国する2人。パラグァイに帰国する2人はほとんど日本語が話せず。ブローカーっぽい日系人の若くはない男性がついてきたが・・・明日帰るので検査してほしいと電話がかかってきたのが、11時半すぎ。どこにいるのかと尋ねると隣のF市だという。海外渡航の方には10時までに来てくれるよう、予約の段階で話してあるのだが、「飛び込み」なので話せていない。検査会社がPCR検査の検体を受け取りに来るのが12時半の約束。フライトは明日の午後だということで、12時半までに検体を提出しないと明日の朝までに文書の作成もできない・・・ということは搭乗できないことになる。やきもきしているうちにそれらしい3人がやってきた。見るとあかちゃん連れ。あかちゃんにはPCR検査と書類はいらないのか?と尋ねてくる。こういうことは国ごとに異なるので、大使館に事前に連絡して確認してくれないとこちらではわからないと話す。するとあかちゃんには何もいらない、だいじょうぶ、そうじゃない?とブローカー的男性が言う。だからそれはこちらではわからないってと話す。PCR検査が不要でFIT TO FLYの書類は必要なのか、それとも両方不要なのかがわからない。言われるがままに両親の検査だけ行った。ここでまた問題、父親のほうがパスポートを持ってきていない。内容だけ記載しておくので、明日見せてくれたら転記するからと話した。さらに問題が・・・費用を持ってきていないとのこと。やむをえず、ATMに行ってもらい、帰ってくるまで待つことにした。県の発熱センターからの紹介患者の一人がフィリピン人、発熱センターには代理の人間が電話したらしく、同センターからは「日本語はだめ、英語も片言、タガログ語しか話せない人を受け入れてくれるか?」と言われた。もちろんOK。それらしい人物からその直後にクリニックに電話があり、フィリピン人スタッフがタガログ語で対応、車でやってきた。クリニックの前に停めてもらい、発熱している女性の鼻咽頭から検体採取。車内にはご主人らしいフィリピン人にお子さんが二人。あれでは母親が陽性なら全員感染しているだろう。生理の直前の下腹痛がひどくなってきたというフィリピン人女性を市内の女性婦人科医師に紹介した返事が返って来た。やはり疑い通り、大きな卵巣嚢腫と子宮内膜症とのこと、年明けに近くの公立病院を受診するように紹介状を書いたとの記載があった。強く子宮内膜症を疑ったのだが、性行為のときに痛みがひどいか?という質問をすべきところ、できなかった。その理由はフィリピン人女性のほとんどはカソリックのクリスチャンであり、そういう質問を医師である僕とふたりきりではなく、同じフィリピン人女性であるスタッフと看護師の前で受け、回答を迫られることは彼女にとってきっと恥辱にちがいないと僕が先回りして考えたからだ。人払いをして質問したかったのだが、英語がいまいちでフィリピン人スタッフの力を借りなければ意思疎通がむずかしかったから。医師としては失格かもしれない。
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2020年12月30日

令和2年12月30日水曜

新型コロナのPCR検査を行った中国人男性、陰性だった。よかった。月曜に帰国のためにPCR検査を行って陰性を確認して英文の書類をしたためたパキスタン人が4人、二人ずつが友人で2人は午前9時に書類を受け取りにやってきた。フライトはドバイ経由で夜とのこと、できるだけ早く受け取って成田に移動したいと言っていた。残る2人がなかなかやってこない。前日、9時から10時の間に来てほしいと話していたのに・・・29日は午後1時までしか診療していない。いつものように午後5時と誤解し、1時以後に来るのではないかと心配になった。彼らが来るまでクリニックの中で待つなどというサービスは考えていないし。そうなると最悪、渡すことができなくなり、飛行機の搭乗できなくなってしまう。やむをえず、こちらから彼らのうちの一人の携帯番号に電話して、早く受け取りに来るよう、促すことにした。フィリピン人スタッフが電話したところ、「一人は帰国するが、もう一人は個人的に理由で帰国しない」と言っていると教えてくれた。個人的な理由で帰国しないとは・・・その彼は前日、唯一、パスポートを持って来なかった人物で・・・なにやらそれが帰国しなくなったことに絡んでいるような気がした。驚いたことにしばらくして二人分の書類を受け取りに現れたのは「帰国しなくなった」と話した男性の方であった。よくわからないことだらけ。午後1時で終了なのに15分ほど前に胃が痛いという米国人が横浜市戸塚区からやってきた。こんなに遠くまで来なくても、ほかに診てくれるところがあるはずなのに・・胃が痛かったのは数日前、それがしだいに右下腹部に限局してきているという。急性虫垂炎の経過とよく似ている。急性虫垂炎で痛くなる典型的な部位を押してみたが、痛みではなく不快感だとのこと。白血球数は8000台、CRPは3.2、以上から急性虫垂炎を否定できず、抗生剤を処方した。経過を見ようにも遠方すぎる。やってくるのに時間がかかるし、痛みが強くなれば来院自体、無理だろう。だからこそ、いつも言っているが、外国人も地域の中で診てほしい。
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