25日クリスマスの日、受診患者総数は76人、うち外国人患者は13人、17.1%を占めていた。国籍別ではフィリピン8人、韓国2人、ペルー、モンゴル、タイ各々1人。
保険別では社保9人、国保3人、生活保護1人。
フィリピン人男性67歳、数年前に「死ぬような」大病をして、緊急手術になり、一命をとりとめたのに・・・元気になると診察がいや、薬だけ欲しいとなってしまう。彼の「元気」が続くためには節制もしてもらわなければならず、苦いことも言わねばならない。それはそれで理解してくれているようなのだが、それは伴わない行動に出る。悲しいことだが、医師として言うべきことはいい、それでもどうしても言うことを聞いてくれず、結果としてあまり想像したくない方向に体調が推移したとしても、やむをえないことと自分に言い聞かせる。
韓国人女性68歳、いつもは高血圧で通院してくれている。最近、身近な女性が突然、がんで亡くなったと聞いてショックを受けて来院。いつもの診察を受けた後、腫瘍マーカーの話を持ち出してきた。自費でいいから腫瘍マーカーの血液検査を受けたいと言う。本気なのか、確認してみたし、腫瘍マーカーがすべてがんの状態を正確に反映するわけでもないことも話した。それゆえ、がんの診断方法としては決定的とは言えず、それで保険診療に制限がかかっていることも説明した。そのうえで再度、受けたいかどうかの意思を確認したが、受けたいとの返事。主な7つ程度の腫瘍マーカーの採血を行った。
フィリピン人女性26歳、腹痛で来院。朝は吐き気が少しあったが、パンを食べてから腹痛が強くなったとのこと。聞けば排便は毎日あるが硬く、でも今日は水っぽくはないが、軟便であるという。感染性腸炎と診断した。彼女に仕事を訊ねてみると、技能実習生の世話をしているという。東京の会社で、フィリピン人、ベトナム人の技能実習生の「管理」をしていて、ストレスが多いとのこと、過敏性腸症候群の可能性もゼロではないと考えた。ふらふらすることがあるとのことで眼瞼結膜を見ると、やや貧血気味を疑わす淡いピンク色、そこで末梢血を見るために採血を行おうとすると、納得して「受けます」と答えたのに、涙あふれてどうなるかと心配になったが、無事に採血終了。Hbは11.9で貧血は認められなかったが、白血球数は8400とやや高い印象を受けた。今回は過敏性腸症候群は否定できそうだと思った。中学から両親と日本にやってきて日本語も覚え、タガログ語は忘れないようにしていると、生きていくための大きな武器になるのだと改めて感じた。
2025年12月26日
2025年12月26日金曜
posted by AMDA IMIC at 10:13
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