9月20日の土曜日、患者総数45人、うち外国人は13人、全体の28.9%だった。
国籍別にはフィリピン4人、中国2人、インド、ネパール、ベトナム、ドミニカ、USA、パラグァイ、ペルー各1人。
保険別では社保9人、国保2人、自費2人であった。
中国人男性23歳、前々日から具合が悪く、発熱と咳、痰あり。市販薬を内服していたが、よくならないと来院。説得して新型コロナ簡易抗原検査を施行して陽性だった。コロナもインフルエンザも陽性者が中途半端な高止まりしている印象を受ける。
ネパール人女性28歳、前日にめまい、頭重感、疲れやすさを訴えて来院、最高血圧が100以下だった。低血圧のためと思ったが、念のために肝機能他、採血を行った。しばらく待合室で待っていたようだが、もうこれ以上待てない、もっと待つなら帰ると言い出したと受付から連絡があった。待ち時間はそんなに長くなく、ごく普通、いや普通より空いていたと思うが・・・大原則は身体上、待てない理由がある方以外は同じように待っていただくことだ。外国人も日本人も皆、平等に同じように待っていてくれる。検査結果は知らせないといけないと思うし、順番の問題もあるしと思ったが、前日診察したのが僕ということもあり、院長の診察をはずして僕が対応、説明して一番つらいというめまいについての内服薬だけ処方したが・・・なんだか釈然としなかった。
ペルー人男性50歳、胃がん検診の内視鏡検査で来院。見ると保険がない。もちろん不法滞在などではなく、会社を転々とし、その間、国保に加入しないので、無保険になっている。いや、正確にいうと無保険に自分でしているのだ。内視鏡はがん検診で負担なく行うことができても、生検を採取して、病理学的検査にまわすとすべて自費診療になってしまう。何度も注意しているが、馬の耳になんとやらを覚悟で再度、注意した。大きな病気に罹患した場合、どうするつもりなのだろうと不安になる。彼を受け入れた医療機関が医療費の未納を抱え込むことになりかねないから。
2025年09月22日
2025年9月22日月曜
posted by AMDA IMIC at 08:58
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