冷たい雨が降り続いた3日火曜日は全体の患者数が43人、そして外国人患者は9人(20.9%)だった。
フィリピン人男性37歳、咽頭痛で来院。日本の公的保険を所持していない。といって不法滞在でもなく・・・仕事が変わって社保が使えなくなり、すると国保に加入しなければいけないのに手続きをしていない。このようなケースは少なくない。すぐに仕事が見つかると思い、一時的な国保加入をしないのか、掛け金を払うのがいやで入らないのか、そもそも社保をやめたら国保に加入しなければならないということを知らないのか?だれか、教えてあげて欲しい。わが国では公的保険に加入する資格がある人は加入する義務があるということを。好き嫌いの問題ではないのだ。
フィリピン人の男児10歳、そしてフィリピン人の男児14歳が発熱。咽頭痛で来院。まったく別の家族で知り合いでもない2人。家族での長期在留が「普通に」見受けられるようになったとつくづく感じる。
ナイジェリア人男性が2人。58歳の男性は生活習慣病で、40歳の男性は頭痛で来院。後者の男性は背中が痛いというフィリピン人男性といっしょにやって来た。仕事が同じ解体業者に勤務しているのだという。解体業に従事している外国人男性、外国人女性はよくやってくる。日本人が就職を避けるような仕事は本当に多国籍の人たちで成り立っているのかもしれない。
ベトナム人女性27歳、水疱瘡で受診歴があり、傷病手当金の申請書類を書いて欲しいと来院。彼女が休んだので書いて欲しいという期間は、医学的にはおよそこれぐらいだろうという期間を超えての期間、こればかりは一回しか来院していない人には書きにくい。事実かどうかの判断材料がない上に、過去に「もういいよ」というのに仕事に行かない、行けない人たちをたくさん見て来たからだ。長い期間を書けば書くほど、手当金が高額になるので、ますます懐疑的になってしまう。このあたりの説明をベトナム語で行わないと、本人も納得しないだろうと判断した。ベトナム人スタッフに電話、理由を説明し、こちらが患者に説明したいことを書き送り、ベトナム語に訳して返送してもらった。この文章を本人に見せて納得してもらった。
2025年06月05日
2025年6月5日木曜
posted by AMDA IMIC at 13:32
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