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2025年06月02日

2025年6月2日月曜

5月最後の31日土曜日も土砂降りの雨。それでも外国人患者数は14人、患者全体で54人だったので、全体の25.9%を占めていた。
 その中に来るはずの外国人患者二人の姿はなかった。1人はタイ人女性、2日前に脳梗塞が心配とやってきた人だ。院長が診察したが、詳しい話を正確に聞きたいし、正確に診察したいのでタイ語の通訳スタッフが来てくれる土曜日に来院をと約束して帰ったはずなのに・・・来なかった。まあ、症状が良くなってくれていたのならいいやとも思うのだが・・・
 もうひとりは10日ぐらい前にやってきたタンザニア人の女性。血液検査の結果も話さなければならないし、内服してもらった薬の効果も知りたいし、それが今後の彼女の治療にもつながると思っていたのだが・・・土曜日には来るはずが来ない。血液検査を受けておいて、その結果が気にならないというのが不思議に思える。実はこの彼女、「前科」がある。2年ぐらい前にやってきた時にも初診で薬を処方、採血を行ったのに、結果を聞きにも来なかった。開業したての頃の僕なら、この患者は僕のことが嫌いなのだろうか?とか病気が悪化していたらどうしようとか悩んだものだが、今はそんなことはない。来ない理由がいい加減であって僕が嫌いというわけではないこと、もっと悪くなったら必ずやってくることを知っているからだ。いずれにしても感情移入はよくない。医師としてキチンと説明は行うこと、これが大事で、それを守ってくれるかどうか、守ってくれない場合の責任は本人しか取れないからだ。
 たしかにこのようないい加減な受診行動は日本人より外国人に多い印象だ。でも31日の特定健診を予約してくれていたペルー人女性83歳は家人が付き添ってきてくれた。また、胃がん検診で内視鏡検査を予約していたフィリピン人男性60歳も時間通りに来てくれた。
 こういう人たちのおかげで僕の気持ちも救われる。
最後に・・・本日の午後8時からのテレビ東京の「主治医が見つかる診療所」で当クリニックが二回目の登場となる。1年半前頃の前回は話の中心が僕、今回は院長継承に焦点が当たっているらしく、院長が主役、僕は脇役のようだ。
posted by AMDA IMIC at 08:54 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)