17日の患者総数は48人、久しぶりのどしゃぶりでそれが患者数に反映されていると思う。外国人患者は11人、全体の23%を占めた。
国籍別にはフィリピン人5人、スリランカ人2人、米国人2人、ナイジェリア人、ベトナム人各1人。
保険別には社保加入者が8人、国保加入者が2人、我が国の公的保険に加入していない人が1人であった。
フィリピン人男性72歳、特定健診を予約していたが、この土砂降りの中、予定通りに来てくれるかと気をもんでいたが・・・時間通りに来てくれた。当たり前といえばそれまでだが、感謝。
フィリピン人男性45歳と44歳の2人、同じ会社の検診で胸部レントゲンの異常を指摘されて来院。二人とも日本語で書かれている検診結果をまるで理解していない。なにしろ、どこかが悪いらしいから医療機関に行かなければならないと理解している。胸部レントゲンを撮影し、異常なかった。ほっした顔で帰って行った。
ベトナム人女性19歳、子宮頸がんワクチン接種を希望して来院。接種を行った。いつも書くのだが、子宮頸がんワクチンの接種を希望してやってくるベトナム人の若い女性が本当に目立つ。一事業所の実習生とは思えない人数で・・・複数の事業所の実習生の間で情報が共有されているとしか思えない。
不思議なケース、米国人男性は日本の公的保険への加入はなし。お子さんと思われる1歳の男児は国保に加入、男性の奥様とおぼしき日本人女性は国保に加入している。これは全くの推察だが、二つのケースが考えられる。大前提としてこの男性、不法滞在ではない。第一のケースは短期滞在で日本にやってきたかもしれないということ。奥様とお子さんは仮に米国からいっしょに里帰りしたとするなら日本の国保に加入できても、この男性は加入できない。のケースは男性が米国で民間保険に加入しているため、本来、日本の公的保険に加入できる中長期滞在にもかかわらず、男性だけ加入していないというケース。
以前は拝見した英語学校の先生も第二のケースだった。こういうケースの人は少なからずいると思われる。僕自身、何度もこのような人を見つけては注意したことがある。
はっきり言ってしまうとこういうケース、我が国の公的保険に加入する資格を有している人は海外で民間保険に加入していようとも我が国の公的保険への加入は法律で義務とされているので、法律違反となる。ただし、違反しても罰則がない違反なので、こういう人が後を絶たない。わが国の外国人に対する施策が結果的に抜け穴だらけになっているという典型例だろう。
2025年05月19日
2025年5月19日月曜
posted by AMDA IMIC at 09:06
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