19日の土曜日の患者総数は56人、うち外国人患者は19人、33.9%だった。やはり土曜日は3人診察するとひとりが外国人という状況、多く感じるはずだ。
国籍別にはフィリピン人9人、ベトナム人3人、ペルー人2人、ネパール、ドミニカ、アメリカ、タイ、スリランカ各1人だった。
小児が3人いて、内訳はネパール人女児11歳、スリランカ人女児0歳、フィリピン人女児1歳。全員両親とともに在住していて、すでに我が国も移民国家に近い状況であることを示している。それが政策の結果だとするならば現実を受け止めて、現実に即した対応を整える義務が政治にはあると思う。そうでないと混乱を末端の民間で支えなければならなくなる。
ベトナム人の3人のうち、二人はご夫婦。ご主人の兄弟に肝臓がんが2人いて1人は死去。1人は現在、ベトナムで抗がん剤治療中らしく、原因はB型肝炎とのことだった。そのご主人の希望で採血した結果がHBs抗原陽性。今回、彼の採血はα-Proteinなど肝臓がんの腫瘍マーカーを見るため。奥様はs-GOT 、GPTがやや高値と検診で指摘されて先に来院。ご主人のことを当時は知らなかったので、HA抗体だけ調べてみると陽性だったためにベトナムに住んでいたころにA型肝炎の既往があるのだろうと推察した。再検したGOT,GPTの数字は正常範囲に収まっていて、肝機能庇護剤も必要ないだろうと話していたのだが・・・ご主人のことがあり、彼女もHBs抗原検査のために戻って来てもらった。
いい結果が出るように祈りたい。
2025年04月21日
2025年4月21日月曜
posted by AMDA IMIC at 09:03
| TrackBack(0)
| (カテゴリーなし)