15日火曜日の患者総数は43人、これぐらい少ないとすぐに経営のことが心配になる。新型コロナがほぼ終息したこの3年ぐらい、物価は恐ろしく上昇し、人件費も最低賃金がたびたび上がっている。ところが、医療機関のメインの収入である保険点数はほぼゼロ回答に抑えられており、また市町村からの委託であるがん検診や特定健診、各種ワクチン接種代等の費用は僕が開業した35年前とまったく変わっていない。さらに介護申請書類の作成費用は制度が始まって20数年経過するだろうか、一度の値上げもない。医師会から要求しても予算がないと断られるのだ。医療事務をやめてスーパーでレジ打ちをする人もいると聞いたが、こんな話は例外ではない。こんな中で医療を行っていると、いずれ、医療機関も外国人労働者を通訳としてではなく、事務として雇わざるをえなくなるかもしれない。それによって医療機関の国際化が進んだら皮肉な話だ。
43人のうち外国人患者は8人、18.6%を占めていた。国籍別にはフィリピン人3人、カンボジア人、中国人、韓国人、アルゼンチン人各1人。中国人はゼロ歳の女児の予防接種。本当に家族での日本滞在者が増えて来たと実感する。
2025年04月17日
2025年4月17日木曜
posted by AMDA IMIC at 09:33
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