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2025年04月01日

2025年4月1日火曜

このところ、天候も暖かく、新型コロナもインフルエンザも流行しておらず、がん検診も特定健診もなく、一番「ひまな」時期といえよう。
 総患者数も45人、これでは経営は成り立たない。外国人患者総数は10人、22.2%を占めていた。
 国籍別ではフィリピン人6人、アメリカ人、パキスタン人、スリランカ人、インド人各1人。
 パキスタン人男性26歳、母国の運転免許証更新のための書類を作成して欲しいと来院。大使館に提出するのだという。書類を読んでみたが、もちろん全部英文。わかりにくいところもあったが、書けるだろうと判断して受付に受け付けてよい旨、伝えた。問診が主なのだが、血液型を書き込む箇所がある。採血をしなければならないことを伝えると、別の証明書らしきものを見せてくれた。血液型のところにAB型、ve+とあり、このve+の意味がわからない。このAB型というのも信じてよいものか、考えた結果、血液検査を行うことにした。それを含めた費用の話もして納得してもらい、問診と採血を行った。ve+というのはきっとRh+という意味ではないかと推察するのだが、いろいろ調べてもわからなかった。
 海外の書類にはこのように記載方法や検査方法がわが国のものとは異なることがある。ときどき、見かけるのはアメリカ人に依頼される視力検査の書き方。これが日本とは異なるので、こういう方は眼科専門医を受診してもらう。そして聴力の記載が日本とは異なることもアメリカ人にはある。
 このように検診を依頼された場合は書類を問い合わせ時にファックスしてもらうか、持参してもらい、どのような方法での記載が求められているのかを確認し、それから受け入れるか否かを判断すべきだ。
posted by AMDA IMIC at 16:08 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)