この一週間目立つのは保険を持たない外国人患者の存在。彼らは決して不法滞在などではない。きちんと仕事をしている人たちなのだが・・・転職の間、通常は期間があいて無保険になりうるなら国保に加入するのだが・・・しない。結果として自費診療になってしまい、「いつもとはちがう」大きな金額を医療費として支払うはめになる。何度か、僕自身からも国保に加入するようにと注意をしたことがあるのだが、結果としては全くうまくいっていない。こういうことは会社をやめる時に、会社側から彼らにきちんと話して欲しい。現場を見ているわけではないので、そのような説明を会社側が行っているのかどうか、定かではないが、彼らがつとめているような中小企業では福利厚生の専門職がいるとは思えない。なんとかならぬものか。
タイ人女性57歳、一週間ほど前から肛門が痛い、なにか出てくると言う。直腸肛門診では想像していた外痔核や内痔核の突出はなく、肛門部が狭くなっているような印象を受けた。過去に痔核の手術を受けた人でこのように狭くなることがあるので、尋ねてみたが、痔核の既往はなし。便も硬くないという。とりあえず痔核用の坐薬を処方して様子を見ることにした。
ペルー人男性61歳、腰が痛いと来院。別件もあり、近くの公立病院へ紹介したのが一週間前。CTで上行結腸の壁の肥厚を指摘され、精査を勧められたが、断って帰ってしまったと先方から連絡があった。彼は日本語がほぼ買い物できる程度、話が理解できていないと判断してこちらから電話して呼び出した。CTの結果と考えられる疾患、がんも否定できないことなど、スペイン語をメインにして説明したところ・・・ 大腸内視鏡検査を受けることに同意してくれた。再度、彼の意思を文書にして先方に持って行ってもらうことにした。
イギリス人女性31歳、咳、痰は少々、熱がなく、咽頭痛のみあり。付き合っている男性が溶連菌感染症と診断されたので自分もそうではないかと来院。発熱が全くない溶連菌感染症もおかしなことと思ったが、その男性も発熱はなかったとのこと。溶連菌検査はやはり陰性、新型コロナも陰性。通常の風邪として処方した。
2025年01月24日
2025年1月24日金曜
posted by AMDA IMIC at 11:01
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