11日の土曜日、外国人患者数は16人と土曜日にしては少なかった。
韓国人女性74歳、大和市胃がん検診で9時より上部消化管内視鏡検査を予定していた。時間を守って来院してくれたが、前日から「風邪」を引いていて、熱はあまりないが、咳と咽頭痛があるという。発熱がない新型コロナはやまほどいるし、インフルエンザも予防接種を受けている人については発熱していないからちがうとは言えない。まずは新型コロナとインフルエンザの抗原検査をクリニックの外で行うと話したら、本人も「そう、思っていた」とのこと。結果は陰性、3か月後に来年度のがん検診が始まるので、検査はそれまであとまわしとすることで合意、現在の症状の内服薬を処方して帰宅していただいた。
イタリア人女性34歳、県央のA市から来院。一か月ぐらい、咳等呼吸器症状に悩まされているという。本当に一か月前から「まったく同じように」続いているのか、一度は良くなったが、またしばらくして悪くなったのか、話を聞いてもはっきりとはしないために新型コロナとインフルエンザの抗原検査を施行、結果は陰性。風邪が遷延していると考えた。現在、妊娠3か月とのことなので、ごく一般的な薬だけを処方した。
アフガニスタン人女性24歳、彼女自身は母語のパシュトン語以外は英語も日本語も話せないため、同じアフガニスタン人のご主人が英語との通訳を務めてくれる。かなりひどい便秘ということで来院したのが3か月ほど前。酸化マグネシュームでは全く改善が認められず、先月、アミティーザに変更してみた。すると、「少しはよくなっている」ということなので継続とした。最後に話がひとつあると言うので、聞いた。すると、いま、5歳のお子さんが生まれた直後から前頭部の脱毛が始まり、いま1歳になっていない赤ちゃんを産んだ直後から輪をかけて脱毛がひどくなったとのこと。出産後のホルモンバランスの変化で脱毛がおこると聞いたことはあるが、これについては近くの公立病院の皮膚科を受診してもらうことにして情報提供書を書いた。
フィリピン人は12人で、26歳の男性だけが新患。腹痛で来院。症状から過敏性腸症候群と診断して、薬をしばらく内服してもらうことにした。
2025年01月14日
2025年1月14日火曜
posted by AMDA IMIC at 13:10
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