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2024年11月09日

2024年11月9日土曜

 子宮頸がんワクチン接種希望で19歳、ベトナム人女性来院。シルガード接種。実習生の半数は彼女のような若い女性だ。このような若い女性が皆、無料で子宮頸がんワクチン接種を受けると、かなりの予算になるはずだが、彼女たちにとってはすばらしいことだろう。
 韓国人女性67歳、来院。つい数日前に内視鏡検査を予定していたのに、来なかった。忘れていたのだろうと思うが、この件に関して彼女は何も言わなかった。完璧に忘れているのだろう。
 ペルー人男性60歳、血圧が高い。150/80。降圧剤をきっちり処方しているのに・・・聞けば。この数日は薬がなくなってしまい、内服していないとのこと。仕事で忙しいのだろうが、一番困るケースだ。めげずに毎日内服する意味を説明した。一か月前から右の腰背部から大腿にかけて痛みがあるとのこと。整形外科受診を勧めた。
 タイ人女性48歳、肺がん検診で来院。胸部レントゲン写真ではとくに異常なしと診断した。経営しているお店の件なのか、個人の問題なのか、不眠を訴える。内服薬を処方した。
 フィリピン人女性58歳、いつもの診察を終えたところで、「ドク、相談がある」とのこと。聞けばフィリピン人在住の自分のいとこについてだった。彼は日本人とフィリピン人のハーフで日本の永住権を持っているという。フィリピンで医師として働いているのだが、ここで働けないか、医師のアシスタントでもいいというような内容だった。結論から書くと・・・お断りした。まず、僕のクリニックではスタッフの数としては足りているということ、そして都内でも外国人患者の増加につれて、通訳者として雇いたい医療機関はあると思うが、彼はずっとフィリピンで育ったために日本語は全く話せないそうで・・・すなわち通訳者として働くことは能力的にできないということになる。こう、話すと彼女は理解してくれた。
posted by AMDA IMIC at 08:58 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)