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2024年11月08日

2024年11月8日金曜

 5日火曜日にひき続き、7日木曜も19歳と20歳のベトナム人実習生が子宮頸がんワクチン接種のため、来院。本当によく、日本の予防接種情報をよく知っていると思う。
 フィリピン人男性31歳、肛門が痛いと来院。ときどき出血があるそうだが、便と血液は分かれて出てくるとのこと。肛門鏡でチェック、内痔核と診断し、坐薬を処方した。お酒が好きと言うので、今回の件が改善するまではお酒を飲んではいけないと話した。その際、痔核とは肛門部の静脈瘤のことであって、お酒を飲むと血液循環がよくなり、結果として静脈瘤が悪化、すなわち痔核が悪化するのだと説明した。このように何々がダメというのではなく、なにごとも理由を添えて説明しなければ理解できないだろうと思う。
 タイ人男性46歳、米軍基地内で働いている。どうしたのかと思ったら、インフルエンザの予防接種を受けたいとのことであった。接種を施行。
 カンボジア人男性63歳、発熱で来院。外で新型コロナとインフルエンザの抗原検査を施行したが、ともに陰性だった。20台の頃から彼のことは知っている。ひさしぶりで、先生、元気でよかったと言われた。
 タイ人女性65歳、高血圧で通院中。いつもの診察。体重が減らないようで、苦労している様子だった。
 アルゼンチン女性80歳、親族訪問でやってきて、すでに今回は1年以上日本に滞在している。日本の永住許可証を持っている長女は母親を返したくなく、母親も帰国したくなく、何度も入管に在留許可を申請している。申請のたびに一か月ずつ延長されているのだという。母親は高血圧をはじめ、病を抱えているが、日本でしか治療ができないということはない。医療費はすべて自費診療となっていて、長女にも負担となっているようだ。今回はとうとう、アルゼンチンから次女にあたる方が迎えにやってきたが・・・母親が帰りたくないという強固な意志を示しているとのこと。これにはどうコメントしてよいか、わからない。前回は9月の初旬に一か月分の薬を処方した。すでに二か月を経過していて薬は手元にはないはずなのに、「二日前になくなった」と長女が話す。「ちゃんと飲んでいるよ」と言うのだが、いったいどのように薬を内服しているのか、理解ができない。
posted by AMDA IMIC at 08:59 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)