インド人女性29歳、日本語が上手な同国人のご主人が付いて来た。ときどきだが、刺すような痛みが右の上腹部から背部、下腹部、大腿部にかけてあると・・・泌尿器系かと思い、検尿するが何も異常なし。念のために泌尿器科を紹介したが、昼過ぎ、担当医から何も異常がないと連絡があった。午後になり、戻って来た。インドに一時帰国した折に左の下腹痛で婦人科を受診したと、インドの医療機関での所見を書いた書類を見せてくれた。子宮本体と頸部には異常がないが、右の卵巣に小さな嚢胞があると記載されていて、CA125を定期的にチェックすべしとあった。女性の婦人科医がいる施設を紹介、そして腫瘍マーカーは画像診断でがんを疑ったときに初めて保険診療の対象となるのだということを説明しておいた。
ペルー人男性30歳、二日目前より40度の発熱、休日夜間急患診療所では新型コロナは陰性と言われたそうだが、その後も解熱せず。頭痛が強いうえに、神経内科専門の院長が診察して頸部硬直があると判断、髄膜炎の可能性があるとして近くの公立病院に連絡したうえで、行ってもらった。
韓国人女性59歳。痩せたくて、「やせ薬」としていま、話題になっている糖尿病薬を内服しているご主人からもらって内服していて・・・たしかに驚くほど痩せた。その後、数か月前に韓国に行き、ボトックスの注射としわをひきあげる手術を受けたと教えてくれたのは前回。その時も今回もマスクにつながったベールで顎から首まで覆ったものを付けていて、まるでイスラム教徒の女性を連想させる。ちらっと横から見えた印象から言うと、やせすぎてしわがむしろ目立つようになったのではないかということだ。以前はふっくら、いい意味で健康的に見えたが。何が彼女をして、美容医療へお金をつぎ込ませるのか、まったく不思議。理解ができない。
2024年09月10日
2024年9月10日火曜
posted by AMDA IMIC at 09:09
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