9日金曜日、午前中はゆっくりとした出足で、夏休みで人がいないのかと思ったら、午後はすごい患者数。たまたまだったのか・・・
フィリピン人のご夫妻、奥様は診察に、ご主人はなんだかんだと理由をつけて薬だけ処方をと言われた。実は次回は採血させてねとご主人に話しておいたのだが・・・これでこちらがめげてしまうと、場合によってはさらに半年以上、血液検査もなく時が進んでしまうということになりかねない。それでは困るので、次回は採血させてもらうからと奥様に話して同意をもらった。仕事の関係で2か月処方しているのだが、次回、食事をしてきてしまうと、その次は11月になってしまう。採血させてほしいのには理由があるのであって、いい加減な医療はしたくないのだが・・・
米軍基地から通院してくる70歳のご主人と68歳の奥様、生活習慣病での通院。日本の保険には加入できないので、自費診療。いつも英文の領収書を書いて差し上げる。彼らが加入している民間保険会社に提出して、払い戻しを受けるためだ。
フィリピン人女性49歳、いつもは高血圧の治療だが、今回は左前腕の脂肪腫摘出のため。局所麻酔し、切開、周囲を圧迫して難なく摘出したのだが・・・手術室に入るとフィリピン人スタッフがスマホを構えていた。フィリピンの家族に手術をラインビデオで「実況中継」するとのこと。さて、日本人の外科医の腕はどう評価されたのだろう? 10分かからずに縫合まで終わった。
そういえば7日の水曜日の夕方、スーパーの駐車場にいたら、旧知のバングラデシュのN医師からライン電話がかかって来た。あまりにも鮮明な声だったので、どこにいるの?と訊ねると、学会で日本に来ているとのこと。彼らしい。いつも来日するほんの数日前に連絡をくれるのだが、今回はやってきてからということだ。12月の22日に同国最初の高齢者医療施設、日本風に言うと特別養護老人施設のようなものだろうか、それをオープンするのでセレモニーに出席してほしいとのことだった。その直後に冬休みを予定したので出席はむずかしいかもしれない。バングラデシュの富裕層でも親の面倒をみない家庭が増えてきたのだろうか。
2024年08月10日
2024年8月10日土曜
posted by AMDA IMIC at 08:47
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