フィリピン人男性57歳、高血圧の診療のほかに、4か月ほど前から禿の治療としてフィナステリートの内服を開始している。こういう禿の治療については内服薬があるとは知らない人もいるし、本人が気にしているのかいないのかも未知数なので慎重に言葉を選んで説明をしている。内服治療もすべて自費になる。28日分の内服薬が自費診療10割の僕のクリニックでも8000円ぐらいはかかる。この金額の話もする。もう、10年近く前になるだろうか、初めてフィナステリートを使用した日本人男性がたった一か月でふさふさになったのを見て、驚いた。毛生え薬なんて眉唾物かと思い込んでいたが、こんなに効果があるのかと。今、定期的に内服している人はこのフィリピン人男性を含めて5人だと思う。共通しているのは内服して一か月程度で、なんとなく白髪が黒くなってきたような印象を受けるようになり、2か月で髪の毛自体につやが出てきたような外見となり、そして今回、フィリピン人男性の髪の毛は明らかに増えて来て、禿が目立たなくなってきていた。本人も喜んでくれている。
インド人女性37歳、前週に行った呼気テストの結果を聞きに来院。陰性になっていた。陰性の意味や今後のこと、そして今まで内服していたファモチジンをストップすることなど説明した。
フィリピン人男性48歳、痛風歴があり、フェブクソスタットを内服しているというのに、お酒が止まらないらしい。前月の採血結果で尿酸値が9.2、よくよく説明してフェブリックを増量した。
そしてフィリピン人男性66歳、数日前から突然、左の膝が腫れたとやってきた。見ると発赤がひどく、触診で熱感がある。白血球数やCRPなどの血液検査も行ってみようと思ったが、いずれにしても整形外科の医師の診察が必要と判断、近くの整形外科の診療終了時刻が迫っていたので、そのまま行ってもらった。後で連絡あり。白血球数も上昇しておらず、感染ではなく、痛風発作と診断したとのことだった。
ブラジル人女性17歳、発熱と呼吸器症状で来院。新型コロナの簡易抗原検査を行ってみたが、陰性だった。風邪として処方した。
ナイジェリア人男性48歳、いつもの高血圧の診察に来院。本人がなにやら言い出したので聞いていたら、保険証が紛失してしまい、新しい保険証ができあがって届くまで受診を控えていたとのこと。血圧は165/100、カルテを見ると、いつも一か月処方しているのに、前回の診察は6月はじめになっていた。薬を飲み切ってしまったのだろう。こういう律儀な人もいる。
2024年08月05日
2024年8月5日月曜
posted by AMDA IMIC at 07:40
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