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2024年08月02日

2024年8月2日金曜

 フィリピン人女性48歳、動悸がする、胸が苦しいと来院。脈拍を手で計測して動悸はなし。死ぬんじゃないかとあまりに心配しているので心電図をチェック。結果は不整脈なし、脈拍50/mだった。まったく異常がない。なにか心配事でもあるの?と訊ねると・・・フィリピンにいる母親や家族からお金を送れの電話が毎日あると話してくれた。たぶん、彼女が送るお金で生活しているのだろう。こういうケース、以前にはかなり見かけたが、フィリピンパブが廃れている現在、あまり見聞きしなくなったのに。夕方、別のフィリピン人女性がいつもの高血圧の診察にやってきたが、このフィリピン人女性のことを気遣っていた。ドク、彼女、胸が苦しいと電話してきたけど、だいじょうぶ?と。どうして知っているのか?と訊ねたら、同じフィリピンパブに務めていると教えてくれた。48歳になっても夜の仕事で働き、お金をフィリピンの家族に送り、そのお金が滞ったり、少ないと矢のような最速で、送らない彼女が悪者のような言われ方では心も折れることだろう。話し合いの末、安定剤等は処方せず、同様の胸苦しさがあれば、またやってくるように伝えた。
 フィリピン人女性61歳、前回、血圧が下がりすぎているので、少し「やわらかめ」の降圧剤を処方して2週間目。血圧が180近くになっていると来院。計測するとたしかに180/100だった。新たに降圧剤を処方し、トータルで今までと同じ処方内容にしたのだが・・・もともと理解力が低いうえに、自分の言いたいことを言いまくるタイプで、フィリピン人スタッフがタガログ語で伝えても、理解できていない様子。何度も何度も同じことを説明し、20分ぐらい経過してしまった。キチンと説明通りに内服してくれるかどうか、心配。
 ペルー人女性46歳、市内のサービス付き高齢者住宅に勤務中。職場にコロナの人がたくさんいるとやってきた。発熱、咽頭痛が前日からあると。新型コロナ簡易抗原キットで検査すると陽性。かなり落ち込んでいた。
posted by AMDA IMIC at 08:10 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)