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2024年06月03日

2024年6月3日月曜

 6月1日土曜日。この日から糖尿病、脂質異常症、高血圧の生活習慣病2を算定する患者について初回療養計画書を作成し、署名をもらうことが必須となった。ところが例として示されている用紙の内容項目が細かすぎ、さらに外国人患者については用紙の翻訳版さえないことから、口頭で説明することに・・・とてもじゃないが、診療時間中に説明しきれない。いずれ、形骸化していくだろう。それにしても不思議なのはマスコミの印象操作は恐ろしい。「医療費、初診料が〇%、再診料が〇%値上げ」と書いてある。ああ、医療費も上がったのかと読んだ皆さんは思ったことだろう。ところが、糖尿病、脂質異常症、高血圧が特定疾患からはずれて、そのために新設された生活習慣病2を算定しないと、その医療費は5月31日までの半額となってしまう。そして生活習慣病2を算定しても処方に関する項目の一部がなくなったり、算定できなくなったために、一か月に一回診察を受ける人で一回10点安くなる。そしていろいろと新設された項目のうちのいくつかは新設されても、現実には算定できないものだ。まるで絵に描いた餅で、このようなやり方は以前からもあった。僕の思うところ、結局は今回の改正はマイナス改定となり、医療機関の経営はさらに厳しいものとなるだろう。
 6月1日の外国人患者は20人、土曜日としてはごく普通。フィリピン人女性54歳、特定健診で時間通りに来てくれた。ドミニカ人男性63歳、職場の検診で尿酸値が8.8となり、来院。オーストラリア人男性23歳、脂質異常症が心配、前立腺がんが心配、皮膚がんが心配とやってきた。朝食を食べてきたため、当日の採血は数値が正確に判定できないと話して行わず。別の日とした。前立腺癌についてはPSAが正常でももっと詳しい検査がないかと言う。MRIがあるが、彼のように日本の公的保険に加入していない人では高額になると話した。いわゆる白人の人は紫外線のために皮膚がんの一つであるメラノーマになりやすく、オーストラリアでは少しでも皮膚に変化があるとすぐに皮膚科を受診するよう、広く教えられていると聞いた。こちらについては皮膚科専門医を受診するように勧めた。ナイジェリア人男性47歳新患。左の上腹部がえぐられるように痛いと話す。痛みに波があることはわかったが、いつから?と訊ねると、かなり前からと答える。広域保険がないため、うっかり内視鏡などの予定を入れることができない。痛みの性状を鑑みて、逆流性食道炎や胃潰瘍などではないと確信。過敏性腸症候群か、それに類似した疾患ではないかと疑い、とりあえず一週間分だけその処方を行った。
posted by AMDA IMIC at 09:06 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)