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2024年05月31日

2024年5月31日金曜

 昨日は午後から日本医師会外国人医療対策委員会に出席するため、駒込の日本医師会館へ。午前中に僕が拝見した外国人患者は8人。クリニックの診察風景としてはごく普通の毎日の光景。たしかに他の医療機関に比較して突出して外国人患者が多いとは思うが、いずれ、他の医療機関でも外国人患者の数は増えて来るだろう。8人の内訳はフィリピン人5人、中国人、インド人、ナイジェリア人1人。インド人、ナイジェリア人、フィリピン人1人の計3人は呼吸器感染症の症状での来院だった。いずれも新型コロナの抗原検査は陰性だった。インド人女性は横浜市の田園都市線沿線から来院。たぶん1時間程度かかるはず。来ていただくのはうれしいが、やはり住まいの近くで受診してほしい。また受診できる体制が整えられることを祈りたい。病気は基本的にはまずは住まいの近くで診てもらうことが一番だからだ。
 外国人医療対策委員会で委員の先生方の意見を聴いていると、外国人医療がすでに「特別な人のための医療」を考えるのではなく、日本に居住する人口の3%、4%を占める人たちに対する医療であるという共通認識ができていると判断した。また、家族とともに暮らすことがより許容される入管法の改正により、小児科から高齢者の医療、介護に至るまで、すべての分野で外国人に対する対応を考えなければならないという点も共通認識になりつつあると感じた。
 この委員会、1期2年の期限を終えた。たぶん、まちがいなく、新たな委員会がまた始まるだろう。僕自身、この委員会が現日医会長松本先生の肝いりで6年前に設立されてから3期6年続けて委員を務めさせていただいた。新たな委員会の委員に再度選ばれるようであれば、自分の職責を精魂込めて全うしたい。
 次の課題はこの外国人医療というものをごく普通の課題としていかに若い世代の医療者に伝えていくかということだろう。それすなわち、医学生や看護学生が教育カリキュラムの中で外国人医療を学ぶことができるようにすることだろうと思う。
posted by AMDA IMIC at 12:49 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)