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2024年05月28日

2024年5月28日火曜

 月曜日の割には外国人患者が多かった一日。
 朝一番、ピロリ菌除菌後の呼気テストを予定していたフィリピン人男性30歳からフィリピン人スタッフに連絡あり。やる気がなくなったから行かないと。こういうドタキャンが一番困る。早くわかっていたら、別の人の予定を入れることができたのに。たぶん、もう来ないだろう。午前11時を過ぎてから、「胃が具合悪い」というフィリピン人女性54歳来院。朝から何もたべていないという。午後にまわそうかとも思ったが、午後は午後で込み具合がわからず…準緊急で内視鏡検査を行った。ぎりぎり12時には終わった。結果は異状なし。とりあえず、いわゆる胃薬を処方。様子を見ることにした。僕が診た外国人は12人、ブラジル人の一人を除いて全員フィリピン人。12人のうち、呼吸器性症状を訴えての来院が4人、いずれも新型コロナの抗原検査を行い、陰性だった。
 昨日のニュースで読んだこと。山梨県がベトナム人実習生のために新たな保険制度を創設し、運用を始めると決めたとあった。目的は円安が県内になかなかベトナム人実習生が集まらないからだという。実習生は元来、日本の公的保険に加入できるはず。新たな保険制度の創設がなぜ必要なのか? さらに読み進んでわかった。実習生のための保険制度ではなく、母国ベトナムにいる家族のための保険制度だったのだ。家族が民間保険に加入するその費用を負担するということだ。現在、円安で実習生が円を母国に送っても現地通貨に換算すると目減りしてしまう。目減りした分のうち、家族の医療費を支援するという趣旨らしい。
 いったいどういう人たちがどういう知識で、このような制度を考え、それを実行に移してしまったのか、不思議、首をかしげざるを得ない。この保険制度の原資は県民の税金のはずだ。その貴重な公的なお金を数ある国の中の一つであるベトナム人実習生の、それも母国に居住している家族のために使うということは公平性から考えて、おかしいと疑問を投げかける議員の一人もいなかったのだろうか。なぜ、タイ?なぜインドネシア?なぜ〇〇国からの実習生向けにはこのような制度がないのか? 困っているのはどこの国からの実習生、研修生も同じ、いや県民の中にも物価高で困っている人はやまほどいるはず。僕の目には愚かな制度と見えてしまう。
posted by AMDA IMIC at 08:56 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)