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2024年04月27日

2024年4月27日土曜

 フィリピン人女性56歳女性、めまいがすると来院したのが前日。めまいは一瞬、朝のみ。どうしたものかと考え込んでいたら、今はこういう薬を内服していると見せてくれた。甲状腺機能をあげる薬、甲状腺機能を抑える薬、脂質異常症の薬と降圧剤、この降圧剤は副作用として脈拍を遅くする。動悸がある人などに使うことがあるが、腎機能にはあまりよくない影響を及ぼすのでそこらあたりを考慮して使わなければならない薬だ。どうして甲状腺機能を抑える薬とあげる薬を同時に内服しているのかが、わからない。タガログ語で訊ねても話してくれることに一貫性がなく、本当に同時にこれらを処方されているのかもわからない。しばらくするとポケットから別の降圧剤を取り出した。こういう「後だしじゃんけん」は混乱するばかり。詳しく訊ねると、別の医療機関でもらっているという。いまはめまいの話で一時的にこちらに来たのか、そうではなく、今後はこちらですべて診てほしいと思って来たのか、それが何度訊ねてもよくわからない。一度、今の主治医のところに戻り、今までの経過を教えてくれないと判断がつかないと話したところ、翌日さっそく再診にやってきたというわけだ。すでにめまいの件はどこかに吹き飛んでいた。情報提供書を読むと、たしかに甲状腺機能を上げる薬と下げる薬を同時に処方されていた。そして脂質異常症の薬のことが記載されており、降圧剤を処方していたとは書いてなかった。そのことを問うと、まちがいなく処方してもらっていたという返事。あっというまに情報提供書を書いてくれた主治医の手際よさを考えると、たぶん重荷でできればどこか、別の医療機関に行って欲しかったのだと推察せざるを得ない。まだ、薬が2か月分ぐらいあるので、次は採血しようかなどと話して帰ってもらったが・・・その後、考え込んでしまった。このような処方を行ったケースはないし、聞いたこともない。まずは甲状腺の専門病院で今後の治療について診てもらうべきで、その方が彼女にとってもいいことと思った。必要があれば高血圧の治療はこちらで行ってもかまわない。夕方、フィリピン人スタッフから彼女に方針を伝えてもらった。
 フィリピン人女性31歳、前日の検診の結果を受け取りに来院。問題はなかったが、BMIだけが25をはるかに超えていて注意を促した。
 アメリカ人女性52歳、受付で高血圧と脂質異常症の薬の処方だけでいいと話しているという。2か月前に採血を行っており、中性脂肪がかなり高値となっているので、本人と直接、話さねばと診察室に入ってもらった。血圧はよくコントロールされていた。中性脂肪が多い人のための食事療法を説明した。
 このところ、親族訪問でやってきて、血圧が上がったり、めまいがしたり、胃が具合悪いとか、簡単に健診をしてほしいというフィリピン人が目立つ。そういえば、逆に母国に戻って来たフィリピン人も目立つ。ミンダナオのジェネラル・サントスがふるさとというフィリピン人女性からいくつかおみやげをいただいた。心にかけてもらったことがうれしい。
posted by AMDA IMIC at 12:03 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)