フィリピン人男性61歳、短期滞在でやってきて先週、痛風発作で親戚の人たちが連れて来た。それから一週間・・・名前を呼んだら普通に歩いて入って来たので、はじめは人違いかと驚いた。先週やってきたときには親族の男性たちに抱えられて、足が床に付けないほど痛がっていた。コルヒチンとロキソプロフェンを一日3回で処方。戻ってからもほとんどベットですごしていたという。ここでやめるとリバウンドが来るときもあるので、まずは一日二回に減量して様子を見ることにした。あまりの治療効果に「まわりの」人たちがすごいすごいと言っていると教えてくれた。
ベルー人男性74歳、他の医療機関からの転院。前回の問診等でおよその経過はわかった。まだ1か月ほど前医からの内服薬は持っているそうだが、本日は血液検査。最新の状況を理解したうえで治療を始めたいので。
フィリピン人女性75歳、腎機能が悪く、透析中。先週、臀部の感染症がよくならないと来院。聞けばすでに膿が溜まっていたところは自潰し、膿が出たとのこと。その後も皮膚科で抗生剤を処方されていた。やってきた理由はまだしこりがあって座ると痛いとのことだった。感染が治癒する一過程で心配はないと話した。腎機能も悪く、抗生剤もこれ以上、使いたくはなかった。ただ、本人の希望が強すぎ、負けて前医とは異なる抗生剤を減量の上、5日分処方した。患部を見せてもらったが、前回来院時より色も通常に戻りつつあり、しこりも感じなくなってきた。本人にこれらを告げると、座ると少しだけまだ痛いと言う。経過は順調なので、これ以上の治療は現時点では必要なしと話した。ただし、粉瘤の可能性もあるので、もしそうだとしたら、再度、感染することもありうることを伝えておいた。
タイ人女性47歳、いつもの不眠症の薬を処方。前回来院から2か月近く経過しており、自分が寝られないときにだけ内服していることがよくわかった。いわゆる眠剤は薬のとりこになってしまう時があるので要注意だ。
2024年04月25日
2024年4月25日木曜
posted by AMDA IMIC at 09:31
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