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2024年04月05日

2024年4月5日金曜

 フィリピン人女性68歳、あまりにわがままと気まぐれ。内視鏡検査や特定健診の予約をすっぽかすこと三回。年齢のためだけではないだろう、理解力が低い。この半年、来なかった。ほっとしていたが、高血圧を始め、9種類ぐらい内服していて、どこかの医療機関に行っているのだろうが、その医療機関にも不義理を尽くしていつか戻ってくるのではないかと考えていた。そして昨日、彼女がやってきた。今回は花粉症・・・アレルギー性鼻炎のためにやってきたと言いながら、あの薬、この薬と始まった。いったい半年間、どこを受診していたのか、訊ねようとしたら、バックから現在、ある病院で薬をもらっているとお薬手帳を見せてくれた。そして僕の目が点になった。処方されている5種類の薬のうち、2種類は抗結核剤だ。県内某大学病院に3か月入院していたのは結核の治療にちがいない。落ち着いたので、近くの公立病院に逆紹介されたのだろうと想像した。本人に結核になっていたんだあと日本語で話してもわからず、フィリピン人スタッフがタガログ語で通訳しても、えっそうなの?ときょとんとしている。要するに病気、病状が理解できていないのだろう。
 インド人のご夫婦。消化管の具合が悪いと北隣のS市から来院。ご主人は腹満を訴え、診察の結果、まずはジメチコンを飲んでもらって様子を見ることにした。奥様37歳、胃から苦いものがあがる気がすると、食後に心窩部が調子悪いという。どうやら内視鏡検査をしてほしいと思って来たらしい。朝食を食べたとのことなので、昼は抜いてもらって午後3時から検査を準緊急で行うことにした。結果はピロリ菌が陽性。そしてごく軽度の逆流性食道炎。ピロリ菌の感染について説明した後、同意を得て除菌療法一週間を処方。帰り際に脂肪肝ではないかと怖がっているとご主人が言うので、奥様もご主人も次回、朝食抜きで来てもらって生活習慣病中心の採血を行うこととして、説明を行った。
 フィリピン人女性64歳、S-GPTが76まで上昇し、採血でHA抗体が陽性だったと昨日のブログに書いた人だ。結果を聞きにやってきたが、すでにフィリピン人スタッフから内容を聞いていて、顔が青ざめている。そこでA型肝炎に罹患したのは昔のことと説明したが、そんな記憶はないという。笑顔を作りながら、最後までまず僕の話を聞いてねと言うと、はいと笑顔になった。A型肝炎に罹患しても人によっては風邪症状程度で終わるので自分では気がつかない人もいるのだということ、B型やC型と異なり、将来、肝臓がんに罹患する可能性が高くなるわけでもないので、あまり検査をされないことも話しておいた。グリチロン配合錠とウルソを一か月分処方して、その後、採血をして比較してみることにした。
 ベルー人女性68歳、僕が新院長である娘にいろいろと電子カルテの使い方を指導されているのを見て、「へっへぇぇぇ、としよりになったね」とうれしそうに笑っている。はははと笑いながら握手した。
posted by AMDA IMIC at 08:58 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)